つがる (列車)

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つがる
特急「つがる」(青森駅にて)
特急「つがる」(青森駅にて)
概要
日本の旗 日本
種類 特急列車
現況 運行中
地域 秋田県・青森県
前身 特急「かもしか
特急「いなほ」(秋田 - 青森)
寝台特急あけぼの」(秋田 - 青森)
運行開始 2010年12月4日
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 秋田駅
終点 青森駅
営業距離 185.8 km (115.5 mi
使用路線 奥羽本線
技術
車両 E751系電車
秋田車両センター
軌間 1,067 mm
電化 交流20,000 V 50 Hz
最高速度 95km/h
テンプレートを表示

つがるは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が秋田駅 - 青森駅間を奥羽本線経由で運行している特急列車である。「つがる」は、2002年12月1の東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間が延伸開業及びダイヤ改正による八戸駅 - 青森駅・弘前駅間で運転開始した特急列車に付けられた愛称であるが、2010年12月4日のダイヤ改正の東北新幹線新青森駅延伸開業により、運行区間を秋田駅 - 青森駅間に変わったことにより大きく性格及びその系譜が変化した。

本稿では現行の特急「つがる」と、現行へ至るまでの経緯及び前身となった優等列車(特急「たざわ」秋田駅 - 青森駅間、特急「かもしか」など)、2002年12月1のダイヤ改正により運転開始した同名の特急列車、奥羽本線秋田駅 - 青森駅間の昼行優等列車の歴史・沿革などを記述する。

概要[編集]

秋田駅 - 青森駅間を運行する特急列車として運転されているが、当初は、2002年12月1日に東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間が延伸開業したことによるダイヤ改正により八戸駅 - 青森駅・弘前駅間を結ぶ特急列車として運転開始したが、2010年12月4日のダイヤ改正で東北新幹線が新青森駅まで延伸したことにより、従来の「つがる」は八戸 - 青森間を廃止、青森 - 弘前間を普通列車で代替した。

一方、同改正では秋田 - 青森間を走行する特急「かもしか」と「いなほ」の秋田駅 - 青森駅間計4往復が統合されることとなり、新愛称として「つがる」が秋田駅 - 青森駅間の奥羽本線を走行する特急列車の名称へ転用され、現在に至っている[1]。このため、同名称の列車が2002年以来連続して運転されてはいるものの、その性格は2010年を境に大きく変化したと言える。

列車名は青森市を含めた青森県西部の郡名および地域名に由来している。2002年に行われた八戸駅 - 函館駅間の特急列車名称の一般公募では2位にランクされており[2]、「新幹線と青森・弘前等の都市を結ぶ列車にふさわしい」として、別途八戸 - 弘前間特急を設定するにあたって起用された。

運行概況[編集]

2018年3月17日現在、1日3往復が運行されている。

2016年3月25日までは5往復(うち1往復は毎日運転の臨時列車扱い)が設定されていたが、利用実態を踏まえ、2往復が普通・快速列車へ格下げとなった。

このほか2010年12月4日の設定から2015年3月14日までは、臨時列車が大館駅 - 青森駅間で2往復(51 - 54号)設定されていた[3]。このうち大館行きの52号は、2010年12月4日から2013年3月15日まで青い森鉄道線浅虫温泉発で運転され、青い森鉄道線内は快速列車として運転されていたが、翌16日のダイヤ改正で青い森鉄道線内からの乗り入れが廃止された。さらに、2014年3月15日のダイヤ改正で、52・53号が快速、51・54号は普通列車(運転区間はいずれも弘前駅 - 青森駅間)にそれぞれ置き換えられて廃止された。

なお、新青森駅 - 青森駅の両駅相互間を普通車自由席に乗車する場合に限り、特急券は不要である[4]。詳しくは特別急行券#特急料金不要の特例区間を参照のこと。

停車駅[編集]

2018年3月17日からの停車駅
秋田駅 - 八郎潟駅 - 森岳駅 - 東能代駅 - 二ツ井駅 - 鷹ノ巣駅 - 大館駅 - 碇ケ関駅 - 大鰐温泉駅 - 弘前駅 - 浪岡駅 - 新青森駅 - 青森駅

使用車両・編成[編集]

2014年3月15日現在の編成図
つがる
← 秋田
青森 →
1 2 3 4
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席
E751系電車秋田車両センター
4両編成で運用されている。2010年12月4日のダイヤ改正で一時運用から離脱していたが、2011年4月23日以降、4両編成に短縮・方向転換[5]されて運用に復帰し[6]、2016年3月26日以降は原則すべての列車が本系列で運行されている。
当初は青森車両センター所属であったが、2016年3月26日付で青森車両センターが盛岡車両センター青森派出へ改組されたことを受け、全車が秋田車両センターへ転属している。

過去の車両[編集]

485系電車青森車両センター
2010年12月5日から全列車が方転の上、4両編成に短縮された3000番台で運転されていた[7]。2011年4月以降定期列車についてはE751系の運用が所定となったのちも、毎日運転のものを含む臨時列車やE751系の代走でしばしば運用された[8]。2016年3月26日の減便に伴い運用を終了。E751系と485系は乗車口位置が異なるため、485系が代走する際にはそれが通告されていた。
このほか、臨時列車として、秋田車両センター所属の旧「かもしか」用の編成を使用したこともあった[9]

奥羽本線秋田駅-青森駅間の昼行優等列車の歴史・沿革[編集]

本節では、現行の「つがる」へ至るまでの経緯及び前身となった優等列車(特急「たざわ」秋田駅 - 青森駅間、特急「かもしか」など)の詳細、2002年12月1から八戸駅 - 青森駅・弘前駅間で運転開始した同名の特急列車、それらや同区間の他の昼行優等列車の歴史・沿革を記述する。なお、特急「たざわ」(盛岡駅 - 秋田駅間)の後継列車となった新幹線「こまち」の詳細は「こまち (列車)」を、本節以外の奥羽本線で運用された優等列車については「つばさ (列車)」を参照。

準急「白鳥」・「岩木」、急行「岩木」[編集]

1960年12月に秋田駅 - 青森駅 - 鮫駅間で準急列車として「白鳥」が運転を開始し、ビジネス列車として秋田駅以北の都市間輸送を使命としていた。キハ55系などによる4両編成で運転されていたが、このうち2両は地元の利用債によって完成したものであった。こののち、日本海縦貫線で特急列車の運転の計画が持ち上がって列車名が「白鳥」に転用されることが決まると、秋田駅 - 鮫駅間の「白鳥」は、1961年9月に「岩木」に改称された。

「岩木」に改称されると同時に運転区間は秋田駅 - 青森駅間に変更されたが、青函連絡船との接続もなく、1965年10月に「むつ」に統合されて廃止された。

列車名の由来は、「白鳥」は国の天然記念物で青森県東津軽郡平内町の浅所海岸に飛来するハクチョウ、「岩木」は青森県弘前市および鰺ヶ沢町にある岩木山である。

特急「むつ」[編集]

「むつ」は1963年10月に仙台駅 - 青森駅間で運転を開始した急行列車であるが、1965年10月に準急「岩木」を統合して仙台駅 - 青森駅 - 秋田駅間の運転に変更された。しかし、大半の利用客は青森駅で入れ替わり、奥羽本線での運転距離は200kmに満たないことから、青森駅 - 秋田駅間は準急列車として運転され、1966年3月に全区間急行列車になった。その後、1968年10月には仙台駅 - 青森駅間は「くりこま」に系統分割され、「むつ」は青森駅 - 秋田駅間の運転に改められた。

1970年10月と1982年11月にそれぞれ1往復が増発されて最大3往復が運転されていたが、1985年3月に奥羽本線の特急網の整備によりほかの列車に統合されて1往復に削減されたまま特急列車化され、1986年11月まで運転された[10]

列車名の由来は青森県・岩手県宮城県福島県と秋田県の一部の旧国名である陸奥国で、特急「むつ」のヘッドマークは岩木山と名産のリンゴがアレンジされたものであった。

奥羽線(秋田駅~青森駅)停車駅(停車列車・時期により異なる)
秋田駅 - 土崎駅 - 追分駅 - 大久保駅 - 八郎潟駅 - 【鹿渡駅】 - 森岳駅 - 東能代駅 - 二ツ井駅 - 鷹ノ巣駅 - 早口駅 - 大館駅 - 碇ケ関駅 - 大鰐駅(現在の大鰐温泉駅) - 弘前駅 - 川部駅 - 浪岡駅 - 青森駅
  • 【 】は急行停車駅

特急「かもしか」[編集]

かもしか
JRE-Kamoshika.JPG
485系「かもしか
(2007年9月15日 前山駅 - 鷹ノ巣駅
概要
種類 特急列車
地域 秋田県・青森県
運行開始 1997年3月22日
運行終了 2010年12月3日
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 秋田駅
終点 青森駅
使用路線 奥羽本線
技術
車両 485系電車秋田車両センター
軌間 1,067 mm
備考
2010年3月現在のデータ
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「かもしか」は、1997年3月に特急列車として秋田駅 - 青森駅間で運転を開始した。盛岡駅 - 秋田駅・青森駅間で運転していた特急「たざわ」が、秋田新幹線の建設により、秋田駅 - 青森駅間に運転区間が短縮されて列車名を変更したもので、秋田新幹線開業後は秋田駅で新幹線と接続し、秋田県北部、青森県津軽地方を結ぶ役割を担っていた[11][12][13]

なお、2010年12月4日の東北新幹線新青森駅延伸開業によるダイヤ改正で、秋田駅 - 青森駅間の特急列車は「つがる」に統一され、「かもしか」は廃止された[14][15][16]

列車名は、沿線近隣にある白神山地に生息するカモシカが由来となっており[17]、イラストマークには「原生林のカモシカ」が描かれていた[11]

485系電車で運行されていた、かもしか号。(2007年9月15日 青森駅) かもしか号のヘッドマーク[注 1]。(2004年3月19日)
485系電車で運行されていた、かもしか号。
(2007年9月15日 青森駅)
かもしか号のヘッドマーク[注 1]
(2004年3月19日)


運行形態

2010年12月3日廃止時で、3往復が運行されていた[17]

また車内には、「こまち」との連絡列車として車内販売が乗務していた時期もあった[18]

停車駅

秋田駅 - 八郎潟駅 - 森岳駅 - 東能代駅 - 二ツ井駅 - 鷹ノ巣駅 - 大館駅 - 碇ケ関駅 - 大鰐温泉駅 - 弘前駅 - 青森駅

使用車両・編成
2010年12月3日運行終了時の編成図
かもしか
← 秋田
青森 →
1 2 3
G
  • 全車禁煙
  • 1号車は半室グリーン車[19][18]
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

定期列車は基本的にすべて秋田車両センター所属の485系電車を使用し、485系電車としては最短の3両編成で運行された。

これらは「たざわ」で使用されていた編成を3両編成に短縮したもので、1997年末からはホワイトボディをベースにブルーとピンクの帯を配した専用塗色に塗色変更が行われ[13]、1999年までには全編成の塗り替えが完了した[20]

通常は、1日に3両編成2本が使用されていたが、繁盛期には3両編成を2編成連結した6両編成で運転されることがあった[19][21][22]

また繁忙期には583系電車も使用される場合があった[19][21][22][23]2003年2004年には秋田車両センター所属の9両編成で運転されたが[23]、老朽化が激しく2005年以降は繁忙期も運用に就いていなかった。2007年から2010年は4年連続で1月1日に2・3号が583系で運転された。これは上野駅 - 青森駅間運転の臨時特急「ふるさとゴロンと」で使用した編成が青森車両センターに駐泊する期間の間合いを利用したものである。2007年は仙台車両センター所属車両が使用されたが、これは秋田車両センター所属編成が全般検査に入っていて使用できなかったためである。

特急「つがる」(2010年12月3日以前)[編集]

つがる(2002年-2010年)
E751系特急「つがる」 (2006年6月21日、東北本線(現:青い森鉄道線)浅虫温泉駅-西平内駅間にて)
E751系特急「つがる」 (2006年6月21日、東北本線(現:青い森鉄道線)浅虫温泉駅-西平内駅間にて)
概要
日本の旗 日本
種類 特急列車
現況 運行終了
地域 青森県
前身 特急「はつかり」「スーパーはつかり」
運行開始 2002年12月1日
運行終了 2010年12月3日
後継 新幹線「はやぶさ」(八戸 - 新青森)
新幹線「はやて」(八戸 - 新青森)
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 八戸駅
終点 弘前駅青森駅
使用路線 東北本線奥羽本線
技術
車両 E751系電車
青森車両センター
軌間 1,067 mm
電化 交流20,000 V 50 Hz
最高速度 130km/h
テンプレートを表示

2002年12月1日の東北新幹線八戸駅開業にあたって、「はつかり」・「スーパーはつかり」の青森駅発着列車を引き継ぎ[24]、一部列車を弘前駅へ延長する形で設定された。2010年12月3日の東北新幹線新青森駅開業前日までは、八戸駅 - 弘前駅間で下り6本と上り5本が、八戸駅 - 青森駅間で3往復が運転されていた。また、八戸駅では東北新幹線の「はやて」に接続するダイヤを組んでいた。「つがる」6号は土曜日を中心に弘前駅 → 青森駅間で延長運転していた。運転開始当初は毎日運転であったが、利用者が低調であったことから、のちにこの形態に変更された。

「スーパーはつかり」を踏襲し、一部列車では八戸駅 - 青森駅間において130km/hでの運転も実施した。

また、青森ねぶた弘前ねぷた期間中には、「つがる」29号(2003年 - 2005年は25号)が観光客輸送のために弘前駅 → 秋田駅間を臨時列車として延長運転していた。なお、2011年からは、「つがる」ではなく、臨時特急「ねぶたまつり」として運転されている。

停車駅
八戸駅 - (三沢駅) - (野辺地駅) - (浅虫温泉駅) - 青森駅 - (浪岡駅) - 弘前駅
  • ( )は一部列車のみ停車。
使用車両
E751系電車青森車両センター
6両編成で運用されていた。検査などで485系6両編成が代走することがあったが、代走する列車は固定されており、最高速度120km/hの485系で運行することを念頭に置いた運行ダイヤが組まれていた。ただし、E751系が検査などで2本が運用に入れない場合、最高速度130km/hのE751系での運行を念頭に置いた運行ダイヤの列車にも485系が充当されるため、130km/h運転を実施する八戸駅 - 青森駅間で約10分の遅れが発生した。
485系電車(青森車両センター)
485系は3000番台のみが運用されており、下りは17・27・31号、上りは16号に充当されていた。基本的に6両で運行されたが、8両編成へ増結される場合もあった。また多客期に運行される臨時「つがる」もすべてこの車両で運用されていた。このほか、臨時列車などで国鉄色の編成が2006年3月18日ダイヤ改正まで用いられた。
789系電車函館運輸所
北海道旅客鉄道(JR北海道)に所属。2006年3月18日ダイヤ改正以降、特急「スーパー白鳥」の間合い運用として6号のみに充当されていた。当時はE751系・485系が方向転換を行う前であったため、本車充当列車のみグリーン車の位置が異なっていた。本系列も基本的に6両編成で運行されたが、増結により8両となる場合があった。また、785系電車(789系の増結用)が2010年12月のダイヤ改正直前に使用された。

沿革[編集]

昭和から秋田新幹線開業前まで[編集]

  • 1960年昭和35年)12月28日:秋田駅 - 青森駅 - 鮫駅間で準急「白鳥」が運転開始。
  • 1961年(昭和36年)9月15日:「白鳥」の名称を大阪駅 - 青森駅間運転の特別急行列車の名称に変更。この際に、青森駅で系統分離を行い、秋田駅 - 青森駅間に「岩木」の名称を与えられる。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:「岩木」が仙台駅 - 青森駅間の急行「むつ」に統合され、「むつ」は仙台駅 - 青森駅 - 秋田駅間の運転になる。
  • 1968年(昭和43年)10月:「むつ」の運転区間が秋田駅 - 青森駅間に短縮される。
  • 1972年(昭和47年)10月1日:「むつ」が1往復増発され、2往復になる。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:「むつ」が1往復増発され、3往復になる。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:急行「むつ」3往復について以下のように変更。
    • 下り1本、上り2本は盛岡駅 - 秋田駅間運転のエル特急たざわ (列車)」を青森駅まで延長する形で、下り1本は山形発特急「つばさ1号」を青森駅まで延長する形でそれぞれ格上げ編入[注 2][25][26]
    • 1往復は特急列車に格上げ。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:特急「むつ」1往復廃止[10]。「むつ」の名称は定期特急としては1年8か月で消滅した。また、秋田駅 - 陸中花輪駅間で急行「よねしろ」が運転開始。
    • もともと「よねしろ」の名称は1985年まで花輪線経由で秋田駅 - 盛岡駅間を運転していた急行列車の名称であった。なお、秋田駅 - 大館駅間のみ急行として運転していた(「八幡平」も参照のこと)。
  • 1988年(昭和63年):「たざわ」に東能代駅発着列車を1往復設定。
  • 1993年平成5年):「たざわ」の1往復の青森駅乗り入れを終了し、東能代駅発着列車は大館駅発着に延長。また、奥羽本線経由で秋田駅 - 大館駅・青森駅間に快速列車しらかみ」を設定し、別途、五能線五所川原駅・弘前駅 - 青森駅間運転の快速「岩木」を秋田駅・大館駅・弘前駅 - 青森駅間に変更し、電車化した快速列車「いわき」が運転開始。
  • 1996年(平成8年)3月30日:秋田新幹線工事(改軌)に伴う、1年間の田沢湖線全線運休のため、「たざわ」は盛岡 - 秋田間の運行を終了(「秋田リレー」で代替)し、秋田駅 - 青森駅間2往復のみの運行となる[11]

秋田新幹線開業後[編集]

  • 1997年(平成9年)3月22日:秋田新幹線開業に伴い、「たざわ」の残存区間を「かもしか」に改称。快速「しらかみ」は「しらゆき」に改称[11][12][13]
  • 1999年(平成11年)12月4日:「かもしか」の自由席が3号車(禁煙車)から1号車の半室(禁煙車)と2号車(喫煙車)になる。「しらゆき」は青森駅行き列車の廃止で秋田駅 - 東能代駅・大館駅間の運行となる。
  • 2001年(平成13年)3月3日:大阪駅 - 青森駅間の特急「白鳥」が廃止。特急「いなほ」の青森行きのダイヤを従来の「白鳥」のものに変更。従来「いなほ」として運行されていたダイヤの秋田駅以北を「かもしか」に分離・編入し「かもしか」は3往復となる[27]
  • 2002年(平成14年)12月1日:東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間開業によるダイヤ改正により、次のように変更。
    • 八戸駅 - 青森駅・弘前駅間で「つがる」と、八戸駅・青森駅 - 函館駅間で特急白鳥」「スーパー白鳥が運転開始。
    • 「かもしか」の全列車が碇ケ関駅に停車、同時に1往復停車していた早口駅は全列車通過になる。
    • 急行「よねしろ」を愛称なしの快速列車に廃止・格下げ。
    • 快速の「しらゆき」「いわき」の名称を廃止。
  • 2003年(平成15年)8月2日:2002年まで青森駅 - 秋田駅間で運転されていた臨時特急「ねぶた」を受け継ぐ形で、「つがる」25号が弘前駅 - 秋田駅間で延長運転。以後、2010年夏季まで毎年8月2日 - 8月6日に運転。
  • 2004年(平成16年):寝台特急「あけぼの」が新潟県中越地震で運休となったため、秋田駅 - 青森駅間は「かもしか」91・92号にて代替輸送を行う。ただし、車両運用の関係で一時期気動車による全車自由席の快速列車として運転した。
  • 2006年(平成18年)3月18日:同日のダイヤ改正より「つがる」上り1本(6号)が789系による運用となる。
  • 2007年(平成19年)3月18日:全車禁煙になる[28]
    • 2009年(平成21年)
    • 3月14日:一部列車で行われていた車内販売が廃止[要出典]
  • 2010年(平成22年)12月4日:東北新幹線全線開通に伴うダイヤ改正により次のように変更。
    • 八戸駅 - 青森・弘前駅間特急列車としての「つがる」廃止。奥羽本線区間は快速・普通で代替。
    • 「いなほ」の秋田-青森間を分離し、「かもしか」と統合、「つがる」4往復(1-8号)として運転開始[29][15][30]
      • 車両は青森所属の485系3000番台を4連化・方転し使用。E751系は運用を離脱。
    • 別途「つがる」は臨時列車扱いで大館駅 - 青森駅間で2往復(51-54号)設定(毎日運転)[3]。大館行きの52号は、青い森鉄道線浅虫温泉発、青い森鉄道線内快速
    • グリーン車位置を「スーパー白鳥」の789系と合わせる(青森方→函館・新青森方)。このため485系を方向転換。
  • 2011年(平成23年)
  • 2013年(平成25年)3月16日:ダイヤ改正に伴い、前日をもって毎日運転の臨時特急「つがる52号」の青い森鉄道からの直通運転を廃止。
  • 2014年(平成26年)3月15日:ダイヤ改正に伴い以下のように変更。
    • 大館駅発着の臨時列車2往復を前日の運行をもって廃止。
    • 秋田駅 - 青森駅間に毎日運転の臨時列車1往復を設定(号数は定期列車と通し番号)[33]。合計で5往復(1 - 10号)となる。
      • 同改正における寝台特急「あけぼの」定期運行廃止の代替。この区間を含む羽後本荘駅 - 青森駅間はいわゆる「ヒルネ区間」として一部寝台を座席として開放していた。
  • 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い以下のように変更。
    • 利用の少ない「あけぼの」代替の臨時列車1往復含む2往復(下り1・7、上り2・10号)を削減し、3往復(1-6号)とする。
      • 代替として同時間帯に秋田駅 - 弘前駅間に新たに快速[34]・普通列車を設定[35][36]
    • 485系が運用を離脱し、全列車をE751系で統一。
      • 同改正では青森車両センターが廃止されたため、E751系は秋田車両センターへ移管。
  • 2018年(平成30年)3月17日:「つがる」全列車が浪岡駅への停車を開始[37]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 「このマークに描かれているシカはカモシカではなくエゾシカだという指摘がある[17]
  2. ^ 「たざわ」に編入された下り1本は、福井発特急「白鳥1号」の秋田 - 青森間を引き継ぐ形で編入、また、山形発特急「つばさ1号」を青森駅まで延長する形で格上げされた急行「むつ3号」は、青森駅到着後青函連絡船5便に20分で接続する、いわば連絡船列車の役割も担っていた。

出典[編集]

  1. ^ 2010年12月のダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2010年9月16日
  2. ^ ”東北新幹線八戸開業 列車愛称決定について”(プレスリリース)、東日本旅客鉄道、2002年5月14日、(2016年9月19日閲覧)
  3. ^ a b 『JR時刻表』2012年3月号、交通新聞社
  4. ^ なお、2012年春季まで「青春18きっぷ」と「北海道&東日本パス」にはこの特例は適用されなかった。
  5. ^ 789系電車とグリーン車位置を合わせる措置。
  6. ^ 寺本光照 『国鉄・JR 悲運の車両たち』 JTBパブリッシング、2014年2月、118頁。ISBN 978-4-533-09552-8
  7. ^ 『鉄道ファン』第598号、交友社、2011年2月、 13頁。
  8. ^ 特急“つがる”に485系3000番台6両編成『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2013年4月29日
  9. ^ “つがる”51号に「かもしか」色の485系『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2010年12月12日
  10. ^ a b 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 48頁。
  11. ^ a b c d 『鉄道ファン 特集:JR特急大辞典1』第44巻11号(通巻523号)、交友社、2004年11月、 34頁。
  12. ^ a b 『鉄道ジャーナル』第368号、鉄道ジャーナル社、1997年6月、 41頁。
  13. ^ a b c 『鉄道ジャーナル』第388号、鉄道ジャーナル社、1999年2月、 63頁。
  14. ^ “2010年12月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2010年9月24日), http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100916.pdf 2017年4月5日閲覧。 
  15. ^ a b “「かもしか」ラストラン 新幹線開業で消えゆく特急”. 朝日新聞. (2010年12月4日). http://www.asahi.com/airtravel/TKY201012030641.html?ref=reca 2018年3月2日閲覧。 
  16. ^ 池口英司「東北新幹線青森延伸と“雷鳥”廃止 平成22・2010年度(2010.4〜2011.3)」、『鉄道ファン 特集:485系でたどるJRの25年』614 、交友社、2012年6月、 43頁。
  17. ^ a b c “秋田 - 青森間を走る特急「かもしか」のヘッドマークは「えぞしか」?”. マイナビニュース. (2010年9月10日). https://news.mynavi.jp/article/trivia-64/ 2018年2月28日閲覧。 
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  19. ^ a b c 『鉄道ファン』第556号、交友社、2007年8月、 36頁。
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  23. ^ a b 『鉄道ジャーナル』第442号、鉄道ジャーナル社、2083年8月、 88頁。
  24. ^ ただし、函館発着便の「はつかり」の後継に当たる「スーパー白鳥」・「白鳥」は青森駅 - 函館駅間の快速海峡」の格上げ、青森「はつかり」との統合という意味合いもあったため、全ての青森発着列車が「つがる」となったわけではない。
  25. ^ 渋谷邦彦(編集人)「青函航路・奥羽本線 下り・上り」、『国鉄監修 時刻表 1985年1月号』第61巻1号(通巻第707号)、日本交通公社、1985年1月、 366 - 370頁。
  26. ^ 渋谷邦彦(編集人)「青函航路・奥羽本線 下り・上り」、『国鉄監修 時刻表 1985年3月号』第61巻3号(通巻第709号)、日本交通公社、1985年3月、 389 - 393頁。
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参考文献[編集]

書籍・時刻表
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  • 小榑宏明 「485系特急形電車運転のあゆみと使用方の変遷」『復刻版 485系特急形電車 481系デビュー50年〜誕生から昭和60年3月改正までのデータブック〜』 ジェー・アール・アール篇 、交通新聞社、2014年12月25日、26 - 31,76,80頁 。ISBN 978-4-330-52714-7
  • 三宅俊彦、寺本光照 『国鉄・JR特急列車100年 特別急行「1・2列車」から「みずほ」まで』 横山祐司(発行人)、JTBパブリッシング〈キャンブクス〉、2012年12月、第1刷、各頁 。ISBN 978-4-533-08852-0 。
  • 梅原淳 『485系物語 全国を席巻した国鉄代表形式』 横山祐司(発行人)、JTBパブリッシング〈キャンブクス〉、2013年3月1日、各頁 。ISBN 978-4-553-08974-9 。
  • 寺本光照『国鉄・JR列車名大事典』中央書院、2001年。ISBN 4-88732-093-0
  • 関崇博・池田光雅・諸河久『国鉄の車両5 奥羽・羽越線』1984年10月、保育社、ISBN 4-586-53005-7
趣味誌・専門誌
  • 編集部「〝60・3〟ダイヤで特急電車はこう変わった」、『鉄道ジャーナル 特集●新幹線上の開業と特急列車』第19巻6号(通巻220号)、鉄道ジャーナル社1985年6月、 72 -73頁。
  • 三宅俊彦「60-3国鉄特急プロフィール」、『鉄道ファン』第25巻6号(通巻290号)、交友社1985年6月、 21 - 22頁。
  • 大熊孝夫「今年も大わらわ・・・・ 電車の引越し大作戦」、『鉄道ファン』第25巻6号(通巻290号)、交友社、1985年6月、 39 - 41頁。
  • 編集部「JR特急の中核として活躍 485系特急電車の現状」、『鉄道ジャーナル 特集●JRに残る〝国鉄型〟車両の将来』第26巻12号(通巻314号)、鉄道ジャーナル社、1992年12月、 18 -19頁。
  • 坂正博「特集:JR特急電車プロフィール'93」、『鉄道ファン』第33巻3号(通巻383号)、交友社、1993年3月、 20 - 21頁。
  • 佐藤利生「特集:国鉄形特急電車2003」、『鉄道ファン』第43巻3号(通巻503号)、交友社、2003年3月、 23 - 24頁。
  • 「特集:東北新幹線全線開業」、『鉄道ファン』第51巻2号(通巻598号)、交友社、2011年2月、 12 - 13頁。
  • 手塚一之「特集:485系パーフェクト」、『鉄道ファン』第51巻2号(通巻602号)、交友社、2011年6月、 49 - 50頁。(巻内見開き付録 485・489・583系 定期特急一覧(系統別))

外部リンク[編集]