うちの3姉妹

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ぷりっつさんちから転送)
うちの3姉妹
ジャンル エッセイ漫画
漫画
作者 松本ぷりっつ
出版社 竹書房
掲載誌 まんがくらぶ
すくすくパラダイス
発表期間 2005年10月1日 - 2011年4月19日
巻数 書籍:16巻
漫画:4巻
アニメ:うちの3姉妹(第1期)
うちの3姉妹 おかわりぱれたい(第2期)
原作 松本ぷりっつ
監督 東堂いづみ
キャラクターデザイン 入好さとる、趙娟珠
音楽 武井浩之
アニメーション制作 東映アニメーション
STUDIO ANIMAL
製作 3姉妹プロジェクト
放送局 テレビ東京系列ほか
放送期間 2008年4月8日 - 2010年12月28日
話数 全141話
フー
スー
チー
お母さん
お父さん
モプシー
大谷育江
かないみか
川田妙子
藤村知可
辻谷耕史
芝原チヤコ
映画:えいが うちの3姉妹
監督 大宮一仁
配給 東映
封切日 2019年4月26日
上映時間 15分
フー(長女)
スー(次女)
チー(三女)
お母さん
お父さん
モプシー(ペットのうさぎ)
大谷育江
かないみか
川田妙子
藤村知可
三宅貴大
芝原チヤコ
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

うちの3姉妹』(うちのさんしまい)は、松本ぷりっつによる挿絵入りのブログ、ならびにそれをまとめて主婦の友社から出版された書籍(エッセイ)。また竹書房の雑誌まんがくらぶすくすくパラダイスに連載されていたエッセイ漫画、およびこれらを原作とするテレビアニメ作品。

原作となる同名のブログは2011年4月19日で更新を終了し、新たなブログ『おっぺけですけど いいでそべつに。』が開設された。また、それ以降に出版される主婦の友社の書籍は『ぷりっつさんち』に、竹書房の漫画は『うちはおっぺけ 3姉妹といっしょ』に改題されている。また、2013年には新たに3匹のネコとの生活を描いた『うちの3ねこ』がまんがライフオリジナルに掲載され単行本も発刊された。これらの作品群は『うちの3姉妹』の実質的な続編であるため、本項であわせて扱うものとする。

概要[編集]

2005年10月1日より『うちの3姉妹 ~マンガで見る今日の出来事~』を発信開始。個性が強すぎる3人の娘たちの育児と日常の実体験を漫画と文章で綴る内容で、2005年アメーバブログ新人賞を獲得。2006年3月にアメーバブログの公式ブログとなった。1日のヒット数は14万件を超え、2010年3月までの総アクセス数は2億件以上に上る。ブログをまとめたエッセイが16巻発行された他、特別編として、『ハワイでおっぺけぺ』や『増刊号 思い出おっぺけぺ』がある。また、竹書房から『まんがくらぶ』『すくすくパラダイス』に掲載された4コマ漫画を収録した単行本も発売されている。2019年1月時点でシリーズ累計発行部数は450万部を突破している[1]

2008年4月からアニメも放送され、それに伴いにんべんのイメージキャラクターとして採用された。その後2010年から『うちの3姉妹 おかわりぱれたい』に改題し、2010年末に終了した。

2008年12月25日にはニンテンドーDS専用アドベンチャーゲーム『うちの3姉妹DS』が、2009年11月12日には続編の『うちの3姉妹DS2 ~3姉妹のお出かけ大作戦~』が、2010年12月9日には続編の『うちの3姉妹のカラオケ歌合戦♪』が発売された。発売元はともにカルチャーブレーン

登場人物[編集]

声優名はテレビアニメのもの(字幕の色は母が黄色、フーが水色、スーが緑色)。「うちの3姉妹」本編についての説明を基本とし、続編の説明は【その後】と区切って記載する。

ぷりっつ家(原作) / 松本家(アニメ)[編集]

フー
声 - 大谷育江
長女。2000年2月5日生まれで、初登場時5歳。「いつも前向きな」O型[2]髪型ツインテール、ピンク系のシャツと青や紫系のスカートで描かれることが多い。
長女らしく妹達の面倒を見てあげたり、一緒に遊んであげたりとしっかり者だが天然ボケで突拍子もない言動が多く、ブログ内でのニックネームは「おっぺけぺ」。あるいはメルヘンな発想をする事から「メルヘナー」とも呼ばれる。その独特の発想で展開される劇は作中では「おっぺけぺ劇団」と呼んでいる。周りの影響を受けやすい性格で、将来の夢は妖精オーロラ姫天皇など様々に変化する。が大の苦手。実父の9歳年下の弟やけんちゃん一家の父に夢中になるなど、大のイケメン好きである。イラストを描くのも大好き[2]
1歳頃から幼稚園に入園する前までは壁に頭突きといった自傷行動や噛みつきなどの攻撃的な行動が絶えず、母はその時期を「極悪期」、当時のフーを「極悪」「極悪人」と表現している。幼稚園に入園した頃から徐々に落ち着くが、同時に細かいことは気にしない大雑把で大胆な性格へと変化した。
【その後】
6年生のころにバレエを辞めて、ヒップホップを習い始めた[3]。中学生では家庭科部、高校では陸上部に所属。絵が得意で美術大学に進学し[4]、卒業後はイラストレーターになるためにイラスト関係の職についた。ゲーム好き[5]
スー
声 - かないみか
次女。2002年6月生まれで、初登場時3歳。O型。青や紫系のシャツとズボンで描かれることが多い。
自由奔放で気分屋であることから、ブログ内でのニックネームは「自由人」「リベロ」あるいは「フリーダム」。その性格と裏腹に3姉妹で最も寂しがり屋でナーバスな性格。小さなことに対して強くこだわる一面があり、真面目で几帳面な性格はフーと比較されることも多い。フーよりもビビリ。タラコとマグロが好きで、大好物の味噌きゅうりはブログやアニメでも登場した。
幼少期は極めて手のかからない赤ん坊で、夜泣きもせず寝ぐずりもなかった。極悪の真っ只中であったフーに振り回されていた母はこの頃のスーを「菩薩」と呼んでいる。
【その後】
中学では吹奏楽部に所属。フーとチーがバレエやめても1人続けて大学には行かず本格的にバレリーナを目指しているが、アニメオタクで声優に憧れもあり将来の夢については「声の仕事をしてみたい」と両親に話していた[6]。母のYouTubeチャンネルで配信される「わくわくレディオ」に声のみ出演しており[2]、2023年7月28日の配信で今後はゲーム制作に携わることと、ゲーム制作の情報や日常の動画を配信する自身のチャンネルを開設したことを発表した。絶叫マシーンが好き[7]
チー
声 - 川田妙子
三女。2004年7月生まれで、初登場時1歳。O型。服装は初登場から赤いロンパース姿で一貫していたが、2006年(アニメは27話から)から赤系のシャツと黄色のオーバーオールで描かれることが多い。ブログやアニメを通じて、途中でイラストが変更されたのはチーのみである。
我儘で堂々とした態度から、ブログ内でのニックネームは「社長」、または食いしん坊で食に対する執着心が強いことから「まんま小僧」。それ以外に父からは「ぼん」、父方の祖父(おーちゃん)からは申年生まれに由来する「るー」、続編で入園する幼稚園では「会長」と呼ばれていたことがある。我儘で自信過剰な傾向があるが、その反面思いやりがある一面も見せる。姉たち同様にビビリな性格だが、姉に比べて肝は据わっている。
【その後】
小5の頃友達の影響で中学受験を志して私立中学校に進学、中学校ではバドミントン部に所属。2023年4月に大学生に進学した[8]。母のYouTubeの「わくわくアニメ」に「おどりこ」役で出演している[2]。大の読書好きで、言語能力が高い[2]ため、しりとりが強い[2]。アニメオタクである。
母(お母さん)
声 - 藤村知可
3姉妹の母で作者の松本ぷりっつ本人。1974年1月12日生まれ。自他ともに認める「超テキトーな」O型[9]。服装は黄緑のシャツとズボンで描かれることが多い。新しいものや珍しいものが好き[9]
3姉妹の言動・奇行に振り回されながらも鋭いツッコミを入れたり、彼女達の言動をメモに取ったりする。4人兄弟の次女(姉、妹、弟がいる)。結婚する前は幼稚園教諭をしていた。テレビゲーム競馬好き。幼い頃はカメラのフラッシュが苦手で、学生時代に克服するために写真を撮るときに寄り目をしていた時期がある。
【その後】
『悪あがき英会話~アラフォー夫婦の挑戦~』では夫婦で英会話教室に通ったり、『ぷりっつさんちのぶらりうまいもの散歩』では夫婦でダイエットのために散歩を始めたりしているが、いずれも結果は伴っていない。
ぷりっつ家では様々なルールがあり、例えば携帯電話の月額使用料が一番高い人はゴミ出しやお風呂掃除などをする、家族で日記を日替わりでかく、誰かが出かける時家にいる人がお見送りをする、カレーが続けば3日目はカレーうどんにする、月1でDS大会をする、旅行の際に大貧民大会を行い、大貧民には罰ゲームがある、など。
2020年6月11日にYouTubeチャンネルを開設し、あつまれ どうぶつの森エーペックスレジェンズを家族と一緒に実況プレイする動画などを公開している。
父(お父さん)
声 - 辻谷耕史(アニメ版、小学生時代:比嘉久美子)、三宅貴大(映画版)
3姉妹の父で、サラリーマン。1973年11月16日生まれ。O型。服装は水色のシャツとズボンで描かれることが多い。一人称は「俺」。ゲーム好き[5]
普段は3姉妹に対して優しいのだが、食事のマナーや言葉遣いに関しては厳しく、ぷりっつ曰く「えなりから星一徹(一徹おやじ)に変貌する」。テレビゲームや競馬は夫婦共通の趣味だが、ゲームの腕前は父のほうが上。天然ボケの傾向があり、フーの「おっぺけぺ」のルーツともいわれる。しりとりが苦手[10]。描く絵は独特の個性があり、母からは「父画伯」と揶揄される。
両親が共働きであったため、子供の頃はよく家事の手伝いを当たり前のようにやっていた。その時は塩おにぎりが好きだったらしい。母とは高校生時代からの交際していた。3人兄弟の長男で、1歳年下の妹と9歳年下の弟(じゅん)がいる。外見は年齢より若く見られることが多い。

ペット[編集]

モプシー
声 - 芝原チヤコ
フーが生まれる以前(1994年頃)から松本家で飼われていた雌のウサギネザーランドドワーフ)。通称は「モプ」(幼少期のチーからは「あぷー」と呼ばれていた)。名前の由来は『ピーターラビット』に登場するウサギから[11]。当初は「アニー」と名づける予定だったが、父(当時は結婚前)が「兄貴!」と呼んでいたため改名された経緯がある[11][12]。大好物はバナナチップ
2008年11月、平均的なネザーランドドワーフの寿命より長い14歳でこの世を去った[13]。エッセイ本にはこの記事は収録されず、9巻の後書きで報告されている。
みぃ、もじゃ、まる
2009年の夏頃、夫婦の結婚10周年記念でぷりっつ家へやって来た3匹の猫。続編の1つ『うちの3ねこ』はこの3匹を指し、この3匹がメインの漫画である。
みぃはメスで、お腹の左側に「の」の字の白い模様がある。3匹の中で最も猫らしい猫だが、チーともじゃとミスターキューティーパトゥティが嫌い。怒ると人を引っ掻き、他の猫には威嚇する。特に嫌いなミスターキューティーパトゥティには平手打ちをするなど凶暴性も一番強い。
もじゃとまるは双子のオス(もじゃが兄)。当初はまるだけが松本家に来る予定だったが、当日兄弟だと知り2匹とも連れ帰った経緯がある。毛色は同じだが、もじゃは毛が長く、まるは耳が垂れていて眉毛のような白い部分がある。もじゃはマイペースで甘えん坊でビビリ、まるはめんどくさがりやで警戒心が強いがスーにはなついている。
コタ
スーの誕生日プレゼントとしてスーが小学生の時にぷりっつ家にやって来たコザクラインコ。ブログや4コマ漫画、うちの3ねこに時々登場する。
ミスターキューティーパトゥティ
オスのトイプードル。名前の由来はディズニーアニメ「フィニアスとファーブ」にでてくるウサギから[14]。『うちの3姉妹』本編には登場せず、続編から登場している。
母の友人のブリーダーが他の家に譲渡する予定だったが、都合により家が飼えなくなったためにぷりっつ家に引き取られた。主にお母さんの仕事場で飼われている。散歩とチーズささみが大好き。ビビリ面倒くさがりの性格で、階段やグレーチングを見ると嫌がって伏せる。反面攻撃的な面もあり、目線が同じ高さの者には突っ込んでくる。

親戚[編集]

じいじ・ばあば
声 - 栗田圭(じいじ)、須藤絵里花(ばあば)
母方の祖父母。松本家から自動車で30分程度の母の実家(マンション)に在住。
じいじはおーちゃんに対抗心を燃やしている。酒は飲めないが喫煙はする。現在はおーちゃん同様タクシードライバーをしている。母と同様に新し物好き[15]
ばあばはうっかりミスや天然ボケなどといったエピソードも多いが、あーちゃんと共に多忙な母をサポートしてくれる存在。
おーちゃん
声 - ふくまつ進紗
父方の祖父。松本家から自動車で15分程度の父の実家(一軒家)に在住。
駄洒落好きだが、かつては自称「泣く子も黙るスーパースター」で「泣く子が更に泣くカミナリオヤジ」であったという(3姉妹父=一徹のルーツでもある)。喫煙はしないが酒を飲む。また、プロの料理人であった事から料理(特に中華料理)が得意であり、スーの誕生日に料理を作ったりした。その中でも3姉妹は炒飯が好きな様である。退職後、タクシードライバーをしている。インコを飼っている[15]
あーちゃん
声 - 西墻由香
父方の祖母。
じゅん
父の9歳離れた弟(3姉妹の叔父)。既婚者でそらという息子がいる。イケメンゆえにフーに好かれている。じゅんが幼稚園の頃は父が送り迎えをしていた。父によく懐いていた。
母の姉
ぷりっつの2つ違いの姉(3姉妹の伯母)。昔、ぷりっつと共にそろばんを習っていた。その為、今では計算する際もそろばんを考えるという。他にも、ぷりっつと共に水泳習字を習っていたが、得意でなかった為、途中で辞めた(ぷりっつは続けた)。うちの3姉妹の連載が終了してからは長らく登場しなかったがうちはおっぺけ~3姉妹といっしょ143話で再び登場した[16]
母の妹
ぷりっつの1つ違いの妹(3姉妹の叔母)。
母の弟
ぷりっつの弟(3姉妹の叔父)。ぷりっつの幼少期を描いた漫画『あすなろかぞく』では、「だいくん」という名前で登場した。ぷりっつの兄弟はうちの3姉妹ではぷりっつの回想シーンで子供の姿で登場している。

その他[編集]

だいちゃん、けんちゃん一家
声 - 佐藤智恵(だいちゃん)、世戸さおり(けんちゃん)、伝坂勉(父)、日野未歩百々麻子(母)
松本家と仲の良い家族。兄のけんちゃんはフーの同級生で、責任感が強く面倒見が良い性格で、父曰く「長男の鑑」。弟のだいちゃんはスーのボーイフレンドで、スーと同級生。スーと同じく自由人でチーにも劣らない食いしん坊。妹のくーちゃんは2009年夏に誕生、顔はだいちゃんにそっくりである。父はだいちゃん、けんちゃん一家の中で唯一運転免許を持っている。ブログが変わってからは2012年を最後に登場していない。
Eさん
声 - 大川透
母の編集担当。やや怖い外見に反して、お茶目であったり天然ボケであったり親しみやすい雰囲気を持つ。3姉妹とも仲が良い。ブログが変わってからは登場していない。実在する人物で原作協力者の遠藤清寿がモデル[要出典]

関連商品[編集]

書籍[編集]

  • 松本ぷりっつ 『うちの3姉妹』 主婦の友社、全18巻
    • 『うちの3姉妹』2006年4月21日発売、ISBN 4-07-251630-9
    • 『うちの3姉妹 2』2006年9月13日発売、ISBN 4-07-253570-2
    • 『うちの3姉妹 3』2007年1月22日発売、ISBN 978-4-07-255131-8
    • 『うちの3姉妹 4』2007年4月25日発売、ISBN 978-4-07-256107-2
    • 『うちの3姉妹 5』2007年9月20日発売、ISBN 978-4-07-257615-1
    • 『うちの3姉妹 6』2008年2月1日発売、ISBN 978-4-07-260209-6
    • 『うちの3姉妹 7』2008年5月21日発売、ISBN 978-4-07-261692-5
    • 『うちの3姉妹 8』2008年9月26日発売、ISBN 978-4-07-263828-6
    • 『うちの3姉妹 特別編 ハワイでおっぺけぺ』2009年2月20日発売、ISBN 978-4-07-265081-3
    • 『うちの3姉妹 9』2009年4月17日発売、ISBN 978-4-07-265684-6
    • 『うちの3姉妹 10』2009年8月26日発売、ISBN 978-4-07-267016-3
    • 『うちの3姉妹 11』2009年12月18日発売、ISBN 978-4-07-270248-2
    • 『うちの3姉妹 12』2010年3月17日発売、ISBN 978-4-07-271680-9
    • 『うちの3姉妹 13』2010年7月24日発売、ISBN 978-4-07-273287-8
    • 『うちの3姉妹 14』2010年12月17日発売、ISBN 978-4-07-275694-2
    • 『うちの3姉妹 15』2011年3月18日発売、ISBN 978-4-07-277368-0
    • 『うちの3姉妹 16』2011年7月15日発売、ISBN 978-4-07-278988-9
    • 『うちの3姉妹 増刊号 思い出おっぺけぺ』2012年11月30日発売、ISBN 978-4-07-286019-9
  • 松本ぷりっつ『ぷりっつさんち』主婦の友社、既刊6巻(2019年3月28日現在)
    1. 2012年3月10日発売、ISBN 978-4-07-282010-0
    2. 2013年3月27日発売、ISBN 978-4-07-288277-1
    3. 2014年3月22日発売、ISBN 978-4-07-293522-4
    4. 2015年5月11日発売、ISBN 978-4-07-411542-6
    5. 2016年12月31日発売、ISBN 978-4-07-415273-5
    6. 2019年3月28日発売、ISBN 978-4-07-425797-3

漫画[編集]

いずれも竹書房より発行

絵本[編集]

  • 『うちの3姉妹 アニメ絵本』主婦の友社〈主婦の友生活シリーズ〉、全3巻
    1. 「フーとまちがいさがし」2008年12月2日発売、ISBN 978-4-07-264160-6
    2. 「スーとたのしいくいず」2008年12月2日発売、ISBN 978-4-07-264176-7
    3. 「チーとわくわくめいろ」2008年12月2日発売、ISBN 978-4-07-264182-8

アニメコミックス[編集]

CD[編集]

  • うちの3姉妹 しょで!しょで!だんしんぐっ! / たっとぅーん♪たいむ(エイベックス・マーケティング)(2008年7月25日発売)
  • うちの3姉妹のおんがくかい(エイベックス・エンタテインメント)(2009年2月28日発売)
  • うちの3姉妹テーマソング集 しょで!Paya たっとぅ~ん♪だんしんぐっ!(エイベックス・エンタテインメント)(2010年3月3日発売)

その他[編集]

いずれも主婦の友社より発行

テレビアニメ[編集]

2008年4月8日より、2010年12月28日まで[17]テレビ東京系列にて毎週火曜17時30分から18時(JSTアニメ530第1枠)に放送された。

日本と韓国の共同制作であり、全編Adobe Flashでの制作となる(Flashアニメ)。ほぼ全ての回で脚本と絵コンテを日本のスタッフ、演出や作画などの実制作を韓国のSTUDIO ANIMALが担当しているがまれに演出や実制作を東映アニメーションの子会社でフィリピンに本拠地を置くTAPGDH傘下のGONZO ROSSOが担当することがある。

TAP担当回・GONZO ROSSO担当回の演出はそれぞれ入好さとる、栗原ハジメが務める。

監督としてクレジットされている東堂いづみは東映アニメーションの共同ペンネームであり、実質的な監督は石黒育である。

東映アニメーション作品では珍しく、監督音響監督を置いていたり、編集や録音がタバックで行われていない。音楽担当が同じ武井浩之であり、制作会社も同じ東映アニメーションであるアニメ『神様家族』のBGMやエンディングテーマのインストゥルメンタルバージョンが作中でしばしば流される。

アニメなどでは珍しくブログで登場する顔文字がアニメーションで作中に登場する。3姉妹の年齢はフーは5歳[注 1]、スーは3歳[注 2]、チーは1歳[注 3]に固定されている。またブログ本編に使われる『くまのプーさん』のぬいぐるみ[注 4]や『ふたりはプリキュア』などのごっこ遊びなど、商品名や権利関係に関わる物は、省略されたり別の名前に差し変えられている。また松本ぷりっつは本名ではないが、アニメでは本名として使われている。

2009年5月18日からアニマックスでの放送も開始。ハイビジョン制作の作品が増加する時期に放送を開始した作品だが、4:3標準画質映像での制作・放送を行っていた。

アイキャッチ[編集]

1話~51話

※アイキャッチのアニメーションは全てお風呂場

Aパート Bパート Cパート Dパート

52話~141話 Aパート Bパート Cパート Dパート

うちの3姉妹 おかわりぱれたい[編集]

放送3年目が始まる2010年4月6日から『うちの3姉妹 おかわりぱれたい』と改題し、過去に放送された中からセレクトして再放送すると共にアイキャッチにフラッシュアニメの「おかわり3姉妹」というコーナーを新設した(DVDでは全て第28巻に収録されている)。このコーナーの原作には、本編には使用されない竹書房の書籍(『すくすくパラダイス』、『まんがくらぶ』等)に掲載された作品も使用された。

また放送開始当初より地上デジタル放送ではピラーボックスでサイドパネルを黒余白としていたが、改題にあわせる形でこのサイドパネルに番組のロゴなどを追加した(アナログ放送でもレターボックスにより16:9画面での放送に変更)。

スタッフ[編集]

  • 企画:木下浩之、関弘美、李相文
  • 原作:松本ぷりっつ主婦の友社刊『うちの3姉妹』)
  • 原作協力:遠藤清寿(E3企画)
  • キャラクターデザイン:入好さとる、趙娟珠
  • 美術デザイン:田中里緑、金聖洙
  • 色彩設計:金禧善
  • 編集:西山茂→後藤正浩、坪根健太郎→水津太盛
  • オンライン編集:菊地美和→深沢美津奈、朝倉みなみ、キュー・テック
  • 編集スタジオ:REAL-T
  • 制作管理:金大秀、黒木耕次郎
  • 制作管理補:蛭田成一
  • FLASH協力:川端基夫(モブキャスト)、閔智煥、松村俊輔(モブキャスト)
  • 音響監督:中嶋聡彦
  • 録音:鳥羽瀬縁→林淑恭(アオイスタジオ
  • 録音助手:二宮沙矢花(アオイスタジオ)
  • 音響効果:緒方康恭→小山健二(サウンドボックス
  • 音響制作:テクノサウンド
  • 録音スタジオ:アオイスタジオ
  • 音楽:武井浩之
  • 音楽協力:テレビ東京ミュージック、東映アニメーション音楽出版

各話スタッフ[編集]

  • 脚本:田中仁、古賀直樹、山本美千代、柏木美都里、月野あかり、浦沢雄太、村山功、黒川寛之→白川ヒロ、小田嶋正幸、真淵威志、高橋洋一、緒方彩子、伊藤睦美
  • 絵コンテ:石黒育、入好さとる、木下ゆうき、横山健次、松阪弘、志田直俊、伊藤尚往、青井小夜、井上栄作、山田徹、井硲清高、松田哲明

主題歌[編集]

DVD第18巻以降は変則の為、以下に表記する(第17巻まではTV版と同様)。

DVD第18巻以降のエンディングのスタッフクレジットは表記されず、巻の終盤でまとめて表記される。

オープニング・テーマ[注 5]

『しょで! しょで! だんしんぐっ!』(第1話 - 51話)
歌:工藤真由、作詞:Noria、作曲:剱持満、編曲:渡部チェル
29話Cパートでは、3姉妹が歌っていた。
『たっとぅーん♪たいむ~みんなでいっそ~』(第90話 [注 6]- 110話・DVD第23巻-27巻)
歌:Noriaと3姉妹、作詞:Noria、作曲・編曲:酒井陽一
『Lucky Days』(第111話 - 第141話・DVD第28巻)
歌:Dream5、作詞:BOUNCEBACK、作曲:日比野裕史

エンディング・テーマ

『たっとぅーん♪たいむ』(第1話 - 29話)
歌・作詞:Noria、作曲・編曲:酒井陽一
第52話 - 89話・DVD第18巻-22巻ではオープニングテーマとして使用。
『Paya Paya』(第30話 - 107話・DVD第18巻[注 7]-27巻)
歌・作詞・作曲・編曲:ライオネル45%
『オーマイTACCO』(第108話 - 第141話・DVD第28巻)
歌:しがせいこ with オクトパス8、作詞:じゃがいも公爵、作曲・編曲:松田純一

挿入歌[編集]

『ずっとだいすき(フーちゃん)』(第101話 Cパート)
歌:フー(大谷育江)、作詞:松本ぷりっつ、作曲:入田晴夏、編曲:3姉妹プロジェクト
『ずっとだいすき(3姉妹)』(第102話 Cパート)
歌:3姉妹、作詞:松本ぷりっつ、作曲:入田晴夏、編曲:3姉妹プロジェクト

サブタイトル[編集]

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2008年4月8日 - 2010年3月30日(無印)
2010年4月6日 - 12月28日(おかわりぱれたい)
火曜 17:30 - 18:00 テレビ東京系列 同時ネット
北海道 テレビ北海道
愛知県 テレビ愛知
大阪府 テレビ大阪
岡山県・香川県 テレビせとうち
福岡県 TVQ九州放送
日本全国 アニマックス 2009年5月18日 - 2011年5月23日(無印)
2011年5月30日 - 2012年4月17日(おかわりぱれたい)
月曜 19:00 - 19:30 BS/CS放送 リピート放送あり
静岡県 静岡朝日テレビ 2012年7月14日 - 9月29日 土曜 6:45 - 7:15 テレビ朝日系列 第2期から放送。
わずか2か月で打ち切りとなった。

ネット配信[編集]

2016年5月22日より東映アニメーションからYouTubeで第1回が配信されている。

この後2019年1月10日より、映画化を記念して第84回放送分までの分割配信が行われている。配信期間は次の通り(配信時刻は日本標準時)。

配信回 配信期間
2 5 2019年1月10日 2019年2月1日12:00
6 15 2019年2月1日12:00 2019年3月1日12:00
16 25 2019年3月1日12:00 2019年4月2日12:00
26 35 2019年4月2日12:00 2019年5月2日12:00
36 40 2019年5月2日12:00 2019年5月31日12:00
41 50 2019年5月31日12:00 2019年7月2日12:00
51 55 2019年7月2日12:00 2019年8月1日12:00
56 65 2019年8月1日12:00 2019年8月30日12:00
66 75 2019年8月30日12:00 2019年10月1日12:00
76 80 2019年10月1日12:00 2019年11月1日12:00
81 84 2019年11月1日12:00 2~5話からリピート
テレビ東京系列 火曜 17:30 - 18:00 枠(アニメ530第1枠)
前番組 番組名 次番組
正しい王子のつくり方
(ここまでドラマ枠)
うちの3姉妹

うちの3姉妹 おかわりぱれたい

映画[編集]

東映まんがまつり』枠の1作として、『えいが うちの3姉妹』が2019年4月26日に劇場公開[18]。配給は東映

前述のテレビアニメでお父さん役として出演していた辻谷耕史は2018年に死去したため、本作品では三宅貴大に持ち役を引き継ぐ形で担当している。なお、上記以外の登場人物(3姉妹、お母さん、モプシーなど)はテレビアニメと同様の声優陣が担当する[19]

スタッフ(映画)[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ おかわりぱれたいの後半からフーは6歳
  2. ^ おかわりぱれたいの後半からスーは4歳
  3. ^ おかわりぱれたいの後半からチーは2歳
  4. ^ チーに「あーさん」と呼ばれていたため、アニメでは「あーさん」と呼ばれている。
  5. ^ 『たっとぅーん♪たいむ』はオープニングとエンディングの両方で使用。
  6. ^ アニメ公式サイトのグッズ情報にてテーマソング集CD「しょで!Paya たっとぅ~ん♪だんしんぐっ!」の説明では『新・たっとぅ~ん♪たいむ(仮)』と表記され、初使用の第90話及びDVDのOPのクレジットには『たっとぅーん♪たいむ』と表記されている。
  7. ^ 実質的にはDVD第11巻から。
  8. ^ アメリカでは、未放送

出典[編集]

  1. ^ “うちの3ねこ(4)”. 竹書房. https://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/5106704 2020年12月12日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f ぷりっつさんち7巻P3
  3. ^ ぷりっつさんち7巻P42
  4. ^ 2018年02月20日付け『うちの3姉妹』ブログ
  5. ^ a b ぷりっつさんち7巻P31
  6. ^ ぷりっつさんち7巻あとがき
  7. ^ ぷりっつさんちP3
  8. ^ うちはおっぺけ3姉妹といっしょ第137話p2
  9. ^ a b ぷりっつさんち 7巻P2
  10. ^ ぷりっつさんち7巻P2
  11. ^ a b 2007年10月5日付け『うちの3姉妹』ブログ 読者質問に対する回答より
  12. ^ 主婦の友社『うちの3姉妹』13巻、P82-85(書下ろし「番外編 モプシーの思い出」)
  13. ^ 2008年11月30日付け『うちの3姉妹』ブログより
  14. ^ https://twitter.com/3furlongpu/status/221238387032596480 2012年7月6日付『松本ぷりっつ』Twitter読者質問に対する回答より
  15. ^ a b ぷりっつさんち7巻P4
  16. ^ うちの3姉妹では子供の姿でしか登場しておらず大人の姿で登場したのうちはおっぺけ~3姉妹といっしょ143話が初めてである
  17. ^ 『TVJapan 1月号』(2010年12月15日発売)を参照
  18. ^ 東映まんがまつり”. 2019年4月30日閲覧。
  19. ^ a b 東映まんがまつり えいが うちの3姉妹”. 東映まんがまつり. 2019年4月30日閲覧。
  20. ^ 東映まんがまつり|東映[映画]”. 東映オフィシャルサイト. 東映. 2019年4月28日閲覧。

外部リンク[編集]

原作関連[編集]

アニメ関連[編集]

ゲーム関連[編集]