じゃじゃ馬ならし (テレビドラマ)

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じゃじゃ馬ならし
ジャンル テレビドラマ
企画 石原隆鈴木吉弘
演出 星護
木下高男
河野圭太
出演者 中井貴一
観月ありさ
鶴田真由
内田有紀
いしだ壱成
武田真治
草刈正雄
ほか
エンディング君が好きだから』観月ありさ
製作
プロデューサー 塩沢浩二、岩田祐二
制作 フジテレビ
放送
音声形式 ステレオ放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 1993年平成5年)7月5日‐9月20日
放送時間 月曜日21:00 ‐ 21:54
放送分 54分
回数 12
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じゃじゃ馬ならし』(じゃじゃうまならし)は、1993年平成5年)7月5日から9月20日まで、フジテレビ系列の全国ネットで毎週月曜21:00 ‐21:54(JST)に放送されていた日本テレビドラマ

主演は中井貴一観月ありさ。全12回。平均視聴率は21.8%。なお、これまで続いていたテレビ大分での同枠同時ネットはこの作品が最後となった(次作『あすなろ白書』以降は異時ネットに降格)。

概要[編集]

人気俳優の中井貴一と当時、人気絶頂であったアイドルの観月ありさの意外な競演で、平均21.8%の高視聴率を獲得し、話題を呼んだ。他にも、ブレイク直前であった内田有紀いしだ壱成武田真治本上まなみ三井ゆりら若手が多く起用された。また、脇役陣は、珍しく悪役を演じた草刈正雄西村雅彦といった熟練派で固められた。

星護ディレクターが前作『放課後』で使用したガーゴイル像やP's Dinnerが再び登場し、以後『ヘルプ! 』などでも使用されるなど、星護演出の定番となる。また、洋楽ミュージシャンの名前が劇中の様々な固有名詞に使われていた。

VHS、LD、DVD、Blu-rayなども含めて、ソフト化については実現していない。また、テレビでの再放送なども極端に少なく、動画配信サービスでも配信されていない幻の作品として知られている。

このドラマでの共演がきっかけで、中井は観月主演のドラマ『ヘルプ! 』『私を旅館に連れてって』などに度々友情出演している。

ストーリー[編集]

マーキュリーコーポレーション社員の山田 隆一郎は、社長の北原 まゆみと結婚するが、まゆみは結婚式が終わった直後に交通事故で死亡してしまう。さらに葬儀で悲しみにくれる隆一郎の前に、まゆみの娘と名乗る北原 夏美が姿を現す。

父娘として二人で暮らすようになるが、経営の実権を狙う取締役久保田 勝二の暗躍により突然、隆一郎は失脚して次期社長の座を追われてクビになる。さらに、まゆみの遺産であった豪邸をも手放さざるをえなくなり、木造オンボロのアパート『フィルコリンズ世田谷』に移り住む羽目となる。そして隆一郎は「夏美の父親代わり」になることと、夢であったテーマパーク、マーキュリーランドを建設しようとする。

仕事を失った隆一郎は、夏美の学費のためにアルバイトをしながら頑張ろうとするが、匿名の振り込みがあり、夏美の学費を賄えることになる。そして、マーキュリーコーポレーションにも社員として戻ることができた隆一郎は、亡くなったまゆみの夢であった「テーマパーク建設されるはずの土地」が久保田による商業開発が進められていることや、夏美を養女にしようとしていることを知り、入社を諦めて阻止しようとする。

匿名での振り込みは、アメリカにいる夏美の実の父親伊部 真からだった。そして、その実父が夏美に会いに日本へやってきて、隆一郎に父親だと打ち明ける。そんな時、隆一郎に以前から好意を寄せていた亮子の気持ちに応えようと、隆一郎は亮子にプロポーズした。それを偶然聞いてしまった夏美は、自分が邪魔になるのではと思い、実父とアメリカで切らすことを決意する。だが、それを知った隆一は空港へ行き夏美を止め、改めて一緒に暮らすことになる。

久保田の息子である久保田 肇や、幼馴染の玉置 亜矢の力を借りて、久保田の商業開発を阻止することに成功する。しかしそんな時、自分に片思いしている変わり者だと思っていた友人の清水 直人が病気で亡くなってしまう。隆一郎を男性として意識し始めていた夏美は、友人の死によって「自分の気持ちに素直になろう」と思い、隆一郎に告白をする。

商業開発を失敗した久保田は、隆一郎を陥れようと『偽の帳簿』をでっちあげ、横領の罪で隆一郎は逮捕されてしまう。夏美は社員である亮子の助けも借り、本物の帳簿を手に入れることに成功し、隆一郎は釈放される。久保田は社長の座を追われることになり、隆一郎は再びマーキュリーコーポレーションの社長として、夢であるテーマパーク建設に意欲を見せるのだった。

夏美の告白に最初は戸惑っていた隆一郎も、亮子ではなく夏美が好きなことに気づき、2人は結婚することになる。2人の結婚式の場面で、ハッピーエンドで物語は幕を閉じようとするが……。

エピローグの予告編[編集]

ドラマ内で北原まゆみの豪邸として登場した、旧古河庭園の正面。
ドラマ内で北原まゆみの豪邸として登場した、旧古河庭園の東側。

最終話のエピローグでは、後日談として、数年後、再び大波乱の運命が主人公二人に訪れることになるという「続編の予告編」が放送されている。これはこのドラマが「次回の予告編」を放送する形式であったため、「架空の予告編」として作られたものである。

よって、2020年に至るまで続編などは制作されておらず、一種のパロディー的な演出 (クリフハンガー) とされている。波乱万丈だった主人公たちが、今後も同様であるという内容である。

エピローグは、下記のような内容である。

  • 作れなくなるマーキュリーランド
  • 警備員につまみ出される夏美
  • 崩れさる「見ざる聞かざる言わざるのガーゴイル」
  • 敵対していた久保田の味方宣言
  • 応戦する渡部利夫
  • 無職になってしまう隆一郎と久保田
  • 死んでしまったはずの清水直人にそっくりな弟が登場
  • プロレスラーにつまみ出される隆一郎
  • 寺島進に買収されるP's Dinner
  • 「もう一度やるよ」と誓い合う夏美と隆一郎

また、この最終話の架空予告編の冒頭での「山田隆一郎のセリフ」は、最終話の編集終了後、最終チェックでどうしても納得できなかったプロデューサーが、このセリフを言わせるだけのために真夜中に中井貴一を呼び出して収録したものである。

キャスト[編集]

主人公[編集]

女子ラクロスのスティック
  • 山田隆一郎(やまだりゅういちろう) - 中井貴一
マーキュリーコーポレーションの社員。社長の北原まゆみと結婚するが、結婚式の直後に妻を交通事故で亡くす。まゆみの忘れ形見である娘の夏美と暮らすことになる。久保田のクーデターにより会社をクビになって失業し、まゆみの屋敷を失い、ボロアパートで夏美と暮らすことになる。
まゆみの娘。フィラデルフィアに留学していた。男勝りの勝ち気な性格で、ケンカっ早くて男相手でも互角以上に戦っている。部活はラクロス部で、ラクロスのスティックを持ち歩いている。実の父親とは会ったことがなく、名前なども知らなかった。

マーキュリーコーポレーション[編集]

まゆみの死後、マーキュリーコーポレーションを乗っ取って社長に就任し、旧社長派の人間をすべてクビにした。北原まゆみを嫌っており、旧社長に関わる者をすべてクビにし、まゆみの残した財産などもすべて奪い取った。
実は20年前に、北原まゆみの婚約者であり次期社長候補であったが、まゆみが伊部真の子供を妊娠したことで婚約解消された経緯があり、まゆみの事を逆恨みしていた。
  • 川島良介(かわしまりょうすけ) - 西村雅彦
久保田の部下で、腰巾着。取締役会などで緊張すると、極度のあがり症になる。上には媚びるが、下には偉そうに振る舞う。言動から察するに、決して仕事ができるタイプではなく、久保田の腰巾着に徹することで出世した模様。
久保田の部下。顧問弁護士。法律知識を武器にして、北原まゆみの屋敷や財産を夏美から奪った[1]
マーキュリーコーポレーションの社員。まゆみ社長に恩義があるが、唯一久保田の制裁にあわずに、社長秘書を続けていた。隆一郎に惚れていることに気づき、アプローチするようになる。隆一郎のアパートに差し入れに行くたびに、夏美や亜矢といかがわしい行為をしていると誤解して、隆一郎をビンタしている。
マーキュリーコーポレーションの副社長。まゆみ社長に大きな恩義を感じている。しかし、久保田のクーデターにより取締役会で解任決議により失脚。その際、心臓麻痺により倒れて入院し、一命は取り留めて回復したものの、会社は久保田のものとなりクビにされてしまう。

生徒[編集]

勝二の息子。夏美より一つ年上の先輩で、多くの女子からモテている。父に命じられて夏美の前に現れて、付きまとっている。次第に夏美に惚れていく。
久保田のクラスメイト。ナヨナヨした性格でストーカー気質。親が裕福なのか、反抗的な亜矢に不良グループをけしかけている。亜矢に惚れていたが、夏美が現れるとしれっと乗り換える。
夏美の幼稚園時代の幼なじみ。夏美からは「タマ」と呼ばれている。障害のない恋愛に執着が持てないタイプで、自分よりモテる夏美の出現に喜んでいる。
亜矢の取り巻き。
亜矢の取り巻き。
亜矢の取り巻き。

P's Dinner[編集]

P's Dinnerのマスター。「P's Dinner」が決めセリフ。髪を白いラインで染めている。
P's Dinnerのウェイトレス、トレイを肌身離さない。

その他[編集]

夏美の実父。夏美の卒業までの学費を一括納付したことで、久保田たちに「夏美の実の父」ではないかと疑われることになる。マーキュリーコーポレーションの大株主であり、財界にもかなり顔が利く人物。マーキュリーランドを売却しようとする久保田の計画を阻止スべく、裏から手を回してことごとく潰すなど、マーキュリーコーポレーションの内外に情報網と権力を持っている。
20年前、マーキュリーコーポレーションでまゆみの部下だったが、まゆみと愛し合うようになった。しかし、先代社長のまゆみの父親の逆鱗に触れ、殺されたり将来を壊されかねない可能性があったことから、まゆみの紹介で海外の企業に行くことになる。その際、まゆみの父親からの追求を恐れたためか苗字を変えている。
北原家に代々仕える執事。

スタッフ[編集]

製作:フジテレビ、製作著作:共同テレビ

ロケ地[編集]

北原まゆみの大豪邸。
夏美たちの通っている高校。2000年(平成12年)に廃校となった。
カフェ&バー P's Dinner。撮影された施設は、すでに取り壊されている。
  • ホテルラポール千寿閣
北原まゆみとの結婚式・葬儀が行われた場所。

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 1993年7月5日 突然、父親になる 神山由美子
戸田山雅司
星 護 22.3%
第2話 1993年7月12日 突然、貧乏になる 岡田恵和 20.7%
第3話 1993年7月19日 突然、信用を失う 木下高男 22.5%
第4話 1993年7月26日 突然、ドレスを着る 戸田山雅司 20.4%
第5話 1993年8月2日 突然、倒れる 岡田恵和 河野圭太 20.7%
第6話 1993年8月9日 突然、実父が来る 戸田山雅司 星 護 23.5%
第7話 1993年8月16日 突然、お別れ 岡田恵和 木下高男 19.6%
第8話 1993年8月23日 突然、プロポーズ 河野圭太 22.2%
第9話 1993年8月30日 突然、走り出す 戸田山雅司 木下高男 22.5%
第10話 1993年9月6日 突然、友人が死ぬ 岡田恵和 星 護 21.3%
第11話 1993年9月13日 突然、逮捕される 戸田山雅司 木下高男 23.9%
最終話 1993年9月20日 突然結婚する、が 星 護 21.9%
平均視聴率 21.8%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

再放送[編集]

DVD販売などされておらず、作品の人気に反して再放送などが極めて少ない作品であるが、まったく再放送されないわけではない。スカパーでは定期的に再放送されている。過去にその一部ではあるが、一覧を挙げる。

  • 2005年11月28日~ … CS フジテレビ721
  • 2006年4月頃 … スカパー
  • 2011年2月18日~ … CS ホームドラマチャンネル
  • 2011年3月頃 … スカパー
  • 2015年9月19日~ … スカパー
  • 2020年3月19日~ … テレビ埼玉

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ ただし、居住者を事前の予告などなく強制的に追い出したり、明らかに私物と見られる物も没収しており、これらは実際には法律違反に当たる。
フジテレビ系 月曜9時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
ひとつ屋根の下
(1993.4.12 - 6.28)
じゃじゃ馬ならし
(1993.7.5 - 9.20)
あすなろ白書
(1993.10.11 - 12.20)