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ひゃくえむ。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひゃくえむ。
ジャンル 陸上競技
漫画
作者 魚豊
出版社 講談社
掲載サイト マガジンポケット
レーベル KCデラックス
発表期間 2018年11月6日 - 2019年8月6日
巻数 全5巻 / 全2巻(新装版)
話数 全40話
映画
原作 魚豊
監督 岩井澤健治
脚本 むとうやすゆき
キャラクターデザイン 小嶋慶祐
音楽 堤博明
制作 ロックンロール・マウンテン
製作 『ひゃくえむ。』製作委員会
配給 ポニーキャニオン
アスミック・エース
封切日 2025年9月19日
上映時間 106分
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ映画
ポータル 漫画アニメ映画

ひゃくえむ。」は、魚豊による日本漫画作品。ウェブコミック配信サイトマガジンポケット』(講談社)にて、2018年11月6日から2019年8月6日まで連載された[1][2]

100メートル走を題材とした作品で、魚豊の連載デビュー作[3][4]。連載当時の『マガジンポケット』ではスポーツ漫画が人気ジャンルでなかったことなどから、PV数が伸び悩み、2019年3月には単行本が発刊されないことが決定した[3]。しかし、魚豊がこの事実を伝えた投稿はTwitterで反響を呼び、結果としてアプリ内の評価数も増えたことから、一転して刊行が決定した[3]

2025年には、アニメ映画が公開された。

あらすじ

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トガシは生まれつき足が速かった。他には何も持っていなかったが、速く走ることで友達も居場所も得ることができた。

そして小6の時に初めて敗北を知った。

やがてトガシは小宮と出会う。小宮は辛いことを忘れるために走っていた。

小宮と出会ったトガシは、小宮が持っている熱に当てられ、やがて異常なまでの高揚感と興奮を知る。

登場人物

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声は劇場アニメの声優。

トガシ
声 - 松坂桃李[5]種﨑敦美(小学生)[6]
小宮(こみや)
声 - 染谷将太[5]悠木碧(小学生)[6]

鰯第二高校

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トガシの地元にある高校。学食限定のイワコロパンは一瞬で売り切れるほどの人気。陸上部(鰯二陸)は部員不足により廃部の危機にある。
浅草(あさくさ)
声 - 高橋李依 [6]
鰯二陸の部員。トガシを陸上部へ勧誘する。下の名前はアオイ。
椎名(しいな)
声 - 田中有紀 [6]
鰯二陸の部員。浅草と共に部をサポートする。下の名前はスズメ。
仁神(にがみ)
声 - 笠間淳[5]
鰯二陸の幽霊部員。元中学陸上界のスター選手。下の名前はタケル。

鰹西高校

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尾道(おのみち)
声 - 杉田智和 [6]
仁神のライバルを自称する。

西沢高校

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小宮が通う九州の高校。財津もここのOB。
経田(つねだ)
声 - 石谷春貴 [6]
陸上部の部長。小宮の才能を恐れる。
沼野(ぬまの)
声 - 榎木淳弥 [6]
陸上部の部員。小宮の同級生。

株式会社クサシノ

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樺木(かばき)
声 - 内田雄馬 [6]
トガシの後輩。次世代の有望選手。契約更新に安堵するトガシに「変わった」と言う。
海棠(かいどう)
声 - 津田健次郎[5]
トガシの先輩。トップ選手の一人だが、長年財津に王者の座を阻まれる。走る意味を見失ったトガシにアドバイスする。

その他

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財津(ざいつ)
声 - 内山昂輝[5]
日本陸上界の絶対王者にして日本記録保持者。小宮の才能をいち早く見抜く。
森川(もりかわ)
声 - 石橋陽彩 [6]
トガシに憧れて陸上を始めた若手選手。

書誌情報

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  • 魚豊 『ひゃくえむ。』 講談社〈KCデラックス〉、全5巻
    1. 2019年6月7日発売[7]ISBN 978-4-06-516405-1
    2. 2019年7月9日発売[8]ISBN 978-4-06-516439-6
    3. 2019年8月9日発売[9]ISBN 978-4-06-516441-9
    4. 2019年9月9日発売[10]ISBN 978-4-06-516440-2
    5. 2019年10月9日発売[11]ISBN 978-4-06-516883-7
  • 魚豊 『ひゃくえむ。新装版』 講談社〈KCデラックス〉、全2巻

劇場アニメ

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2025年9月19日より公開[5][14]

スタッフ

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出典

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  1. ^ 誰よりも速く100mを走ればいい、マガポケ新連載「ひゃくえむ。」」『コミックナタリー』ナターシャ、2018年11月6日。2025年7月23日閲覧。
  2. ^ ひゃくえむ。”. マガジンポケット. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  3. ^ a b c マガジン運営『マガポケ』“人気漫画”定義の変化「SNSの声、無視できない」 PV評価よくない作品異例の単行本化」『ORICON NEWS』oricon ME、2019年6月8日。2025年7月23日閲覧。
  4. ^ 『チ。』の作者・魚豊氏が生んだカルト的人気の連載デビュー作、『ひゃくえむ。』――『チ。』にも通ずる“作品に込めた想い”を聞く」『ダ・ヴィンチWeb』KADOKAWA、2023年2月10日。2025年7月23日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 「チ。」魚豊の原点「ひゃくえむ。」主題歌はOfficial髭男dism書き下ろし最新曲♪ 情熱と狂気がほとばしる本予告お披露目」『アニメ!アニメ!』イード、2025年7月18日。2025年7月23日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i 映画『ひゃくえむ。』公式サイトCAST&CHARACTER” (2025年9月19日). 2025年9月19日閲覧。
  7. ^ 『ひゃくえむ。(1)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  8. ^ 『ひゃくえむ。(2)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  9. ^ 『ひゃくえむ。(3)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  10. ^ 『ひゃくえむ。(4)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  11. ^ 『ひゃくえむ。(5)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  12. ^ 『ひゃくえむ。新装版(上)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  13. ^ 『ひゃくえむ。新装版(下)』(魚豊)”. 講談社. 2025年7月23日閲覧。
  14. ^ ひゃくえむ。 : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ・動画”. 映画.com. 2025年10月12日閲覧。

外部リンク

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