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ちうね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちうね
職業 漫画家
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ちうねは、日本の漫画家。埼玉県出身[1]。作品に芳文社4コマ漫画誌『まんがタイムきららキャラット』に連載された『紡ぐ乙女と大正の月』がある[2]

来歴

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ちうねは2016年頃から同人活動を始め、アンソロジーコミックへの寄稿などを経て、2019年に『紡ぐ乙女と大正の月』で商業誌連載を果たした。それ以前は会社員として働きながら、趣味で漫画やファンアートを制作していた。特に『艦隊これくしょん -艦これ-』のファンアート活動が創作活動の出発点となったという[3]

自身の作品をTwitter(現:X)に投稿したところ好評を得たことがきっかけとなり、同人イベントへの出展を通じて商業出版の機会を得た。その後、芳文社編集者・門脇拓史の推薦により、『まんがタイムきららキャラット』誌で『紡ぐ乙女と大正の月』の連載が開始された[3]

大学では中国史を専攻しており、作品制作にもこの知識を生かしている[3]。『紡ぐ乙女と大正の月』は2019年11月号から2024年4月号まで連載された[4][5]

連載終了後も、間を置かずに新作を発表する意欲を示しており、趣味や専門知識(特に中国史)を活かした作品制作に意欲を見せている[6]

作品リスト

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連載

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読み切り

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書籍

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作風・特徴

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歴史好きなバックグラウンドを活かし、史実考証に強いこだわりを持つ。国立国会図書館などで史料を調査し、文化・生活描写にリアリティを持たせる工夫をしている[3]

担当編集者によれば、「かわいらしい絵柄」と「時折見せるシリアスな描写」のギャップが作品の魅力とされる。また本人は自らを「インターネットお絵描きマン」と称し、SNS発信型の創作活動を経て商業連載に至ったと述べている[3]

今後は中国史を題材とした漫画作品にも挑戦したいという意向を表明している[3][6]

脚注

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  1. ^ Amazon.co.jp: ちうね: 本、バイオグラフィー、最新アップデート”. 2025年4月27日閲覧。
  2. ^ ぼっちJKが大正時代にタイムスリップ、きらら系4コマ「紡ぐ乙女と大正の月」1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年6月27日). 2025年4月26日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 土木学会学生小委員会 (2024年3月27日). “【Interview企画/ちうね先生-Vol.1】アマからプロへ!!漫画家ちうね先生の原動力とは?”. note. 2025年4月27日閲覧。
  4. ^ a b まんがタイムきららキャラット バックナンバー 2019年11月号”. まんがタイムきららweb. 芳文社. 2025年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
  5. ^ a b まんがタイムきららキャラット バックナンバー 2024年4月号”. まんがタイムきららweb. 芳文社. 2025年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
  6. ^ a b 土木学会学生小委員会 (2024年3月27日). “【Interview企画/ちうね先生-Vol.3】伝えることの難しさ・漫画としての面白さとは?【学生小委員会】”. note. 2025年4月27日閲覧。
  7. ^ まんがタイムきららキャラット バックナンバー 2019年9月号”. まんがタイムきららweb. 芳文社. 2025年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
  8. ^ まんがタイムきららキャラット バックナンバー 2019年10月号”. まんがタイムきららweb. 芳文社. 2024年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月26日閲覧。
  9. ^ yachixxxxxxの2018年4月23日のツイート、2025年4月27日閲覧。
  10. ^ yachipppppの2024年12月21日のツイート、2025年4月27日閲覧。
  11. ^ mangatimekiraraの2024年5月26日のツイート、2025年4月27日閲覧。
  12. ^ 「異種族×百合アンソロジー」執筆陣に郷本ら、カバーイラストは樋口彰彦”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月10日). 2025年4月27日閲覧。

外部リンク

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