ちゃぐりん
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『ちゃぐりん』は、家の光協会が発行する小学生向けの月刊誌。漫画やコラムが連載され、子どもの教育の推進を目的としている[1]。
1964年に同協会発行の雑誌『家の光』別冊として発刊された『こども家の光』に起源を持つ。1965年1月より独立し[2]、『こどもの光』に誌名を変更した後、1993年に創刊30周年記念として誌名を公募した結果、英語の「Child」(子ども)・「Agriculture」(農業)・「Gree」(緑・自然)を合成した「ちゃぐりん」が採用され、現在の誌名になった[3]。
概要[編集]
JAの次世代育成を目的として創刊された。従って、購読する場合はJAに申し込む必要があり[4]、一般書店では購入できないが、その代わり組合員世帯以外でも地域内のJAを通して購入できる。
漫画も掲載されているが単なる娯楽雑誌ではなく、主に食や農、自然・学習、工作・料理、読み物・歴史といった分野の教育的内容が盛り込まれている。1994年からは子どもに読ませる価値のある雑誌として日本PTA全国協議会の推薦も受けている。また、小学校低学年の読者にも配慮し漢字には全て振り仮名が振られている[3][5]。なお、掲載された漫画は「キテレツ大百科」(小学館「てんとう虫コミックス」他)「ろこモーション」(秋田書店「サンデーコミックス」)など他の出版社より刊行されたごく一部の作品を除き、単行本化はされていない模様。
連載中の漫画作品[編集]
- いのちの歴史[6](富士山みえる)
- 宇宙農創記 トラグオン[6]
- シューティング☆流星[6](三鷹公一)
- たまねぎたまちゃん(きむらひろき、原作:赤塚不二夫とフジオプロ)[7]
- ちゃぐりん広場(うおりゃー大橋)[8]
- モチモチ[6](かみやたかひろ)
2020年現在。「ちゃぐりん広場」は漫画の体裁をなしているが、実際には読者からのハガキを元に纏められた読者コーナーである[9]。
過去に連載された漫画作品[編集]
こどもの光連載[編集]
- パトロールV(桑田次郎)[2]- 1964年8月号 〜 1965年04月号
- 名犬タンタン[10](久米みのる・藤子不二雄) - 1965年1月号 〜 1968年12月号
- ドビンソン漂流記[11](藤子不二雄[12]) - 1971年1月号 〜 1972年12月号
- キテレツ大百科[13](藤子不二雄[12]) - 1974年4月号 〜 1977年7月号
- コマーさる[14](藤子不二雄[12]) - 1979年8月号
- 東京Zマン(桑田次郎)
- ガコちゃん(土田よしこ)[10]
- おむすびくん(赤塚不二夫)
- ロボット7(石ノ森章太郎) - 1965年10月号 〜 1967年3月号[15]
- とんでもハウス(石ノ森章太郎) - 1987年1月号 〜 1989年12月号[16]
- ろこモーション(小山田いく)
- ゴールの条件(中城けんたろう)
- とうちゃん(森田拳次)
- 校害ヘド郎(森田拳次)(1977年頃)
- カアちゃん2号(森田拳次)(1980年頃)
- すーパーロボット・ロボ次郎(森田拳次)(1983年頃 カアちゃん2号の続編)
- シルバー仮面3世(森田拳次)
- ワイルド4(中島利行)
ちゃぐりん連載[編集]
- 丸出だめ夫(森田拳次)
- カットイン・タートルズ(今泉伸二)- 1998年8月号[17] 〜 2001年4月号
- やっぱり!テツヤくん(板井れんたろう) - 1996年5月号 〜 2002年4月号
- いちばん元気くん(板井れんたろう) - 2002年5月号 〜 2015年4月号
- こんぺい島のクラッカー(おぐまこうじ、ほりえいくよ) - 2000年頃に3年間連載[18]
- ススメ おにぎりコロコロ(おぐまこうじ、ほりえいくよ)[18][19]
- ドンと一本!(三鷹公一) - 2001年5月号 〜 2004年4月号
- 晴れときどき風多(流水りんこ)
- へたっぴKICK!!(三鷹公一) - 2004年5月号 〜 2007年4月号
- ジグザグ雷道(三鷹公一) - 2007年5月号 〜 2011年4月号
- 火の球ベース(三鷹公一) - 2011年5月号 〜 2014年4月号
- なるかみ長屋(島津蓮) - 2006年5月号 〜 2009年4月号[20][21]
- 忍者いただき丸(Moo.念平)
- マカふしぎちゃん (悟東あすか)
- トキメキ♡あにまるず(立花実枝子)
- ワンタンとピータン(古夜冬考)
- モグモグ研究所(Moo.念平)
- 神わざくっく(立花実枝子) - 〜 2014年4月号
- アグリなう!(Moo.念平) - 2014年5月号 〜 2015年4月号
- ふしぎ森の百神さま(ふくやまけいこ) - 2014年5月号 〜 不明
など。
裏表紙のコーナー[編集]
- 1998年度 ぼくたちわたしたち地球っ子 地球となかよくするくらし
- 様々な環境問題の対策、影響、原因を紹介するコーナー。下記の地球環境レポートと同じようなコーナーである。
- 2000年度 マナねえさんとかんがえるエチケットブック こんなときどうすればいい?
- 映画、図書館、自転車などのマナーがかいてあるコーナー。
- 2002年度 コンピュータでどうなる!?未来のくらし
- 進歩した冷蔵庫、車、セキュリティシステムでくらしはどうなるか予想したコーナー。
- 2003年度 おもしろくてチョッピリためになる 動物ことわざワールドへようこそ!
- 毎月1種類の動物に関することわざを紹介するコーナー。
- 2004年度 なるほどびっくり!植物たちのチエくらべ
- さまざまな植物の特徴を紹介するコーナー。毎月2種紹介する。
- 2005年度 お仕事カタログ 好きから探そう!キミの将来の職業
- 関係性の高い二つの職業を一月に紹介するコーナー。
- 2006年度 地球環境レポート
- さまざまな環境問題の原因、影響、対策を紹介するコーナー。
- 2007年度 色のふしぎ
- 色による錯覚を利用したコーナー。
- 2008年度 日本の世界遺産
- 毎月一回、日本の世界遺産を紹介する。
- 2009年度 日本の1番!
- 日本で最も○○なものを紹介するコーナー。自然、建造物などジャンルは様々。
- 2010年度 日本の祭り
- 日本全国の様々な祭りを紹介するコーナー。
- 2011年度 全国郷土料理めぐり
- 日本全国の郷土料理を紹介するコーナー。
- 2012年度 給食のことを知ろう!学校給食の歴史
- 日本の給食の歴史を順に紹介するコーナー。
脚注[編集]
- ^ “家の光・地上・ちゃぐりんのご紹介”. セレサ川崎農業協同組合. 2021年1月13日閲覧。
- ^ a b “こどもの光 1(3)”. 国会図書館. 2021年1月13日閲覧。
- ^ a b “『ちゃぐりん』ってどんな雑誌?”. 家の光協会. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “宣伝”. 家の光協会. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “宣伝”. 家の光協会. 2021年1月13日閲覧。
- ^ a b c d “2020年9月号”. 家の光協会. 2020年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月15日閲覧。
- ^ “「ちゃぐりん」5月号より『たまねぎたまちゃん』連載開始!”. これでいいのだ!!. フジオ・プロダクション (2019年3月5日). 2020年1月13日閲覧。
- ^ @uorya_0hashi (1 January 2021). "「怪獣を倒すためのアイデア/ヒーローを考えるコーナー」。なぜか人気があり、一番昔からやってるコーナー。毎年正月号は干支にちなんだ怪獣を出すことにしてる。今回のは「ただデカイだけの牛」だが、出題怪獣考えるときに時間がなくて、ほとんど何も考えてなかったから。そのわりには面白いハガキが" (ツイート). Twitterより2021年1月15日閲覧。
- ^ うおりゃー大橋 (2010年11月13日). “ちゃぐりん広場 2010 11月号”. 2021年1月15日閲覧。
- ^ a b “こどもの光 3(1)”. 国会図書館. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “藤子・F・不二雄 大全集”. 小学館. 2021年1月13日閲覧。
- ^ a b c 執筆は藤子・F・不二雄が担当。
- ^ “藤子・F・不二雄 大全集”. 小学館. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “藤子・F・不二雄 大全集”. 小学館. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “ロボット7”. 石森プロ. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “とんでもハウス”. 石森プロ. 2021年1月13日閲覧。
- ^ 今泉伸二. “カットイン・タートルズ”. 2021年1月13日閲覧。
- ^ a b おぐまこうじ. “絵本作家 おぐまこうじプロフィール”. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “資料詳細情報”. 遠軽町図書館. 2021年1月13日閲覧。
- ^ 島津蓮 (2015年). “プロフィール”. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “なるかみ長屋 1”. マンガ図書館Z. Jコミ. 2021年1月13日閲覧。