ご当地検定

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ご当地検定(ごとうちけんてい)とは、ある特定の地域に関する文化歴史などの知識を測る試験のこと[1][2]

概要[編集]

最初のご当地検定は、2003年(平成15年)9月に日本文化普及交流機構が行った「博多っ子検定」である[1]。検定を行った経緯について、同機構は公式ウェブサイトにおいて「日本文化検定の地域版として実施した」と述べている。

その後、検定は少しずつ各地で行われるようになっていくが、2004年12月に行われた京都・観光文化検定が、その実施の相当以前より[いつ?]マスメディアに取り上げられ、京都近隣だけでなく各地から申込があったことをきっかけに、各地方にとっての格好の知名度向上手段、および一種の地域振興政策としても認知され、各地に広がっていった。

検定を主催する団体は、主に地方自治体商工会議所などである。検定に合格すると、主催団体から当該地域について一定の知識を有しているという認定を受けることが出来る。

一方で受験者の減少が各地で発生し、2009年以降、中止される検定も出て来ている[2]。ご当地検定ブームの火付け役となった京都・観光文化検定も第6回(2009年)の受検者は5,060人とピーク時の半数以下に減少している[2]。これについて、シンクタンク「ブランド総合研究所」社長・田中章雄は「単にブームに乗っただけの企画では続かず失敗する」と述べている。

試験問題について[編集]

特定地域について、主に歴史文化の知識量とその正確さが測られる。経験知や曖昧な口伝に比較してより正確な理解が求められる場合があり、難易度の高い問題が存在する。

階級分けされる検定では、上級の合格率が一割未満となることも珍しくはない。

試験問題の正確性については、前提とする参考書で大量の誤表記が発覚した検定があるなど、校閲が不十分な側面がある。

その他[編集]

ご当地検定は、対象地域についての知識がどれだけあるかを認定するものがほとんどであり、実生活や就職等の資格として有効なものはあまり存在しない[3]。就職時に利用できる例として、札幌商工会議所の「北海道フードマイスター検定」があり、検定合格者を「北海道フードマイスター」に認定、ホテル等の求人情報を紹介している[3]。また伊勢商工会議所の「検定お伊勢さん」では上級編合格者を「お伊勢さん観光案内人」に認定し、有料の観光ガイドとして収入を得られるようにしている[2]

ほとんどの検定には公式ガイドブックが存在し、「京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」は初版の間違いの多さと合わせて話題となった。[要出典]

実際に出題されたご当地検定の問題を収録した「ニッポンご当地検定BOOK」が出版されている。ご当地検定の問題集のように作られた本としては「大名古屋検定」、「東京検定」が刊行された。

各地の検定 (設問対象地:実施年)[編集]

北海道[編集]

東北[編集]

関東[編集]

中部[編集]

近畿[編集]

中国[編集]

四国[編集]

九州・沖縄[編集]

日本[編集]

各国[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 埼玉県議会 (2006年12月13日). “平成18年12月定例会-12月13日-05号”. 埼玉県議会. 2015年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月22日閲覧。
  2. ^ a b c d 千葉優子 (2010年8月28日). “受験者離れで「ご当地検定」ブームに明暗 試験休止が相次ぐ一方、合格者特典で囲い込み策”. MONEYZine. 翔泳社. 2015年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月22日閲覧。
  3. ^ a b いぬかいはづき (2005年11月9日). “仕事に活かせる「ご当地検定」現る?! [資格] All About”. All About. 2015年2月22日閲覧。

外部リンク[編集]