あかいくつ

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あかいくつ専用車両

あかいくつ横浜市営バス本牧営業所が運行する横浜観光スポット周遊バスの愛称

概要[編集]

横浜中心部の観光地を巡る路線を走るバスとして、2005年3月28日より運行を開始した。一般市民からの公募で「あかいくつ」の愛称が決定し、当初からその愛称で運行・案内されているが、書類上では271系統となっている。愛称は童謡『赤い靴』に由来する。

土曜・休日ダイヤのCルート桜木町駅始発10時00分のバスと次発10時15分のバスでは、ボランティアガイドが添乗して観光案内を行っている。ただし、連休やお盆などの混雑が予想される日は、より多くの乗客を乗せるという配慮から乗車しない。ガイド非添乗便でも自動放送による丁寧な観光案内が行われる。この自動放送の観光案内については、本牧営業所職員と地元のボランティアガイドが協力して内容を検討したという。

運行開始以降、利便性を増すための経路変更を何度か行い、現在は赤レンガ倉庫を境に系統が分断されており、MルートとCルートの2ルートが運行されている。また、イベントなどで交通規制が行われる際は、経路変更と一部の停留所が休止されることがある。

沿革[編集]

  • 2005年3月28日桜木町駅 - 港の見える丘公園間で運行開始。
  • 2008年11月9日:あかいくつ専用一日乗車券発売終了
  • 2008年11月10日:新高島地区を通るルートに変更。また、循環路線化され、港の見える丘公園を超えての乗車が可能になった。ICカード・一日乗車券が利用可能となる。
  • 2009年4月28日開国博Y150開催に伴い、桜木町駅 - 赤レンガ倉庫間の直行便を運行開始。
  • 2009年9月27日開国博Y150終了。桜木町駅 - 赤レンガ倉庫間の直行便を廃止
  • 2012年7月20日:ルートを変更[1]。赤レンガ倉庫を先に系統を分断し、赤レンガ倉庫以北を循環するルートをM(Minatomirai)ルートに、赤レンガ倉庫以南を循環するルートをC(China town)ルートの2ルートとする。
  • 2015年3月28日:開業10周年を迎える。
  • 2015年5月30日:Mルート改訂。新たにみなとみらい駅前停留所新設、クイーンズスクエア前停留所をルートに追加[2]
  • 2016年10月1日:運賃を大人100円から大人220円に、小児50円から小児110円に改定の他、回数券、ファミリー環境一日乗車券、障害者割引制度の利用ができるようになった。

現行路線[編集]

ルート名 運行区間
Cルート 桜木町駅馬車道駅横浜第二合同庁舎 → 万国橋・ワールドポーターズ前 → 赤レンガ倉庫 →新県庁前(横浜三塔)→ 日本大通り中華街(朝陽門) → 元町入口 → 港の見える丘公園 → 元町入口 → マリンタワー前 → 山下公園 → 大桟橋(入口)
大さん橋客船ターミナル → 赤レンガ倉庫 → 万国橋・ワールドポーターズ前 → 横浜第二合同庁舎 → 馬車道駅 → 桜木町駅
Mルート 桜木町駅→ みなとみらい大通 → アンパンマンミュージアム入口 → 新高島駅 → とちのき通り → 展示ホール → パシフィコ横浜 → 国際橋・カップヌードルミュージアム前 → 赤レンガ倉庫 → 万国橋・ワールドポーターズ前 → 横浜第二合同庁舎
馬車道駅 → 桜木町駅

2012年7月20日からのルート。Cルート、Mルート共に桜木町駅発着の循環便であり、臨時便を除いて区間便は存在しない。また、一方向のみの循環運転である。

Cルートの「C」は中華街(Chinatown)から、Mルートの「M」はみなとみらい(Minatomirai)からそれぞれ取られている。

Cルートは赤レンガ倉庫以南の日本大通り・中華街地区・山下公園・港の見える丘公園などを循環するルートで、平日は10時から19時台まで16分〜20分おき、土休日は10時から20時台まで10〜15分おきに運行される。

一方Mルートは赤レンガ倉庫以北の横浜アンパンマンこどもミュージアムやワールドポーターズ、カップヌードルミュージアムなどを循環するルートで、平日は10時から18時台まで55分〜72分おき、土休日は10時から19時台まで60分おきに運行される。

廃止路線[編集]

2005年3月28日から2008年11月9日まで

運行区間
桜木町駅 → 美術の広場前 → クイーンズスクエア → 展示ホール → パシフィコ横浜 → ワールドポーターズ → 赤レンガ倉庫 → 日本大通り → 中華街 → 元町入口 → 港の見える丘公園
港の見える丘公園 → 元町入口 → マリンタワー前 → 山下公園前 → 大桟橋 → 赤レンガ倉庫 → ワールドポーターズ → 展示ホール → パシフィコ横浜 → クイーンズスクエア → 美術の広場前 → 桜木町駅

開業当初のルート。桜木町駅 - 港の見える丘公園間の往復運行となっており、港の見える丘公園を超えての継続乗車は不可能であった。 また、元町入口 - 赤レンガ倉庫間で往路と復路で経路が異なっており、港の見える丘公園行の便は中華街経由、桜木町駅行の便は山下公園前経由で運行されていた。

2015年4月4日にこのルートが復活運行される[3]

2008年11月10日から2012年7月19日まで

運行区間
桜木町駅 → アンパンマンミュージアム入口 → 新高島駅 → マリノスタウン → 展示ホール → パシフィコ横浜 → ワールドポーターズ → 赤レンガ倉庫 → 新県庁前 → 日本大通り → 中華街 → 元町入口 → 港の見える丘公園 → 元町入口 → マリンタワー → 山下公園
→ 大桟橋 → 大さん橋客船ターミナル → 新県庁前→ 馬車道駅 → 桜木町駅

2008年11月10日に行われた経路変更以降のルート。新高島地区に開業したアンパンマンミュージアムやマリノスタウンを経由するルートに変更となったほか、桜木町駅発着の循環路線になったことにより、港の見える丘公園を超えての継続乗車が可能となった。

桜木町駅 - 赤レンガ倉庫 直行便

運行区間
桜木町駅 - 赤レンガ倉庫

Y150開国博開催期間中のみ運行された直行便。開国博終了と同時に運行終了となった。

車両[編集]

原則、「あかいくつ」専用車両で運行される。開業当初は2004年度に導入された日野・レインボーの9m車(PB-HR7JHAE改・4-3772号車から4-3776号車)を使用していたが、2008年には日野・レインボーの10.5m車(BDG-HR7JPBE改・8-3905号車)、2012年には初の大型車となる日野・ブルーリボンII(KV234L3改・2-3363号車)、2016年には4年ぶりに大型車となる日野・ブルーリボン(KV290N1・6-3499号車)が導入された。全車両東京特殊車体にてレトロ調に改造を施されており、ナンバーは全車「横浜230x ・150」となっている。全車本牧営業所に所属し、あかいくつ以外の路線には使用されない。

車内は港ヨコハマをイメージした内装となっており、一部車両には運転席上に「船舶の鐘」が設置されている他、ステップが赤レンガ倉庫をモチーフとしたレンガ模様となっている[4]。また、あかいくつ専用車は全車両、緊急時救急箱(救急キット)を搭載している。

繁忙期の応援運行や故障時等は本牧営業所の一般車又はあかいくつラッピングのエアロスターを使用することもあり、その際は「あかいくつ」のステッカーを全面および側面に貼りだして運行する。

運賃[編集]

大人220円(ICカードの場合は216円)、小人110円(ICカードの場合は108円)の均一料金である。PASMOSuica等の交通系ICカードでの利用が可能となっている。

また、みなとぶらりチケット・みなとぶらりチケットワイド・市営バス一日乗車券・市営バス地下鉄共通一日乗車券・ファミリー環境一日券・市営バス回数券、みなとみらいぶらりチケット(相鉄)・横浜1Dayきっぷ(京急)での利用も可能であるが、全線定期券・横浜市発給の敬老・福祉特別乗車証では乗車ができない。

その他[編集]

「あかいくつ」の乗務員も通常の交通局の制服とは異なるピンクを基調とした専用の制服を着て乗務する。ただし、繁忙期の応援運行や故障時等により通常の制服を着て乗務する場合もある。

脚注[編集]

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  1. ^ 横浜の観光スポット周遊バス「あかいくつ」が運行ルート増設”. ヨコハマ経済新聞 (2012年7月23日). 2015年3月26日閲覧。
  2. ^ 5月30日(土)から「みなとみらい駅」を新たにルートに加え、さらに便利に!”. 横浜市交通局 (2015年3月10日). 2015年3月27日閲覧。
  3. ^ あかいくつ旧ルート復活運行!!”. 横浜市交通局 (2015年3月24日). 2015年3月27日閲覧。
  4. ^ 横浜市交通局クイズラリー解説より

関連項目[編集]

外部リンク[編集]