さそり座18番星

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さそり座18番星
データ
元期 J2000
星座 さそり座
赤経 16h 15m 37s
赤緯 -08° 22′ 06″
視等級 (V) 5.50
特徴
スペクトル分類 G2V
色指数 (B-V) 0.65
色指数 (U-B) 0.18
アストロメトリー
視線速度 (Rv) 11 km/s
固有運動 (μ) 赤経: 232 ミリ秒/
赤緯: -496 ミリ秒/年
年周視差 (π) 71.30 ± 0.89 ミリ秒
距離 45.7 ± 0.6 光年
(14 ± 0.2 パーセク
絶対等級 (MV) 4.77
詳細
質量 1.01 M
半径 1.02-1.03 R
光度 1.064 L
表面温度 5,789 K
金属量 104%
自転周期 23日
年齢 4.2×109
他の名称
HR 6060, HD 146233, BD-07 4242, HIP 79672, SAO 141066, GC 21864, CCDM 16156-0822
Template (ノート 解説) 天体PJ

さそり座18番星さそり座領域にある地球から45.7光年離れた恒星である。さそり座18番星は多くの物理的性質が太陽と似ている。

Cayrel de Strobelは論文中で「最も太陽に似た恒星」に分類している[1]。またPorto de Melloとda Silvaはこの恒星をソーラーツイン としている[2]。複数の研究において、この恒星系は生命が存在する見込みが高いとされている。

恒星の特徴[編集]

さそり座18番星は黄色い主系列星でありスペクトルおよび光度分類 G2Vaである[2]。MeléndezとRamírezはこの恒星の金属量が太陽の1.04倍であることを明らかにした[3]

2002年のLockwoodの論文によれば、この恒星は光学計測によれば非常に太陽に近い特性を持つ[4]。その活動周期による光度変動幅は0.09%で、これまでの太陽周期で観測された太陽の光度変化幅にほぼ等しい[5]ゼーマン効果を用いた観測技術によって、Petitらはこの恒星表面の磁場を検知し、その強度や分布が太陽のそれに非常に似ていることを明らかにした[6] 。ただし、さそり座18番星の活動周期は太陽よりも短く、彩層の活動レベルは高い[5][7]

さそり座18番星は単独星であり、これまでのところ視線速度観測によっても惑星は検知されていない[8]

さそり座18番星は太陽よりわずかに金属量が高く、リチウムの量は3倍も高い。このことから、MeléndezとRamírezはさそり座18番星を「惜しいソーラーツイン」としている。ソーラーツイン は(たとえばHIP 56948のように)どの数値を見ても観測誤差レベルの違いしか無いほど、太陽に非常に良く似た恒星を示す言葉である[3]

生命の存在可能性[編集]

2003年9月、アリゾナ州立大学の天文生物学者マーガレット・ターンブルHabCatの中でこの星を最も生命の存在可能性が高い恒星のひとつとした。

参考文献[編集]

  1. ^ Cayrel de Strobel, G. (1996). “Stars Resembling the Sun”. Astronomy & Astrophysics Review 7 (3): 243–288. doi:10.1007/s001590050006. 
  2. ^ a b Porto de Mello, G. F., and da Silva, L. (1997). “HR 6060: The Closest Ever Solar Twin?”. The Astrophysical Journal 482 (2): L89–L92. doi:10.1086/310693. 
  3. ^ a b Meléndez, J., & Ramírez, I. (2007). “HIP 56948: A Solar Twin with a Low Lithium Abundance”. The Astrophysical Journal 669 (2): L89–L92. doi:10.1086/523942. 
  4. ^ G. W. Lockwood, et al. (May 2002). “Gauging the Sun: Comparative photometric and magnetic activity measurements of sunlike stars, 1984-2001” (PDF). Bulletin of the American Astronomical Society 34: 651. http://schwab.tsuniv.edu/papers/baas/aas2002poster.pdf. 
  5. ^ a b Hall, J. C., & Lockwood, G. W. (2007). “The Sun-Like Activity of the Solar Twin 18 Scorpii”. The Astronomical Journal 133 (5): 2206–2008. doi:10.1086/513195. 
  6. ^ Petit, P., Dintrans, B., et al. (2008). “Toroidal versus poloidal magnetic fields in Sun-like stars : a rotation threshold”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 388 (1): 80. 
  7. ^ Hall, J. C., & Lockwood, G. W. (2000). “Evidence of a Pronounced Activity Cycle in the Solar Twin 18 Scorpii”. The Astrophysical Journal 545 (2): L43–L45. doi:10.1086/317331. 
  8. ^ Marcy, G. W., et al. (2005). “Five New Extrasolar Planets”. The Astrophysical Journal 619 (1): 570–584. doi:10.1086/426384. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]