はるがいったら

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はるがいったら
著者 飛鳥井千砂
発行日 2006年1月5日
発行元 集英社
ジャンル 青春小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 240
コード ISBN 4-08-774792-1
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はるがいったら』は、飛鳥井千砂による日本小説

第18回小説すばる新人賞を受賞した作者のデビュー作。

書誌情報[編集]

あらすじ[編集]

両親の離婚で別々に暮らすの姉弟。妥協知らずで完璧主義者の姉・園は、婚約者のいる幼なじみと不毛な恋愛関係を続けていた。一方、虚弱体質で冷めた性格の弟・行は、幼い頃に園と拾った愛犬・ハルの介護をしながら、進路に悩んでいた。

ある日、行が肺炎で入院することになり、園は自分のアパートでハルの面倒を見ることにするが……。

登場人物[編集]

水原 園(みずはら その)
銀座のデパートの受付カウンター嬢。自分を追い詰めるのが好きな性格。仕事柄、何事にも妥協しない完璧主義者。
両親の離婚後は母親に付いていき、現在は一人暮らしをしている。婚約者のいる幼なじみの恭司と不毛な関係を続けている。
佐々 行(さっさ ゆき)
園の4歳年下の弟。高校3年生。幼い頃から虚弱体質で入退院を繰り返し、高校も1年留年している。自室に吸収シートを敷き詰めてハルの介護をしている。
両親の離婚後は父親の元に残り、現在はその再婚相手と連れ子の義兄と4人暮らし。
ハル
園が小学3年生、行が5歳の時に拾ってきた、柴犬に似た雑種犬。14歳の老犬で、既に立ち上がることもできない寝たきりの要介護犬。
窪田 恭司(くぼた きょうじ)
園・行の幼なじみで、小さい頃はよく一緒に遊んだ。園の2歳年上。広告代理店勤務。大学時代の先輩である3歳年上の女性(沙織)と婚約している。
当初は沙織を嫌っていたが、彼女の裏表のない純粋さに惹かれ、付き合い始める。しかしその一方で、2年以上も沙織に隠れて園と浮気を楽しんでいる。
沙織(さおり)
恭司の婚約者で、恭司より3歳年上。恭司と同棲し、結婚も間近で、園とも面識があり友好的な関係。しかし、園と恭司が、内緒で自分を裏切り、肌をあわせる関係であることには気づいていない。
折笠 夏美(おりかさ なつみ)
行のクラスメイト。行は1年留年しているため、実際は1歳年下。行とは「ゆきちゃん」「なっちゃん」と呼び合っている。
美佐(みさ)
園の高校・短大時代通じての、行曰く「唯一の」友人。
佐々 忍(さっさ しのぶ)
行の義兄。19歳。高校を中退し、カー用品店に勤めている。金髪でライオンのたてがみのような髪型をしており、見た目はチャラチャラしている。
佐々 真奈美(さっさ まなみ)
行の義母。腰が低く、誰に対しても申し訳なさそうな態度をしている。「すみません」が口癖。店の手伝いをしながら、週に3回ピアノ教室で先生をしている。
水原 由理(みずはら ゆり)
園・行の実母。銀行員。
園・行の実父
中華料理店をやっている。園とは折り合いが悪い。
西野 めぐみ(にしの めぐみ)
園の同僚。園の苦手なタイプ。
小川(おがわ)
園のアパートの隣人。数回顔を合わせたことがある程度で話したことはなかった。