ひまわり (1996年のテレビドラマ)
連続テレビ小説 | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第53作 | 走らんか! | 1995年10月2日 - 1996年3月30日 |
第54作 | ひまわり | 1996年4月1日 - 10月5日 |
第55作 | ふたりっ子 | 1996年10月7日 - 1997年4月5日 |
ひまわり | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
脚本 | 井上由美子 |
出演者 |
松嶋菜々子 夏木マリ 寺泉憲 三宅裕司 川島なお美 上川隆也 大鶴義丹 佐々木すみ江 奥田瑛二 藤村志保 |
ナレーター | 萩本欽一 |
オープニング | 山下達郎「DREAMING GIRL」 |
時代設定 | 平成3年~現代 |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1996年4月1日 - 10月5日 |
放送時間 | 15分 |
回数 | 全162[1] |
『ひまわり』は、1996年(平成8年)4月1日から10月5日まで放送されたNHK連続テレビ小説の第54作目。
概要[編集]
バブル崩壊により、会社をリストラされた主人公・南田のぞみが、複雑な家族関係の中において弟の窃盗事件をきっかけに弁護士の世界を志し、司法試験、司法修習生を経て、一人前の弁護士に成長していく物語。
主人公の修習先は、福島地方裁判所である(劇中、被告人の住所に福島市腰浜町とある)。そのとき使われた法廷のセットは現在、法学指導学科がある福島大学行政社会学部に模擬法廷として使用されている。
ナレーションには萩本欽一を起用(南田家のペット・リキの心の声という設定)。
連続テレビ小説リニューアル版と本番組より次週予告が始まった。本番組は「君の名は」(1991年度)以来のサブタイトル導入である。
1996年の平均視聴率は25.5%、最高視聴率は29.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[2]。全162回。
再放送[編集]
本番組は2003年9月29日-2004年3月27日までデジタルBS2にて再放送された。
2022年5月23日からNHK総合で再放送予定(月-金曜16:30-17:00に原則として1日2本立てペースで放送[3])。
当初は2022年4月21日(木)からNHK総合で再放送する予定であった。[4]
また全編再放送に先駆けて、2022年のゴールデンウィークに「松嶋菜々子ヒロイン・ひまわりの魅力」(15分バージョンと5分バージョンがある)と題したプレビュー特番が放送され、松嶋、奥田に対するインタビューが放送されている。
なお福島県向けには、5月2日と5月6日の、本来この時間帯(18:10-19:00)に生放送されている『はまなかあいづTODAY』が連休中の短縮放送(18:45-19:00)[5]となることから、この2日間を利用して18:25-18:40に第1・2回(2日:第1回=第1章その1、6日:第2回=同その2)先行放送を行うことが決定している[6]。その直前の18:10-18:25に上記プレビューの15分版も併せて放送された。
キャスト[編集]
- 南田のぞみ
- 演 - 松嶋菜々子
- 本物語のヒロイン。バブル崩壊によるリストラで会社を辞め、弟が起こした事件がきっかけで弁護士を目指す。一度は関口と婚約寸前になるも仕事をとるために破棄。その後、母の同級生である赤松に恋心を抱くも叶わず。一方、星野とは当初は対立しながらも次第に惹かれていく。
- 南田あづさ
- 演 - 夏木マリ[7]
- のぞみの実母で達也の義母。獣医。
- 南田薫乃
- 演 - 藤村志保
- のぞみの祖母。徹と優の母であづさの姑。のぞみから「ゆきのちゃん」と呼ばれる。
- 南田徹
- 演 - 寺泉憲
- のぞみと達也の実父。訳あって家出している。
- 南田達也
- 演 - 遠藤雅
- 戸籍上ではのぞみの弟だが、実は腹違いである(のぞみはあづさ、達也は潮見桂子)。
- 南田優
- 演 - 三宅裕司
- のぞみの叔父。桃子と飲食店と経営していたが桃子の弟の借金の保証人になったために店をたたむ羽目に。
- 南田桃子
- 演 - 川島なお美
- 優の妻。
- 長沼うらら
- 演 - 佐々木すみ江
- あづさの母でのぞみの祖母。福島に住んでいたが南田家に同居することに。のぞみから「うららちゃん」と呼ばれる。
- 星野雄治
- 演 - 上川隆也
- 赤松の元に出入りする記者。弁護士を目指して勉強している。後に弁護士になり、のぞみと一緒に事務所を開く。
- 赤松元基
- 演 - 奥田瑛二
- 弁護士。通称「赤ゲン先生」。達也の事件を担当。あづさと徹の大学時代の同級生で後にあづさと再婚する。
- 関口純一郎
- 演 - 大鶴義丹
- のぞみの恋人だったが、後に別れる。
- 森村真紀
- 演 - 真田麻垂美
- 達也のガールフレンド。
- タイガー原田
- 演 - 藤波辰爾
- 寺崎弥市
- 演 - 鈴木清順
- 巡査
- 演 - 新実
- 黒田葵
- 演 - 藤谷美紀
- のぞみの友人。
- 佐々木舞子
- 演 - 大沢さやか
- のぞみの友人。
- 天王寺勝照
- 演 - 軍司眞人
- 恭子
- 演 - 林田美紀
- 玉置松男
- 演 - 河西健司
- 玉置みどり
- 演 - 大塚良重
福島編[編集]
- 竹永一
- 演 - 泉谷しげる[8]
- のぞみと星野が福島で司法修習を受けたときの恩師。
- 相楽富士子
- 演 - 浅利香津代
- 小牧怜
- 演 - 石堂夏央
- 司法修習生。
- 油座信吾
- 演 - 知念正文
- 司法修習生。
- 一丸譲次
- 演 - 由地英樹
- 司法修習生。
- 早瀬将太
- 演 - 早瀬元
- 司法修習生。
週ゲスト[編集]
- 潮見桂子
- 演 - 風吹ジュン
- 達也の実母。
- 春日ひとみ
- 演 - 浅野ゆう子(第1章)
- のぞみが務めていた会社の上司、典型的な「お局様」でのぞみをリストラさせようと陰で画策していた。
- 阿部俊一
- 演 - 光石研
- 南田桃子の弟。
- 犬飼サチ
- 演 - 沢田亜矢子(第2章)
- 田中俊
- 演 - 寺脇康文(第3章)
- 内海誠
- 演 - 蟹江敬三(第5章)
- 内海眞弓
- 演 - 左時枝
- 増井新平
- 演 - 佐藤慶
- 潮見経一
- 演 - 若松武
- 大川真理子
- 演 - 岡本麗
- 河村真理子
- 演 - 角替和枝
- 西村瑞穂
- 演 - 安達祐実(第8章)
- 西村鷹男
- 演 - ガダルカナル・タカ
- その他
- 演 - 青沼神対馬、明石良、朝加真由美、安部知子、阿部渡、天谷則子、網野あきら、飯野喜彦、池田武志、石光豊、石母田史朗、井出勝己、伊藤友乃、伊藤昌一、伊藤敏孝、伊東由美子、猪又武春、入江正徳、上田茂、宇佐見かとり、大塩武、大塚洋子、大場俊輔、大林丈史、大山豊、岡崎宏、小笠原裕之、小田聡、おやま克博、加世幸市、金吉隆之、亀石征一郎、亀山助清、鴨川てんし、神野三鈴、木村夏江、黄檗ルリ子、楠大典、窪園純一、窪田五朗、熊谷祐子、黒田福美、小島晃、児玉謙次、後藤康夫、小林謙司、小林トシ江、小柳恵美、近藤洋介、斉藤暁、佐戸井けん太、佐藤充吉、真田五郎、沢柳廸子、篠田薫、清水宏、謝敷政彦、壤晴彦、白浜健三、白山照彦、神保共子、鈴木九太郎、世古陽丸、高尾和男、高杉航大、高田龍也、高田麻美子、田窪一世、竹内靖司、竹田寿郎、谷村慶子、千種かおる、千葉茂、津嘉山正種、鶴田忍、常世田正人、中條彩恵子、中谷彰宏、中西良太、中原早苗、中原丈雄、中村美代子、中村由起子、永谷正勝、那須正江、奈良和憲、橋本菊子、服部圭助、羽田勝博、走水杏伍、番哲也、平野元之、福島一成、藤田啓而、藤野健一、藤原まゆか、堀田智之、本田清澄、前田昌明、真木仁、蒔野雅紀、増田俊樹、益富信孝、松坂晴恵、松田真知子、松山邦久、三川雄三、三田恵子、三井善忠、峰三太、宮島りゅう子、宮原洋子、森下哲夫、山岡一、山崎満、山地健仁、山中康司、山本寛、吉岡祐一、冷泉公裕
スタッフ[編集]
- 作 - 井上由美子
- 音楽 - 山下達郎・難波弘之
- 主題歌 - 「DREAMING GIRL」
- 作詞 - 松本隆、作曲・編曲・歌 - 山下達郎
- デイヴィッド・サンボーンによるサックスバージョンもあり。
- サックス演奏 - デイヴィッド・サンボーン
- 語り:(南田家の犬・リキの声) - 萩本欽一
- 一回だけ五木医師の役で出演。
- 副音声解説 - 関根信昭
- 制作統括 - 高橋幸作
- 制作 - 小林千洋
- 演出 - 望月良雄、田村文孝、岡田健、木村隆文、海辺潔、柳川強、藤井朋子
放送日程[編集]
通常、上半期(4-9月[9])の作品は26週間(当時156回)で放送されるが、当作品は27週間(同162回)と通常より1週間長く放送された。最終章を除き2週間で一つのサブタイトルを使用する形をとっていた。当作品では有名なことわざを引用し、疑問形にしている。
章 | 放送回 | サブタイトル |
---|---|---|
1 | 1- 12 | 出るクイは打たれるの? |
2 | 13- 24 | 旨い話にゃ毒がある? |
3 | 25- 36 | 人は見かけによらぬもの? |
4 | 37- 48 | 二兎を追うもの一兎も得ず? |
5 | 49- 60 | 可愛い子には旅をさせよ? |
6 | 61- 72 | 縁は異なものアジなもの? |
7 | 73- 84 | 兄弟は他人の始まり? |
8 | 85- 96 | 子はかすがいじゃないの? |
9 | 97-108 | ならぬ堪忍、するが堪忍? |
10 | 109-120 | 罪を憎んで人を憎まず? |
11 | 121-132 | 一難去ってまた一難? |
12 | 133-144 | 旅は道連れ世は情け? |
13 | 145-156 | 待てば海路の日和あり? |
14 | 157-162 | 稔るほど頭の下がる稲穂かな? |
DVD[編集]
NHKエンタープライズが、完全版DVDセットを販売した。
このほか、完全版VHS・全14巻が販売された。
関連項目[編集]
- NHK福島放送局…本作の放送期間前後に局舎の移転・新築が行われ、建設予定地を本作になぞらえて一面のひまわり畑に整備していた。
脚注[編集]
- ^ NHKアーカイブス
- ^ ビデオリサーチ NHK朝の連続テレビ小説 過去の視聴率データ
- ^ 大相撲・高校野球・国会中継など休止日あり
- ^ 日本放送協会. “再放送情報「ひまわり」” (日本語). ドラマトピックス. 2022年2月9日閲覧。
- ^ 2022年5月2日・NHK福島放送局番組表
- ^ 日本放送協会. “連続テレビ小説「ひまわり」放送予定日のお知らせ” (日本語). ドラマトピックス. 2022年4月21日閲覧。
- ^ 夏木マリ - NHK人物録
- ^ 泉谷しげる - NHK人物録
- ^ 1年シリーズは除く
外部リンク[編集]
- 連続テレビ小説 ひまわり - NHK放送史
- NHKドラマ 連続テレビ小説「ひまわり」
- NHK朝ドラ100 第54作「ひまわり」 - NHKアーカイブス
NHK 連続テレビ小説 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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NHK BS2 連続テレビ小説・アンコール | ||
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