おくすり手帳

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おくすり手帳お薬手帳(おくすりてちょう)、薬識手帳(やくしきてちょう)とは、日本国において調剤薬局医療機関にて調剤されたの履歴(≒服用歴)をまとめた手帳のことである。

概要[編集]

一般的に、なんらかの疾病を罹患し医療機関において発行された処方箋と一緒に、調剤薬局でおくすり手帳を提出すると、調剤された薬が一覧となって書き込まれる。
多くの場合はラベルプリンター印刷されたラベルシールの形態で貼付けられる。

目的[編集]

  • 相互作用の防止:複数の医療機関にかかっている場合や複数の薬を処方されている場合などに、おくすり手帳を参照することで、新たに調剤された薬との悪い飲み合わせ(相互作用)がないかを調べることができる。
  • 重複投与の防止:商品名は違うが、同じ成分を含有する薬も少なくない。おくすり手帳を参照することで、別名同成分の薬も含めて重複投与されることを防ぐことができる。
  • 薬品アレルギー・副作用の防止:意識や記憶がはっきりしない時などにも、おくすり手帳を持参していれば、その内容からアレルギー歴のある薬品や副作用が出たことがある薬が投与されるリスクを回避することができる。
  • 病歴・病状の推測:過去から現在までに処方・調剤された薬がまとめて分かるので、おくすり手帳の内容から、過去〜現在までに処方された薬から病状のおおまかな推測ができる。

相互作用、重複投与の防止のためには必ずおくすり手帳を1冊にまとめる必要がある(医療機関や調剤薬局によっておくすり手帳を分けている場合はチェック機能が働かずあまり意味がない)

実際[編集]

調剤された薬の内容を記載するおくすり手帳用の「手帳」は、調剤薬局にて無料でもらうことができる。
毎回のラベルの発行もしくは手帳への記載は、2012年4月1日より、「薬学管理料(薬剤服用歴管理指導料)」に含まれることになった(つまり発行してもしなくても料金は変わらない[要出典])。また東日本大震災でおくすり手帳が現場救急で大変有効だったことから、原則として全ての薬局利用者へ発行されることになった。
薬の調剤・交付前に相互作用の(処方箋通りに調剤を行っても問題がないことを)確認がなされるのが望ましいので、処方箋と一緒に提出するのが好ましい。

電子化[編集]

2013年から川崎市ソニー・川崎市薬剤師会はFelicaを利用する電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」の試験サービスを開始することとなった[1]

記入欄[編集]

基本情報[編集]

  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 血液型
  • 住所
  • 電話番号
  • 緊急連絡先
  • アレルギーの有無
  • 副作用歴の有無
  • 過去の病歴
  • かかりつけ医・薬局

薬品情報[編集]

  • 処方日
  • 薬品名
  • 処方量
  • 服用回数・方法

質問欄[編集]

  • 調剤師や医師に対して病状・薬品の質問

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]