さかもと未明

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さかもと未明
生誕 1965年10月21日(48歳)
日本の旗神奈川県横浜市
国籍 日本の旗 日本
分野 漫画家
歌手
ジャーナリスト
作家
コラムニスト
表現者
最終学歴 玉川大学文学部英米文学科・卒業
後援者 クリヤ・マコト
横田滋
島朗
ウェブサイト さかもと未明公式ホームページ
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さかもと 未明(さかもと みめい、1965年昭和40年〉10月21日 - )は、日本漫画家作家コメンテーターである。本名は安西 明美(あんざい あけみ)。

人物・経歴

神奈川県横浜市出身。神奈川県立厚木高等学校を経て、玉川大学文学部英文学科卒業。

学生時代からいじめや両親の無理解に苦しんでいた。大学卒業後の1988年(昭和63年)、商社OLとなったものの、うつ病の発症から会社を休みがちになり、およそ3ヵ月で解雇された。解雇をきっかけに「いつか自分のように、家族の問題や生きづらさに悩む人の心に届く作品を書きたい。」と表現者になることを決意。

主婦を経て、翌1989年平成元年)、漫画家としてデビュー[1]。主にレディースコミック誌などに作品を発表、人気を得た。また、小説の執筆、音楽アルバムの発表なども行っている。

論客としても知られるようになり、「男らしさ」「女らしさ」の大切さを主張してジェンダーフリーを批判するほか、保守系マスメディアへの出演も多い。男女平等の概念については、生物学の観点(出産適齢期間の違いなど)から否定し、「生物学的にも、男女平等はうそ。女は消耗品」と述べている[2]

漫画執筆の傍ら『新潮45』などに体験ルポやエッセイを発表。2000年(平成12年)に新潮社から「突撃!自衛隊」を上梓した。作家としては同年、文芸雑誌 『文學界』(文藝春秋)に作品を発表した。

2003年(平成15年)には、自著の単行本などでヌードグラビアを発表。『週刊SPA』で時事批評漫画の漫画『ニッポンの未明』連載開始。ニュータイプの保守論客漫画家として脚光を浴びる。その後、女性誌の人生相談ページなどでも人気を得て、初の美容本「さかもと未明の美人革命」が10万部を越えるヒットとなる。並行して、講談社より神話や歴史をテーマにした書下ろしを刊行。7年をかけた「マンガ/ローマ帝国」はイタリアでも翻訳された。

2004年(平成16年)8月からは、日本文化チャンネル桜スカイパーフェクTV!767ch)の番組、「週刊ほめ殺し」にレギュラー出演。翌年10月1日からは、産経新聞にて時事漫画「憂ちゃんの おしえてプリーズ!」の連載を開始した。

また、2006年(平成18年)より、『スッキリ!!』(日本テレビ)に、金曜日担当のレギュラーコメンテーターとして出演した。

2005年(平成17年)頃から体調が悪化し、2007年(平成19年)に膠原病全身性エリテマトーデス全身性強皮症シェーグレン症候群)と診断される[3]。以降、闘病しながら執筆活動を続けている。また、歌手として、チャリティーコンサートを行うなど、漫画製作の傍らアーティストとして活動を広げている。

2012年(平成24年)、「再生JALの心意気」と題されたコラムをVoice12月号にて発表[4]。飛行機の中で泣き叫ぶ1歳くらいの赤ちゃんに対してさかもとが"ブチ切れ"、「もうやだ、降りる、飛び降りる!」と着陸準備中の機内を出口に向かって走り始めたことを記している。さかもとは陸に降りても激しくクレームをし続けたとのこと。さかもとによる母子への対応、機内での行動が話題となった[5][6][7]

現在は、月刊「WizBiz」で、自身の経験、対談を元にコラムを執筆。集英社「YOU」で、不定期で読みきり漫画を発表している。WAC「歴史通」においては、自身の家族史をベースにした小説『夕焼け家族』を執筆中。

2008年(平成20年)11月には、山形県天童市で行われた国際将棋トーナメントBクラスに日本代表として参加しているが、結果は「自分で自分の歩を取る」という大技で敗退。佐藤康光に「なかなか出来ないことです」とコメントされた。

2011年(平成23年)4月7,8日東京都文京区椿山荘にて第69期名人戦開幕戦(名人 羽生善治 対 挑戦者森内俊之)でナビゲーターとなる。

2012年(平成24年)4月10,11日東京都文京区椿山荘にて将棋名人400年記念 第70期名人戦開幕戦(名人 羽生善治 対 挑戦者森内俊之)で、前年に引き続きナビゲーターとなる。

会社員を退職した後、22歳で中学時代の同窓生と結婚。25歳で離婚した。「私の漫画家デビューを応援してくれた恩人でしたが、現実の漫画家生活には残念ながら理解を得られませんでした。」と、自身のインタビューで語っている。

2007年(平成19年)、診断を受けた時、手が動かなくなる可能性が高いこと(漫画家として活動できなくなる事実)を知り、歌のレッスンを始め、知人のミュージシャンらと音楽活動を始めた。その経緯は自著『神様は、いじわる』(文春新書)に詳しく内容が記されている。2010年(平成22年)冬に、筋肉の拘縮が進んで身体障害者手帳の障害認定を受けた。その後、投薬と休養、食事療法とリハビリテーションにより、2011年(平成23年)現在、回復傾向にあることがブログに記されている。

2010年(平成22年)に、チャリティーコンサートを支援した医師の妻に不倫したとして訴えられ、週刊誌などに報道されたが、2011年(平成23年)2月に、告訴を取り下げられた[要出典]ことが、東京スポーツに報じられた。

2012年(平成24年)1月、横浜市内の55歳の開業医と再婚した[2]

著書

  • 『カメラマン亜理沙美少女狩り さかもと未明作品集』蒼馬社 1996 のち双葉文庫 
  • 『ゆるゆる 未明お姉さまのおきらく愛の相談室』マガジンハウス 1997
  • 『だって幸せになりたいんだもん なめっきり人生マニュアル』朝日ソノラマ 1998
  • 『マンガ ギリシア神話、神々と人間たち 』(監修:小堀馨子)講談社、1998 のち+α文庫 
  • 『上級ラブテクニック大全』宝島社 1999
  • 『女流マンガ家が教える 女が歓ぶABC―レディコミにみる女のエッチ、男のエッチ』日本文芸社、1999 
  • 『マンガユング「心の深層」の構造―全生涯とその分析心理学』渡辺学監修 講談社、1999 
  • 『世にも美しいHライフ』三一書房 1999
  • 『突撃!自衛隊』新潮社、2000 
  • 『ふたりのH講座-「はじめて」から「ちょっと上級」まで』三笠書房 2002 のち王様文庫 
  • 『恋する虎の巻 未明観音のごたくせん』有楽出版社 2003 のち幻冬舎文庫 
  • 『ニッポンの未明』1-2 扶桑社、2003-04 
  • 『未明日記』碧天舎 2003
  • 『愛の絶頂相談室』セントラル出版 2004
  • 『お別れ作法 モメる男、好かれる男の境界線』扶桑社 2004
  • 『綺麗が勝ち!しあわせになる美人道』2005 講談社+α文庫
  • 『さかもと未明が教える女のキモチ レディコミにみる女のエッチ・男のエッチ』日本文芸社 2005
  • 『さかもと未明の美人革命 ほしい"綺麗"は、こうして手に入れる!』大和出版 2005
  • 『いつか、素敵な蝶々に。』グラフ社 2006
  • 『マンガ ローマ帝国の歴史』全3巻(監修:小堀馨子)講談社、2007 のち+α文庫 
  • 『憂ちゃんのおしえてプリ~ズ! 教育編』産經新聞編集局共著 扶桑社、2007
  • 『他力本願美容道 ほんとうは誰にも教えたくない!』生活文化出版 2007
  • 『殿方、しっかりなさいませ!』PHP研究所 2007
  • 『右寄りですが、何か。 明快!ニッポンの論点』ワック 2007
  • 『Harvey and Etsuko's Manga Guide to Japan』チャールズ・ダンジガー共著、ジャパニメ、2007 
  • 『未明日記ハイパー』芳文社、2008 
  • 『のんのんのんちゃん①』講談社kids宝箱 まんがエネルギー 2008
  • 『のんのんのんちゃん 金魚ちゃんをたすけるですぅ!』講談社kids宝箱 まんがエネルギー 2008
  • 『明日、面接に行ける本』ポプラ社 2009
  • 『さかもと未明の「貯まる!」生活術』三笠書房 2009
  • 『神様は、いじわる』文春新書、2009 
  • 『女性解放区 ハッピーに生きなきゃ意味がない!』杉本彩,倉田真由美共著 PHP研究所 2009
  • 『「トクする離婚」で幸せをつかむ』主婦と生活社 2009
  • 『どん底力! 失意の底から這い上がるための29の方法。 』マガジンハウス 2010
  • 『未明のハリウッド』ジャパニメ、2010 
  • 『女子のお値段』小学館 2012

出演番組

脚注

  1. ^ キャリアインタビューさかもと未明2003年12月3日
  2. ^ a b “さかもと未明さん 開業医と再婚していた「女の幸せはキャリアでなく結婚」”. スポーツニッポン. (2012年6月23日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/06/23/kiji/K20120623003525490.html 2012年6月23日閲覧。 
  3. ^ “さかもと未明さんが語る (1) 告知でまず 「お金と仕事」 考えた”. ヨミドクター (読売新聞). (2010年8月13日). http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=29312 2013年11月10日閲覧。 
  4. ^ 再生JALの心意気 - PHPビジネスオンライン 衆知
  5. ^ さかもと未明氏、飛行機で泣く子供にブチ切れたことを告白 ツイッターで物議醸す - livedoor ニュース
  6. ^ 「子供は泣くさ」 物議醸した“搭乗マナー”問題、つんくや乙武さんの発言に共感の声多数 - RBB TODAY
  7. ^ さかもと未明女史、飛行機中で赤ちゃんに泣かれて逮捕寸前のクレームを起こす - BLOGOS

外部リンク