かつらぎ町
かつらぎちょう ![]() かつらぎ町 | |||||
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国 |
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地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 和歌山県 | ||||
郡 | 伊都郡 | ||||
市町村コード | 30341-1 | ||||
法人番号 |
4000020303411 ![]() | ||||
面積 |
151.69km2 | ||||
総人口 |
15,573人 [編集] (推計人口、2022年6月1日) | ||||
人口密度 | 103人/km2 | ||||
隣接自治体 |
橋本市、紀の川市、伊都郡九度山町、高野町、海草郡紀美野町、有田郡有田川町 大阪府:河内長野市、和泉市、岸和田市 奈良県吉野郡野迫川村 | ||||
町の木 | キンモクセイ | ||||
町の花 | アジサイ | ||||
かつらぎ町役場 | |||||
町長 | 中阪雅則 | ||||
所在地 |
〒649-7192 和歌山県伊都郡かつらぎ町大字丁ノ町2160番地 北緯34度17分47.3秒 東経135度30分13.5秒 / 北緯34.296472度 東経135.503750度座標: 北緯34度17分47.3秒 東経135度30分13.5秒 / 北緯34.296472度 東経135.503750度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
橋本市から和歌山市に至るまでの紀の川本流域では、隣の九度山町とともに数少ない町であるが、農業分野では近畿地方全域でも有数の規模と言われており、年間を通じて様々なフルーツが栽培されている。また、和泉山脈を隔てて隣接する大阪府和泉市の友好都市としても知られている。
地理[編集]
南北に細長く、和歌山県の北東部、伊都郡の西部に位置しており、北に和泉山脈(町名のもととなった和泉葛城山が所在)、南に紀伊山地がある。旧・かつらぎ町域は紀ノ川が東西に流れており、旧・かつらぎ町の最南端にある新城地域には貴志川が東西に流れている。また、旧・花園村域は有田川が流れている。
旧・かつらぎ町と旧・花園村は、自動車の通れないウォーキング用ルートも含めて直接連絡する道路が一切用意されていないが、伊都郡高野町を経由する国道480号、もしくは国道480号の途中で交差する国道370号(高野西街道)から和歌山県道115号花園美里線経由で連絡している。
紀伊山地と和泉山脈に挟まれた地形である上、両者が直線的に並行せずに入り組んでおり、盆地に近い地形となっている。そのため、寒暖の差が大きい。特に夏季には猛暑になることがあり、1994年8月8日には観測史上歴代2位(当時)となる40.6℃を記録している。また、この寒暖差を利用し、様々な果物の栽培が行われている。
隣接する自治体[編集]
歴史[編集]
町名の由来[編集]
町域の北端にある葛城山脈(和泉葛城山)にちなんで当時の和歌山県知事が命名。
沿革[編集]
- 1889年(明治22年)4月1日 - 簗瀬村・北寺村・新子村・池ノ窪村・中南村・久木村の区域をもって花園村が発足
- 1958年(昭和33年)7月1日 - 伊都町・妙寺町・見好村が合併してかつらぎ町が発足
- 2005年(平成17年)10月1日 - かつらぎ町が花園村を編入
政治[編集]
行政[編集]
町長:中阪雅則(2019年 - )
議会[編集]
定数:14[1](そのうち1人が女性で、議員の6.67%が女性。)
町章[編集]
かつらぎ町の「か」を図案化したもので、全体を平和と発展の精神に見たて、円形は友愛と団結、上辺左右の翼状は永遠の発展と限りなき飛躍を象徴している[2]。(1959年(昭和34年)11月1日制定)
経済[編集]
産業[編集]
果樹栽培が基幹である。
名産・特産[編集]
平核無柿の生産高日本一である。また、四郷(広口・滝・東谷・平)地区を中心に作られる串柿も日本一の規模で、11月23日に串柿まつりも開催されている。ほかにも、イチゴ、梅、桃、ブルーベリー、梨、ブドウ、柑橘類、和歌山県では珍しいリンゴまで広く栽培しており、年中観光農園が開設され、「フルーツ王国」を謳っている。
江戸時代には、紀ノ川を利用して和歌山城下で重宝された川上酒や川上木綿の産地でもあった。
主な企業[編集]
製造業[編集]
- 溝端紙工印刷 (箸袋等への紙工印刷、割箸の生産など)
- 築野食品工業 (こめ油)
- 紀州食品 (缶詰、清涼飲料水など)
- 日進化学和歌山工場 (化粧品など)
- サカイキャニング高野山麓かつらぎ工場 (清涼飲料水など)
- ゼネル薬工伊都 (医薬品、強壮剤など)
金融[編集]
- 紀陽銀行
- 妙寺支店
- 笠田支店
商業施設[編集]
日本郵政グループ[編集]
- かつらぎ郵便局(集配局)(丁ノ町)
- かつらぎ笠田(かせだ)郵便局(笠田東)
- 妙寺郵便局(妙寺)
- かつらぎ大谷郵便局(大谷)
- かつらぎ渋田郵便局(東渋田)
- かつらぎ広口簡易郵便局(広口)
- かつらぎ志賀簡易郵便局(志賀)
- 花園簡易郵便局(花園北寺)
- 大阪支店 かつらぎ町役場花園支所内出張所(花園簗瀬=はなぞのやなせ)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、かつらぎ郵便局ではホリデーサービスも実施。(2016年2月現在)
※かつらぎ町内の郵便番号は以下の通り。
- 「649-71xx」=平成の大合併以前からのかつらぎ町域(新城を除く)。かつらぎ郵便局の管轄。
- 「640-1481」=新城。毛原(けばら)郵便局→美里郵便局(海草郡紀美野町)の管轄。
- 「643-06xx」=花園簗瀬、花園北寺、花園池ノ窪、花園新子(あたらし)。清水郵便局(有田郡有田川町)の管轄。
- 「648-02xx」=花園久木(くき)、花園中南。高野郵便局(伊都郡高野町)の管轄。
姉妹・友好都市[編集]
国内[編集]
地域[編集]
人口[編集]
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かつらぎ町と全国の年齢別人口分布(2005年) | かつらぎ町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― かつらぎ町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
かつらぎ町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
健康と福祉[編集]
学校教育[編集]
- 小学校
- かつらぎ町立笠田小学校(大字笠田東558番地)
- かつらぎ町立大谷小学校(大字大谷338番地)
- かつらぎ町立妙寺小学校(大字妙寺857番地)
- かつらぎ町立渋田小学校(大字東渋田151番地の1)
- かつらぎ町立梁瀬小学校(大字花園梁瀬574番地)
- かつらぎ町立三谷小学校(廃校)
- かつらぎ町立天野小学校(廃校)
- かつらぎ町立四郷小学校(廃校)
- かつらぎ町立四邑小学校(廃校)
- かつらぎ町立志賀小学校(廃校)
- かつらぎ町立新城小学校(廃校)
- かつらぎ町立有畝小学校(廃校)
- 中学校
- かつらぎ町立笠田中学校(大字笠田東132番地)
- かつらぎ町立妙寺中学校(大字妙寺581番地)
- かつらぎ町立花園中学校(廃校)
- 高等学校
- 和歌山県立笠田高等学校(大字笠田東825番地)
- 和歌山県立紀北農芸高等学校(大字妙寺1781番地)
- 和歌山県立紀の川高等学校(廃校)
- 専修学校
- 和歌山県農林大学校(大字中飯降422番地)
社会教育[編集]
ホール・集会場[編集]
- かつらぎ総合文化会館「あじさいホール」
交通[編集]
鉄道[編集]
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 町内の駅、全て無人駅である。
路線バス[編集]
- 有鉄バス
- 藤並駅からの路線が花園に乗り入れている。
かつては和歌山バス那賀が町内に路線を多数保有していたが、2017年3月31日の橋本線(那賀営業所前 - 橋本駅前)廃止により運行から撤退した。また2017年4月29日から和泉かつらぎ観光路線バスの実証実験が行われていた(運行は南海バスと和歌山バス那賀)が、2019年3月31日で運行を終了した。
コミュニティバス[編集]
- かつらぎ町コミュニティバス
- 一部は廃止となった和歌山バス那賀の路線を継承している。
- 紀の川市地域巡回バス
- 桃山鞆渕コースが「下志賀」停留所に乗り入れている。
道路[編集]
高速道路[編集]
- 京奈和自動車道(紀北東道路)
- (橋本市) - 紀北かつらぎIC - かつらぎ西IC/PA - (紀の川市)
国道[編集]
県道[編集]
- 主要地方道
- 一般県道
農道[編集]
道の駅[編集]
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
祭事[編集]
出身著名人[編集]
政治家・経済人[編集]
- 門博文(ロイヤルパインズ社長、衆議院議員、国土交通大臣政務官)
- 平野博文(衆議院議員、内閣官房長官)
- 坊秀男(衆議院議員、大蔵大臣)
- 木下伊平(和歌山県多額納税者、農業、林業) - 木下家は妙寺町の資産家である[3]。
学者[編集]
スポーツ選手[編集]
芸能人[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。