まちポレいわき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まちポレいわき
情報
旧名称 平テアトル、平東宝、ポレポレいわき
完成 1969年8月
開館 2010年7月10日
客席数 (2スクリーン合計)114席
設備 DLP
用途 映画上映
運営 株式会社名画座
所在地 970-8026
福島県いわき市平字白銀町1-15
世界館ビル
位置 北緯37度3分25.5秒 東経140度53分37.1秒 / 北緯37.057083度 東経140.893639度 / 37.057083; 140.893639 (まちポレいわき)座標: 北緯37度3分25.5秒 東経140度53分37.1秒 / 北緯37.057083度 東経140.893639度 / 37.057083; 140.893639 (まちポレいわき)
アクセス JR常磐線磐越東線いわき駅より徒歩約2分
外部リンク http://www.polepoleiwaki.com/
テンプレートを表示

まちポレいわきは、福島県いわき市字白銀町1-15 世界館ビルにある映画館ミニシアター)。

経営は株式会社名画座。JRいわき駅前の世界館ビル内に所在する。ポレポレいわき時代は7スクリーン計674席だったが、まちポレいわきとなってからは2スクリーン計114席である。

2018年(平成30年)にはイオンモールいわき小名浜に同じく株式会社名画座が関与するポレポレシネマズいわき小名浜が開館。この際にポレポレいわきは7スクリーンから2スクリーンに縮小し、まちポレいわきに改称してリニューアルオープンした。

歴史[編集]

世界館(1931年~1969年)[編集]

1931年(昭和6年)、平の名物男と云われた鈴木寅次郎により創設された。開館時の館名は有声座であり、ほどなくして世界館に改称して大映系映画館となった。

世界館ビル時代(1969年~)[編集]

1969年(昭和44年)8月には現在地に世界館ビルが建てられ、平大映、アポロ座、平東宝の3スクリーン体制で開場した。その後、聚楽館と平名画座を増設して5スクリーン体制になった。

その後、興行会社の転退出で経営者が交代し、2008年(平成20年)には建物の所有者がスクリーン名を平テアトルに統一し営業を継続した。

ポレポレいわき時代(2010年~2018年)[編集]

2010年(平成22年)7月10日には7スクリーン体制にリニューアルオープンし、ポレポレいわきに改称した[1]。この際には「日本で一番ちいさなシネコン」を謳っている。ポレポレスワヒリ語で「ゆっくり」「のんびり」という意味があり、約400通の応募の中から選ばれたほか、東京都のポレポレ東中野による配給も受けている。

2011年(平成23年)3月11日に東日本大震災が発生すると休館を余儀なくされたが、3月29日には4スクリーンで営業を再開した[2]。いわきの街を再生させるために地元自治体などからの要請を受けたからであり、地震で倒壊した映写機を社員が自ら修理して営業を再開した。急な再開にもかかわらず、再開当日には約20人の観客が訪れた。

まちポレいわき時代(2018年~)[編集]

2018年(平成30年)6月15日には郊外にイオンモールいわき小名浜がオープンし、株式会社名画座はテナントとして9スクリーンのポレポレシネマズいわき小名浜を開館させた。これに伴い、ポレポレいわきは7スクリーンから2スクリーンに減らしたうえでまちポレいわきに改称し、単館ミニシアター系作品の上映館に転向した。

施設[編集]

2010年(平成22年)から2018年(平成30年)まで、5階建ての世界館ビル内の1階にチケット・フードドリンク売り場、カフェブース(歴史的な映写機 - MOTIOGRAFH・音響機器 - VICTOR PHOTOPHONE SYSTEM・Altec Lansing A7や名画のパンフレット展示)があり、地下・2階・4階・5階に7スクリーンがあった。

ポレポレいわき(2010年~2018年)
  • スクリーン1:192席
  • スクリーン2:100席
  • スクリーン3:168席
  • スクリーン4:74席
  • スクリーン5:50席
  • スクリーン6:60席
  • スクリーン7:30席
  • DLP:35mm上映対応
  • 3D上映方式対応
  • デジタル5.1ch音響
まちポレいわき(2018年~)
  • スクリーン1:50席 - ポレポレいわき時代のスクリーン4。
  • スクリーン2:50席 - ポレポレいわき時代のスクリーン5。

脚注[編集]

外部リンク[編集]