ちひろ (歌手・作曲家)

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ちひろ
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基本情報
出生名 本名:藤井 千尋
生誕 12月21日
出身地 日本の旗 日本 山口県山口市
学歴 花園大学文学部社会福祉学科
ジャンル J-POP
童謡
職業 シンガーソングライター
ラジオパーソナリティ
ナレーター
活動期間 作曲家1997年-・歌手2003年-
レーベル BELLMUSE
事務所 株式会社ベルミューズ
公式サイト http://bellmuse.co.jp/

ちひろは、日本歌手作曲家ラジオパーソナリティ。本名は藤井千尋(ふじいちひろ)。作詞作曲のクレジットには本名とアーティスト名の両方が用いられている。山口県山口市出身。血液型O型。

主に童謡詩人金子みすゞの詩に作曲し、歌い語る活動を行う。テレビ特番のナレーターとしても活動。所属事務所は株式会社ベルミューズ。

略歴・エピソード[編集]

幼年期 - 2003年まで[編集]

山口県山口市出身。長女として京都市内の病院で誕生する。母方の祖父・東昇(ひがしのぼる)は鹿児島県川辺町(現南九州市)出身、日本で第1号となる電子顕微鏡を開発した人物で京都大学名誉教授日本ウイルス学会会長、国際電子顕微鏡学会連合総裁等を歴任、紫綬褒章を受章した世界的権威のウイルス学博士であった。

3歳よりソルフェージュ・聴音、6歳よりピアノを習い始める。山口県内のピアノコンクールの受賞歴あり。山口市立大殿小学校、山口市立大殿中学校を卒業しており、学校行事や音楽会などのピアノ伴奏は決まってちひろが務めていた。エピソードとして、メロディだけの楽譜を見てすぐに伴奏をつけて弾いたり、文化ホールでの音楽会で皆が楽譜を見ながらピアノ伴奏をする中、ちひろは楽譜を持参せず「藤井さん、楽譜は忘れたの?」との先生の問いかけに「覚えているので要りません」と答え、驚かせたこともあった。[要出典]

中学時代はブラスバンド部に所属しクラリネットを担当。県内のコンクールにて金賞を受賞した際はクラリネットのソロを担当しており、「クラリネットのソロの音色がとても美しかった」と評した審査員もいる。[要出典]

私立サビエル高等学校(当時女子高)に進学し、軽音楽部とダンス部に所属。軽音楽部ではロックバンドのヴォーカルを務め、部活の休憩時間に部員がちひろに歌いたい歌をリクエストすると、ピアノで即興演奏をした。[要出典]また、ダンス部では部長を務め、創作ダンスの振付や音楽編集も担当していた。

花園大学文学部社会福祉学科に進学。当時日本ではまだ資格が持てなかった音楽療法士に興味を持ち、大学の授業とは別に自ら特別養護老人介護施設に行き、当時アメリカ合衆国で資格を得た音楽療法士の現場を見学。卒業論文は「音楽療法と老人福祉」のテーマで提出した。「音楽同好会」に所属し、ロック、R&B、ポップスなど様々なジャンルのバンドを経験。大学在学中から自らアルバイトで学費を貯め、夜間の職業訓練専門学校コンピューターミュージック科に通い、打ち込み音楽の技術を修得。その懸命な姿に学校側も特別に自習が出来るブースを与えたり、担当教師からも「自分が教えられることは全て教えた」と脱帽されたという。[要出典]この頃からミュージックコンポーザーとしての仕事に携わっていく。

当時組んでいたユニットの作品が認められ、スカウトを受け上京。1997年からは作曲家として活動。1998年には、有限会社トライエックスミュージック社(当時の株式会社ロックオンパブリッシャーズ)のSong Bank会員No.1としてデビューする。女優・遠藤久美子や声優・木村亜希子寺田はるひなどのアルバムや映像作品に楽曲を提供。

2003年-[編集]

京都、東京での音楽活動を経て2003年1月に帰郷。実家にあった童謡詩人金子みすゞの詩集を手にし衝撃を受ける。その詩の心こそ音楽で伝えたいと、金子みすゞの詩に曲をつける。当初はその作品を公表しなかったが、友人の誘いで参加したあるライブステージで、急遽空白の時間が出来てしまったことがきっかけで、その歌数曲を初披露することになった。そのライブでの噂が複数のメディアに届き、後日大きく紹介される。[要出典]この年はちょうど金子みすゞ生誕100年という節目でもあり、また長門市仙崎に金子みすゞ記念館が設立された年でもあったため、地元も大きな関心を寄せることとなった。[要出典]その後、山口県を拠点として歌手活動をスタート。

2005年から6年間、tysテレビ山口「週末ちぐまや家族」のエンディングソングに『星とたんぽぽ』(作曲・歌/ちひろ)が起用される。

楽曲制作の依頼も多く、ミュージカル音楽(第21回国民文化祭・やまぐち2006の金子みすゞミュージカル「みすゞ夢空間」)、学校校歌(岐阜聖徳学園高等学校、山口県阿武町立阿武小学校)、人権の歌『こころ』(熊本県菊陽町)、幼稚園愛唱歌『おおきなおみみ』『みすゞさんありがとう』『なかよし0・1・2~りんごのもりのなかまたち』(野田学園幼稚園)、ラグビー部部歌『一勝驀進』(福島県立郡山北工業高等学校)、国指定特別天然記念物秋芳洞の「3億年のタイムトンネル」BGM、ご当地ソングなどの作詞・作曲・編曲を手がけている。

2017年4月、宇部フロンティア短期大学の客員教授に就任。

現在も山口市を拠点とし、日本、台湾イタリア韓国において年間約80回の公演活動を展開している。

ラジオパーソナリティ[編集]

ラジオパーソナリティとして、2004年12月まで、FMながと(FM AQUA)にてレギュラー番組「ちひろDEランチ」、2005年7月から(~現在)は、KRY山口放送ラジオにてレギュラー番組「ちひろDEブレイク」(日曜日14時~)のラジオパーソナリティを務めている。

2011年、エフエム山口制作特別番組『こだまでしょうか 〜今、金子みすゞの心を聴きたい〜』にもパーソナリティとして起用され、第7回日本放送文化大賞ラジオ部門で準グランプリを受賞した。番組内ではちひろの歌と共に、金子みすゞ記念館館長・矢崎節夫や金子みすゞの一人娘・上村ふさえのインタビューも交えており、山口県長門市通(かよい)地区にある向岸寺で毎年行われている「鯨法会」(鯨回向)の様子も紹介され、金子みすゞの生い立ち、詩の心の背景が深く感じられる内容になっていると、高く評価された。[要出典]

ナレーター[編集]

2006年にはNHK中国五県放送「ふるさと発~お盆に沈む島~」で、2016年3月にはtysテレビ山口特別番組「どうかね、好きかね、元気かね~嘉年小最後の1年~」でナレーターを務めた。

スポーツとの関わり[編集]

  • 油谷繁 応援歌『君が教えてくれたもの』を作詞作曲
  • 第82回全国高等学校相撲選手権大会の中国地区大会「中国04総体相撲競技」イメージソング『高き空に』を作詞作曲、記念CDが制作された。
  • ラグビー部との交流
2012年~2016年まで、東日本大震災の被災地となった(福島県宮城県)にて、全35ヶ所・5年続けた東日本復興応援ちひろコンサートをきっかけとし、2015年4月、福島県立郡山北工業高等学校ラグビー部との交流が始まる。コンサートを初めて聴いたラグビー部員が大きな刺激を受ける。「”みんなちがって、みんないい。”は、まさにラグビーだ!」「ちひろさんが堂々としてステージに立っていた」「自分もラグビーで人を感動させたい」と評された。夏の合宿では、ちひろ直筆の「花園へ!!郡山北工ラグビー部 みんなちがってみんないい♪ ちひろ」と、メッセージとサインがプリントされたTシャツを着て挑んだ。部員の中には『私と小鳥と鈴と』(作曲・歌/ちひろ)を試合前に聴き、試合に臨んだ者もいた。2017年、同校ラグビー部OB会が部歌制作をちひろに依頼。「郡山北工業高等学校ラグビー部部歌”一勝驀進”(いっしょうばくしん)」が同年4月、同校グラウンドで初披露となり、多くのメディアに取り上げられた。[要出典]
  • 国歌斉唱
2016年8月30日、25年ぶりにリーグ優勝を果たした広島東洋カープの公式戦(対DeNAベイスターズ戦)にて、試合開始前の国歌斉唱を務めた。 

CM[編集]

2009年、ちひろの歌声を聴かせた商品として、株式会社シマヤ「ぶちうまい」シリーズの商品『金子みすゞの子守唄で寝かせた味噌』。味噌の熟成段階で金子みすゞの楽曲『波の子守唄』(作曲・歌/ちひろ)を聴かせ味噌を発酵させている。2010年4月、読売テレビ秘密のケンミンSHOW」の「辞令は突然に」のコーナーで、東京一郎(俳優/水沢駿)が山口県へ転勤。シマヤの味噌工場へ赴き『波の子守唄』を聴かせ味噌が発酵している様子を紹介した。

テレビコマーシャルソングでは、あさひ製菓「月でひろった卵」のCMソングとしては最も長く起用されており、他にも「ハートピア共済」や「ホテル楊貴館」「山口県人権啓発週間」「杉山内科小児科医院」などのCMソングにも起用された。

関連人物[編集]

CDアルバム『Message~メッセージ~』と『REBORN-リボーン金子みすゞ-』の2作品には西本明、また山瀬まみが歌う『Dr.プップクプー』を作曲したミュージシャンの小西輝男が参加。またレコーディングエンジニアには、Kinki Kidsや嵐、井上陽水中島みゆきなどのレコーディングに携る青野光政を迎えている。

関連書籍[編集]

正進社発刊の平成22年度童謡歌集『さぁ歌おう』(山口県版)には、金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』『星とたんぽぽ』(作曲/ちひろ)が、JULA出版局が発刊した記念誌『金子みすゞの110年』には、ちひろCD『私と小鳥と鈴と』が画像付きで、帝国書院が発刊した『歌がつむぐ日本の地図』の山口県ページには、山口県の歌手としても紹介され、金子みすゞの楽曲『鯨法会』(作曲・歌/ちひろ)がそれぞれ掲載されている。

2006年に沖家室開島400年記念誌が発行されたが、400年を記念して制作した歌『沖家室ふるさと-わたしの島-』(作詞/矢崎節夫・作曲/ちひろ)が掲載されている。

2011年にプロモーションアイから発行された『やまぐち夢追い人50人』に、ちひろの生い立ちから活動に至るまでが紹介されている。

防災無線[編集]

防災無線でも、2015年9月1日~『ふるさとの風~山口市民の歌~』(作曲/ちひろ)が山口県山口市内の全域にて夕方に、同年11月1日~『一寸法師』(作曲/ちひろ)が山口県長門市内全域にて正午に、それぞれメロディが流れている。

コンサートスタイル[編集]

ちひろのコンサートスタイルは、歌の間に語りと朗読を取り入れるのが特徴。特に金子みすゞの詩に関しては、みすゞの生い立ちに迫る。活動を通して出会ってきた知人との実話も語る。ピアノ弾き語りもあり、一人舞台でありながら何役もこなす独特のステージ演出となっている。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル カップリング 備考 発売元
1 2005年7月24日 草原のラピエ 太古の海の物語 夜明け  国定公園秋吉台ソング 株式会社大一写真工業

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 収録曲数 レーベル 備考
1st 2004年3月28日 わたしと小鳥とすずと 11曲 ChihiroSound 金子みすゞ作品
2nd 2004年11月7日 星とたんぽぽ 12曲 ChihiroSound 金子みすゞ作品
3rd 2005年12月11日 大漁 11曲 ChihiroSound 金子みすゞ作品
4th 2006年11月1日 花のたましい 11曲+2bonus tracks ChihiroSound 金子みすゞ作品
5th 2007年9月23日 いにしへを仰ぎて~君想ふことの葉~ 11曲 ChihiroSound 和歌の歌と語り作品
6th 2008年10月10日 ただ念仏して~歎異抄から~ 5曲 ChihiroSound 歎異抄作品
7th 2008年12月21日 ちひろ 心のうた 8曲 ChihiroSound オリジナル&カヴァー作品(5周年記念アルバム)
8th 2010年8月13日 私と小鳥と鈴と 18曲 ChihiroSound 金子みすゞ作品
9th 2010年8月13日 明るい方へ 18曲 ChihiroSound 金子みすゞ作品
10th 2015年10月4日 Message~メッセージ~ 11曲 BELLMUSE オリジナル&カヴァー作品
11th 2016年7月21日 REBORN -リボーン 金子みすゞ- 16曲 BELLMUSE 金子みすゞ/矢崎節夫作品

ミュージックビデオ[編集]

曲名
私と小鳥と鈴と New Arrenged Ver.
メッセージ ~マザーテレサの言葉~
南十字星煌く空の下に
Me, a Little Bird, and a Bell ~私と小鳥と鈴と~
ちひろ国歌斉唱 in マツダスタジアム
私と小鳥と鈴と
Message~メッセージ~ ダイジェスト版
鯨法会
明るい方へ
大漁
こだまでしょうか

外部リンク[編集]