まもなく夜明け 米朝事務所です

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まもなく夜明け米朝事務所です(まもなくよあけ べいちょうじむしょです)は、2006年平成18年)5月28日より、日曜の早朝4時から5時までラジオ大阪にて放送されていた60分番組。米朝事務所所属の落語家が出演する。パーソナリティーは桂こごろう桂紅雀。そして毎週、米朝一門の噺家がゲストとして登場。およそ2カ月に一度の割合で松竹芸能吉本興業無所属からのゲストもあった(過去のゲスト一覧を参照)。2008年3月いっぱいで終了。

歴史・エピソード[編集]

元々、落語噺家をこよなく愛する担当ディレクターが、桜橋時代のラジオ大阪で放送されていた「こんばんわ米朝事務所です」を思い出し、「復活させたい!」という私利私欲から始まったと言われている。また「米朝事務所シリーズ」は、シリーズが終わらないように、空き枠あがれば何処にでも忍び込む流浪番組として知られている。

番組を企画
2005年(平成17年)夏に、企画を持ち込みプレゼン。ウリは「何が飛び出すかわからない台本のない番組」。実は番組担当者はこの企画を通したいために、以前放送されていた名物番組「こんばんわ 米朝事務所です」を利用したという説もある。
こんにちは 米朝事務所です
当初1クールの約束で、2005年9月10日(土)の昼の11時から「こんにちは 米朝事務所です」のタイトルで30分番組がスタート。ラジオ大阪の空き枠を利用しての放送だったため、4回放送したところで時間移動が決定。尚、第4回放送(10月1日)の最終回のゲストは3代目桂南光笑福亭鶴瓶
おはよう 米朝事務所です
2005年10月9日(日)に、午前8時から8時45分の45分番組として再スタート。この「おはよう 米朝事務所です」は、10月30日の放送をもって、わずか3回で終了。ゲストは桂雀松桂雀三郎。最終回のゲストは桂九雀
こんばんは 米朝事務所です(「OBC日曜演芸館」番組内)
2006年11月13日(日)午後7時から「OBC日曜演芸館」という番組がスタート。内容は、漫才と落語の現在・過去・未来の三部構成の60分番組。基本構成は、前半15分は「これが漫才だ」の公開録音。中盤は「こんばんは 米朝事務所です」、後半は過去に放送された「上方漫才大賞授賞式」や「オンワード落語百選」の音源を利用したアーカイブス放送。この時は独立した番組ではなかった。
こんばんは 米朝事務所です
2006年5月、「こんばんは 米朝事務所です」として独立した形で木曜日の午後8時半から9時の30分枠で放送するが、3回のみで放送終了。最終回のゲストは桂吉の丞
まもなく夜明け 米朝事務所です
2006年5月28日(日)から、早朝4時から5時までの60分番組として、タイトルも「まもなく夜明け 米朝事務所です」で再スタート。60分番組になった為、これを機にコーナーを設けようと打ち合わせをするが、今までの「男のウダ話路線」を継承し現在に至る。
  • 2007年9月9日、丁度2年目で100回目のゲストに桂南光。2人のラジオのトークは絶賛したが普段の落語の精進が足りないと説教。
  • 2007年9月23日10月21日まで紅雀が体調不良で休み、米朝事務所の雀喜、歌之助、あさ吉、松竹芸能の三喬が代打で登場。
  • 2008年3月30日をもって番組終了。
  • 2009年8月31日に他局のABCラジオでこごろうと紅雀コンビで「こごろう&紅雀の行き当たりばったり!」が30分間の特番で放送。OBCの時とまったく同じ雰囲気でオンエアされる。以降2012年3月までに「こごろうの挑戦状!」と題して過去3度放送された。ディレクターに同じスタッフの上ノ薗公秀(「まもなく夜明け」終了後、エー・ビー・シーメディアコムに所属)が担当。

放送内容[編集]

  • 一切CMや曲がかからない。
    • オープニングから「すべらないウダ話」(約30分)※最初からゲストが出る場合もある。
    • ゲストコーナー(約20分)
主に落語会の告知を兼ねて落語家が出演する。ベテランクラスの落語家の出演は珍しい。
    • 「米朝一門落語会情報」(5分)
米朝事務所マネージャーの「吉川くん」が、次週に開催される一門の各落語会の告知を行う。

過去のゲスト[編集]

(出演順、重複省く、「*印」は非米朝事務所 所属芸人)

放送時間[編集]

  • 毎週日曜日 早朝4:00 - 5:00(土曜深夜28:00~29:00)

番組スタッフ[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

ラジオ大阪 土曜日28時台(日曜日4時台)
前番組 番組名 次番組
まるごとステーションpresents ハイブリッドJAM
(文化放送制作。途中で打ち切り)
まもなく夜明け 米朝事務所です