あおくも (護衛艦)

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あおくも
大湊港に停泊中の護衛艦あおくも(1986年)
大湊港に停泊中の護衛艦あおくも(1986年)
基本情報
建造所 住友重機械工業浦賀工場
運用者  海上自衛隊
艦歴
発注 1969年
起工 1970年10月2日
進水 1972年3月30日
就役 1972年11月25日
1999年3月18日(練習艦に種別変更)
退役 2003年6月13日
その後 2004年8月、解体処分のため呉基地から洞海湾に向けて出港する。
要目
排水量 基準 2,150 トン
満載 2,850 トン
全長 115.0m
最大幅 11.8m
深さ 7.9m
吃水 4.0m
機関 マルチプル・ディーゼル方式
主機 三菱12UEV30/40Nディーゼル × 6基
出力 26,500PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 27.9ノット
乗員 220名
兵装 68式3インチ50口径連装速射砲 × 2基
74式アスロック8連装発射機 × 1基
71式ボフォース対潜ロケット4連装発射機 × 1基
68式3連装短魚雷発射管 × 2基
レーダー OPS-11B 対空
OPS-17 水上
72式射撃指揮装置1型B × 2基
ソナー 66式探信儀 OQS-3
SFCS-4 水中攻撃指揮装置
電子戦
対抗手段
NOLR-6B ESM(1979年装備)
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あおくもローマ字JDS Aokumo, DD-119TV-3512)は、海上自衛隊護衛艦やまぐも型護衛艦の4番艦。本艦以降の後期型を「あおくも型」と称する場合もある。艦名は「青みを帯びた灰色の雲」に由来する。なお、艦艇名としては旧海軍通して初の命名である。

艦歴[編集]

「あおくも」は、第3次防衛力整備計画に基づく昭和44度計画2,000トン型警備艦2207号艦として、住友重機械工業浦賀工場で1970年10月2日に起工され、1972年3月30日に進水、1972年11月25日に就役し、同日付で第2護衛隊群隷下に新編された第23護衛隊に「あさぐも」とともに編入され佐世保に配備された。

1974年及び1978年遠洋練習航海に参加。

1976年7月17日から8月28日までの間、護衛艦「あきぐも」、潜水艦「なるしお」及びP-2J 8機とともにハワイ派遣訓練に参加。 

1979年10月5日長崎県の寺島泊地において僚艦「あきぐも」とレーダーや照明を一切使わず、月明だけを頼りとする夜間投錨訓練を実施中に「あおくも」の艦首が「あきぐも」の右舷後部に接触し、「あきぐも」の水線上に破孔が生じ、「あおくも」の右舷艦首水線上に小亀裂が生じた。両艦とも負傷者なし。

1982年3月27日、第23護衛隊が第4護衛隊群隷下に編成替えとなり、定係港が大湊に転籍。

1990年1月31日、第23護衛隊が大湊地方隊隷下に編成替え。

1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震による災害派遣活動に従事。

1997年3月24日、隊番号の改正により第23護衛隊が第25護衛隊に改称。

1999年3月18日練習艦に種別変更され、艦籍番号がTV-3512に変更。練習艦隊第1練習隊に編入され、定係港がに転籍。

2003年6月13日、除籍。就役中の総航程は820,117浬、地球約41周分に達した[1]

脚注[編集]

  1. ^ 海上自衛新聞・2003年(平成15年)6月27日(金)第7面

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船』第750号(海人社、2011年11月号)