くらわんか碗

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肥前焼のくらわんか椀。18世紀
同上。皿
蓋つきのくわらんか椀

くらわんか碗(くらわんかわん)とは、江戸時代の磁器製の普段使いの庶民の雑器。長崎県波佐見焼愛媛県砥部焼大阪府古曽部焼などの製品が伝存。くらわんか茶碗とも言う[1]

概要[編集]

江戸時代に船上で惣菜などを売る淀川の煮売船「くらわんか舟」で使用されたことからこの名で呼ばれる[1]。「くらわんか」は「食べないか」の方言[1]。揺れる船の上でも転びにくいよう、厚手で重心が低いのが特徴で、船中で料理を食したのちに数をごまかすために川に捨てる客もいた[1]。昔はくらわんか碗に、ご飯にかぎらず、汁物などをよそったり、を飲んだりするのに使用した。

近年見直されている。茶席でも使われ、1970年代には骨董展で1個10万円の値がついたこともあった[1]

また、上記を参考に作られたお碗で、くらわんか碗を称するものもある。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 枚方くらわんか舟天野達彦、関西大学校友会『関大』1974年11月15日

関連項目[編集]