おとなの事情
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おとなの事情 | |
---|---|
Perfetti sconosciuti | |
監督 | パオロ・ジェノヴェーゼ |
脚本 |
フィリッポ・ボローニャ パオロ・コステッラ パオロ・ジェノヴェーゼ パオラ・マンミーニ ローランド・ラヴェッロ |
原案 | パオロ・ジェノヴェーゼ |
製作 | マルコ・ベラルディ |
出演者 |
ジュゼッペ・バッティストン アンナ・フォリエッタ マルコ・ジャリーニ エドアルド・レオ ヴァレリオ・マスタンドレア アルバ・ロルヴァケル カシア・スムトゥニアク ベネデッタ・ポルカローリ |
音楽 | マウリツィオ・フィラルド |
主題歌 |
フィオレッラ・マンノイア 「Perfetti sconosciuti」 |
撮影 | ファブリッツィオ・ルッキ |
編集 | コンスエロ・カトゥッチ |
製作会社 |
メドゥーサ・フィルム Lotus Productions レオーネ・フィルム・グループ |
配給 |
メドゥーサ・フィルム アンプラグド |
公開 |
2016年2月11日 2017年3月18日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語 |
興行収入 |
$19,630,803[1] $31,640,626[1] |
『おとなの事情』(おとなのじじょう、Perfetti sconosciuti)は2016年のイタリアのコメディ映画。 監督はパオロ・ジェノヴェーゼ、出演はカシア・スムトゥニアクとアルバ・ロルヴァケルなど。 7人の男女が集まった食事会で、スマートフォンの通話やメールの履歴をさらけ出すゲームをきっかけに、夫婦や友人間にさまざまな疑惑が巻き起こっていく様を描いたワンシチュエーションコメディ[2]。
2016年の第61回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では8部門計9つのノミネートを受け、作品賞と脚本賞を受賞した他、アメリカ・トライベッカ映画祭脚本賞、ノルウェー国際映画祭観客賞などを受賞している[3]。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ある月食の夜、年頃の娘を持つ夫婦ロッコとエヴァの家に、ロッコの幼なじみで親友のレレとコジモとペッペ、そしてレレの妻カルロッタとコジモの妻ビアンカが集まり、夕食会が開かれる。 たわいのない会話で盛り上がる中、エヴァの提案で7人の男女は互いに秘密のないことの証としてスマートフォンにかかってきた電話や届いたメールやメッセージを公開し合うゲームを始めることになるが、次第に7人の隠された姿が露呈していく。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替。
- バツイチの独身男
- ペッペ: ジュゼッペ・バッティストン(高橋ちんねん) - 求職中の教師。恋人が熱を出したので1人で夕食会に参加。
- 思春期の娘との関係に悩む夫婦
- ロッコ: マルコ・ジャリーニ(菊池康弘) - 美容整形外科医。
- エヴァ: カシア・スムトゥニアク(北村幸子) - カウンセラー。
- 10歳と5歳の子どもがいるが倦怠期の夫婦
- レレ: ヴァレリオ・マスタンドレア(西垣俊作)
- カルロッタ: アンナ・フォリエッタ(浅井晴美)
- 新婚夫婦
- コジモ: エドアルド・レオ(庄司然) - 自営業。
- ビアンカ: アルバ・ロルヴァケル(堀籠沙耶) - 獣医。
- その他
- ソフィア: ベネデッタ・ポルカローリ(水瀬七海) - ロッコとエヴァの娘。17歳。母エヴァとの仲は険悪。
作品の評価
[編集]Rotten Tomatoesによれば、13件の評論のうち77%にあたる10件が高く評価しており、平均点は10点満点中6.7点となっている[4]。
映画賞
[編集]賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 | 作品賞 | 受賞 | |
監督賞 | パオロ・ジェノヴェーゼ | ノミネート | |
脚本賞 | パオロ・ジェノヴェーゼ フィリッポ・ボローニャ パオロ・コステッラ パオラ・マンミーニ ローランド・ラヴェッロ |
受賞 | |
主演女優賞 | アンナ・フォリエッタ | ノミネート | |
主演男優賞 | ヴァレリオ・マスタンドレア | ||
マルコ・ジャリーニ | |||
主題歌賞 | 『Perfetti sconosciuti』 作曲: ブンガロ、チェザーレ・キォード 作詞・唄: フィオレッラ・マンノイア | ||
編集賞 | コンスエロ・カトゥッチ | ||
音響賞 | ウンベルト・モンテサンティ | ||
ナストロ・ダルジェント賞 | コメディ賞 | 受賞 | |
製作者賞 | マルコ・ベラルディ | ノミネート | |
脚本賞 | フィリッポ・ボローニャ パオロ・コステッラ パオロ・ジェノヴェーゼ パオラ・マンミーニ ローランド・ラヴェッロ | ||
編集賞 | コンスエロ・カトゥッチ | ||
主題歌賞 | 『Perfetti sconosciuti』 フィオレッラ・マンノイア、ブンガロ、チェザーレ・キォード 唄: フィオレッラ・マンノイア |
受賞 | |
特別賞 | 主演の7名およびキャスティングディレクターのバルバラ・ジョルダーニ |
リメイク
[編集]様々な国や言語でリメイクされており、2019年7月には最も多くリメイクされた作品としてギネス世界記録に認定されている[5]。
- Τέλειοι Ξένοι(2016年、ギリシャ)[6]
- Perfectos desconocidos(2017年、スペイン)[7][8]
- Cebimdeki Yabancı(2018年、トルコ)[9]
- Loudspeaker(2018年、インド ※カンナダ語)[10]
- ザ・ゲーム 〜赤裸々な宴〜 Le jeu(2018年、フランス・ベルギー)[11]
- 完璧な他人 완벽한 타인(2018年、韓国)[12]
- BÚÉK(2018年、ハンガリー)[13]
- Perfectos desconocidos(2018年、メキシコ)[14]
- 来电狂响(2018年、中国)[15]
- Громкая связь(2019年、ロシア)[16]
- Անհայտ բաժանորդ(2019年、アルメニア)
- (Nie)znajomi(2019年、ポーランド) ※カシア・スムトゥニアクが同じ役で出演[17]
- Das perfekte Geheimnis(2019年、ドイツ)[18]
- Tiệc trăng máu (2020年、ベトナム)
- おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年、日本)[19]
- Známí neznámí(2021年、チェコ・スロバキア)
出典
[編集]- ^ a b “Perfect Strangers” (英語). Box Office Mojo. 2022年6月2日閲覧。
- ^ “おとなの事情”. 映画.com. 2018年4月24日閲覧。
- ^ “おとなの事情”. Movie Walker. 2018年4月24日閲覧。
- ^ "Perfect Strangers". Rotten Tomatoes (英語). 2019年11月16日閲覧。
- ^ Pagan, Beatrice (2019年7月15日). “Perfetti sconosciuti entra nel Guinness dei primati con il record di remake!” (イタリア語). Movieplayer.it 2019年11月16日閲覧。
- ^ “Téleioi xénoi” (英語). IMDb. 2016年4月24日閲覧。
- ^ Gabriele Niola (2017年2月16日). “EXCL – Perfetti Sconosciuti, Alex de la Iglesia ci racconta il suo remake e cosa non funziona nel film di Genovese!” (イタリア語). BadTaste.it 2018年4月24日閲覧。
- ^ “Perfectos desconocidos” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “Cebimdeki Yabanci” (英語). IMDb. 2016年4月24日閲覧。
- ^ “Loudspeaker” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “ザ・ゲーム ~赤裸々な宴~”. allcinema. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “完璧な他人”. allcinema. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “BÚÉK” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “Perfectos desconocidos” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “Lai dian kuang xiang” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “Gromkaya svyaz” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “(Nie)znajomi” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “Das perfekte Geheimnis” (英語). IMDb. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “東山紀之がモテない独身男に “伊アカデミー”作品&脚本賞原作の来年1月公開映画「おとなの事情」で10年ぶり主演”. スポーツ報知 (2020年7月3日). 2020年7月3日閲覧。