うまい棒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
うまい棒
Umaibou.jpg
お盆に乗せたうまい棒各種
販売会社 リスカ(製造元)
やおきん(販売元)
種類 スナック菓子
販売開始年 1979年[1]
テンプレートを表示

うまい棒(うまいぼう)は、株式会社やおきん日本で販売している状のスナック菓子。製造はリスカ株式会社。1979年7月の発売以来、標準小売価格は1本10消費税込)を維持している[2]

なっとう味、めんたい味など種類が豊富でユニークなフレーバー(味)があり、これまで40種類程度が発売された[2]。値段も安価なことから子供や若者を中心に人気のある駄菓子である。

その人気により、やおきん公認の派生した展開も行われており、うまい棒をモチーフにしたリップクリーム入浴剤、キャラクターを使用した文房具やグッズ、「パチスロうまい棒」などが発売されている。

生産・販売[編集]

10円(十円硬貨)という決まった価格の中で製造されている。その為、原材料費の価格変動に合わせその長さは常に予告無く変更されている。中央を貫く穴は、スナック菓子としての強度を上げ輸送中に製品が崩れる事を防ぐと同時に、見た目の容量アップと、中まで均一に熱を通すことで食感を良くするために空けられている[3]。内容量は種類によって異なる。2005年から内容量が公開され、2007年秋まで内容量7〜9gで、原料費高騰による影響のため、2010年1月時点では内容量5〜6gとなっている。 原料価格高騰に伴い、2022年4月出荷分より価格が12円になることが2022年1月に報道された[4]

一部のコンビニや業務用スーパーでは、30個入りの袋も売られている。日本国外でも発売が行われており、台湾(現地名:同じ)や韓国(現地名:うまい棒または「우마이봉」)にてコンビニエンスストアを中心に販売されている。価格は台湾が5元(台湾ドル)、韓国が300ウォン

姉妹品として、リング状にした袋スナック「うまい輪」が存在し、フレーバーはめんたい味、牛タン塩味、チーズ味、たこ焼き味、やさいサラダ味、オニオンサラダ味、黒糖リングとなっている。うまい棒全般は(株)リスカが製造していることもあって、パッケージにリスカのマークが入っているものもある。「うまい棒キャンディ」という飴バージョンも発売していた。

イベント[編集]

2009年には、発売30周年と、キャラクターの誕生日を記念し、ファンイベント「うまい棒大感謝祭」2009が開催された。当イベントはファンによるうまい棒ファンのためのイベントとしてゲストも招かれたが[5]、開催した「うまい棒実行委員会」には株式会社やおきんは一切関与していない。同イベントでは、リアル「うまえもん」達(着ぐるみ「うまえもんズ」)が登場して誕生日会が行われた[6]

2019年、発売40周年記念企画として次の『謎のキャンペーン』を開始[7]

『12種類集めて当てる!』 やおきんが発売するうまい棒14種、プレミアム3種、その他期間限定、地域限定、コラボ企画の中から12種類の味部分を切り取って応募すると、抽選で錦糸町をうまい棒の世界にしたレジャーシートが当たる。

『はずれてもさらに!BIGなダブルチャンスあり!』 『集めて当たる!』の抽選にはずれても応募用紙のクイズに答えておくと抽選で40周年限定うまい棒抱き枕が当たる。さらに抽選で、500円玉で2000万円相当が貯まるうまえもん貯金箱が当たる。

種類(味)[編集]

最もコストのかかる商品は、製造過程で唯一、二度の味付けが必要な「たこ焼き味」[8]

現行[編集]

レギュラー[編集]

  • めんたい
    • 1982年発売[9]。実は原材料に辛子明太子は使われておらず、赤ピーマンがフレーバーの一つとなっている。後述の辛子明太子味とは別物。
  • コーンポタージュ
    • 1992年発売[9]
    • ナゴヤドームなどでは、箱入りでドアラの写真がデザインに使われているものが販売されている。パチンコ店チェーン「オータ」の各店で、オータのロゴ入りのオリジナルの包みのものが景品として扱われている。
  • チーズ
    • 1980年発売[10]
  • ピザ
    • 2011年4月発売[11]。初め1982年に発売され、1986年に発売終了[12]。1995年に復活し、2001年に再度発売終了[13]。2005年に限定復刻[14]。現在は生産終了。
  • テリヤキバーガー
    • 1980年発売[10]。当初は「バーガー味」で、1994年より現行の名前となる[15]
  • サラミ
    • 1979年7月発売[10]
  • やさいサラダ
    • 1980年発売[9]。当初は「サラダ味」。
  • チキンカレー
    • 2000年3月発売[9]
    • 下記の新味「のり塩味」の発売により7月で生産を終了して終売予定。
  • とんかつソース
    • 1979年7月発売[10]。当初は「ソース味」で、1994年より現行の名前となる[15]
  • エビマヨネーズ
    • 2001年5月発売[11]エニックスのウェブサイト上に作られたうまい棒のオフィシャルサイトでの投票の結果作られた。
  • たこ焼き
    • 1987年発売[9]。製造過程で二度味付けをしているため、他の種と比較すると食感がやや硬い。
  • チョコレート
    • 1982年発売[16]。他の種類より細めで、外側にチョコレートがコーティングされている。但しコーティングが溶けやすいので夏季(6月〜8月)は販売されない。
  • 牛タン
    • 2007年5月発売[11]
  • なっとう
    • 2012年12月3日発売。過去2回再生産され、3回製造を中止した(1993年、1996年-1999年、2003年-2008年[17])。今回で3回目の再生産である。
  • シュガーラスク
    • 2013年1月11日発売。ラスクの食感を出すために、棒状のうまい棒では唯一中心の穴が空いていない。ただし代わりに小さな穴が4つ空いている。
  • プレミアムうまい棒明太子味
    • 2014年4月1日発売。1袋10本入り200円での販売だが、個別でバーコードもついておりバラ売りも可能。平べったく、中央の穴が小さい。そのため、中まで詰まった感じになっており食べやすい。また、通常のうまい棒より若干長い。明太子パウダー使用。
  • プレミアムうまい棒モッツアレラ&カマンベール
    • 2014年4月1日発売。こちらも上記のプレミアム明太子味と形状は同一。モッツァレラチーズ&カマンベールチーズ使用。
  • やきとり
  • プレミアムうまい棒わさびソースの和風ステーキ
  • レモンスカッシュ味(夏季限定)
  • ちまき
  • ドラゴン味
  • のり塩味

地域限定味[編集]

コラボ企画[編集]

2021年8月、日清食品の「カップヌードル」発売50周年記念にあたり、同社とコラボレーションして「カップヌードル味」を開発し、カップヌードル購入者にプレゼントする企画が行われた。

以下の8種が提供された。

うまい棒 カップヌードル味
うまい棒 シーフードヌードル味
うまい棒 カップヌードル カレー味
うまい棒 チリトマトヌードル味
うまい棒 カップヌードル 欧風チーズカレー味
うまい棒 カップヌードル しお味
うまい棒 カップヌードル みそ味
うまい棒 カップヌードル 旨辛豚骨味

販売終了[編集]

  • さきいか味
    • 2000年発売、マニアックすぎたため1年で発売終了[18]。2005年に限定復刻[14]
  • ちょいからパンチ味
    • 1994年発売、1年で販売終了[15]
  • オムライス
    • 1989年発売、1年で販売終了[19]
  • カニチャンコ
    • 1989年発売、1年で販売終了[19]
  • ギョ!the
    • 1983年発売[12]、1987年に販売終了[19]。2005年に限定復刻[14]
  • チョコピー味
    • 1987年発売、同年中に販売終了[19]
  • カニシューマイ
    • 1982年発売、同年中に販売終了[12]。2005年に限定復刻[14]
  • 豆リカン味
    • 1993年発売、1年余りで販売終了[19]
  • 梅おにぎり
    • 1989年発売、1年で販売終了[19]。2005年に限定復刻[14]
  • ロブスター
    • 1987年発売、同年中に販売終了[19]
  • アメリカンホットドッグ
    • 1982年発売、同年中に販売終了[12]
  • マリンビーフ味
    • 1982年発売、同年中に販売終了[12]
  • カレー味(初代フレーバー)
    • 1979年7月発売、1980年に販売終了[12]
  • カニ
    • 1989年発売、1年で販売終了[19]
  • 元祖さすがたこ焼き味
  • かばやき味
    • 2000年発売、2005年に販売終了[13]
  • ココア
    • 1996年発売[15]。2005年に販売終了。2006年にクリーム入りで新発売[14]
  • キャラメル
    • 1982年発売[12]。その後は一旦販売終了となり、1995年に復活。1998年に販売終了[15]。その後、再復活するが2005年に販売終了。2006年にクリーム入りで新発売[14]
  • オニオンサラダ
    • 2009年7月発売[11]
  • デラックスうまい棒 めんたい味
  • デラックスうまい棒 チーズ味
  • デラックスうまい棒 カニ味
  • デラックスうまい棒 テリヤキビーフ味
  • デラックスうまい棒 ホルモン
  • デラックスうまい棒 抹茶クリーム味
  • デラックスうまい棒 デラックスチョコクリーム味
  • デラックスうまい棒 キャラメルクリーム味
    • デラックスシリーズは20円での販売で長さは約2倍、どの味にも中心の穴にクリームが入っていた。
  • マーボー
    • 2009年発売[14]
  • 黒糖
    • 2011年11月2日発売。他のうまい棒より一回り小さい。やおきんの2014年版カタログから消え、販売終了。
  • ぶたキムチ
    • 2007年4月発売[11]。黒糖味と同様、2014年版カタログから消え販売終了。
  • かぼちゃコーンポタージュ

限定復刻版[編集]

2005年夏にセブン-イレブンにて先行発売されたもので、5種×各3本の計15本のセットで販売された。

  • ピザ味
  • さきいか味
  • ギョッ!the味
  • カニシューマイ味
  • 梅おにぎり味

復刻版[編集]

  • たこ焼き味
    • 2008年9月15日にやおきん公式サイトで先行発売し、その後、順次発売された。同年6月に発生した工場火災事故(後述)の影響で、他の種より手の込んだ製造工程を要するたこ焼き味の生産が出来なくなり他の製造ラインを用い代役として発売された。前述のたこ焼き味よりも色が薄く、パウダーがまぶしてあるだけのため、軟らかく酸味がやや強い。

企画中[編集]

関連楽曲[編集]

『うまい棒のうた』
作詞:架神恭介+うまい棒祭り実行委員 / 作曲:THE SHINNO! / 歌:やおきんトリオ
2007年開催の「うまい棒祭り」テーマ曲。非売品CDが制作された[21]
『うまい棒のうた』
作詞・作曲:THE SHINNO! / 歌:ザ・コングリッツ
2011年11月11日発表。非売品CDが制作されたほか、2013年10月現在、やおきんの公式サイトからも楽曲の一部が試聴可能[22]
『デリシャスティック』
作詞・作曲大澤敦史/歌:打首獄門同好会
終始うまい棒の事を歌う楽曲。但し、公式からの正式なアナウンス等はない。

関連商品[編集]

  • お菓子なパズル うまい棒 - ハナヤマから発売。パッケージを模したパズル。
  • うまい棒にょっきりストラップ - 2005年・バンダイ
  • うまい棒ラッピング都営バス - 2007年・トミカ第478弾
  • うまい棒入浴剤 - 2007年・バンダイ
  • おかしなうまい棒 スティックパーティー - 2011年12月・タカラトミーアーツより
  • おかしなうまい棒 ワイルドパーティー - 2012年6月・タカラトミーアーツより
  • まずい棒 - 銚子電気鉄道から発売。
  • パチンコ Pうまい棒4500から10500V1(アムテックス) - 2021年10月 稼働開始
  • パチスロ Sうまい棒M7(アムテックス) - 2021年12月 稼働開始

類似品[編集]

  • 「酢漬けイカ」のよっちゃん食品工業類似品として「うまい象」という駄菓子を販売していた。パッケージは少年が手乗りサイズの象を、象の鼻をつまんで持ち上げて一口で食べるというデザインだった。
  • ニッポー株式会社の製造する「もろこし棒」は、コーンスナックとしての外観がそっくりである。また、パッケージのデザインも似ている。
  • ニッポー株式会社の製造する「大人の極(きわみ)プレミアムスティック」は、「梅」「ペッパーベーコン」「モッツァレラチーズ」の3種類があり、お酒を飲むシーンに合うものはできないかということから企画された。形状はプレミアムうまい棒とよく似ている。同じコンセプトの後続商品に「大人のプラチナスティック」もあり、いずれも1本30円である。
  • 株式会社グッディの「おいしい棒」はその名前の通り、パッケージのデザインから味までそっくりである。原産国は中華人民共和国
  • 東鳩東京製菓(当時)からも1980年代前半に「百点満点」という商品名として10本入り100円で販売されていた。こちらは短命に終わっている。
  • まずい棒」は銚子電気鉄道が販売している類似のスナック菓子。パッケージには「マズいです!経営状況が…」というコピーが印刷されている。
  • 株式会社明治が販売している「うまか棒」は、アイスキャンディーのためうまい棒とは全く異なる商品であるが、名前が酷似している。発売はこちらのほうが早い。

事故[編集]

2008年6月27日14時15分頃、茨城県常総市鴻野山にある、主にうまい棒たこ焼味を製造していたリスカ株式会社の製造第3課工場の大乾燥機から出火し、工場が全焼した[23]。工場内のうまい棒を乾かす大乾燥機から煙が出ているのを従業員が発見し119番通報したが工場内の製造機がほとんど焼失し、菓子の原料となるトウモロコシ食用油なども燃えてしまった。事件当時、工場内には20人ほど従業員がいたが無事避難したため怪我人は出なかった。

参考文献[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 『うまい棒』5年ぶり新味発売 相次ぐ駄菓子終売も、40年CMなしで年間7億本売り上げる理由とは(1/2)”. ORICON NEWS (2020年6月24日). 2020年6月24日閲覧。
  2. ^ a b 川本篤史「うまい棒」公認 体張るHP◇多彩な味・包装変更…ひらすら食べグッズも収集 情報アップ20年日本経済新聞』朝刊2020年10月27日(文化面)2020年10月29日閲覧
  3. ^ オピ研 vol.55 やおきん(1)[リンク切れ]]」オピネット、2005年12月6日。
  4. ^ 「うまい棒」値上げへ 「10円→12円」に、4月出荷分から J-Cast(2022年1月21日)2022年1月21日閲覧
  5. ^ HEY!たくちゃん司会「うまい棒大感謝祭」開催お笑いナタリー(2010年9月3日)2020年10月29日閲覧
  6. ^ 「うまい棒」30周年記念イベントレポート! リアル「うまえもん」や「ホリエモン」が登場 アキバ総研(2009年9月5日)2020年10月29日閲覧
  7. ^ うまい棒40周年記念企画『謎のキャンペーン』開始!!/株式会社やおきんのプレスリリース(2019年04月04日) プレスリリース ゼロ/2020年10月29日閲覧
  8. ^ 『うまい棒』5年ぶり新味発売 相次ぐ駄菓子終売も、40年CMなしで年間7億本売り上げる理由とは(2/2)”. ORICON NEWS (2020年6月24日). 2020年6月24日閲覧。
  9. ^ a b c d e 『うまい棒大百科』p.5
  10. ^ a b c d 『うまい棒大百科』p.4
  11. ^ a b c d e 『うまい棒大百科』p.6
  12. ^ a b c d e f g 『うまい棒大百科』p.8
  13. ^ a b 『うまい棒大百科』p.10-11
  14. ^ a b c d e f g h 『うまい棒大百科』p.12
  15. ^ a b c d e 『うまい棒大百科』p.10
  16. ^ 『うまい棒大百科』p.7
  17. ^ 『うまい棒大百科』p.9-12
  18. ^ 『うまい棒大百科』p.11
  19. ^ a b c d e f g h 『うまい棒大百科』p.9
  20. ^ 10円でできる熊本地震復興支援「くまモンうまい棒」誕生--"うまみちゃん"も マイナビニュース(2017年6月12日)2020年10月29日閲覧
  21. ^ 【トレビアン】非売品CD『うまい棒のうた』がヤフオクに出品されていた!! livedoor ニュース(2009年01月26日12時00分)2020年10月29日閲覧
  22. ^ うまい棒のうた?[リンク切れ] やおきん(2011年11月11日)
  23. ^ 「うまい棒」丸焼け 茨城の菓子製造工場火災?[リンク切れ]MSN産経ニュース(2008年6月27日)

外部リンク[編集]