はるさめ (護衛艦・2代)

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はるさめ
横須賀基地に停泊中の「はるさめ」
横須賀基地に停泊中の「はるさめ」
基本情報
建造所 三井造船玉野事業所
運用者  海上自衛隊
艦種 汎用護衛艦(DD)
級名 むらさめ型護衛艦
母港 佐世保
所属 第2護衛隊群第2護衛隊
艦歴
発注 1992年
起工 1994年8月11日
進水 1995年10月16日
就役 1997年3月24日
要目
基準排水量 4,550トン
満載排水量 6,100トン
全長 151m
最大幅 17.4m
深さ 10.9m
吃水 5.2m
機関 COGAG方式
主機 IHILM2500ガスタービン × 2基
川崎スペイSM1C × 2基
出力 60,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 30ノット
乗員 165名
兵装 62口径76mm単装速射砲 × 1門
Mk.15 Mod12 高性能20mm機関砲(CIWS) × 2基
90式艦対艦誘導弾 (SSM-1B)/ ハープーン4連装発射筒 × 2基
Mk.41 Mod6 VLS (VLA SUM) × 16セル
Mk.48 Mod4 VLS (ESSM 短SAM) × 16セル
HOS-302 3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 SH-60J/K 哨戒ヘリコプター × 1/2機
C4ISTAR OYQ-9 戦術情報処理装置
OYQ-103 対潜情報処理装置
レーダー OPS-24B 対空
OPS-28D 水上
OPS-20 航海用
81式射撃指揮装置2型-31 × 2基
ソナー OQS-5
OQR-2C 曳航式
電子戦
対抗手段
NOLQ-3 電波探知妨害装置
Mk.137 デコイ発射機 × 4基
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太平洋を航行する「はるさめ」

はるさめローマ字JS Harusame, DD-102)は、海上自衛隊護衛艦むらさめ型護衛艦の2番艦。艦名は「春に静かに降る雨」に由来し、この名を受け継ぐ日本の艦艇としては、旧海軍春雨型駆逐艦春雨」、白露型駆逐艦春雨」、むらさめ型護衛艦 (初代)はるさめ」に続き4代目に当たる。

艦歴[編集]

「はるさめ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成4年度計画4,400トン型護衛艦2231号艦として、三井造船玉野事業所で1994年8月11日に起工され、1995年10月16日に進水、1996年9月25日に公試開始、1997年3月24日に就役し、同日付で第1護衛隊群隷下に新編された第1護衛隊に「むらさめ」とともに編入され横須賀に配備された。

1998年2000年環太平洋合同演習 (RIMPAC) に参加した。

2001年9月6日からオーストラリア建国100周年国際観艦式に参加するため、護衛艦「むらさめ」とともに派遣されたが、米国同時多発テロの発生により、国際観艦式が中止となり、10月11日に帰国した。

2002年11月25日テロ対策特別措置法に基づき補給艦ときわ」とともにインド洋に派遣され、任務に従事し2003年5月20日に帰国した。

2005年4月19日から4月26日に寄港したオーストラリア海軍フリゲート「キャンベラ」と交歓する。4月26日から2日間、親善訓練を実施する。

2006年8月4日から4日間、東京晴海ふ頭に寄港したニュージーランド海軍フリゲート「テ・カハ英語版」、補給艦「エンデヴァー」と交歓する。 2008年3月26日、護衛隊改編により第2護衛隊群第6護衛隊に編入された。

2009年7月6日第2次派遣海賊対処行動水上部隊として横須賀を出港し、護衛艦「あまぎり」と共に7月29日から護衛を開始した。この間には、攻撃を受けたパナマ船籍の船舶へのSH-60Kの発進や護衛活動中に本艦の近くに現れた不審船にLRADとSH-60Kによる対応を実施[1][2]7月28日から11月2日まで合計34回、248隻の船舶を護衛して、同年11月29日に帰港した[3]

2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、地震発生から68分後に横須賀を出港、同年5月31日まで災害派遣を行った。

2012年1月21日、第11次派遣海賊対処行動水上部隊として「むらさめ」と共にソマリア沖・アデン湾に向けて横須賀から出航し、任務期間中、合計188隻を護衛した。帰国途上の同年6月16日には僚艦「むらさめ」インド西方海域にてインド海軍の哨戒艦「シャラダ」と高速戦闘艇「カルペニ」が参加する共同訓練を実施する[4]、同年7月5日に横須賀に帰港した。

2013年3月7日、編成替えにより第2護衛隊群第2護衛隊に編入され、定係港が佐世保に転籍。

2014年11月15日、第20次派遣海賊対処行動水上部隊として護衛艦「あまぎり」と共にソマリア沖・アデン湾に向けて佐世保から出港[5]2015年5月20日に帰国した[6]

2017年3月18日から5月22日、練習艦「かしま」、練習艦「やまゆき」と共に、第67期一般幹部候補生課程修了者190名(うちタイ留学生1名)を乗せ近海練習航海を実施。5月22日、練習艦「かしま」と共に、遠洋練習航海のため横須賀を出港した。アメリカ(真珠湾、サンディエゴ、ニューポートフォートローダデール、アンカレッジ)、メキシコ(チアパス、マンサニージョ)、キューバハバナ)、チリバルパライソ)、エクアドルグアヤキル)、カナダ(バンクーバー)、ロシア連邦ウラジオストク)、韓国ピョンテク)の8カ国、13寄港地を訪問後、同年11月1日に横須賀基地に帰港した[7]

歴代艦長[編集]

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 石井 奨 1997.3.24 - 1998.9.29   はるさめ艤装員長 海上自衛隊幹部学校図演装置運用課 1997.7.1
1等海佐昇任
2 川上修平 1998.9.30 - 2000.8.27   のしろ艦長 大湊地方総監部管理部総務課長  
3 一之瀬洋一郎 2000.8.28 - 2002.8.19   自衛艦隊司令部  作戦情報支援隊
作戦情報第1科長兼副長
4 佐伯泰啓 2002.8.20 - 2003.8.30   とね艦長 基礎情報支援隊  
5 中村泰信 2003.9.1 - 2005.3.24 防大20期 海上幕僚監部副監察官 横須賀海上訓練指導隊船務航海科長  
6 森﨑真司 2005.3.25 - 2007.12.2 防大25期 指揮通信開発隊企画科長 保全監査隊
7 橋向亮介 2007.12.3 - 2009.12.14   横須賀海上訓練指導隊  とわだ艦長  
8 川上司朗 2009.12.15 - 2011.8.18   海上幕僚監部防衛部運用支援課 海上自衛隊第1術科学校教官  
9 佐藤 誠 2011.8.19 - 2013.3.21 防大27期 やまぎり艦長 対潜資料隊研究科長
10 織戸邦明 2013.3.22 - 2014.7.31   佐世保地方総監部管理部総務課 佐世保海上訓練指導隊
船務航海科長
 
11 髙須賀政信 2014.8.1 - 2015.8.6 防大33期 やまぎり艦長 艦艇開発隊艦艇第1科長
12 古川 剛 2015.8.7 - 2016.7.31 防大40期 統合幕僚学校
国際平和協力センター
しらせ運用長
13 木村光孝 2016.8.1 - 2017.1.24 佐世保基地業務隊補充部付 護衛艦隊司令部幕僚
14 樋之口和隆 2017.1.25 -2017.11.30 防大32期 護衛艦隊司令部幕僚 横須賀海上訓練指導隊砲雷科長
15 鵜川尚丈 2017.12.1 - 防大39期 海上自衛隊幹部学校図演装置運用課

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船』第750号(海人社、2011年11月号)

外部リンク[編集]