こぐま座ベータ星

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こぐま座β星[1]
Beta Ursae Minoris
仮符号・別名 コカブ[2], Kochab[3][4]
星座 こぐま座
視等級 (V) 2.078[1]
2.02 - 2.08(変光)[5]
変光星型 疑わしい[5]
分類 橙色巨星
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 14h 50m 42.32580s[1]
赤緯 (Dec, δ) +74° 09′ 19.8142″[1]
赤方偏移 0.000057[1]
視線速度 (Rv) 16.96km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -32.61 ミリ秒/年[1]
赤緯: 11.42 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 24.91 ± 0.12 ミリ秒[1]
距離 130.87 ± 0.63光年[注 1]
(40.14 ± 0.19パーセク)[注 1]
絶対等級 (MV) -0.940[注 2]
Ursa Minor constellation map.svg
Cercle rouge 100%.svg
β星の位置
物理的性質
半径 42.06 ± 0.91 R[6]
質量 1.4 ± 0.2 M[6]
表面重力 1.39 ± 0.06 cgs[6]
自転速度 1.7 km/s[6]
自転周期 625 - 6457 [6]
スペクトル分類 K4III [1]
光度 537.07 L[6]
表面温度 4,150 K[6]
色指数 (B-V) +1.47[7]
色指数 (U-B) +1.78[7]
色指数 (R-I) +0.76[7]
年齢 2.95 ± 1.03×109 [6]
別名称
別名称
こぐま座7番星[1]
BD +74 595[1]
FK5 550[1], HD 131873[1]
HIP 72607[1], HR 5563[1]
SAO 8102[1]
NSV 6846[1]
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こぐま座β星は、こぐま座恒星で2等星。北斗七星より一回り小さな、こぐま座の小北斗七星ともいえる星の並びの中にあり、ひしゃくの水汲みの先にある。

特徴[編集]

こぐま座γ星と共に、地球歳差運動により、紀元前1500年頃から西暦500年頃にかけて北極星であった。1つ前の北極星はりゅう座α星で、1つ後の北極星は現在のポラリスである。

現在、水素を使い果たし、核に溶け込むヘリウムを燃焼する段階に入っている。また、うみへび座α星アルファルドなどと同じくバリウム星としての性質を持っている。この恒星よりも大きかった当時の主星が巨星化して死を迎え、その過程で生み出された物質が流れ込んだのではないかと考えられている[8]

名称[編集]

学名はこぐま座β星(β Ursa Minoris、略称β UMi)。固有名の、コカブ[2] (Kochab[3][4])は、アラビア語で「北の星」を意味する Al kaukab al shamaliyykaukab(星)の部分が残ったものと考えられている[2][3]。また一説には、ポラリスの別名である Alrucaba に由来するともされる[3]。2016年7月20日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Kochab をこぐま座β星の固有名として正式に承認した[4]


この星はこぐま座γ星と共に、「極の守護者」 (Guards of the Pole[7]) と呼ばれている[2]。北極星ポラリスの周囲にある、肉眼で見ることのできる明るい星としては、最も北極星に近いからであろうとされている[2]

昔の中国での名称もあり、北極五星(太子、帝、庶子、后、北辰)のうち帝がコカブである。これが天帝太一(大一)タイチー、太極、太乙)即ち天皇大帝である。その周囲を北斗七星など所臣が廻って守っているとされた。

惑星系[編集]

2014年、こぐま座β星に1つの太陽系外惑星が発見された。

こぐま座ベータ星の惑星[6]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b >6.1 ± 1.0 MJ 1.4 ± 0.1 522.3 ± 2.7 0.19 ± 0.02

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。有効桁小数第3位

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s SIMBAD Astronomical Database”. Results for bet UMi. 2013年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 恒星社厚生閣、2007年2月28日、新装改訂版第4刷、134頁。ISBN 978-4-7699-0825-8
  3. ^ a b c d Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern Star Names. Sky Publishing. p. 58. ISBN 978-1-931559-44-7. 
  4. ^ a b c IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年12月4日閲覧。
  5. ^ a b NSV”. Results for NSV 6846. 2015年10月20日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i B.-C. Lee et al. (2014年5月9日). “Planetary companions in K giants β Cancri, μ Leonis, and β Ursae Minoris*”. arXiv:1405.2127v1 [astro-ph.EP]. 
  7. ^ a b c d 輝星星表第5版
  8. ^ Jim Kaler (2013年12月20日). “Kochab”. STARS. 2016年12月4日閲覧。

関連項目[編集]

先代:
りゅう座α星
北極星
紀元前1500年500年
次代:
ポラリス