はくたか (列車)
| はくたか | |
|---|---|
|
| |
| 概要 | |
| 国 |
|
| 種類 | 特別急行列車(新幹線) |
| 現況 | 運行中 |
| 地域 | 東京都、埼玉県、群馬県、長野県、新潟県、富山県、石川県 |
| 前身 |
特急「はくたか」 特急「北越」 普通「妙高」 |
| 運行開始 | 2015年3月14日 |
| 運営者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
| 路線 | |
| 起点 | 東京駅、長野駅 |
| 終点 | 金沢駅 |
| 営業距離 | 東京-金沢 450.5km |
| 使用路線 |
JR東日本:東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線 JR西日本:北陸新幹線 |
| 車内サービス | |
| クラス | グランクラス・グリーン車・普通車 |
| 身障者対応 | 7号車・11号車 |
| 座席 |
グランクラス指定席:12号車 グリーン車指定席:11号車 普通車指定席:5 - 10号車 普通車自由席:1 - 4号車 |
| 技術 | |
| 車両 |
E7系電車(JR東日本長野新幹線車両センター) W7系電車(JR西日本白山総合車両所) |
| 軌間 | 1,435 mm |
| 電化 | 交流25,000 V・50 Hz/60 Hz |
| 最高速度 | 260 km/h (160 mph) |
はくたかは、東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)が、北陸新幹線の主に東京駅・長野駅 - 金沢駅間で運行している特別急行列車の愛称である。 本項では、北陸新幹線開業以前に国鉄時代ならびに北陸本線・北越急行ほくほく線で運転されていた特急「はくたか」についても記述する。
概要[編集]
特急「はくたか」は1965年10月、上野行き「白鳥」を分離し、上野駅 - 金沢駅間を信越本線長野経由で運転を開始した。1969年10月改正で上越線長岡経由に変更[注 1]し電車化した。1982年11月に上越新幹線が開業したことに伴い廃止され、6年後の1988年に長岡駅 - 金沢駅間に速達タイプの特急「かがやき」が運転を開始した。その後、1997年3月22日に北越急行ほくほく線が開業したことに伴い、「かがやき」に代わり上越新幹線と越後湯沢駅で接続することで首都圏と北陸地方を連絡する列車として復活した。
2015年3月14日の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間開業に伴い、在来線特急の「はくたか」は開業前日3月13日の運行を最後に廃止され[注 2]、その名称は東京 - 金沢間を運転する停車タイプの新幹線列車列車に転用された[1][2]。「はくたか」が首都圏から北陸地方に直通したのは、上越新幹線開業に伴う廃止から実に約33年ぶりのことであった。また、「かがやき」は「はくたか」と同区間を走る速達タイプの列車として、約18年ぶりに復活した。
列車名の由来[編集]
列車名は立山の開山伝説(白鷹伝説)に登場する白い鷹「白鷹」が由来となっている。北陸新幹線金沢開業時の列車名は公募によって決定され、「はくたか」は第1位であった。選定理由は、「スピード感があり首都圏と北陸をつなぐ列車として親しまれているため」とされる[3][4]。なお、「かがやき」は第5位、「つるぎ」は第4位、「あさま」は第7位であった。
新幹線「はくたか」[編集]
運行概況[編集]
定期列車は、東京駅 - 金沢駅間で14往復、長野駅 - 金沢駅間で1往復が運転されている[1][2]。
この他、平日の早朝に上越妙高発長野行きの上り臨時列車が1本設定され、長野駅で東京行きの「かがやき」または「あさま」と接続する。
停車駅[編集]
東京駅 - 長野駅間は「かがやき」に次ぐ速達列車として運転され、上越新幹線の区間にある熊谷駅と本庄早稲田駅、および安中榛名駅は全列車通過する。また、長野駅 - 金沢駅間は基本的に各駅停車となるが、飯山駅は通過列車が3往復設定される。また臨時列車では糸魚川駅・黒部宇奈月温泉駅を通過する列車が設定されている[5]。
現行(2016年3月26日ダイヤ改正)[編集]
- 1往復のみ停車便が存在した安中榛名駅を全列車が通過するようになった。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
停車駅の変遷[編集]
開業時(2015年3月14日ダイヤ改正)[編集]
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
使用車両・編成[編集]
| はくたか | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
← 東京・長野 金沢 →
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
E7系電車(F編成、JR東日本長野新幹線車両センター所属)およびW7系電車(W編成、JR西日本白山総合車両所所属)が充当される。
E7系・W7系ともに12両編成で、1 - 4号車が普通車自由席[注 3]、5 - 10号車が普通車指定席、11号車がグリーン車指定席、12号車がグランクラス指定席となる。なお、グランクラスでは「かがやき」と同様、専任アテンダントによる軽食・ドリンクなどの車内サービスが実施される[6][7]。ただし、長野駅 - 金沢駅間の1往復は座席のみの営業となり、アテンダントによる車内サービスは実施しない。
歴史[編集]
- 2013年(平成25年)10月10日:JR東日本・JR西日本が北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間開業後の列車名を発表。東京駅・長野駅 - 金沢駅間の停車タイプの列車として、「はくたか」が採用されることが決定[3][4]。
- 2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間開業に伴い、東京駅・長野駅 - 金沢駅間の停車タイプとして運転開始[8][9][10][11][12][13]。
- 2016年(平成28年)3月26日:「かがやき」が運転されていない昼間時間帯を中心に、「はくたか」は下記の通りに実施[14]。
- 2018年(平成30年)
在来線特急「はくたか」[編集]
| はくたか(在来線時代) | |
|---|---|
|
| |
| 概要 | |
| 国 |
|
| 種類 | 特別急行列車 |
| 現況 | 廃止 |
| 地域 |
新潟県 富山県 石川県 福井県 |
| 前身 | 特急「かがやき」[注 4] |
| 運行開始 | 1997年3月22日 |
| 運行終了 | 2015年3月13日 |
| 後継 |
新幹線「かがやき」「はくたか」 特急「ダイナスター」「能登かがり火」 超快速「スノーラビット」など |
| 運営者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) 北越急行 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 路線 | |
| 起点 | 福井駅、金沢駅、和倉温泉駅 |
| 終点 | 越後湯沢駅 |
| 営業距離 |
越後湯沢-金沢 261.4km 越後湯沢-福井 338.1km 越後湯沢-和倉温泉 332.4km |
| 使用路線 |
JR西日本:七尾線・北陸本線 北越急行:ほくほく線 JR東日本:信越本線・上越線 |
| 技術 | |
| 車両 |
681系電車(JR西日本金沢総合車両所・北越急行六日町運輸区) 683系電車(北越急行六日町運輸区) |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 電化 |
直流1,500 V 交流20,000 V・60 Hz |
| 最高速度 | 160 km/h (99 mph) |
はくたかは、西日本旅客鉄道(JR西日本)、北越急行および東日本旅客鉄道(JR東日本)が福井駅・金沢駅・和倉温泉駅 - 越後湯沢駅間を、七尾線・北陸本線・信越本線・ほくほく線・上越線経由で運行していた特別急行列車である。
廃止直前の状況[編集]
2014年(平成27年)3月15日時点の運行概況は次の通り[17]。
定期列車は13往復が運転され、1往復(下り5号、上り24号)は福井駅 - 越後湯沢駅間、1往復(下り21号、上り6号)は和倉温泉駅 - 越後湯沢駅間、それ以外の列車はすべて金沢駅 - 越後湯沢駅間で運転されていた。
列車番号や号数は越後湯沢駅へ向かう列車が下りを表す奇数、逆方向が上りを表す偶数となっていた。これは、はくたかがJR西日本主体の列車であり[18]、北陸本線に合わせたためである[18]。
東京駅から上越新幹線を利用し越後湯沢駅で乗り継ぐことにより、魚津駅 - 東京駅間は最短2時間50分台(北陸3県の歴史上、初めて東京までの陸路が2時間台となる)、糸魚川駅 - 東京駅間は最短2時間50分台、直江津駅 - 東京駅間は最短2時間20分台、東京駅 - 富山駅間は最短で3時間10分台、東京駅 - 金沢駅間を最短3時間50分台、金沢駅 - 東京駅間を最短3時間40分台で結んでいた。走行区間の大部分を北越急行ほくほく線(当時営業最高速度160 km/h)や北陸本線(最高速度130 km/h)が占めるため、表定速度は100 km/hを超え、日本の特急列車の中ではトップクラスの速さであった。
ほくほく線内では信号機に高速進行の信号現示を行うことにより130 km/hを超える高速運転が可能とされた。運転開始時点で「はくたか」のほくほく線内の最高速度は140 km/hで、最終的に2002年(平成14年)には160 km/hに向上した[19]。国内の在来線で最高速度160 km/hを達成したのは当列車が初めてであり、廃止されるまでは日本国内の狭軌の在来線における最高速度の列車であった[注 5]。なお、ほくほく線の線路は高速走行ができるように、分岐器やレールの形状などは新幹線と同等のものを用いている。2011年(平成23年)時点の北越急行のWebサイトにおいては、これ以上の速度上昇は技術的に困難であると公表されていた。
停車駅[編集]
- 福井・金沢方面
- 福井駅 - 芦原温泉駅 - 加賀温泉駅 - 小松駅 - 金沢駅 - (石動駅) - 高岡駅 - 富山駅 - (滑川駅) - (魚津駅) - (黒部駅) - (入善駅) - (糸魚川駅) - 直江津駅 - (十日町駅) - (六日町駅) - 越後湯沢駅
- 和倉温泉方面
- 和倉温泉駅 - 七尾駅 - 羽咋駅 - 金沢駅 - (この区間は上記と同様) - 越後湯沢駅
- ( )は一部の列車のみ停車。
和倉温泉駅発着列車は金沢駅でスイッチバックを行うため、金沢駅 - 津幡駅間が重複運転となるが、この区間内で途中下車をしなければ分岐駅通過の特例により重複区間の運賃・料金は計算に含まれない。同列車が経由するほくほく線、七尾線は単線であるため、列車によっては行き違いのため時刻表上では通過扱いの駅でも運転停車を行うことがある。災害などによりほくほく線または上越線が不通となった場合は犀潟駅より先、信越本線を経由して長岡駅まで乗り入れることがあった。この場合、直江津駅 - 長岡駅間は原則として無停車となっていた[注 6]。
使用車両・編成[編集]
在来線特急時代の車両[編集]
| はくたか | |||||||||||||||||||||||||||
← 福井・金沢 和倉温泉/越後湯沢 →
| |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
北越急行の681系2000番台・683系8000番台「スノーラビットエクスプレス」および、JR西日本の金沢総合車両所に所属する681系0番台「ホワイトウイング」が使用されていた。ほくほく線内の複雑な断面形状のトンネルを高速で走行する際に車内の気圧が変動することを防ぐための対策として、車内の気密性を確保するために扉を完全に圧着する戸押さえ装置を追加した[20]。そのため、JR西日本所有の683系はもとより、681系であっても「サンダーバード」に用いられている編成は当列車に所定のダイヤで充当することはできない[注 7]。なお、北越急行の車両はJR西日本に管理を委託していた。
福井駅・金沢駅 - 越後湯沢駅間では9両または6両編成で運行されたが、金沢駅 - 和倉温泉駅間はグリーン車のない付属編成の3両で運転された。ただし、7・10号は6両編成(1 - 6号車)で運転。また、23・2号は通常は6両編成だが、多客期は9両編成で運転された。その際、5号車が座席指定席の場合があった。
また、2005年(平成17年)から681系・683系に運用車両が統一されると、それ以前には突発的な運用変更時にしか見られなかった北越急行とJR西日本の車両の併結や、681系と683系の併結が頻繁に見られるようになった。北越急行の公式サイト内では、「はくたか」に充当される編成表が掲載されていた。
車両不足が発生した場合は、「サンダーバード」で運用される683系4000番台が代走することがあった[21]。この場合、ほくほく線内の最高速度は130 km/hに制限される。ただし、489系とは異なり、JR線内は所定編成と同等の性能・ダイヤで運転可能であった。
北陸新幹線の金沢開業ならびにその列車名転用以降、使用車両であった681系・683系は列車編成の方向転換が行われた後、全て「しらさぎ」の運用に変更された[注 8]。また北越急行所属の681系・683系は、JR西日本に売却された。
過去の車両[編集]
運転開始当初はJR西日本・JR東日本・北越急行の3社で運行距離による比率で車両を保有し、定期列車10往復のうちJR西日本681系が4往復、JR西日本485系が2 - 3往復、北越急行681系が2 - 3往復、JR東日本485系が1往復を担当する形とした[注 9][22]。
2005年(平成17年)2月28日まで485系も使用されていた。JR東日本が所有する485系3000番台の2本(R1・R2編成)が最後まで運用されていたが、「はくたか」の速達化のために北越急行が683系を増備したことに伴い、定期運用を離脱している。なお、この編成は「はくたか」と配置区所の新潟車両センターへの出入区のための「北越」にほぼ運用が限定され、先頭車には翼を模した銀色のエンブレムが取り付けられていた。本列車から撤退後は6両編成(R26・R27編成)に再組成され、先頭車のエンブレムも2011年(平成23年)6月から撤去が始まっている[23]。2001年(平成13年)3月改正までは当時新潟駅直通の「雷鳥」に使用されていた485系9両編成が代走することがあった。
485系はJR西日本でも2002年(平成14年)3月22日まで使用されており、「はくたか」で唯一の8両編成であった。「サンダーバード」用の681系からの転用改造に伴い運行を終了している。
多客期の臨時列車などでは、JR西日本の金沢総合車両所に所属する489系が運用されていたが、この場合は1号車と4号車が入れ替わっていた[注 10]。また、ほくほく線内での最高速度は130 km/hに制限される上、JR線内(特に北陸本線)でも681・683系と同等の性能で走行することが出来ないため、10分程度の遅れが出ていた。なお、福井行きの24号に489系が入った場合、同編成で運転する区間は越後湯沢駅 - 金沢駅間のみであり、金沢駅 - 福井駅間は所定の681・683系に差し替えて運転することがあった[24]。
乗務員[編集]
直江津以西の乗務はJR西日本が、直江津以東の乗務は、北越急行とJR東日本の境界駅である犀潟駅・六日町駅に停車しない関係で(六日町駅は一部の列車が停車)運転士・車掌共にJR東日本直江津運輸区が担当する[25]。
開業当初は運転士のみ交代し、JR西日本の車掌が越後湯沢駅まで、JR東日本の車掌が金沢駅までそれぞれ越境乗務していた[22]。
車内販売[編集]
車内販売は越後湯沢駅 - 金沢駅間を日本レストランエンタプライズ (NRE) が担当していたほか、2014年(平成26年)9月まで一部列車では北陸トラベルサービスも担当していた。
沿革[編集]
| はくたか(国鉄時代) | |
|---|---|
| 概要 | |
| 国 |
|
| 種類 | 特別急行列車 |
| 現況 | 廃止 |
| 前身 | 特急「白鳥」 |
| 運行開始 | 1965年10月1日 |
| 運行終了 | 1982年11月14日 |
| 後継 |
特急「北越」 新幹線「あさひ」・「とき」 |
| 旧運営者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
| 路線 | |
| 起点 | 上野駅 |
| 終点 | 金沢駅 |
| 営業距離 |
上野-金沢 472.7 km(信越本線経由) 上野-金沢 521 km(上越線経由) |
| 使用路線 |
東北本線・高崎線・信越本線・北陸本線(1969年9月30日まで) 東北本線・高崎線・上越線・信越本線・北陸本線(1969年10月1日から) |
| 車内サービス | |
| その他 | 横川駅 - 軽井沢駅間はEF63形電気機関車2両を連結して協調運転を行う |
| 技術 | |
| 車両 |
80系気動車(金沢運転所) 485系・489系電車(向日町運転所・金沢運転所) |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 電化 |
直流1,500 V 交流20,000 V・60 Hz |
| 最高速度 |
100 km/h(80系) 120 km/h(485系・489系) |
国鉄時代[編集]
| はくたか | ||||||||||||||||||||||
← 上野・金沢 長岡 →
| ||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||
|
- 1965年(昭和40年)10月1日:上野駅・青森駅 - 大阪駅間で運転されていた「白鳥」のうち、上野駅 - 金沢駅間の編成が系統分割され、同区間(信越本線経由)特急「はくたか」として1往復が運転開始。
- 1969年(昭和44年)10月1日:「はくたか」が481系・485系11両編成に置き換えられる。横川 - 軽井沢間の碓氷峠でEF63との協調運転を行い、この区間を12両編成で通過できる169系電車が前年に登場していたが、特急形の開発は途上であり、481系・485系にもこの機能は備わっていなかった。保安上の理由でこの区間の運転の一切を機関車に任せ、無動力で通過することとなった電車列車は、最大両数が8両までに制限されたため、電車化と同時に(編成両数を減ずることなく)上越線経由とされ、スイッチバックを行う駅も直江津駅から長岡駅に変更される。この481系・485系は向日町運転所(大ムコ。後の京都総合運転所、現吹田総合車両所京都支所)所属車両であり、「雷鳥」「しらさぎ」「うずしお」「みどり」とも共通運用を組んだため、昼行特急形電車では当時としても極めて異例の、関東から九州にわたる超広域運用を実施していた[27][注 11]。なお、「はくたか」は交流50Hz区間を走行しないため、当時485系の一部の編成に組み込まれていた481系でも問題なく上越線や高崎線などで運用することができたことから、481系についても485系との共通運用が組まれ、東日本地区でも481系が運用されることがあった[27]。
- 1972年(昭和47年)3月15日:横軽協調運転装置を搭載した489系が開発され、信越「白鳥」と同じ上野駅 - 金沢駅間(信越本線経由)で「白山」が運転開始。以後「白山」の経路が関東地方と北陸地方を結ぶメインルートとなり、「白山」は1973年(昭和48年)10月から3往復となったのに対し、「はくたか」は1往復の運行であった。
- 1978年(昭和53年):「はくたか」の車両受け持ちを向日町運転所(大ムコ)から、金沢運転所(金サワ。現在の金沢総合車両所)に移管して広域運用を解消。同時に「白山」と共通運用となり食堂車の連結を終了。このため「はくたか」の481系・485系は489系に置き換えられる[注 12]。
- 1979年(昭和54年)4月20日:「はくたか」が2往復に増発。
- 1982年(昭和57年)11月15日:上越新幹線開業に伴い上野駅 - 長岡駅間が廃止され、残り区間を「北越」に統合され、「はくたか」が廃止される。
JR・北越急行時代[編集]
- 1997年(平成9年)3月22日:北越急行ほくほく線の開業により、上越新幹線に接続する特急列車として、福井駅・金沢駅・和倉温泉駅 - 越後湯沢駅間で「はくたか」10往復が運転開始。
- 1998年(平成10年)12月8日:「はくたか」のほくほく線内の最高速度を150km/hへ引き上げ[28]。
- 2002年(平成14年)3月23日:ダイヤ改正により、次のように変更[19]。
- 「はくたか」のほくほく線内の最高速度が160 km/hへ引き上げ。
- 「はくたか」が1往復増発され、11往復になる。
- JR西日本の485系の定期運用が終了し、485系の定期運用はJR東日本の1往復のみになる。
- 2004年(平成16年)10月23日 - 11月2日:新潟県中越地震の影響により運休。
- 2005年(平成17年)3月1日:ダイヤ改正より、次のように変更[29]。
- 北越急行が「はくたか」に683系8000番台を投入し、定期列車がすべて160 km/h運転対応の車両に統一。これにより、JR東日本の485系の定期運用が終了。
- 「はくたか」が1往復増発され、12往復になる。
- 2007年(平成19年)9月15日・16日:上越新幹線開業25周年を記念して、また同年に発生した能登半島沖地震による能登半島復興キャンペーンの一環により、金沢駅 - 上野駅間(長岡駅経由)でリバイバル運転が実施される[30]。
- 2009年(平成21年)
- 2014年(平成26年)10月1日:車内販売について、北陸トラベルサービス乗車分が日本レストランエンタプライズに引き継がれる[33]。
- 2015年(平成27年)3月13日:翌日の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間開業に伴い、同日の運転をもって特急「はくたか」廃止[34][35][36]。列車名は東京駅・長野駅 - 金沢駅間を運転する北陸新幹線の列車(停車タイプ)に引き継がれ、車両は名古屋駅・米原駅 - 金沢駅間のエル特急「しらさぎ」に転用された[注 13]。
- 同日の下り・上りの各最終列車となる「はくたか25・26号」は8000番台統一の9両編成が充当された[37]。
- 2016年(平成28年)4月22日:北越急行は、特急「はくたか」メモリアルと在来線(狭軌)営業最高速度である160 km/hで走行した記録を保存するために、「特急はくたか記念碑」をほくほく線発祥のまつだい駅(新潟県十日町市松代)に設立・除幕式が行われた[38][39]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 長野経由で東京と北陸を結ぶ特急列車は1954年から同一経路を運行していた急行列車「白山」を1972年に同名の特急列車に格上げする形で再登場している。
- ^ なお、金沢駅 - 和倉温泉駅間は特急「能登かがり火」、金沢駅 - 福井駅間は特急「ダイナスター」で代替された。
- ^ 4号車は普通車指定席になる場合がある。
- ^ 「北越」の一部列車と大阪駅 - 新潟駅間「雷鳥」の一部列車が含まれる。
- ^ 標準軌も含めると、京成電鉄の「スカイライナー」も京成成田空港線開業後この速度に並んでいる。
- ^ なお同区間を走行していた特急「北越」は柿崎駅・柏崎駅に停車している。
- ^ 後述の臨時代走では最高速度を制限している。
- ^ 「しらさぎ」の運用に合わせるため、福井・金沢寄りだった1号車(グリーン車)を和倉温泉/越後湯沢寄りに変更した。
- ^ 運用の関係で、1往復は月曜から木曜がJR西日本485系、金曜から日曜は北越急行681系が担当した
- ^ グリーン車が1号車→4号車、普通車指定席が4号車→1号車に。
- ^ 運転開始当初は同一の編成が東京都(「はくたか」)から大分県(「みどり」)まで運用され、車両走行距離は相当に長いものとなった。
- ^ これにより481系は東日本地区から撤退した。
- ^ 「はくたか」車両の「しらさぎ」転用に伴い、余剰となった683系2000番台(「しらさぎ」専用車両)は直流化改造を受けて289系に形式変更され、2015年(平成27年)10月31日から京都駅・新大阪駅から南紀方面の「くろしお」と北近畿方面の「こうのとり」「きのさき」「はしだて」に転用された。
出典[編集]
- ^ a b “北陸新幹線 長野〜金沢間開業に伴う運行計画の概要について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2014年8月27日) 2014年8月27日閲覧。
- ^ a b “北陸新幹線 長野〜金沢間開業に伴う運行計画の概要について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2014年8月27日) 2014年8月27日閲覧。
- ^ a b “北陸新幹線の列車名の決定について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2013年10月10日) 2013年10月10日閲覧。
- ^ a b “北陸新幹線の列車名の決定について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2013年10月10日) 2014年11月14日閲覧。
- ^ a b “夏の増発列車のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2016年5月20日) 2016年6月13日閲覧。
- ^ “北陸新幹線(W7・E7系)「グランクラス」のサービス内容について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2015年1月30日) 2015年1月30日閲覧。
- ^ “北陸新幹線(W7・E7系)「グランクラス」のサービス内容について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2015年1月30日) 2015年1月30日閲覧。
- ^ “2015年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2014年12月19日) 2014年12月19日閲覧。
- ^ “2015年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道高崎支社, (2014年12月19日), オリジナルの2014年12月20日時点によるアーカイブ。 2014年12月19日閲覧。
- ^ “2015年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道長野支社, (2014年12月19日) 2014年12月19日閲覧。
- ^ “2015年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道新潟支社, (2014年12月19日), オリジナルの2014年12月22日時点によるアーカイブ。 2014年12月19日閲覧。
- ^ “平成27年春ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2014年12月19日) 2014年12月19日閲覧。
- ^ “平成27年春ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道金沢支社, (2014年12月19日) 2014年12月19日閲覧。
- ^ “北陸新幹線「はくたか」、最大16分短縮 来年3月ダイヤ改正 一部の停車駅減らす”. 産経新聞(産経ニュース) (産経新聞社). (2015年12月18日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “2018年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2017年12月15日) 2018年3月26日閲覧。
- ^ “2018年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道長野支社, (2017年12月15日) 2018年4月17日閲覧。
- ^ 『JR時刻表 2012年3月号』
- ^ a b 「681系電車特急はくたか発車!」 p.44
- ^ a b “平成14年春 ダイヤ改正について I.在来線特急・急行列車” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2001年12月14日), オリジナルの2002年4月4日時点によるアーカイブ。 2014年8月31日閲覧。
- ^ 「在来線高速化をリードする北越急行のチャレンジ」 p.30
- ^ “【JR西】683系4000番代T52編成 出場試運転”. 鉄道ホビダス RMニュース (ネコ・パブリッシング). (2011年7月27日) 2015年2月4日閲覧。
- ^ a b 「681系電車特急はくたか発車!」 p.51
- ^ “【JR東】485系R27編成 側面のウイングマーク撤去”. 鉄道ホビダス RMニュース (ネコ・パブリッシング). (2011年6月24日) 2015年2月4日閲覧。
- ^ “489系H03編成が“はくたか”を代走”. railf.jp 鉄道ニュース (交友社). (2010年1月28日) 2014年10月30日閲覧。
- ^ 「在来線最速特急の誇り」 p.23
- ^ 『時刻表に見る〈国鉄・JR〉列車編成史』 p.109
- ^ a b JTBパブリッシング JTBキャンブックス『485系物語』内記事「ある日の485系」 梅原淳著 2013年2月22日発売 ISBN 9784533089749
- ^ 『鉄道ジャーナル』第33巻第2号、鉄道ジャーナル社、1999年2月、 92頁。
- ^ 『JR気動車客車編成表 '05年版』
- ^ 、2007、「『懐かしの「はくたか」号』運転」、『鉄道ピクトリアル』57巻12号(797)、電気車研究会 pp. 88
- ^ “2009年3月のダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2008年12月19日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ “会社間直通列車の全面禁煙実施について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2009年3月26日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ “一部の在来線優等列車における車内販売の営業終了について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2014年2月20日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ “特急「はくたか」の廃止について” (PDF) (プレスリリース), 北越急行, (2014年8月27日), オリジナルの2014年8月27日時点によるアーカイブ。 2014年8月27日閲覧。
- ^ “JR西金沢支社長、新幹線開業後に「並行の特急廃止」”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2011年7月5日) 2013年12月20日閲覧。
- ^ “新幹線開業時「はくたか廃止」 北越急行社長 新潟”. 朝日新聞(朝日新聞デジタル) (朝日新聞社). (2013年12月13日) 2013年12月20日閲覧。
- ^ 《はくたかスノーラビット編成》 - 北越急行
- ^ “「特急はくたか」記念碑の除幕式について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北越急行, (2016年4月15日), オリジナルの2016年5月6日時点によるアーカイブ。 2016年5月10日閲覧。
- ^ 板鼻幸雄 (2016年4月25日). “北越急行:「特急はくたか」まつだい駅前に記念碑建立”. 毎日新聞(新潟地方版) (毎日新聞社). オリジナルの2016年5月6日時点によるアーカイブ。 2016年5月10日閲覧。
参考文献[編集]
書籍[編集]
- 寺本光照 『国鉄・JR列車名大事典』 中央書院、2001年7月。ISBN 4-88732-093-0。ISBN 978-4-88732-093-2。
- 『JR気動車客車編成表 '05年版』 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2005年7月。ISBN 4-88283-126-0。ISBN 978-4-88283-126-6。
- 今尾恵介・原武史 『日本鉄道旅行歴史地図帳 -全線・全駅・全優等列車- 6号・北信越』 日本鉄道旅行地図帳編集部、新潮社、2010年10月。ISBN 4-10-790040-1。ISBN 978-4-10-790040-1。
- 三宅俊彦・寺本光照 『時刻表に見る〈国鉄・JR〉列車編成史』 JTBパブリッシング、2011年9月、109頁。ISBN 4-533-08344-7。ISBN 978-4-533-08344-0。
雑誌記事[編集]
- 鶴通孝「681系電車特急はくたか発車!」、『鉄道ジャーナル』第368号、鉄道ジャーナル社、1997年6月、 42-51頁。
- 鈴木文彦「北越急行開業の経緯と沿線」、『鉄道ジャーナル』第368号、鉄道ジャーナル社、1997年6月、 54-57頁。
- 鶴通孝・中井精也「在来線高速化をリードする北越急行のチャレンジ」、『鉄道ジャーナル』第428号、鉄道ジャーナル社、2002年6月、 20-33頁。
- 鶴通孝「在来線最速特急の誇り」、『鉄道ジャーナル』第557号、鉄道ジャーナル社、2013年3月、 18-33頁。
- 『JR時刻表』、交通新聞社、2012年3月。
外部リンク[編集]
- 東日本旅客鉄道
- 新幹線 E7系 かがやき/はくたか/あさま - 車両図鑑
- 車内設備・座席のご案内 E7系 - 新幹線車内設備のご案内
- 西日本旅客鉄道
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||