たとえば母が

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たとえば母が』(たとえばははが)は、艶々による日本漫画作品である。

概要[編集]

双葉社メンズヤング』にて2003年7月号から2008年4月号まで連載された。単行本は同社アクションコミックスより全6巻。

母子相姦をテーマに友達的な感覚の親子から、恋人になっていく親子の禁断の愛を描いた作品。展開は重めで心理描写も多めとなっており、山文京伝の影響を受けて描いたとされている。商業単行本以外に、同人誌3巻、イラスト集数巻が販売されている。2009年8月のコミックマーケットの同人誌で発売された『たとえば母がafter』をもって、完結となっている。

クロスオーバー作品として同作者による別作品『家政婦のミツコさん』の番外編「家政婦ミツコの大冒険」(『メンズヤング』2010年1月号掲載)がある。主人公ミツコが家出した挙句に迷子となり、美晴と正樹の新居に世話になるという物語。このエピソードは単行本「たとえば母がExtra黒」に収録されている。

2013年にマドンナの「熟れコミ」レーベルより、風間ゆみ主演で実写化したアダルトビデオシリーズ全3作品が発売された。

あらすじ[編集]

大学生、緑川正樹とその母緑川美晴は、お互いルームメイトのような関係で日々を過ごしていた。しかし、ある日、正樹は母親にキスマークを見つけ男の存在を知り、初めは美晴も否定するものの、実は正樹に内緒で同じサークルの田口と付き合っていた。ある晩、地下道でマコトの性器をフェラチオをする美晴を目撃した正樹は美晴を性の対象としてみるようになり、悶々とした日々を送ることに。それを知った美晴は正樹と離れ田口と暮らすようになるが、そこに、嘗ての上司榊が現れ、嘗ての関係が復活してしまう。

登場人物[編集]

緑川正樹
本作の主人公。大学生。児童文学研究会所属。通称「マー君」。21歳。実母の美晴とはお互い自由に過ごす友人のような母子関係であったが、一方で自覚は薄かったものの麻里子にマザコンと言われるくらいに美晴への特別な感情を持ち続けていた。田口との関係を知った直後からいつしか美晴を女として見ていたことを自覚し始め、美晴と田口、榊との関係に苦しめられていたが峰子から榊と美晴を離す様諭されたことも手伝って、最終的には美晴を田口や榊の手から取り戻し、相思相愛の仲となる。最終回時で24歳、『たとえば母がEX』では20代後半となっており[1]、大学を中退し美晴とともに神戸市に移住し、工場で働く。美晴との間に長女ことみを儲け、父親となっている。移住先の街では対外的には美晴とは歳の差夫婦ということにしており、実の親子であることは知られていない。
緑川美晴
本作のヒロイン。正樹の母親。39歳。最終回時に42歳の主婦[2]表面的には明るくふるまい、正樹を産んだ年齢が若かった事もあり子供っぽい面もあり、性欲に流され易い部分も強い。年齢の割に若々しい外見で、40を過ぎてもそのグラマラスな体形と美貌を保っている。『たとえば母がEX』では40代半ばとなっている。夫(後述)とは、正樹が物心着く前に家庭に入る事を希望され離婚し、女手ひとつで正樹を育てて来た。しかしその間にも榊に調教され彼との関係にとりつかれて一時息子を疎かにしていた時期もあり、あるきっかけでそれに後悔して榊をセクハラとして会社に告発して関係を一端絶つ。大ざっぱなところもあり、油断して、正樹の前で下着姿になったり全裸で過ごす癖がある。正樹と仲良く暮らしていたが田口と付き合うようになるが、正樹が自分を女として見つつあることに気付き家を出て田口と同棲。かつて調教されていた榊が海外から戻ってくると、榊との爛れた関係が復活しピルを常飲していたが、榊の希望により飲むのをやめ、田口とは榊との爛れた関係を知られた後、膣内射精を拒否し、決別。正樹と完全に相思相愛となり、男女の関係を結ぶ。その後、それまで住んでいた街を2人で去って周辺との関係を絶ち、正樹の子(名はことみ)を妊娠、出産。正樹とは"母子"としてではなく、"歳の差夫婦"として性交渉を含めて、仲睦まじく暮らしており、対外的には正樹の親ではなく妻と名乗っている。
沢田貴志
児童文学研究会の部長の4回生。学食で食券を買わず直接頼んでしまう癖がある。最終回の時点で2人去り、来年にはマコト1人になるサークルの行く末を心配している。
山根麻里子
結婚してから大学に入学してきた2回生。夫とは浮気が元で険悪になり、ふとしたきっかけで正樹と肉体関係を結び、セックスフレンド兼相談相手のような間柄。その後離婚したものの、夫が本気だと言う農業に協力するため復縁し自主退学。正樹の母に対する禁忌の感情やその後の関係も知りつつも、ある意味で彼のよき相談相手ともなっている。退学とともに正樹との関係を終わらせる。
田口マコト
正樹高校時代からの同級生、ガタイが大きく、根はやさしい美晴の男。春休み中に貧乏で宅配のアルバイト先で美晴の会社に行った事で結ばれ、美晴のアナルバージンを奪う。やがて美晴との関係がバレると、自分の部屋で同棲するが、美晴が榊の物になると徐々に避けられ始め、ピルの常用をやめた美晴から膣内射精を拒否された上、正樹に美晴を寝取られ決別させられる。その後、学食の女性と肉体だけの関係になる。
山本由紀
人数あわせの合コンで仲良くなり、正樹と付き合うが本人からは事実上のセックスフレンドとしか見ていない。SEXの手ほどきを一から受けた。
宏樹
由紀の本命彼氏。
榊敬之
美晴の上司。44歳。性器に真珠を入れている。仕事は出来るが女癖も悪く、過去には、愛人多数で、女性の社会進出に理解を示していたことから美晴との性的関係を持っていた。しかし、美晴に女として生きるか、母として生きるかを問い、美晴は母を取り、セクハラパワハラで訴えられ、海外左遷も引き抜きで事情を知らない人事部長により日本に戻る。その恨みから性的関係を復活させ、オーストラリアから媚薬に近いドラッグを密輸し美晴を性奴隷にしようとしておりその一環で正樹と美晴に一線を越えさせる。しかし調教の完了する直前で正樹に寝取られ、峰子の通報により薬事法違反で逮捕される。
榊峰子
榊の妻。刺青に乳首と性器にピアスをするなど、表面的には従順な性奴隷と化し美晴との不倫も包み隠さず話される等榊から絶対的信頼を得ていたが、実は愛人達への嫉妬と夫を独占しようとする執着はかなり強く、そのために手段を選ばない面もある。正樹と接触し榊の調教が完成する前に彼から美晴を離す様諭す。過去に榊が自分の物にならない恨みから美晴の殺害を計画したが、家に居た正樹の幼い笑顔に癒され、「この人から母を奪ってはいけない」と悟り、殺害を諦めた。結果的に峰子が正樹と接触したことが、正樹と美晴が相思相愛になるきっかけとなった。夫への執着から彼のドラッグ使用を通報し逮捕に至らしめる。
緑川ことみ
正樹と美晴の娘。正樹と美晴が完全に男女の関係になった後に誕生。『after』で美晴がことみを身籠ったことが語られ、『家政婦ミツコの大冒険』ではまだ、美晴のお腹の中にいた。『本編最終話』、『たとえばことみが』、『なつやすみ』、『たとえば母がEX』(直接の登場ではなく、言及のみ)に登場。
本編最終話が初登場。EXでは保育園児になっていることが語られている。
母と父が実の母子関係にあるため、血縁が多少ややこしくなっており、父が正樹、母が美晴。祖父が美晴の元夫・ジュンとなり、父が正樹であるため、母の美晴が祖母ともなる。また、正樹とは父と娘の関係であると同時に異父兄妹の関係でもある。
ジュン
『ZERO』登場、別れた美晴の夫。学生時代に出会い結婚、正樹をもうける。小説家として売れる前までは美晴のヒモとして暮らし苦労をさせた負い目で美晴に楽をしてもらおうと家庭に入ってほしいと進言したが総合職にやりがいを感じていた彼女とズレが生じ離婚。ルーズながら慰謝料を払い続けていたが、既に別の交際している女性もいる。
川島
『なつやすみ』登場、正樹の勤務先の若い女子社員。正樹が既婚者である[3]ことを知りつつ「かっこいい」として狙っており、美晴が40代であることを耳に挟んで「おばさん相手なら略奪出来る」と思い込み、海水浴場で正樹にモーションをかけようとするも実際に現れた美晴の美貌に圧倒されてしまう。正樹からは美晴を見せつけ自慢するための相手としてしか扱われていなかった。
山下
『なつやすみ』登場、正樹の勤務先の女子社員で川島の友人。川島の略奪願望に呆れつつも彼女の行動に付き合うが、川島とともに美晴の年齢にそぐわない体形や肌の美しさに度肝を抜かれる。

書籍情報[編集]

  • 艶々『たとえば母が』双葉社〈アクションコミックス〉全6巻
    1. たとえば母が1(2004年6月28日)
    2. たとえば母が2(2005年3月11日)
    3. たとえば母が3(2005年12月12日)
    4. たとえば母が4(2006年9月28日)
    5. たとえば母が5(2007年8月28日)
    6. たとえば母が6(2008年3月28日)
  • 艶々『たとえば母がExtra』エンジェル出版〈エンジェルコミックス〉全2巻
    1. たとえば母がExtra赤(2013年6月17日発行・同日発売)
    2. たとえば母がExtra黒(2013年7月17日発行・同日発売)
全話と新刷のおまけページに加えて同人誌3冊を収録した豪華版。

関連同人誌[編集]

たとえば母が 補完シリーズ(同人誌、番外編)

時系列別に記述する。

前日談[編集]

  • たとえば母がZERO
正樹がまだ保育園児だった頃の話。前編では別れた夫ジュンについて、後編では美晴と榊の出会いのシーンが大幅に追加されている。

本編補足編[編集]

本編では描写し切れなかった部分を補完する作品群。
  • たとえば母が27+、35+、49+
第27話の榊と美晴の絡み、35+では榊、正樹、美晴の3P(正樹と美晴が初めて結合した回)、49+は正樹と美晴の絡みのシーンを大幅に追加した作品。
  • たとえば母が 蜜月(MEGANE)
眼鏡女と公衆便所収録。マコトとドライブに出かけ車を運転する時は眼鏡を掛け、美晴が普段見せない一面を見たマコトは…と言う話。
  • プライベートビデオ
マコトの提案で美晴のハメ撮りビデオを撮影する話。
  • 峰子妙
榊峰子のスピンオフ短編。49話直後。ある一人の青年が峰子に誘われるがままに自身の部屋に連れてきた、奴隷姿の峰子を見て青年はあるがままの彼女を受け入れる。
  • たとえば母がafter
最終話で神戸への移住とことみを妊娠する間の話。
  • 家政婦ミツコの大冒険
前述のafter後、神戸へ移住しことみを宿している時の話。

後日談(ことみ出産後)[編集]

  • たとえばことみが
ある日のSEX後、ことみの寝顔を見つめて正樹が「清純可憐に」と願うが「女は成長が早い」と美晴は否定しその証拠に自身の初体験年齢を聞かされ正樹は愕然。彼女の淫乱な遺伝子を受け継いだと思い込み逆上する。
  • なつやすみ
工場でも女性に人気の正樹、女性社員二人から海に誘われるが「家族サービスがあるから」と断る。しかし女性社員の一人はあきらめきれず、偶然を装い海で緑川一家と遭遇、水着で誘惑しようとするが・・・
  • たとえば母がEX
ことみが保育園児になり、二人は激安の値段で中古軽自動車を購入。そのドライブと迎えの道すがら、車内で美晴のロングニットに欲情し、峠の原で二人裸に靴だけの青姦に突入してしまう。

イラスト集[編集]

  • たとえば母が美晴絡艶画集(2008年冬コミ出展)
1~3巻の絡みシーンをカラー化
  • 夢想絵本(たとえば母がイラスト集)
  • 美晴 妄想絵巻
美晴と正樹の性交が書きおろされたイラスト集(販売当時は連載中盤で、まだ美晴と正樹が性交していなかったため描かれたのはこれが初めて)。

アダルトビデオ[編集]

2013年にマドンナ熟れコミ)レーベルより全3作がリリースされた。各2枚組となっており、それぞれが単行本全6巻に対応する構成となっている。

  1. 艶々原作長編コミック実写化!! たとえば母がI(DVD版:2013年1月7日発売)[4]
  2. 艶々原作長編コミック実写化!! たとえば母がII(DVD版:2013年2月7日発売)[5]
  3. 艶々原作長編コミック実写化!! たとえば母がIII(DVD版:2013年3月7日発売)[6]
キャスト

脚注[編集]

※リンク先は18禁※

  1. ^ 正樹と美晴の年齢差は2人の初登場時の年齢(正樹21歳と美晴39歳)からの計算での推測。故に正樹は美晴が18歳の時に生まれた子である。
  2. ^ 『たとえば母がEX』でことみが保育園に入り、現在兼業主婦として共働きをしているようである。
  3. ^ 但し実の親子であるため戸籍上では夫婦にはなれず、正樹達が対外的に夫婦と名乗っているだけであるが彼女は知らない
  4. ^ 熟女専門AVメーカー『マドンナ』 OfficialSite - 商品情報:艶々原作長編コミック実写化!! たとえば母が1 コミック1・2巻分を特大収録!!(2014年7月16日閲覧)
  5. ^ 熟女専門AVメーカー『マドンナ』 OfficialSite - 商品情報:艶々原作長編コミック実写化!! たとえば母が2 コミック3・4巻分が収録された第二弾!!(2014年7月16日閲覧)
  6. ^ 熟女専門AVメーカー『マドンナ』 OfficialSite - 商品情報:艶々原作長編コミック実写化!! たとえば母が3 コミック5・6巻を収録した感動の最終巻!!(2014年7月16日閲覧)
  7. ^ a b c 熟女 専門 AVメーカー 新レーベル<熟れコミ>特設ページ 第二弾 - 人物相関図[1](2014年7月16日閲覧)
  8. ^ a b 熟女 専門 AVメーカー 新レーベル<熟れコミ>特設ページ 第四弾 - 人物相関図[2](2014年7月16日閲覧)
  9. ^ a b c 熟女 専門 AVメーカー 新レーベル<熟れコミ>特設ページ 第五弾 - 人物相関図[3](2014年7月16日閲覧)

外部リンク[編集]