あおきてつお

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あおき てつお
生誕 日本の旗 日本東京都
職業 漫画家、古代史研究者
活動期間 1980年 -
代表作緋が走る
公式サイト あおきてつおGALLERY
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あおき てつおは、日本漫画家。日本古代史研究者。東京都出身、千葉県千葉市在住。

1980年に『少年ビッグコミック』(小学館)掲載の「10月のメモリー」でデビュー。代表作に『緋が走る』『島根の弁護士』『赤い靴はいた』などがある。近年は主に集英社リイド社小学館の青年誌などで執筆活動をしながら、日本古代史をテーマにしたエッセイ作品も残している。

来歴[編集]

18歳の頃より同人漫画家としてマンガ研究会を設立して同人活動を行っており、1980年小学館の『少年ビッグコミック』にて「10月のメモリー」でデビューした[1]

少年誌や少女誌などでの短編読み切り作品やオムニバス形式での短期シリーズ連載などを経て、1982年から『少年ビッグコミック』で連載された『気ままにウルフ』が初の長期連載作品(単行本全8巻)となる。以降、1990年頃までは少年誌を中心に、1992年以降は主に青年誌などで執筆活動をしている。また、企業や組合・業界誌コミックの企画制作する有限会社「ピエゾコミックコーポレーション」を設立し、『法律の抜け穴』シリーズなどを始め、企業コミックやイラスト・挿絵などを執筆した。1993年からは三省堂の中学英語教科書「New Crown」の編集委員として10年間イラストを担当し、漫画形式の教科書の先駆けとして話題になる。

代表作の1つである『緋が走る』は、1999年NHKにて田中美里主演でテレビドラマ化され、全6回放映された。また、『島根の弁護士』は2007年フジテレビ系列の「土曜プレミアム」枠にて、仲間由紀恵主演の2時間ドラマが放映された。2019年には『赤い靴はいた』より短編「アゲハがとんだ」が東映にて教育アニメ化された。

2022年より日本大学芸術学部文芸学科の非常勤講師に着任。

作品リスト[編集]

単行本[編集]

教科書コミック/イラスト[編集]

  • NEW CROWN(三省堂)中学英語教科書1〜3年生用 (1993年〜2003年) 

組合コミック[編集]

  • ドクターMELON(三菱電機労働組合)月刊MELON連載(1995年〜 )

書籍(文説)[編集]

  • 邪馬台国は隠された 全1巻(三冬社)(2022年)

実用書コミック・企業コミック 他[編集]

  • 英会話コミック(アルク)全2巻
  • 高脂血症のアプローチ(ライフ・サイエンス出版)全1巻
  • 透析療法とエリスロポエチン(ライフ・サイエンス出版)全1巻
  • クロスロード 青春の交差点(中日新聞社)全1巻
  • マンガから考える法と社会(新日本出版社)全1巻 ※原作:矢野達雄
  • マンガでわかる刑法と裁判(自由国民社)全1巻
  • 法律の抜け穴シリーズ(自由国民社) 9・14・15・スペシャル版・新版など
  • 定年まで10年ですよ(集英社)全1巻 ※原作:日経ヴェリタス
  • 小泉ですが何か?((株)小泉)1〜2巻 ※原作:門脇正法
  • 「医療経営士」になって働こう! 全1巻(日本医療企画)
  • 「介護福祉経営士」が日本の未来を創る 全1巻(日本医療企画)
  • 会報誌『MAMOR』(扶桑社)2014年11月号の特集「私たち、自衛隊に住んでます」内で 「これが自衛官・営内居住の効力!」という4ページの漫画を執筆。
  • その他 生命保険コミックシリーズ/クルマ開発秘話コミックなど。

関連人物[編集]

アシスタント。

脚注[編集]

  1. ^ 単行本『あおきてつお選集』に収録。ただし本人HPには、それ以前に同社の『別冊少女コミック』で少女漫画家としてデビューしたという記述もある。
  2. ^ 1巻の巻数表示あり。電子書籍限定で最終話まで収録されている全3巻が刊行された。
  3. ^ “岸本斉史、荒木飛呂彦らが偉人描く「学習まんが 日本の歴史」表紙イラスト公開”. コミックナタリー. (2016年7月6日). https://natalie.mu/comic/news/193537 2016年7月6日閲覧。 

外部リンク[編集]