TOHOシネマズみゆき座

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TOHOシネマズ みゆき座

TOHOシネマズ日比谷 Screen13
TOHO CINEMAS MIYUKIZA
TOHO CINEMAS HIBIYA Screen13


TOHOシネマズ日比谷 Screen13がある
東京宝塚ビル
情報
正式名称 TOHOシネマズ日比谷 Screen13
旧名称 日比谷スカラ座2
日比谷みゆき座
TOHOシネマズみゆき座
完成 2000年
開館 2000年12月16日
開館公演ウーマン・オン・トップ
ペネロペ・クルス主演)
収容人員 108人
客席数 固定席106、車椅子席2[1]
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX、DTSSDDSDLP
用途 映画上映
運営 TOHOシネマズ株式会社
所在地 100-0006
東京都千代田区有楽町1-1-3
東京宝塚ビル地下1階
位置 北緯35度40分22.8秒 東経139度45分33秒 / 北緯35.673000度 東経139.75917度 / 35.673000; 139.75917 (TOHOシネマズ みゆき座

TOHOシネマズ日比谷 Screen13
TOHO CINEMAS MIYUKIZA
TOHO CINEMAS HIBIYA Screen13
)
座標: 北緯35度40分22.8秒 東経139度45分33秒 / 北緯35.673000度 東経139.75917度 / 35.673000; 139.75917 (TOHOシネマズ みゆき座

TOHOシネマズ日比谷 Screen13
TOHO CINEMAS MIYUKIZA
TOHO CINEMAS HIBIYA Screen13
)
アクセス JR山手線有楽町駅(日比谷口)から徒歩5分
東京メトロ日比谷線千代田線日比谷駅(A5出口)から徒歩約4分
外部リンク TOHOシネマズ日比谷
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みゆき座
Miyukiza

初代「みゆき座」のあった旧東宝本社ビル
(2005年3月撮影)
情報
正式名称 みゆき座
完成 1957年
開館 1957年4月14日
開館公演曙荘の殺人」(野村浩将監督)[2]
閉館 2005年3月31日
最終公演ナチュラル
ロバート・レッドフォード主演)
客席数 756
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX、DTS35mm映写機
用途 映画上映
運営 東宝株式会社
所在地 100-8415
東京都千代田区有楽町1-2-1
東宝会館(東宝本社ビル)地下1階
アクセス 東京メトロ日比谷駅(A5出口)から徒歩約4分
JR有楽町駅(日比谷口)から徒歩約5分
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TOHOシネマズみゆき座(トウホウシネマ みゆきざ、TOHO CINEMAS MIYUKIZA)は、日比谷東京都千代田区)に所在していたTOHOシネマズ株式会社運営の映画館。現在のTOHOシネマズ日比谷・スクリーン13に当たる。

館名は、東宝会館・東京宝塚ビルが面しているみゆき通りに由来する。かつては東宝会館(旧東宝本社ビル)地下1階にあり、日比谷映画(現:シアタークリエ)と共に運営され、数々のヒット作を上映してきた。その後のみゆき座は「日比谷スカラ座②」が館名を継承した2代目であり、TOHOシネマズスカラ座と共に東京宝塚劇場ビルに同居する形で地下2階に所在した。

沿革[編集]

  • 1934年(昭和9年)1月 東京宝塚劇場がオープン。
  • 1955年(昭和30年) 東京宝塚ビルに「日比谷スカラ座」オープン。(オープニング作品「戦略空軍命令」)
  • 1957年(昭和32年)4月14日 東宝会館(東宝本社ビル)が完成し、映画館「みゆき座」オープン。こけら落としは「曙荘の殺人」(野村浩将監督)[2]
  • 1962年(昭和37年)4月20日 この日封切の「私生活」(ルイ・マル監督)より外国映画のロードショー上映を開始[2]
  • 1971年(昭和46年)2月1日 みゆき座に日本初となるノンリワインド映写機を導入する。
  • 1974年(昭和49年)12月21日 シルビア・クリステル主演の「エマニエル夫人」封切。みゆき座だけで37万人以上を動員する大ヒットとなる。
  • 1997年(平成9年) 東京宝塚ビル建て替えのため「日比谷スカラ座」閉館。(最終上映作品「エアフォース・ワン」)
  • 2000年(平成12年)12月16日 新しくなった東京宝塚ビルに「日比谷スカラ座1」「日比谷スカラ座2」オープン。
    (オープニング作品「シックス・デイ」、「ウーマン・オン・トップ」)
  • 2005年(平成17年)3月31日 東宝会館の老朽化による建て替えのため「みゆき座」閉館。
  • 2005年(平成17年)4月1日 「日比谷スカラ座2」が「みゆき座」に、「日比谷スカラ座1」が「日比谷スカラ座」に改称。
  • 2006年(平成18年)10月 運営会社がTOHOシネマズ株式会社に移管される。
  • 2007年(平成19年)10月 東宝会館跡地に東宝シアタークリエビル完成(同ビルに映画館はない)。
  • 2009年(平成21年)2月3日 「みゆき座」が「TOHOシネマズみゆき座」に、「日比谷スカラ座」が「TOHOシネマズスカラ座」に改称。
  • 2011年(平成23年)2月5日2013年(平成25年)2月15日 TOHOシネマズみゆき座にて『午前十時の映画祭』を開催する。
  • 2018年(平成30年)

データ[編集]

館名 所在地 座席数
みゆき座(初代) 東京都千代田区有楽町1丁目2-1
東宝会館(東宝本社ビル)地下1階
810席(1957年[2]

756席(2004年)
スカラ座2

みゆき座(2代目)

TOHOシネマズみゆき座
東京都千代田区有楽町1丁目1-3
東京宝塚ビル地下1階
184席
(固定席183、車椅子席1)
TOHOシネマズ日比谷
Screen13
108席
(固定席106、車椅子席2[1]

概要[編集]

初代のみゆき座は元々大映映画の封切館としてスタートしたが、1962年から洋画ロードショー館に転向[2]。主に女性向けの洋画を中心に上映する、東宝洋画系公開のチェーンのチェーンマスターであった。

一方、新築になった東京宝塚劇場ビルの地下1階に2000年に開場した『スカラ座②』は、183席という規模の小ささからか、みゆき座やシャンテ シネ(現在のTOHOシネマズシャンテ)よりも小粒のミニシアター作品を上映。その後旧みゆき座の閉館に伴って2005年4月1日より、スカラ座②を『みゆき座』に改称。さらに2009年2月3日から『TOHOシネマズ みゆき座』に改称され、TOHOシネマズ名のシネコン同様にインターネットチケット販売「vit」、ポイントカード「シネマイレージカード」が導入された。

2011年2月5日より2年間『午前十時の映画祭』を開催した都合上、同館をチェーンマスターに上映した新作映画がほとんどない状況が続いた(その間TOHOシネマズ六本木ヒルズがみゆき座で上映されるような邦画・洋画の代替機能を請け負っていた)が、2013年2月15日封切の「レッド・ライト」(ロドリゴ・コルテス監督)より再び洋画ロードショーを再開。その後は「それでも夜は明ける」「スポットライト 世紀のスクープ」といったアカデミー作品賞受賞作や、「ハンガー・ゲームシリーズ」(234作目[3])「スター・トレック BEYOND」等のアクション映画の上映が目立った。

2018年3月29日に開業する東京ミッドタウン日比谷内にTOHOシネマズ日比谷が開業するのに合わせて、スカラ座と共に改修しTOHOシネマズ日比谷に合併、一体運営されることになり[4]、みゆき座は2018年2月2日の上映を最後に休館し、翌2月3日から『TOHOシネマズ日比谷』開業に向けて改築工事に入った。これにより『TOHOシネマズ日比谷 SCREEN13』に改称され、51年間続いた『みゆき座』の名称は消滅した。

主な上映作品[編集]

スカラ座2時代(2000年12月~2005年3月)[編集]

みゆき座に館名変更後(2005年4月~ )[編集]

TOHOシネマズみゆき座に館名変更後(2009年2月3日~ )[編集]

旧みゆき座時代(1957年4月~2005年3月)[編集]

※量が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。

脚注[編集]

  1. ^ a b c TOHOシネマズ日比谷:施設紹介”. TOHOシネマズ. 2018年4月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e 前野裕一「有楽町・日比谷映画街の映画館たち『みゆき座』『スカラ座1・2』『TOHOシネマズスカラ座・みゆき座』」『キネマ旬報』第1771号、キネマ旬報社、2018年2月15日、241頁、2018年4月30日閲覧 
  3. ^ 1作目TOHOシネマズ日劇スクリーン3で上映。
  4. ^ 「東京ミッドタウン日比谷」2018年3月29日オープン』(プレスリリース)三井不動産、2017年9月4日http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/0904/2018年4月30日閲覧 

外部リンク[編集]