まんじゅうまき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

饅頭まき(まんじゅうまき)とは、主に福井県嶺北地方で見られる慣習である。

概要[編集]

婚姻の際に、結婚式の最後の儀式として「酒まんじゅう」やお菓子・インスタントラーメン等を花嫁を迎える新郎の家の2階の窓から盛大に撒くことである。親戚のみならず近所の人や全く無関係の通りすがりの人も受け取ることができる。なお、結婚式に際して行われることが主であるが、家のおめでたい行事などで行われることもある。

もともと饅頭は「万寿」とも書く吉事にふさわしい和菓子であることから、花嫁を一目見ようと新郎の家に集まった人々に対し饅頭を配る慣習が明治時代後期より始まったとされる。そして福井県嶺北地方は、名古屋市などと並んで派手な結婚式を行う地域であったために、この慣習も徐々に派手なものになりいつしか高いところから盛大に撒くようになったという。

そのため、饅頭代にいくらかけたかで家の格が決まるとされることもある。なお、饅頭代は新郎の兄弟や叔父などからの御祝儀という形をとることが一般的である。新婦がまんじゅうを客1人ずつに渡す「手渡し」を行う家もある。しかし近年では時代の流れか、この伝統行事を行う家は少なくなっている。