はつかり (駆潜艇)

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はつかり
基本情報
建造所 佐世保船舶工業
運用者  海上自衛隊
艦種 駆潜艇
艦歴
計画 昭和34年度計画
発注 1959年
起工 1960年1月25日
進水 1960年6月24日
就役 1960年11月15日
1982年3月27日(特務艇に種別変更)
除籍 1985年10月31日
要目
排水量 基準 420トン
満載 480トン
全長 60.5m
最大幅 7.1m
深さ 4.4m
吃水 2.3m
機関 川崎MAN V8V22/30型ディーゼル × 2基
出力 3,800PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 20ノット
乗員 80名
兵装 Mk.1 40mm連装機銃 × 1基
Mk.10 ヘッジホッグ × 1基
54式爆雷投下軌条 × 1条
Mk.2 短魚雷落射機 × 2基
レーダー OPS-16 対水上
Mk.63 砲射撃指揮装置
ソナー SQS-11A
電子戦
対抗手段
NOLR-1
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はつかりローマ字JDS Hatsukari, PC-315ASU-62)は、海上自衛隊駆潜艇みずとり型駆潜艇の5番艇。艇名は初雁に由来する。千鳥型水雷艇初雁」に次いで日本の艦艇としては2代目。

艦歴[編集]

「はつかり」は、昭和34年度計画甲型駆潜艇3015号艇として、1960年1月25日に佐世保船舶工業で起工され、1960年6月24日に進水、1960年11月15日に就役し、佐世保地方隊に編入された。

1960年12月1日、佐世保地方隊隷下に第5駆潜隊が新編され「おおとり」、「かささぎ」とともに編入された。

1961年10月1日、第5駆潜隊が隊番号交換により第3駆潜隊に改称。

1977年12月1日、第3駆潜隊が呉地方隊隷下に編成替え。

1982年3月27日、特務艇に種別変更され船籍番号がASU-62となり、呉地方隊直轄艇となる。

1985年10月31日、除籍。

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第63集 自衛艦史を彩った12隻』(海人社、2003年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目[編集]