びらん剤
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びらん剤(糜爛剤、びらんざい、英: Blister agent)は、皮膚を爛れさせる化学兵器である。表皮のみならず呼吸器をも爛れさせ、肺水腫などを起こして死亡する場合もある。びらん剤は、ジクロロアルシン誘導体とマスタード類の2種に分類される[1]。
皮膚に付着すると激しく爛れるため、ガスマスクだけでは防ぐことができず、防護には全身防護服が必要である[1]。さらにゴムを侵蝕するためゴム製の防護服では防げず、シリコン、テフロン加工などを施した防護服が必要となる。
主なびらん剤[編集]
- ルイサイト:即効性[2](旧日本軍では「きい剤」と呼称[3])[4]
- サルファマスタード[4]:遅効性[2](旧日本軍では「きい剤」と呼称[3])
- ナイトロジェンマスタード[4]
- ホスゲンオキシム[4]
- ペデリン
出典[編集]
関連項目[編集]
- M104 155mm砲弾 - アメリカ軍の化学兵器
外部リンク[編集]
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