あしたの今日子さん

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あしたの今日子さん
ジャンル コメディファンタジー
漫画
作者 いわさきまさかず
出版社 アスキー・メディアワークス
掲載誌 電撃大王ジェネシス
月刊コミック電撃大王
電撃大王WEBコミック
コミック電撃だいおうじ
レーベル 電撃コミックス
発表号 『電撃大王GENESIS』 2010 WINTER - 2012 Vol.6
『電撃大王WEBコミック』2013年4月26日 - 2018年2月10日
『コミック電撃だいおうじ』創刊号 - 2018年3月号
巻数 全7巻
テンプレート - ノート

あしたの今日子さん』(あしたのきょうこさん)は、いわさきまさかずによる日本漫画作品。

本作は、千葉県柏市を舞台に、女子高生勇者一行と魔王一味のまともに戦わない日常を描いた地元色溢れるコメディ漫画である。特に柏駅周辺が描かれることが多く、背景は現地の街並みを忠実に再現している。また、千葉県や柏市のローカルネタが随所に見られる。

電撃大王ジェネシス』(アスキー・メディアワークス)にて2010 WINTER(創刊号、1月発売)より連載されていたが、同誌は2012 Vol.6をもって休刊となった。その後、2013年4月26日より『月刊コミック電撃大王』(同社刊)の公式サイト内のウェブコミックとして毎月10日更新で連載が再開され、2018年2月10日に完結した。また『月刊コミック電撃大王』2012年7月号 - 10月号及び2013年3月号に特別編が掲載されている。『コミック電撃だいおうじ』(同社刊)においても2013年9月発売の創刊号[1]から2018年3月号まで連載。

あらすじ[編集]

太古の昔より1000年に一度、魔界より魔王が降臨するとき、勇者もまた立ち上がる。現代日本の柏駅前に突き刺さっていた聖剣エクスカリバーを引き抜いて3代目勇者になったのは、一介の女子高生・今日子さんだった。対する人間界征服を企む3代目魔王はとてもヘタレだった。

登場人物[編集]

伝説の一行(パーティー)[編集]

市川 今日子(いちかわ きょうこ) 【3代目勇者】
伝説の剣を引き抜いて勇者となった柏市在住の女子高生。17歳。身長150センチ。Cカップ未満。血液型O型。
容姿端麗・成績優秀なうえに人当たりも良く笑顔の可愛い美少女として級友や先生たちからは評されており、お嬢様らしい素振りはあまり見せないが、自宅はメイドや老執事もいるかなり立派なお屋敷である。だが、素の性格は冷徹で由や魔王などには暴力的で暴言も惜しまず、先の評価も猫かぶりの結果。しかし、更に中身は結構純情な乙女で、将来を考え勉学に真面目に勤しみ、貞操観念も強めである。
勇者としての使命には興味はないが、魔王と由は容赦なく蹴り倒すほか、プロレス技も使う。身体能力も高く、持久走は適当にやっても校内一位のほか、魔王の繰り出す魔物を一蹴している。弱点は犬が大の苦手ということで、可愛くデフォルメされたぬいぐるみでも駄目。
パーティでは他が癖がありすぎる人ばかりなので、ツッコミ役となっている。
我孫子 由(あびこ ゆう) 【3代目戦士】
  • 装備 - ボルトアックス戦斧
  • 特殊能力 - 『超腕力(アイアンアーム)』:2トンの物体も軽々と持ち上げられる怪力。
今日子と同じ学校に通っている女子高生。Dカップ。血液型AB型。
下品な言動が多く、男好きで特に年上の男子(というより中年男性)が好みで、複数の“男の子”(妻子持ち多数)から物を貰ったり奢ってもらったりする生活。3日男に会わないと欠乏症が出る。今日子に対して一方的に馴れ馴れしいが、同類に見られたくない彼女からは鬱陶しいと思われ、「ビッチ」と呼ばれている。本人曰くおデコがチャームポイントとのこと。あまりにも今日子に蹴り飛ばされるためか真に防御を習い、鉄壁の防御と称しているが、プロレス技や剣には無力。
魔王と同じくらいの柏レイ●ルの熱烈なファン。チー○くんネタや地元ネタをよく振ってくるなど、地元愛が強い。
絵が上手かったりマンガが描けたり、魔王のアイコンタクトを正確に読み取ったりなど、意外なところで多才。
奈々(あさひ なな) 【3代目魔法使い】
  • 装備 - ケリュケイオン(杖)
  • 特殊能力 - 『絶対嗅覚(アルティメット・アロマ)』:嗅覚を犬並みに拡張する。
小学校5年生、11歳。語尾が「- ですの」とおっとりした口調だが毒舌幼女。
基板が醸し出す臭いを好むほどハイテク機器が好きな科学至上主義者で、魔法使いなのに魔法の存在は否定している。魔法使いとしての装備であるはずの杖を「撲殺☆滅殺スティック」と称し、鈍器として使用している。その一方でマーリンの召喚魔法を見た際は目を輝かせていた。
甘いお菓子に目がなく由に餌付けされており、今日子などにあざとく甘味を要求するが、可愛いので許されている。
佐倉 真(さくら まこと) 【3代目僧侶】
  • 装備 - アイギス(盾)
  • 特殊能力 - 『エンジェル・キッス(いたいのいたいのとんでけ)』:治癒能力。生物のみならずニーソックスなどの非生物も一緒に治せる。同じ能力かは不明だが毒やマヒを治すこともできる。
高校1年生、16歳。僧侶らしく優しさに溢れ、献身的で使命にも真面目な、セーラー服を着た可愛い女の子……にしか見えないが男の娘である。しかも男子校に通っている。
中身も乙女で趣味は下着のコレクション[2]。他にも手作り弁当を持ってきたり、気配りができたりなど女子力も非常に高い。意外にも空手経験者で防御は鉄壁であるが、盾を防具として使用したことはない。更に柔道とカポエラも習っている。
なぜか盾に記されている名前の「佐」の字の右下は「工」ではなく「土」になっている。(由には「余計な”もの”が付いている」ということではと示唆されている)
九十九里 凜(くじゅうくり りん) 【3代目武闘家】
  • 装備 - トリシューラ(鉤爪手甲)
  • 特殊能力 - 『超電足(ソニック・ボルト)』:距離200メートルを9秒切るほどの超加速。
高校3年生。今日子や由と同じ学校の先輩。生徒会副会長を務めており、身長171.35センチ・バスト90センチ・加えて美人とモデル並の容姿で、難問もあっさり解けテストは毎回学年1位の頭脳も併せ持つ。
美人でスタイル抜群で頭脳明晰。しかしそれら以外がことごとく残念な人。普通の人とは感覚がズレているところがあり、「(生徒会に)君が欲しい」「君を私のものにする」などと妖しい雰囲気で今日子を誘ってくる。また、武闘家なのに運動神経は全くのゼロで、前述の特殊能力も発動した直後にコケるなど、ろくに活かせない。
多古 恵(たこ めぐみ) 【3代目賢者】
最終話で初登場、前日に柏市に引っ越してきた。

魔界軍[編集]

ディアボロス・アンブロシウスアーサー・太郎III世 【3代目魔王】
人間界を征服するべくやって来た魔界の王。なのだが威厳など欠片も無い。本人も認めている通りケンカは非常に弱く、肝心なところで決まらない。更に欲望やおだてに弱い子供っぽい性格で、なぜ魔王なのか全く不明(ランスロット曰く、主として相応しいか採点した結果「18点」)。今日子の家の向かいに立つ家賃1万円の格安ボロアパート「キャメロット荘」の201号室で、従者のマーリンと共に貧乏暮らしをしている。頭の両脇に付いている大きな角は被っている兜の一部であって、直接頭部から生えているわけではない。地元のJリーグチーム柏レイ●ルの熱狂的なファン。身長183センチ。
魔王ではあるが悪では全くなく、今日子が風邪をひいて弱っているときは、攻めこむと思いきやお見舞いの品を置いたり、ハンカチを落とした際はバスを追いかけて渡したりなど、だらけ癖がかなりあるだけで結構いい人である。クソダサい格好(今日子評)と残念な性格のため気づきにくいが、実は割とイケメンである。
田中 たろう(たなか たろう)
兜を脱いだ魔王。印象が変わるため今日子には魔王と同一人物であると気づかれていない(ただし、今日子以外には一目で魔王と呼ばれている)。むしろちょっと気になるご近所さんとして惹かれている節がある。上記の名前はとっさに今日子に名乗った偽名で、職業はウェブデザイナーを自称した。
マーリン
魔王の従者。獣耳・尻尾の生えた女魔族で、眼鏡をかけている。魔王からは「マリさん」と呼ばれている。魔王家の家事一切を行なっている。しっかりもので倹約家、使命にも真面目で、だらしない魔王に対して色々と小言が多い。年齢は人間界でいうと17歳だが、貧乏暮らしで生活臭が溢れており、魔王には実際の年よりも上に見られている。
召喚魔法の使い手であり強力な召喚獣を喚ぶことができるが、勇者たちではなく余計な言動が多い主の魔王がもっぱらその攻撃の犠牲者となっている。身長162センチ。
ランスロット
魔界最強の暗黒騎士。魔界の血統書付き犬のオス。見た目はかわいい子犬だが、それに反して渋い声(イメージは速●奨)で人語を話す。が武装しても小さい犬のまま。
主である魔王よりかなり裕福らしく、駅前のタワーマンションに住み、ハイヤーに乗ってキャメロット荘に通勤している。魔力を消費すれば人型の姿をとることもできるエリート獣型魔族であり、その変身した姿は魔王も嫉妬するイケメン。見た目・実力・金を併せ持っているが、女の子が苦手で触られたりパンチラを見たりするだけで鼻血を噴いてしまうという弱点がある非常に純情な性格。しかし、敵である僧侶の真には(実際は男なので)その拒絶反応が出なかったことから「彼女こそ運命の女性(ひと)」と盛大な勘違いをしている。
パーシヴァル
闇のアサシン。猫耳・尻尾の生えた女魔族。年齢は人間界でいうと20歳くらい。常に携えているランスの技能資格は準2級。ボソボソと小声で喋るコミュ障気味のゆとり娘。少し怒られた程度ですぐ辞めてしまう芯の弱さと、求められると好条件をしっかり要求する強欲さを持っている現代っ子。
今日子を襲おうとするが、名乗りを上げている最中にみぞおちに蹴りを食らい、闇のアサシンを1日で辞める。その後コンビニのアルバイトをしようとするが、面接時に声が小さいと言われただけで再び逃避。結局魔王とマーリンに引き止められ、好条件を提示して復帰した。
ランスロットの人間時を見て一目惚れ。その割にメールアドレス交換すら言い出せていなかった。ガウェインとはホラー映画好き同士として、2人でビデオ鑑賞する仲になる。
ガウェイン
魔王のいとこでエリート魔族。自称ウルトラダーク女子高生。いわゆるいいところのお嬢様で、思ったまま言い行動するので、マーリンには生意気と評されており、今日子には殴られた。
かなり天邪鬼な性格で、焦ったり照れたりすると行動と言葉が一致しなくなる。魔王をあー兄様と呼び、邪悪な魔王にしようとしているが、その試みは全く進行できていない。

その他[編集]

四街道 涼(よつかいどう りょう)
真の女装友達。真と同じく女の子にしか見えない女装少年で可愛い物好きだが、中身は普通の年頃の男の子であり、結構純情で女に免疫がない。
大網白里 天子(おおあみしらさと あまこ)[3]
凜が所属する生徒会の生徒会長。椅子に座って目を開けたまま眠ることができる。それも授業中に寝ていると起こされるので、起こされないように寝る術を編み出したという、努力する方向が明後日に向いている変人。しかもテストは学年で下から3位。
睦沢 順(むつざわ じゅん)
生徒会書記。残念な会長と副会長に振り回されている苦労人。
ナインハルト・ウーザー・ペンドラゴン
勇者の剣に宿りし2代目勇者の意思。危機に陥った際に現れる、と今日子に告げる。
今日子がテスト問題が解らないというだけで出てきたが、自分も分からないとテスト用紙を細切れにし、他にも言っていることが一致しないなどかなり適当。加えてロリコン。ウザがられた今日子による物理攻撃は効かなかったが、お祓いしたら出てこなくなった。

書誌情報[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 虫歯の治療はお早めに! 『あしたの今日子さん』最新話が公開中!!”. 月刊コミック電撃大王 news blog. KADOKAWA (2013年9月12日). 2013年12月3日閲覧。
  2. ^ この下着は女子用であり、布面積が小さい上に着用しているため、スカートがめくれると非常に大変なこととなってしまい、それを目撃してしまった今日子にトラウマを植えつけた。
  3. ^ 苗字が第40話の初登場時点では「大綱白里(おおつなしらさと)」となっていたが、第52.5話では「大網白里(おおあみしらさと)」になった。なお、千葉県に実在する市の名称は「大綱(つな)白里」ではなく、「大網(あみ)白里」である。

外部リンク[編集]