くちづけ (劇作品)

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『くちづけ』
作者 宅間孝行
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 戯曲
収録 『純愛戯曲集』 2012年、幻冬舎
初演 2010年 シアターサンモール
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くちづけ』は、宅間孝行による戯曲。宅間の主宰する劇団「東京セレソンデラックス」の10周年記念作品として宅間の演出により2010年7月に初演[1]2012年9月27日幻冬舎より刊行された『純愛戯曲集』に収録された。

2013年には宅間自身により小説化されたほか、堤幸彦監督、貫地谷しほり主演で映画化されている。

概要[編集]

知的障害者のグループホームを舞台に繰り広げられる仲間たちの温かな交流と父と娘の愛を描いたヒューマンドラマで、「舞台史上一番泣ける」との話題を呼び、小劇場公演ながら2万4000人の観客動員を記録した[2]

物語は宅間が執筆の10年以上前に新聞の片隅で見つけた小さな事件記事をモチーフにし、埼玉県本庄市を舞台にして作られた[3]

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

上演日程[編集]

初演(2010年)[編集]

日程
キャスト

タクフェス第3弾公演(2015年)[編集]

日程
キャスト

書誌情報[編集]

関連商品[編集]

DVD

小説[編集]

くちづけ
著者 宅間孝行
発行日 2013年4月26日
発行元 幻冬舎
ジャンル 長編小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版上製本
ページ数 318
公式サイト www.gentosha.co.jp
コード ISBN 978-4-344-02375-8
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宅間によりノベライズされ、2013年4月26日幻冬舎より出版されている。

発行元である幻冬舎によれば、小説作品が映画や舞台化されることは珍しくないが、逆に舞台作品が小説化されるのは異例のことである[2](近年は、本谷有希子など、脚本家が自ら舞台作品をノベライズする例も増えている)。小説化にあたっては単純なノベライズではなく、主人公の父と母の出会いなど詳細な背景描写を加えたものとなっている[2]

書誌情報(小説)[編集]


映画[編集]

くちづけ
ANGEL HOME
監督 堤幸彦
脚本 宅間孝行
原作 宅間孝行
出演者 貫地谷しほり
竹中直人
宅間孝行
音楽 朝川朋之
主題歌 熊谷育美
グッド・バイ・マイ・ラブ
撮影 斑目重友
配給 東映
公開 2013年5月25日
上映時間 123分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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宅間孝行が脚本を手掛けて映画化され[6]2013年5月25日に公開された。配給は東映

デビュー11年目にして映画初主演となる貫地谷しほりがマコを、その父を竹中直人が演じている[7]。2人の共演はこれが3度目[6]、父娘役は2009年公開の映画『僕らのワンダフルデイズ』以来2度目となる[8]

2013年4月18日に行われた映画の完成披露会見では貫地谷が竹中の頬に感謝のキスを送り[6]5月15日に行われた公開直前イベントではローティーン向けファッション誌『ピチレモン』とのタイアップで“父の日デートファッションショー”が開催され、2人は腕を組んで登場してランウェイを歩き[8]、ショーのトップバッターを務めた[9]

監督は同舞台を観て感動したという堤幸彦。当初は誰でもいいから映画化した方がいいと勧めていたが、自らがメガホンをとることになり「天命だと思いました」と話している。劇団のような撮影にしたかったため、5台のカメラで細かくカットを割らず、台本22ページ分を1度も止めずに撮影されたシーンもあるという。[6]

イタリアウディネ・ファーイースト映画祭にて、2013年4月20日に"ANGEL HOME"の英題で上映された[10]

日本での公開初週の観客動員数ランキングでは12位[11]。最終興収については発表対象外とされた[12]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

受賞[編集]

関連商品(映画)[編集]

シナリオ
  • シナリオ作家協会発行『月刊シナリオ』2013年6月号(映人社) - 映画シナリオを収録
DVD/Blu-ray
  • くちづけ(2013年10月11日、東映ビデオ、DSZD08078)
  • くちづけ [Blu-ray](2013年10月11日、東映ビデオ、BSZD08078)

脚注[編集]

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  1. ^ a b 東京セレソンデラックス10周年記念舞台「くちづけ」に豪華キャストが集結!”. Smartザテレビジョン (2010年7月14日). 2015年6月30日閲覧。
  2. ^ a b c “史上一番泣ける舞台”小説化 宅間孝行執筆「くちづけ」”. スポニチアネックス. スポーツニッポン (2013年4月29日). 2013年5月16日閲覧。
  3. ^ 東京セレソンデラックス - くちづけ、2013年5月25日閲覧。
  4. ^ “元アイドリング森田涼花、宅間孝行舞台でヒロイン”. nikkansports.com. (2015年6月30日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1499239.html 2015年6月30日閲覧。 
  5. ^ 上原多香子、芸能活動再開を報告 10月上演の舞台『くちづけ』に出演”. クランクイン!! (2015年6月29日). 2015年6月30日閲覧。
  6. ^ a b c d “貫地谷しほり、「くちづけ」の“お父さん”竹中直人に感謝のキス”. 映画.com. (2013年4月19日). http://eiga.com/news/20130419/1/ 2013年5月26日閲覧。 
  7. ^ “貫地谷しほり、初主演作公開に涙「ありがたい」”. サンケイスポーツ. (2013年5月25日). オリジナルの2013年6月8日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130608072205/http://www.sanspo.com/geino/news/20130525/oth13052516580019-n1.html 2013年5月26日閲覧。 
  8. ^ a b “貫地谷しほり、竹中直人との“父娘デート”プランを提案”. 映画.com. (2013年5月15日). http://eiga.com/news/20130515/12/ 2013年5月26日閲覧。 
  9. ^ “貫地谷&竹中“父娘”が腕組み登場「竹中さんがお父さんなら最高」”. Billboard JAPAN. (2013年5月15日). http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/12317 2013年5月26日閲覧。 
  10. ^ cinemacafe.net (2013年4月26日). “貫地谷しほり主演の“泣ける”映画『くちづけ』は、イタリア人に伝わるのか?”. cinemacafe.net. 2013年4月29日閲覧。
  11. ^ 壬生智裕 (2013年5月28日). “前田敦子『クロユリ団地』実写邦画で今年初の2週連続首位!【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ. 2013年5月29日閲覧。
  12. ^ 「2013年 日本映画・外国映画業界総決算」『キネマ旬報(2月下旬決算特別号)』第1656号、キネマ旬報社、2014年、 199頁。
  13. ^ 主演女優賞・貫地谷しほり「夢のよう」映画初主演で栄冠…ブルーリボン賞”. スポーツ報知. 2014年1月23日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年1月23日閲覧。

外部リンク[編集]

東京セレソンデラックス
タクフェス
小説
映画