高玉金山
高玉金山(たかたまきんざん)とは、かつて福島県郡山市熱海町にあった金山である。戦国時代に開かれ、最盛期の昭和時代初期には日本三大金山の一つに数えられた。
現在は閉山し、跡地では高玉金山土地管理組合が坑内探検や砂金採り体験ができる観光施設を運営している。
歴史
- 1573年(天正元年)、蘆名盛興により開かれる。
- 1929年(昭和4年)、日本鉱業の経営になる。
- 1935年(昭和10年)、最盛期を迎え、1t以上の金を産出する。
- 1976年(昭和51年)、閉山。
- 1996年(平成8年)、観光施設としてオープン。
その他
- 坑道は主に本山坑、鴬坑、青木葉坑の三つがあり、その総延長は600kmに達する。
- 現在。観光地化されているのは青木葉坑の跡地である。
- 金だけではなく、銀なども産出した。
- 日本の金山のほとんどは1tの鉱石から2g~3g程度の金しか採れないが、高玉金山の鉱石からは最大で10kg~20kgの金が採れた。
アクセス
- 自動車:磐越自動車道磐梯熱海インターチェンジから15分、東北自動車道郡山インターチェンジから20分程度。