コンテンツにスキップ

「離乳食」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 書式を一般的に
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
英語のウィキペディアからbaby foodのページを翻訳コピーした。
タグ: サイズの大幅な増減 ビジュアルエディター
1行目: 1行目:

{{Short description|Food made especially for infants}}
{{Infobox food
| name = Baby food
| image = US Navy 100201-N-2100S-082 ailors from the Nimitz-class aircraft carrier USS Carl Vinson (CVN 70) move jars of baby food onto an aid truck.jpg
| caption = 市販の離乳食は、多くの場合、人道的救援物資です。乳児用調合乳の配達は、母乳育児を思いとどまらせる可能性があり、災害後に地域の水供給が汚染され、粉状の調合乳が安全でなくなる可能性があるため、批判される可能性があります.
| alternate_name =
| country =
| region =
| national_cuisine =
| creator = <!-- or | creators = -->
| year =
| mintime =
| maxtime =
| type =
| course =
| served =
| main_ingredient =
| minor_ingredient =
| variations =
| serving_size = 100 g
| calories =
| protein =
| fat =
| carbohydrate =
| glycemic_index =
| similar_dish =
| other =
}}

'''離乳食(英:[[:en:Baby_food|baby food]])'''とは、生後 4 ~ 6 か月の 2 歳の赤ちゃんのために特別に作られた、母乳または乳児用調合乳以外の柔らかくて食べやすい食品のことです。食品には、生産者から既製のものを購入したり、家族が食べるテーブル フードをすりつぶしたり、分解したりして、さまざまな種類や風味があります。

==開始時期==
2011年の時点で、[[世界保健機関]](WHO)、[[国際連合児童基金|ユニセフ]]、および多くの国の保健機関は、子供が食事を始めるのを生後6か月まで待つことを推奨しています。<ref>World Health Organization. [https://www.who.int/features/qa/57/en/index.html Online Q&A: What is the recommended food for children in their very early years?] Accessed 2 August 2011.</ref> 個々の赤ちゃんは、独自の発育の進行状況に基づいて、このガイドラインと大きく異なる場合があります。離乳食は、子供が発達して食べる準備ができたときに与えることができます。準備ができている兆候には、助けなしで座る能力、舌の力の喪失、および他の人が食べている食べ物への積極的な関心の表示が含まれます.

== 健康 ==
世界的な公衆衛生の推奨事項として、[[世界保健機関]](WHO)は、乳児が最適な成長、発達、健康を達成するために、生後 6 か月間は完全母乳で育てることを推奨しています。生後 6 か月の乳児のほとんどは、生理的および発達的に、新しい食べ物、食感、および摂食方法に対して準備が整っています。<ref name="hc-sc.gc.ca">{{Cite web|url = http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/pubs/infant-nourrisson/nut_infant_nourrisson_term_6-eng.php|title = Transition to Solid Foods|date = 7 June 2008|access-date = 7 June 2011|website = canada.gc.ca|archive-url = https://web.archive.org/web/20110607104900/http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/pubs/infant-nourrisson/nut_infant_nourrisson_term_6-eng.php#tphp|archive-date = 7 June 2011}}</ref> 世界保健総会(WHA)に助言する専門家は、生後 6 か月より前に固形物を摂取すると、成長を改善することなく、赤ちゃんの病気の可能性を高めるという証拠を提供しました。<ref>{{Cite web|url=http://www.breastfeeding.asn.au/advocacy/labels.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090126183133/http://www.breastfeeding.asn.au/advocacy/labels.html|url-status=dead|title=Australian Breastfeeding Association.|archive-date=26 January 2009|access-date=7 May 2021}}</ref>

生後 6 か月より前に固形食品を摂取することに伴う健康上の懸念の 1 つは、鉄欠乏です。補完食を早期に導入することで、乳児の空腹を満たすことができ、その結果、母乳育児の回数が減り、最終的に母親の母乳の生産量が減少します。母乳が近位の小腸で他の食品と接触すると、母乳からの鉄の吸収が抑制されるため、補完食品を早期に使用すると、鉄の枯渇と貧血のリスクが高まる可能性があります。<ref name="hc-sc.gc.ca"/>

カナダでは、幼児食のナトリウム含有量が規制されています。裏ごしした果物、果汁、果実飲料、シリアルは、ナトリウムが添加されている場合は販売できません(裏ごししたデザートを除く)。自然にナトリウムを含む食品は、幼児食の種類に応じて、食品 100 グラムあたり 0.05 ~ 0.25 グラムに制限されています。<ref>{{Cite web|url=http://laws.justice.gc.ca/eng/regulations/C.R.C.,_c._870/page-84.html#h-133|title=Consolidated federal laws of canada, Food and Drug Regulations|last=Branch|first=Legislative Services|website=laws.justice.gc.ca|language=en|access-date=2017-07-14}}</ref>

アレルギーの家族歴がある場合は、食物アレルギーや過敏症を示す反応に気付くまで数日間隔を空けて、一度に 1 つの新しい食物のみを導入することをお勧めします。このようにして、子供が特定の食物に耐えられない場合、どの食物が反応を引き起こしているかを判断できます.{{citation needed|date=May 2015}}

成長する乳児の栄養ニーズを満たすことは、健康な発育に不可欠です。<ref name=Arikpo2018>{{Cite journal|last1=Arikpo|first1=Dachi|last2=Edet|first2=Ededet Sewanu|last3=Chibuzor|first3=Moriam T.|last4=Odey|first4=Friday|last5=Caldwell|first5=Deborah M.|date=2018-05-18|title=Educational interventions for improving primary caregiver complementary feeding practices for children aged 24 months and under|journal=The Cochrane Database of Systematic Reviews|volume=2018|issue=5|pages=CD011768|doi=10.1002/14651858.CD011768.pub2|issn=1469-493X|pmid=29775501|pmc=6494551}}</ref>乳児に不適切または不十分な栄養を与えると、重大な病気を引き起こし、身体的および精神的発達に影響を与える可能性があります。<ref name=Arikpo2018 /> いつ固形食品を導入するか、乳児に与える適切な種類の食品、および衛生習慣に関する情報を共有する教育キャンペーンは、これらの栄養習慣を改善するのに効果的です.<ref name=Arikpo2018 />

== 必要な栄養と食事の量 ==
新生児には、母乳または粉ミルクの食事が必要です。これらの牛乳に含まれる食物エネルギーの約 40% は炭水化物に由来し、そのほとんどはラクトースと呼ばれる単糖に由来します。<ref>{{cite journal |vauthors=Stephen A, Alles M, de Graaf C |title=The role and requirements of digestible dietary carbohydrates in infants and toddlers |journal=Eur J Clin Nutr |volume=66 |issue=7 |pages=765–79 |date=July 2012 |pmid=22473042 |pmc=3390559 |doi=10.1038/ejcn.2012.27 |display-authors=etal }}</ref>

2008 年の''Feeding Infants and Toddlers'' study に示されているように、離乳食の主な消費者である乳幼児の全体的な食事は、一般的に、推奨量の主要栄養素を満たしているか、大幅に上回っています。<ref name="Butte">{{cite journal|vauthors=Butte NF, Fox MK, Briefel RR |title=Nutrient intakes of US infants, toddlers, and preschoolers meet or exceed dietary reference intakes
|journal=J Am Diet Assoc
|volume=110
|issue=12 Suppl
|pages=S27–37
|date=December 2010
|pmid=21092766
|doi=10.1016/j.jada.2010.09.004
|url=http://www.journals.elsevierhealth.com/periodicals/yjada/article/S0002-8223%2810%2901480-X/fulltext
|display-authors=etal
}}</ref> 幼児と未就学児は一般に食物繊維が少なすぎ、未就学児は一般に飽和脂肪を過剰に摂取しましたが、全体的な脂肪摂取量は推奨よりも低かった. <ref name="Butte" />微量栄養素レベルは通常、推奨レベル内でした。アメリカの研究では、年長の乳児の小さなグループは、鉄分を強化した離乳食などから、より多くの鉄分と亜鉛を必要としていました. <ref name="Butte" /> かなりの割合の幼児と未就学児が、合成葉酸、既成ビタミン A、亜鉛、およびナトリウム (塩) の推奨レベルの上限を超えていました。<ref name="Butte" />

世界保健機関は、少量から開始し、子供が成長するにつれて徐々に増やすことを推奨しています。生後 6 ~ 8 か月の乳児は 1 日 2 ~ 3 食、生後 9 ~ 23 ヶ月の乳児は 1 日 3 ~ 4 食、または必要に応じて2つの追加のスナック(間食/補食)。

== 準備と給餌 ==
詳細情報:[[:en:Infant_food_safety|幼児向け食品の安全性(英語)]]

赤ちゃんは効果的に噛むための筋肉や歯が発達していないため、離乳食は柔らかい液状のペーストか、簡単に噛める食べ物のいずれかです。赤ちゃんは通常、授乳や粉ミルクが子供の食欲を十分に満たせなくなると、離乳食を消費するようになります。赤ちゃんは固形物を食べられるようになるために歯が生えている必要はありません。しかし、歯は通常、この年齢で現れ始めます。加熱が不十分な野菜、ブドウ、骨を含む可能性のある食品など、窒息の危険性がある特定の食品には注意が必要です。赤ちゃんは、ピューレ状の野菜や果物からなる液状の離乳食を食べ始めます。時には米のシリアルや粉ミルク、または母乳と混ぜます. 次に、赤ちゃんが噛むことができるようになると、小さくて柔らかい破片や塊が含まれる場合があります. 歯のある赤ちゃんは食べ物を砕く能力がありますが、すりつぶすための後臼歯がないため、食べ物を注意深くつぶしたり、事前に噛んだり、赤ちゃんのために扱いやすい部分に分けたりすることができるので、注意が必要です。生後 6 か月頃になると、赤ちゃんは親の助けを借りて自分で食べ始めることがあります (食べ物のかけらを手でつかむ、握りこぶし全体を使う、または後ではさみでつかむ[親指と人差し指])。

=== 自家製または商用 ===
[[File:Baby food section at Best Price.jpg|thumb|市場の通路には市販の離乳食が揃っています]]
[[File:Puree Baby Food.webmhd.webm|thumb|自家製りんごピューレの作り方動画]]
自家製離乳食は、市販の離乳食よりも安価です。<ref name="SamourKing2011">{{cite book|last1=Samour|first1=Patricia|last2=King|first2=Kathy|title=Pediatric Nutrition|url=https://books.google.com/books?id=i296siNjm8MC&pg=PA92|access-date=25 January 2013|date=2011-01-07|publisher=Jones & Bartlett Publishers|isbn=9780763784508|page=92}}</ref> 家庭料理は、家族が冷蔵設備と基本的な衛生設備を利用できるだけでなく、十分で多様な食事をしている場合にのみ適切です。<ref name="SamourKing2011" /> 手作りの離乳食を準備する際には、野菜や果物の洗浄やすすぎ、使用する調理材料や包装材料など、適切な衛生方法に従うことが重要です。

自家製の食品は、すぐに食べられる市販の離乳食の瓶や箱を開けるよりも、準備に時間がかかります。食べ物は、幼い赤ちゃんのためにみじん切りにするかピューレにするか、家族が食べることを選択する塩、強烈なスパイス、または砂糖なしで別々に調理する必要がある場合があります. <ref name="SamourKing2011" /> アボカドとバナナは簡単にすりつぶすことができ、ビタミンや栄養素が豊富な食品で、生後 6 か月以上の乳児にとって理想的なスターティング フードです。

== 食品の種類 ==
最初の 1 年間は、母乳または乳児用調合乳がカロリーと栄養素の主な供給源です。生後 6 か月までの乳児は、母乳または調整されていない代用乳のみを摂取する必要があります。生後3~5日の間、新生児は日中2~3時間ごとに2オンス、夜間は3時間ごとに1日8~12回の授乳を行う必要があります。乳児が生後 4 か月のとき、彼らの食事は依然として牛乳または粉ミルクのみで構成されており、通常は 1 日あたり 30 ~ 32 オンスを食べる必要があります。生後 6 か月までに、乳児はテーブル フードに慣れる準備が整います。<ref>{{Citation |title=Bright Futures Health Promotion Themes |date=2017-02-17 |url=http://dx.doi.org/10.1542/9781610020831-themes |work=Bright Futures Pocket Guide, 4th Ed |pages=6 |publisher=American Academy of Pediatrics |doi=10.1542/9781610020831-themes |isbn=978-1-61002-083-1 |s2cid=243881713 |access-date=2022-09-26}}</ref>

窒息の危険性に注意が払われている場合、赤ちゃんは通常の家庭用食品で直接始めることができます。これは赤ちゃん主導の離乳と呼ばれます。母乳は母親が食べた食物の風味を帯びるため<ref>{{cite book|last1=al.]|first1=editorial team, Laurette Dubé ... [et|title=Obesity prevention the role of brain and society on individual behavior|date=2010|publisher=Elsevier/Academic Press|location=Amsterdam|isbn=978-0080922096|page=211|edition=1st}}</ref> 、これらの食物は特に良い選択です.<ref>{{cite web|title=Kiddo Feedo|url=http://www.kiddofeedo.com/|access-date=10 May 2015|location=Henderson, NV}}</ref>

=== 食品の種類 ===
;'''シリアル''': 典型的な日には、生後 4 ~ 5 か月のアメリカの赤ちゃんの約半数が乳児用シリアルを与えられています。赤ちゃんは、乳児用シリアルをほんの一口か、または乳児用シリアルと他の食品を混ぜた食品をほんの一口しか食べていない可能性があります。その年齢では、他の種類の穀物ベースの食品はまれです。生後 6 か月から 12 か月の赤ちゃんの約 90% がある種の穀物を食べていますが、幼児用シリアルを食べているのは半分だけです。他の人たちは、年長の子供向けに作られた米、パン、クラッカー、パスタ、またはシリアルを食べます.<ref name="pmid21092767" />
;'''果物''': いつでも、生後 4 ~ 5 か月の赤ちゃんの約 20% が何らかの種類の果物、通常は離乳食を食べています。<ref name="pmid21092767">{{cite journal
|vauthors=Siega-Riz AM, Deming DM, Reidy KC, Fox MK, Condon E, Briefel RR
|title=Food consumption patterns of infants and toddlers: where are we now?
|journal=J Am Diet Assoc
|volume=110
|issue=12
|pages=S38–51
|date=December 2010
|pmid=21092767
|doi=10.1016/j.jada.2010.09.001
|url=http://www.journals.elsevierhealth.com/periodicals/yjada/article/S0002-8223(10)01477-X/fulltext
}}</ref> これらすべてと同様に、これは果物の小さな一口または果物で部分的に構成された食品を表している可能性があります. 生後 6 ~ 9 か月の赤ちゃんの 3 分の 2、生後 9 か月以上の赤ちゃんと幼児の 75 ~ 85% が何らかの種類の果物を食べています。生後 6 ~ 9 か月の赤ちゃんの半分は、離乳食用の果物を食べていますが、生後 12 か月以上の幼児は主に、新鮮なバナナや缶詰の果物など、離乳食以外の果物を食べています。リンゴとバナナは、すべての年齢の赤ちゃんにとって一般的な果物です。フルーツ ジュース、主にリンゴとグレープ ジュースは通常、フルーツよりも後に導入され、年長の赤ちゃんと幼児の約半数がある種の 100% フルーツ ジュースを飲みます。<ref name="pmid21092767" />
; '''野菜''': 典型的な日に、生後 4 ~ 5 か月の赤ちゃんの約 4 分の 1 が、何らかの野菜を少なくとも 1 回は食べます。ほとんどの場合、離乳食を用意します。通常は、ニンジン、カボチャ、サツマイモ、冬カボチャなどの黄色またはオレンジ色の野菜を食べます。<ref name="pmid21092767" />生後 6 ~ 9 か月で、赤ちゃんの約 60%、年長の赤ちゃんと幼児の約 70% が野菜を食べ、約 9 か月後に離乳食の野菜は急速に調理済みの野菜に置き換わります。生野菜は、すべての赤ちゃんや幼児にとって珍しいものです. 1 歳の誕生日までに、ほぼ 3 分の 1 の赤ちゃんが特定の日にジャガイモを食べます。<ref name="pmid21092767" />
;'''肉''': 肉やその他のタンパク質源(牛乳を除く)を食べる生後4か月と5か月のアメリカの赤ちゃんはほとんどいません.<ref name="pmid21092767" /> 生後 6 か月から 9 か月の赤ちゃんは、ほとんどの場合、少量の肉と野菜や穀物を含む離乳食の一部として肉を食べます。生後 9 ~ 12 か月の赤ちゃんの約 4 分の 3 は、肉か、卵、チーズ、ヨーグルト、豆、ナッツなどの別のタンパク質源を与えられています。生後 12 ~ 18 か月の赤ちゃんの 90% 以上、およびそれ以上の幼児のほぼすべてが、少なくとも 1 日 1 回はタンパク質源を与えられています。これらの幼児のほぼ 4 分の 3 は、離乳食以外の肉を与えられています。準備されたベビーフードの肉(それ自体)は、どの年齢でも一般的ではありません. <ref name="pmid21092767" />
; '''甘くてしょっぱい食べ物''': 甘くてしょっぱい食べ物は赤ちゃんにとって珍しいものです。<ref name="pmid21092767" /> 2002 年の以前の調査と比較すると、あらゆる種類の甘い食べ物、スナック、または飲み物を与えられた生後 9 か月未満の赤ちゃんの数は、ほぼ半分に減少しました。生後 9 か月から 12 か月で、クッキー、アイスクリーム、フルーツ味の飲み物などの甘い食べ物を与えられる赤ちゃんは半数未満です。準備された離乳食のデザートはどの年齢でも一般的ではありませんが、生後 9 か月から 12 か月の赤ちゃんのほぼ 12% に与えられます。<ref name="pmid21092767" />
{| class="wikitable"
|+'''各国の赤ちゃんの最初の食べ物'''<ref>{{Cite journal |last1=Pelto |first1=Gretel H. |last2=Levitt |first2=Emily |last3=Thairu |first3=Lucy |date=January 2003 |title=Improving Feeding Practices: Current Patterns, Common Constraints, and the Design of Interventions |url=http://journals.sagepub.com/doi/10.1177/156482650302400104 |journal=Food and Nutrition Bulletin |language=en |volume=24 |issue=1 |pages=45–82 |doi=10.1177/156482650302400104 |pmid=12664527 |s2cid=10940283 |issn=0379-5721}}</ref>
!'''領域'''
!'''国'''
!'''最初の食べ物'''
!'''最初の食事の年齢 (月)'''
!'''給餌方法'''
|-
|アフリカ
|ナイジェリア(ヨルバ人)
|''eko 、''モロコシまたはトウモロコシ(トウモロコシ) からの液体pap
|6
|papは母親のカップ状の手で保持され、赤ちゃんの口に注がれます. 赤ちゃんが飲み込むのに抵抗する場合、母親は赤ちゃんに強制給餌することがあります。
|-
|アフリカ
|タンザニア(ワゴゴ族)
|''uji'', ''薄粟粥''
|3~4
|Uji は 盃 や瓢箪で 飲 む。
|-
|アフリカ
|[[Mali|マリ]]
|キビまたは米で作ったおかゆまたはおかゆ、おそらく魚またはジャガイモを添えたもの
|女の子は7、男の子は10
|子どもたちは、ボウルから右手で自分自身を食べます。
|-
|アフリカ
|[[Zimbabwe|ジンバブエ]]
|''bota'', トウモロコシ粉から作ったpap
|3以前
|母親または介護者は、カップまたはスプーンで赤ちゃんに食事を与えます。
|-
|南アメリカ
|[[Brazil|ブラジル]]
|コーンスターチおよびその他の穀物
|4
|粉ミルクは、多くの場合、生後 3 か月未満の新生児に与えられました。6か月後、ほとんどの赤ちゃんは豆と米、または家族が食べるものは何でも食べました. 大人の食べ物は細かく砕いて母親の手から与えました。
|-
|南アメリカ
|[[Guatemala|グアテマラ]]
|[[Incaparina]] またはコーンミール粥、卵、フルーツ ジュース
|4 to 6
|母親は通常、家族が食べているものの中から適切な食べ物を選びました。コーンミール粥はしばしばボトルで与えられました.
|-
|南アメリカ
|[[Peru|ペルー]]
|小麦とジャガイモのスープ
|6 to 8
|子供たちは、病気でない限り、通常、自分で食事をすることが許されていました。都会の子供たちは、田舎の子供たちよりも早く固形物を与えられました。
|-
|南アメリカ
|[[Dominican Republic|ドミニカ共和国]]
|オレンジジュース、ライムジュース、ビーンズ
|3
|粉ミルクは、多くの場合、生後 1 か月未満の新生児に与えられました。ミルクとジュースは通常、ボトルで与えられました。果物と野菜は通常、肉と豆の前に導入され、穀物は通常最後に導入されました.
|-
|アジア
|[[Bhutan|ブータン]]
|バターで炊いた米粉またはトウモロコシの お粥
|2
|赤ちゃんはお母さんの手から栄養をもらいます。
|-
|アジア
|[[Bangladesh|バングラデシュ]]
|フィンガー フード、米、または米に似た食品
|
|赤ちゃんに与えられる固形食の量は通常非常に少量ですが、毎日数回行われました。食品は通常、介護者の手で保持されますが、ボトル、カップ、またはスプーンを使用することもできます。
|-
|アジア
|[[Nepal|ネパール]]
|穀類
|6
|母親たちは、家族のために調理する穀物をあらかじめ噛んでおいたものを水やバターと混ぜ、指を使って食べ物を赤ちゃんの口に入れました。ヒンズー教徒の家庭の赤ちゃんは、アンナプラシャナのお祝いで生後 3 週間で米を食べさせられましたが、その後まで定期的に食べ物を食べませんでした。多くの母親は農場で働いており、固形食品の導入は、忙しい農業の時期の始まりによく起こりました.
|-
|アジア
|[[Philippines|フィリピン]]
|''lugao'' (米のおかゆ)、すりつぶした果物または野菜、または柔らかいパン
|3~6
|哺乳瓶は、より高い社会的地位を持っていると認識されていました。パイナップルやとうもろこしなどの繊維質の食物は、赤ちゃんが簡単に消化できないと考えられていたため、母親はこれらの食物を拒否しました。
|-
|オセアニア
|[[Papua New Guinea|パプアニューギニア]]
|マッシュポテト、サツマイモ、カボチャ、バナナ
|6~12
|水、野菜スープ、皮をむいたサトウキビが、追加の水分源として幼い乳児に与えられました。液体は、ボウル、カップ、または竹ストローで与えられました。里芋と肉は赤ちゃんが一歳くらいになるまで控えていました。伝統的に、赤ちゃんは歩けるようになるまで固形物を与えられませんでした。
|-
|オセアニア
|ソロモン諸島(クワイオ族)
|水またはココナッツミルクで調理したサツマイモと一緒 に噛んだタロイモ
|0~9
|クワイオ族の慣行は、宗教的伝統によって分かれていました。伝統的な食のタブーを固守する多くの異教の母親は、生後 1 ~ 2 か月以内に赤ちゃんに固形食を与え始めました。彼らは食べ物をよく噛んで、最初の数ヶ月は口から口へと食べさせます。これは、母親が一時的に不在の場合に、空腹の赤ちゃんに食事を与えるための一般的な方法でもありました.  スクル(キリスト教徒の入植者に関連する伝統) の母親は通常、生後 6 か月から 9 か月の間に固形食品を与え始めました。赤ちゃんに口から口へと与えた人もいました。他の人は、食べ物を事前に噛んだり、茹でたり、つぶしたりして、スプーンまたは赤ちゃんの手で赤ちゃんに与えました。
|-
|オセアニア
|[[Trobriand Islands|トロブリアンド諸島]]
|スープ、マッシュした、または事前に噛んだヤムイモまたはタロイモ  
|1
|1970 年代と 1980 年代には、火のある暗い建物に母親と赤ちゃんを隔離するという伝統的な産後の慣習に従った女性もいました。食物は、''カヌア''(例えば、サトイモまたは母乳)および''カウェヌ''(例えば、山菜または市販の乳児用調整乳)と見なされた。''カヌア''と見なされた食品は、赤ちゃんに好まれました。
|-
|北米
|[[United States|アメリカ]]
|乳児用シリアル、次にピューレ状の果物または野菜
|2~6
|シリアルは乳児用調合乳と混ぜて哺乳瓶で与えるか、スプーンで赤ちゃんに与えました。貧しい女性は、裕福な女性よりもはるかに早く固形食品を食べ始めました。
|}

=== 幼児用食品 ===
一部の商用ベビーフード会社は、生後約 12 か月から 2 歳半までの幼児向けの特別な食品を生産するために製品ラインを拡大しています。<ref name=Mazze /> これらには、ジュース、シリアル、電子レンジ対応の少量の食事、焼き菓子、および幼児向けに処方および販売されているその他の食品が含まれます。

=== 高齢者の使用 ===
1940 年代後半、Gerber Products CompanyとBeech-Nutは、高齢者、病人、障害者が使用する市販の離乳食の販売を促進するために、特別な料理本を作成しました。<ref name=Bentley>{{cite journal | last1 = Bentley | first1 = Amy | year = 2006 | title = Booming Baby Food: Infant Food and Feeding in Post-WWII America | url = http://steinhardt.nyu.edu/scmsAdmin/uploads/005/529/MHR%20article.pdf | journal = Michigan Historical Review | volume = 32 | issue = 2 | pages = 63–87 | doi = 10.1353/mhr.2006.0026 | access-date = 2012-12-08 | archive-date = 2012-12-06 | archive-url = https://web.archive.org/web/20121206205426/http://steinhardt.nyu.edu/scmsAdmin/uploads/005/529/MHR%20article.pdf | url-status = dead }}</ref>

== 好き嫌い ==
詳細情報:[[:en:Neophobia#Food_neophobia|食品ネオフォビア(英語)]]

親や介護者は、幼児の最大半数を「うるさい」または「おかしな」と感じる可能性があり、ピークは 24 か月前後です。<ref>{{cite journal |vauthors=Carruth BR, Ziegler PJ, Gordon A, Barr SI |title=Prevalence of picky eaters among infants and toddlers and their caregivers' decisions about offering a new food |journal=J Am Diet Assoc |volume=104 |issue=1 Suppl 1 |pages=s57–64 |date=January 2004 |pmid=14702019 |doi=10.1016/j.jada.2003.10.024 }}</ref><ref>{{cite journal |vauthors=Wright CM, Parkinson KN, Shipton D, Drewett RF |title=How do toddler eating problems relate to their eating behavior, food preferences, and growth? |journal=Pediatrics |volume=120 |issue=4 |pages=e1069–75 |date=October 2007 |pmid=17908727 |doi=10.1542/peds.2006-2961 |s2cid=24743739 }}</ref> この意見を持つ大人は、子供が8回から15回味わうまで食べ物を与え続けるよりも、3回から5回試しただけで新しい食べ物を子供に与えるのをやめることが多い. また、代わりに食欲を抑える牛乳やその他の好きな食べ物を提供したり、子供に強制的に食べさせたり賄賂を贈ったりするなど、逆効果的な行動を取ることもあります。<ref>{{cite journal |vauthors=Scaglioni S, Arrizza C, Vecchi F, Tedeschi S |title=Determinants of children's eating behavior |journal=Am. J. Clin. Nutr. |volume=94 |issue=6 Suppl |pages=2006S–2011S |date=December 2011 |pmid=22089441 |doi=10.3945/ajcn.110.001685 |doi-access=free }}</ref>

== 歴史的および文化的 ==
[[File:First rice.jpg|thumb|アンナプラシャナと呼ばれる宗教的な儀式で、ヒンズー教の子供が最初の固形食を受け取る]]離乳食は文化によって異なります。多くの文化では、穀物と液体のペーストが最初の離乳食です。人類の歴史上、そして現在世界中の多くの文化において、赤ちゃんは、赤ちゃんの世話をする人によって、食物を粉砕して消化プロセスを開始するために、事前に咀嚼された食物を与えられています. <ref name="HolmesEA">{{citation|first1=Wendy |last1=Holmes |title=Influences on maternal and child nutrition in the highlands of the northern Lao PDR |journal=Asia Pac J Clin Nutr |year=2007 |volume=16 |issue=3 |pages=537–545|pmid=17704036|last2=Hoy |first2=D |last3=Lockley |first3=A |last4=Thammavongxay |first4=K |last5=Bounnaphol |first5=S |last6=Xeuatvongsa |first6=A |last7=Toole |first7=M }}</ref>乳児が固形物を最初に噛むことは儀式的なものであり、多くの文化において宗教的な重要性を持っています。この一例は、ヒンズー教の儀式であるアンナプラシャンで、通常は年配の家族によって祝福された甘いおかゆが乳児に与えられます。同様の通過儀礼は、ベンガル地域、ベトナム、タイを含むアジア全域で実践されています。{{citation needed|date=August 2011}}

1900 年代半ばまでの欧米では、離乳食は一般的に家庭で作られていました。産業革命により、市販の離乳食を便利なアイテムとして宣伝する離乳食市場が始まりました。<ref>{{cite web |url=http://www.foodtimeline.org/foodbaby.html |title=Baby food history notes |work=[[The Food Timeline]] |first=Lynne |last=Olver |author-link=Lynne Olver|access-date=7 May 2021}}</ref>先進国では、赤ちゃんは現在、商業的に製造された鉄分強化された乳児用シリアルから始められることが多く<ref name="hc-sc.gc.ca" /> 、その後、果物や野菜のマッシュポテトに移行します. 市販の離乳食は、乾燥した、すぐに食べられる、冷凍された形で広く入手でき、多くの場合、準備の便宜上、小さなバッチ (小さな瓶など) で提供されます。それどころか、発展途上国では、母乳育児はより広く受け入れられ、公の場で社会的に許容されているため、社会的な対照を生み出しています. エイミー・ベントレー、''Inventing Baby Foodの著者''、先進国では家族が加工ベビーフードを購入して子供に食べさせることができるのに対し、発展途上国では自然な母乳育児がより一般的であるため、乳児の授乳が「アメリカの世紀の戦後時代における自分の立場」をどのように反映しているかについて語っています. <ref name=":0">{{Cite book|title=Inventing Baby Food: Taste, Health, and the Industrialization of the American Diet|last=Bentley|first=Amy|publisher=University of California Press|year=2014|isbn=978-0520283459|pages=Chapter 2}}</ref>

オランダで商業的に準備された離乳食は、1901年にマルティヌス ファン デル ハーゲンが彼のNV ニュートリシア社を通じて最初に準備した<ref>{{Cite web|url=http://www.nutricia.nl/asp/index.asp?id=12111|title=Nutricia<!-- Bot generated title -->|website=Nutricia.nl|access-date=7 May 2021}}</ref>米国では、1920 年代にクラップズ ベビー フードを販売したハロルド クラップによって最初に準備されました。<ref>{{cite news|last1=Beck|first1=Julie|title=How Canned Baby Food Became King|url=https://www.theatlantic.com/health/archive/2014/11/how-canned-baby-food-became-king/383089/|access-date=24 November 2014|work=[[The Atlantic]]|publisher=[[Atlantic Media Company]]|date=24 November 2014}}</ref> 現在Gerber Products Companyと呼ばれているFremont Canning Companyは 1927 年に始まりました 。<ref name="Mazze">{{cite book |author1=Mazze, Edward M. |author2=Michman, Ronald D. |title=The food industry wars: marketing triumphs and blunders |publisher=Quorum |location=New York |year=1998 |pages=[https://archive.org/details/foodindustrywars00mich/page/131 131–152] |isbn=1-56720-111-3 |url-access=registration |url=https://archive.org/details/foodindustrywars00mich/page/131 }}</ref> Beech-Nut company は 1931 年に米国のベビーフード市場に参入しました。<ref>[http://www.beechnut.com/Our%20Company/OurStory.asp Our Company] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20081211121720/http://www.beechnut.com/Our%20Company/OurStory.asp |date=2008-12-11 }}, Beech-Nut website, accessed November 30, 2008</ref> 1930年代に病気の子供たちのために作られました。他の市販のベビーフードメーカーには、HJ ハインツ カンパニー、ネスレ、ニュートリシア、Organix、ユニリーバ。ハインツは 1980 年代に脱水ベビーフードを製造しました。<ref>{{cite book | author=Kanner, Bernice | title=Into the Mouths of Babes | publisher=New York Media, LLC | url=https://books.google.com/books?id=w-cCAAAAMBAJ&pg=PA30 | date=November 1986 | access-date=May 23, 2017 | page=30}}</ref> 1960 年代に親からの有機食品の需要が高まり始めた。{{Citation needed|date=November 2010}}それ以来、多くの大規模な商業メーカーが幼児食のオーガニックラインを導入しています.

20 世紀初頭のアメリカでは、ほとんどの赤ちゃんが生後 7 か月頃から離乳食を食べ始めました。<ref name="Bentley" /> 第二次世界大戦中と戦後まもなく、固形食品が最初に導入された年齢はわずか6週間に低下しました.<ref name="Bentley" /> その後、この年齢は 4 か月から 6 か月に増えました。<ref name="Bentley" /> 20 世紀半ばまでに、製造された離乳食が容易に使用され、以前の乳児の摂食方法が補完されました。''Inventing Baby Food''の著者であるAmy Bentleyは、過度に使用された製造された離乳食に含まれる砂糖、塩、および MSG の過剰な添加物により、乳児が加工食品を好むようになると主張しています。晩年に。また、幼児期に固形食品に触れさせることは、後の人生で食品に慣れるのに役立つと考えられています.<ref name=":0" /> その後の塩と砂糖の誤用は、体重と栄養に基づく病気の問題に影響を与えることも恐れられていました.<ref name="Bentley" />

中国やその他の東アジア諸国では、手作りの離乳食が一般的であり、赤ちゃんはxifanと呼ばれるおかゆから始め、その後、つぶした果物、柔らかい野菜、豆腐、魚に移ります. <ref>{{Cite web|url=https://www.japaninc.com/fw91|title=FW-91 -- Homemade Baby Food: Fast, Frugal, and Fun|date=28 March 2006|website=Japaninc.com|access-date=7 May 2021}}</ref>スウェーデンでは、バナナなどの潰した果物、オートミール、潰した野菜から始めるのが一般的です. アフリカ西部では、トウモロコシのお粥が幼児に与えられる最初の固形食品であることがよくあります。<ref>{{cite journal|title=Aflatoxin Exposure after Weaning: Solid Food Contaminant Impairs Growth |journal=Environmental Health Perspectives |volume=112 |issue=13 |pages=A759 |date=2011-10-03 |pmc=1247538|last1=Barrett |first1=J. R. |doi=10.1289/ehp.112-a759}}</ref>
== 論争 ==
一部の市販の離乳食は、その内容とコストについて批判されています。<ref>{{Cite web|last=|first=|date=|title=Cheating Babies: Nutritional Quality and Cost of Commercial Baby Food|url=https://www.cspinet.org/topics/baby-food|access-date=2021-02-03|website=Center for Science in the Public Interest|language=en}}</ref>

何十年にもわたって、汚染や腐敗の懸念から、離乳食のリコールが何度も行われてきました。1984 年と 1986 年に、Gerber はガラス製のベビーフードの瓶が輸送中に壊れたというスキャンダルに巻き込まれ、売上と収益性に劇的な影響を与えましたが、米国食品医薬品局は後に会社に過失はないと結論付けました。<ref name="Mazze" /> 1987 年、Beechnut は1980 年代初頭に混入したリンゴ ジュース を販売した罪を解決するために 2,500 万ドルを支払いました。<ref name="Mazze" /> 2011 年、ネスレフランスは''プティット ポット''のリコールを決定しました。顧客が瓶の 1 つにガラスの破片を見つけたと伝えられた後、予防措置として離乳食を提供しました。インシデントの範囲を調査した結果、会社は、それが孤立した出来事であり、バッチの残りの部分は影響を受けていないと結論付けました。<ref>Pillay, Ravi. [http://www.nestle.co.za/Mirrored/PressReleases/AllPressReleases/Pages/RecallofNestl%C3%A9P%E2%80%99titPotRecetteBananababyfoodbyNestl%C3%A9France.aspx "Recall of Nestlé P’tit Pot Recette Banana baby food by Nestlé France."] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20111013135059/http://www.nestle.co.za/Mirrored/PressReleases/AllPressReleases/Pages/RecallofNestl%C3%A9P%E2%80%99titPotRecetteBananababyfoodbyNestl%C3%A9France.aspx |date=2011-10-13 }}. October 5, 2011. Retrieved October 24, 2011.</ref>

== 市場 ==
Zion Market Research によると、米国のベビーフードの市場規模は 2018 年に 530 億ドル、2021 年までに 760 億ドルに成長すると推定されています。<ref>{{cite news |last=Hirsch |first=Jesse |url=https://www.consumerreports.org/food-safety/heavy-metals-in-baby-food/ |title=Heavy Metals in Baby Food: What You Need to Know |work=[[Consumer Reports]] |date=2018-08-16 |access-date=2018-08-20 }}</ref>

米国の市販のベビーフードは、1996年米国市場シェアの約70%を占めていたガーバーが独占し ている. 有機ベビーフードの最大のブランドである Heinz's Earth's Best は、アメリカの市場シェアの約 2% を占めていました。<ref name="Mazze" />

オーストラリア、カナダ、ニュージーランドでは、ハインツは 1996年の市場シェアの約 90% を占めていました。<ref name="Mazze" />

== 日本の離乳食 ==
詳細情報:[[離乳食|日本の離乳食]]

[[File:Baby beim füttern.JPG|thumb|200px|離乳食を食べている赤ちゃん]]
[[File:Baby beim füttern.JPG|thumb|200px|離乳食を食べている赤ちゃん]]
離乳とは成長に伴い[[母乳]]や[[粉ミルク|育児用ミルク]]の乳汁だけでは不足する[[エネルギー]]や[[栄養素]]を補完するために幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる[[食事]]を離乳食という。<ref name=":0">{{Cite web |title=授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版) |url=https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html |website=www.mhlw.go.jp |access-date=2022-12-29 |language=ja}}</ref>
離乳とは成長に伴い[[母乳]]や[[粉ミルク|育児用ミルク]]の乳汁だけでは不足する[[エネルギー]]や[[栄養素]]を補完するために幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる[[食事]]を離乳食という。<ref name=":0">{{Cite web |title=授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版) |url=https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html |website=www.mhlw.go.jp |access-date=2022-12-29 |language=ja}}</ref>


== 概要 ==
== 日本の離乳食概要 ==

=== 離乳の支援に関する基本的考え方 ===
=== 離乳の支援に関する基本的考え方 ===
離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。<ref name=":0" />
離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。<ref name=":0" />
13行目: 252行目:
[[世界保健機関]](WHO)では乳児の食事を「Complementary feeding」(補完食)といい、生後 6 か月頃になると、乳児のエネルギーと栄養素の必要量は母乳で提供される量を上回り始めるため母乳の栄養量と子供の栄養必要量の差を満たすために補完食が必要であるとしている。この年齢の乳児は、他の食品に対する発達の準備も整っており、補完食品はタイムリー・適切・安全・適切な給餌の条件が満たされている必要がある。<ref>{{Cite web |url=http://whqlibdoc.who.int/hq/2000/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf |title=「補完食:母乳で育っている子どもの家庭の食事」2006 |publisher=日本ラクテーション・コンサルタント協会 |accessdate=2020-03-20}}</ref><ref>{{Cite web |title=Complementary feeding |url=https://www.who.int/health-topics/complementary-feeding |website=www.who.int |access-date=2022-12-29 |language=en}}</ref><ref>{{Cite book|title=Complementary feeding|url=https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK148957/|publisher=World Health Organization|date=2009|language=en}}</ref>
[[世界保健機関]](WHO)では乳児の食事を「Complementary feeding」(補完食)といい、生後 6 か月頃になると、乳児のエネルギーと栄養素の必要量は母乳で提供される量を上回り始めるため母乳の栄養量と子供の栄養必要量の差を満たすために補完食が必要であるとしている。この年齢の乳児は、他の食品に対する発達の準備も整っており、補完食品はタイムリー・適切・安全・適切な給餌の条件が満たされている必要がある。<ref>{{Cite web |url=http://whqlibdoc.who.int/hq/2000/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf |title=「補完食:母乳で育っている子どもの家庭の食事」2006 |publisher=日本ラクテーション・コンサルタント協会 |accessdate=2020-03-20}}</ref><ref>{{Cite web |title=Complementary feeding |url=https://www.who.int/health-topics/complementary-feeding |website=www.who.int |access-date=2022-12-29 |language=en}}</ref><ref>{{Cite book|title=Complementary feeding|url=https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK148957/|publisher=World Health Organization|date=2009|language=en}}</ref>


== 歴史 ==
== 日本の離乳食歴史 ==
米国のガイドラインが定める乳児に離乳食を導入する最適な時期は大幅に変わってきており、1958年のガイドラインでは3か月から固形食、1970年代には4か月後半から、1990年代になって6か月からの導入に落ち着いた<ref>{{Cite web |url= http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=62842&-lay=lay&-Find.html|title=いつから離乳食をはじめますか? |publisher=医薬基盤・健康・栄養研究所|accessdate=2020-03-20}}</ref>。
米国のガイドラインが定める乳児に離乳食を導入する最適な時期は大幅に変わってきており、1958年のガイドラインでは3か月から固形食、1970年代には4か月後半から、1990年代になって6か月からの導入に落ち着いた<ref>{{Cite web |url= http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=62842&-lay=lay&-Find.html|title=いつから離乳食をはじめますか? |publisher=医薬基盤・健康・栄養研究所|accessdate=2020-03-20}}</ref>。


日本では1966年(昭和41年)に出版された[[ベンジャミン・スポック]]の『[[スポック博士の育児書]]』の翻訳書で生後3か月から[[オートミール]]の離乳食を与えることが推奨されていた。1980年(昭和55年)に[[厚生省]]が離乳ガイドラインを作り、母子健康手帳に5~6か月から離乳食を与えるよう記述された。2019年3月の厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では「いつまで乳汁を継続することが適切かに関しては、母親等の考えを尊重して支援を進める。」とされている<ref name="guide2019">{{Cite web |url= https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf|title=授乳・離乳の支援ガイド 「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会 |publisher=厚生労働省 |accessdate=2020-03-20}}</ref>。
日本では1966年(昭和41年)に出版された[[ベンジャミン・スポック]]の『[[スポック博士の育児書]]』の翻訳書で生後3か月から[[オートミール]]の離乳食を与えることが推奨されていた。1980年(昭和55年)に[[厚生省]]が離乳ガイドラインを作り、母子健康手帳に5~6か月から離乳食を与えるよう記述された。2019年3月の厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では「いつまで乳汁を継続することが適切かに関しては、母親等の考えを尊重して支援を進める。」とされている<ref name="guide2019">{{Cite web |url= https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf|title=授乳・離乳の支援ガイド 「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会 |publisher=厚生労働省 |accessdate=2020-03-20}}</ref>。


== 離乳の支援の方法 ==
== 日本の離乳食離乳の支援の方法 ==


=== 離乳の開始 ===
=== 離乳の開始 ===
38行目: 277行目:
離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状態をいう。その時期は生後12 か月から 18 か月頃である。食事は1日3回となり、そ の他に1日1~2回の補食を必要に応じて与える。母乳又は育児用ミルクは、子ども の離乳の進行及び完了の状況に応じて与える。なお、離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。 食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。<ref name=":0" />
離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状態をいう。その時期は生後12 か月から 18 か月頃である。食事は1日3回となり、そ の他に1日1~2回の補食を必要に応じて与える。母乳又は育児用ミルクは、子ども の離乳の進行及び完了の状況に応じて与える。なお、離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。 食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。<ref name=":0" />


== 手づかみ食べ ==
== 日本の離乳食手づかみ食べ ==
手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育及び発達にとって、積極的にさせたい行動である。食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さ や触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につな がる。子どもが手づかみ食べをすると、周りが汚れて片付けが大変、食事に時間がかか る等の理由から、手づかみ食べをさせたくないと考える親もいる。そのような場合、手 づかみ食べが子どもの発育及び発達に必要である理由について情報提供することで、親が納得して子どもに手づかみ食べを働きかけることが大切である。<ref name=":0" />
手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育及び発達にとって、積極的にさせたい行動である。食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さ や触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につな がる。子どもが手づかみ食べをすると、周りが汚れて片付けが大変、食事に時間がかか る等の理由から、手づかみ食べをさせたくないと考える親もいる。そのような場合、手 づかみ食べが子どもの発育及び発達に必要である理由について情報提供することで、親が納得して子どもに手づかみ食べを働きかけることが大切である。<ref name=":0" />


47行目: 286行目:
# 口まで運ぶ段階では指しゃぶりやおもちゃをなめたりして、口と手を協調させてきた経験がいかされる。
# 口まで運ぶ段階では指しゃぶりやおもちゃをなめたりして、口と手を協調させてきた経験がいかされる。


== 市販品 ==
== 日本の離乳食市販品 ==
数多くのメーカーから[[ベビーフード]]と呼ばれる[[レトルト食品]]や[[瓶詰]]の離乳食が発売されている。主に[[スーパーマーケット|スーパー]]、[[ドラッグストア]]、[[コンビニエンスストア|コンビニ]]などで販売されており、離乳期別に固さや適切な[[栄養]]バランスが整えられている。[[食器]]が付属するものもあり、外出の際に便利である。
数多くのメーカーから[[ベビーフード]]と呼ばれる[[レトルト食品]]や[[瓶詰]]の離乳食が発売されている。主に[[スーパーマーケット|スーパー]]、[[ドラッグストア]]、[[コンビニエンスストア|コンビニ]]などで販売されており、離乳期別に固さや適切な[[栄養]]バランスが整えられている。[[食器]]が付属するものもあり、外出の際に便利である。


また、一部の[[ファミリーレストラン]]では、離乳食を[[献立|メニュー]]として供している所もある。
また、一部の[[ファミリーレストラン]]では、離乳食を[[献立|メニュー]]として供している所もある。


== 与えてはいけない食品 ==
== 日本の離乳食与えてはいけない食品 ==
離乳の開始前の子どもにとって、最適な栄養源は乳汁(母乳又は育児用ミル ク)であり、離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることの栄養学的な意義は認められていない。また、蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1 歳を過ぎるまでは与えない。<ref name=":0" />
離乳の開始前の子どもにとって、最適な栄養源は乳汁(母乳又は育児用ミル ク)であり、離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることの栄養学的な意義は認められていない。また、蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1 歳を過ぎるまでは与えない。<ref name=":0" />


65行目: 304行目:
万が一の[[事故]]や[[アレルギー]]疾患を予防するためにも、子供の状態を見極め、[[医師]]や[[保健所]]などの適切な指導を受けることが肝要である。
万が一の[[事故]]や[[アレルギー]]疾患を予防するためにも、子供の状態を見極め、[[医師]]や[[保健所]]などの適切な指導を受けることが肝要である。


== 脚注 ==
== External links ==
* [http://www.nhs.uk/chq/Pages/812.aspx?CategoryID=62&SubCategoryID=63 When do I introduce solids?]: NHS Choices
{{脚注ヘルプ}}
* [http://www.nhs.uk/conditions/babies-weaning/Pages/Introduction.aspx Babies, weaning]: NHS Choices
=== 出典 ===
* [http://www.nhs.uk/Planners/birthtofive/Pages/Weaningfirststeps.aspx Solids: the first steps]: NHS Choices
<references />
* [http://www.mayoclinic.com/health/healthy-baby/PR00029 Introducing solid foods: What you need to know] from the [[Mayo Clinic]].

* [https://web.archive.org/web/20110701212650/http://www.babycareencyclopedia.com/tag/feeding/ Feeding Tips] from the Baby Care Encyclopedia.
== 関連項目 ==
* [http://www.ftc.gov/be/workpapers/wp297.pdf The Evolution of the Baby Food Industry 2000-2008], Federal Trade Commission Working Papers, 2009
* [[愛着理論]]
== 出典 ==
* [[授乳]]
{{Reflist}}
* [[保育所]]
{{Normdaten}}
* [[流動食]]
<!--== 外部リンク ==
{{外部リンクの注意|section=1|date=2014年6月}}
-->


{{DEFAULTSORT:りにゆうしよく}}
{{DEFAULTSORT:りにゆうしよく}}
[[Category:育児用品]]
[[Category:食品]]
[[Category:食品]]
[[Category:食事]]
[[Category:食事]]
[[Category:育児用品]]
[[Category:加工食品]]

2023年1月7日 (土) 12:48時点における版

Baby food
市販の離乳食は、多くの場合、人道的救援物資です。乳児用調合乳の配達は、母乳育児を思いとどまらせる可能性があり、災害後に地域の水供給が汚染され、粉状の調合乳が安全でなくなる可能性があるため、批判される可能性があります.
テンプレートを表示

離乳食(英:baby food)とは、生後 4 ~ 6 か月の 2 歳の赤ちゃんのために特別に作られた、母乳または乳児用調合乳以外の柔らかくて食べやすい食品のことです。食品には、生産者から既製のものを購入したり、家族が食べるテーブル フードをすりつぶしたり、分解したりして、さまざまな種類や風味があります。

開始時期

2011年の時点で、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、および多くの国の保健機関は、子供が食事を始めるのを生後6か月まで待つことを推奨しています。[1] 個々の赤ちゃんは、独自の発育の進行状況に基づいて、このガイドラインと大きく異なる場合があります。離乳食は、子供が発達して食べる準備ができたときに与えることができます。準備ができている兆候には、助けなしで座る能力、舌の力の喪失、および他の人が食べている食べ物への積極的な関心の表示が含まれます.

健康

世界的な公衆衛生の推奨事項として、世界保健機関(WHO)は、乳児が最適な成長、発達、健康を達成するために、生後 6 か月間は完全母乳で育てることを推奨しています。生後 6 か月の乳児のほとんどは、生理的および発達的に、新しい食べ物、食感、および摂食方法に対して準備が整っています。[2] 世界保健総会(WHA)に助言する専門家は、生後 6 か月より前に固形物を摂取すると、成長を改善することなく、赤ちゃんの病気の可能性を高めるという証拠を提供しました。[3]

生後 6 か月より前に固形食品を摂取することに伴う健康上の懸念の 1 つは、鉄欠乏です。補完食を早期に導入することで、乳児の空腹を満たすことができ、その結果、母乳育児の回数が減り、最終的に母親の母乳の生産量が減少します。母乳が近位の小腸で他の食品と接触すると、母乳からの鉄の吸収が抑制されるため、補完食品を早期に使用すると、鉄の枯渇と貧血のリスクが高まる可能性があります。[2]

カナダでは、幼児食のナトリウム含有量が規制されています。裏ごしした果物、果汁、果実飲料、シリアルは、ナトリウムが添加されている場合は販売できません(裏ごししたデザートを除く)。自然にナトリウムを含む食品は、幼児食の種類に応じて、食品 100 グラムあたり 0.05 ~ 0.25 グラムに制限されています。[4]

アレルギーの家族歴がある場合は、食物アレルギーや過敏症を示す反応に気付くまで数日間隔を空けて、一度に 1 つの新しい食物のみを導入することをお勧めします。このようにして、子供が特定の食物に耐えられない場合、どの食物が反応を引き起こしているかを判断できます.[要出典]

成長する乳児の栄養ニーズを満たすことは、健康な発育に不可欠です。[5]乳児に不適切または不十分な栄養を与えると、重大な病気を引き起こし、身体的および精神的発達に影響を与える可能性があります。[5] いつ固形食品を導入するか、乳児に与える適切な種類の食品、および衛生習慣に関する情報を共有する教育キャンペーンは、これらの栄養習慣を改善するのに効果的です.[5]

必要な栄養と食事の量

新生児には、母乳または粉ミルクの食事が必要です。これらの牛乳に含まれる食物エネルギーの約 40% は炭水化物に由来し、そのほとんどはラクトースと呼ばれる単糖に由来します。[6]

2008 年のFeeding Infants and Toddlers study に示されているように、離乳食の主な消費者である乳幼児の全体的な食事は、一般的に、推奨量の主要栄養素を満たしているか、大幅に上回っています。[7] 幼児と未就学児は一般に食物繊維が少なすぎ、未就学児は一般に飽和脂肪を過剰に摂取しましたが、全体的な脂肪摂取量は推奨よりも低かった. [7]微量栄養素レベルは通常、推奨レベル内でした。アメリカの研究では、年長の乳児の小さなグループは、鉄分を強化した離乳食などから、より多くの鉄分と亜鉛を必要としていました. [7] かなりの割合の幼児と未就学児が、合成葉酸、既成ビタミン A、亜鉛、およびナトリウム (塩) の推奨レベルの上限を超えていました。[7]

世界保健機関は、少量から開始し、子供が成長するにつれて徐々に増やすことを推奨しています。生後 6 ~ 8 か月の乳児は 1 日 2 ~ 3 食、生後 9 ~ 23 ヶ月の乳児は 1 日 3 ~ 4 食、または必要に応じて2つの追加のスナック(間食/補食)。

準備と給餌

詳細情報:幼児向け食品の安全性(英語)

赤ちゃんは効果的に噛むための筋肉や歯が発達していないため、離乳食は柔らかい液状のペーストか、簡単に噛める食べ物のいずれかです。赤ちゃんは通常、授乳や粉ミルクが子供の食欲を十分に満たせなくなると、離乳食を消費するようになります。赤ちゃんは固形物を食べられるようになるために歯が生えている必要はありません。しかし、歯は通常、この年齢で現れ始めます。加熱が不十分な野菜、ブドウ、骨を含む可能性のある食品など、窒息の危険性がある特定の食品には注意が必要です。赤ちゃんは、ピューレ状の野菜や果物からなる液状の離乳食を食べ始めます。時には米のシリアルや粉ミルク、または母乳と混ぜます. 次に、赤ちゃんが噛むことができるようになると、小さくて柔らかい破片や塊が含まれる場合があります. 歯のある赤ちゃんは食べ物を砕く能力がありますが、すりつぶすための後臼歯がないため、食べ物を注意深くつぶしたり、事前に噛んだり、赤ちゃんのために扱いやすい部分に分けたりすることができるので、注意が必要です。生後 6 か月頃になると、赤ちゃんは親の助けを借りて自分で食べ始めることがあります (食べ物のかけらを手でつかむ、握りこぶし全体を使う、または後ではさみでつかむ[親指と人差し指])。

自家製または商用

市場の通路には市販の離乳食が揃っています
自家製りんごピューレの作り方動画

自家製離乳食は、市販の離乳食よりも安価です。[8] 家庭料理は、家族が冷蔵設備と基本的な衛生設備を利用できるだけでなく、十分で多様な食事をしている場合にのみ適切です。[8] 手作りの離乳食を準備する際には、野菜や果物の洗浄やすすぎ、使用する調理材料や包装材料など、適切な衛生方法に従うことが重要です。

自家製の食品は、すぐに食べられる市販の離乳食の瓶や箱を開けるよりも、準備に時間がかかります。食べ物は、幼い赤ちゃんのためにみじん切りにするかピューレにするか、家族が食べることを選択する塩、強烈なスパイス、または砂糖なしで別々に調理する必要がある場合があります. [8] アボカドとバナナは簡単にすりつぶすことができ、ビタミンや栄養素が豊富な食品で、生後 6 か月以上の乳児にとって理想的なスターティング フードです。

食品の種類

最初の 1 年間は、母乳または乳児用調合乳がカロリーと栄養素の主な供給源です。生後 6 か月までの乳児は、母乳または調整されていない代用乳のみを摂取する必要があります。生後3~5日の間、新生児は日中2~3時間ごとに2オンス、夜間は3時間ごとに1日8~12回の授乳を行う必要があります。乳児が生後 4 か月のとき、彼らの食事は依然として牛乳または粉ミルクのみで構成されており、通常は 1 日あたり 30 ~ 32 オンスを食べる必要があります。生後 6 か月までに、乳児はテーブル フードに慣れる準備が整います。[9]

窒息の危険性に注意が払われている場合、赤ちゃんは通常の家庭用食品で直接始めることができます。これは赤ちゃん主導の離乳と呼ばれます。母乳は母親が食べた食物の風味を帯びるため[10] 、これらの食物は特に良い選択です.[11]

食品の種類

シリアル
典型的な日には、生後 4 ~ 5 か月のアメリカの赤ちゃんの約半数が乳児用シリアルを与えられています。赤ちゃんは、乳児用シリアルをほんの一口か、または乳児用シリアルと他の食品を混ぜた食品をほんの一口しか食べていない可能性があります。その年齢では、他の種類の穀物ベースの食品はまれです。生後 6 か月から 12 か月の赤ちゃんの約 90% がある種の穀物を食べていますが、幼児用シリアルを食べているのは半分だけです。他の人たちは、年長の子供向けに作られた米、パン、クラッカー、パスタ、またはシリアルを食べます.[12]
果物
いつでも、生後 4 ~ 5 か月の赤ちゃんの約 20% が何らかの種類の果物、通常は離乳食を食べています。[12] これらすべてと同様に、これは果物の小さな一口または果物で部分的に構成された食品を表している可能性があります. 生後 6 ~ 9 か月の赤ちゃんの 3 分の 2、生後 9 か月以上の赤ちゃんと幼児の 75 ~ 85% が何らかの種類の果物を食べています。生後 6 ~ 9 か月の赤ちゃんの半分は、離乳食用の果物を食べていますが、生後 12 か月以上の幼児は主に、新鮮なバナナや缶詰の果物など、離乳食以外の果物を食べています。リンゴとバナナは、すべての年齢の赤ちゃんにとって一般的な果物です。フルーツ ジュース、主にリンゴとグレープ ジュースは通常、フルーツよりも後に導入され、年長の赤ちゃんと幼児の約半数がある種の 100% フルーツ ジュースを飲みます。[12]
野菜
典型的な日に、生後 4 ~ 5 か月の赤ちゃんの約 4 分の 1 が、何らかの野菜を少なくとも 1 回は食べます。ほとんどの場合、離乳食を用意します。通常は、ニンジン、カボチャ、サツマイモ、冬カボチャなどの黄色またはオレンジ色の野菜を食べます。[12]生後 6 ~ 9 か月で、赤ちゃんの約 60%、年長の赤ちゃんと幼児の約 70% が野菜を食べ、約 9 か月後に離乳食の野菜は急速に調理済みの野菜に置き換わります。生野菜は、すべての赤ちゃんや幼児にとって珍しいものです. 1 歳の誕生日までに、ほぼ 3 分の 1 の赤ちゃんが特定の日にジャガイモを食べます。[12]
肉やその他のタンパク質源(牛乳を除く)を食べる生後4か月と5か月のアメリカの赤ちゃんはほとんどいません.[12] 生後 6 か月から 9 か月の赤ちゃんは、ほとんどの場合、少量の肉と野菜や穀物を含む離乳食の一部として肉を食べます。生後 9 ~ 12 か月の赤ちゃんの約 4 分の 3 は、肉か、卵、チーズ、ヨーグルト、豆、ナッツなどの別のタンパク質源を与えられています。生後 12 ~ 18 か月の赤ちゃんの 90% 以上、およびそれ以上の幼児のほぼすべてが、少なくとも 1 日 1 回はタンパク質源を与えられています。これらの幼児のほぼ 4 分の 3 は、離乳食以外の肉を与えられています。準備されたベビーフードの肉(それ自体)は、どの年齢でも一般的ではありません. [12]
甘くてしょっぱい食べ物
甘くてしょっぱい食べ物は赤ちゃんにとって珍しいものです。[12] 2002 年の以前の調査と比較すると、あらゆる種類の甘い食べ物、スナック、または飲み物を与えられた生後 9 か月未満の赤ちゃんの数は、ほぼ半分に減少しました。生後 9 か月から 12 か月で、クッキー、アイスクリーム、フルーツ味の飲み物などの甘い食べ物を与えられる赤ちゃんは半数未満です。準備された離乳食のデザートはどの年齢でも一般的ではありませんが、生後 9 か月から 12 か月の赤ちゃんのほぼ 12% に与えられます。[12]
各国の赤ちゃんの最初の食べ物[13]
領域 最初の食べ物 最初の食事の年齢 (月) 給餌方法
アフリカ ナイジェリア(ヨルバ人) eko 、モロコシまたはトウモロコシ(トウモロコシ) からの液体pap 6 papは母親のカップ状の手で保持され、赤ちゃんの口に注がれます. 赤ちゃんが飲み込むのに抵抗する場合、母親は赤ちゃんに強制給餌することがあります。
アフリカ タンザニア(ワゴゴ族) uji, 薄粟粥 3~4 Uji は 盃 や瓢箪で 飲 む。
アフリカ マリ キビまたは米で作ったおかゆまたはおかゆ、おそらく魚またはジャガイモを添えたもの 女の子は7、男の子は10 子どもたちは、ボウルから右手で自分自身を食べます。
アフリカ ジンバブエ bota, トウモロコシ粉から作ったpap 3以前 母親または介護者は、カップまたはスプーンで赤ちゃんに食事を与えます。
南アメリカ ブラジル コーンスターチおよびその他の穀物 4 粉ミルクは、多くの場合、生後 3 か月未満の新生児に与えられました。6か月後、ほとんどの赤ちゃんは豆と米、または家族が食べるものは何でも食べました. 大人の食べ物は細かく砕いて母親の手から与えました。
南アメリカ グアテマラ Incaparina またはコーンミール粥、卵、フルーツ ジュース 4 to 6 母親は通常、家族が食べているものの中から適切な食べ物を選びました。コーンミール粥はしばしばボトルで与えられました.
南アメリカ ペルー 小麦とジャガイモのスープ 6 to 8 子供たちは、病気でない限り、通常、自分で食事をすることが許されていました。都会の子供たちは、田舎の子供たちよりも早く固形物を与えられました。
南アメリカ ドミニカ共和国 オレンジジュース、ライムジュース、ビーンズ 3 粉ミルクは、多くの場合、生後 1 か月未満の新生児に与えられました。ミルクとジュースは通常、ボトルで与えられました。果物と野菜は通常、肉と豆の前に導入され、穀物は通常最後に導入されました.
アジア ブータン バターで炊いた米粉またはトウモロコシの お粥 2 赤ちゃんはお母さんの手から栄養をもらいます。
アジア バングラデシュ フィンガー フード、米、または米に似た食品 赤ちゃんに与えられる固形食の量は通常非常に少量ですが、毎日数回行われました。食品は通常、介護者の手で保持されますが、ボトル、カップ、またはスプーンを使用することもできます。
アジア ネパール 穀類 6 母親たちは、家族のために調理する穀物をあらかじめ噛んでおいたものを水やバターと混ぜ、指を使って食べ物を赤ちゃんの口に入れました。ヒンズー教徒の家庭の赤ちゃんは、アンナプラシャナのお祝いで生後 3 週間で米を食べさせられましたが、その後まで定期的に食べ物を食べませんでした。多くの母親は農場で働いており、固形食品の導入は、忙しい農業の時期の始まりによく起こりました.
アジア フィリピン lugao (米のおかゆ)、すりつぶした果物または野菜、または柔らかいパン 3~6 哺乳瓶は、より高い社会的地位を持っていると認識されていました。パイナップルやとうもろこしなどの繊維質の食物は、赤ちゃんが簡単に消化できないと考えられていたため、母親はこれらの食物を拒否しました。
オセアニア パプアニューギニア マッシュポテト、サツマイモ、カボチャ、バナナ 6~12 水、野菜スープ、皮をむいたサトウキビが、追加の水分源として幼い乳児に与えられました。液体は、ボウル、カップ、または竹ストローで与えられました。里芋と肉は赤ちゃんが一歳くらいになるまで控えていました。伝統的に、赤ちゃんは歩けるようになるまで固形物を与えられませんでした。
オセアニア ソロモン諸島(クワイオ族) 水またはココナッツミルクで調理したサツマイモと一緒 に噛んだタロイモ 0~9 クワイオ族の慣行は、宗教的伝統によって分かれていました。伝統的な食のタブーを固守する多くの異教の母親は、生後 1 ~ 2 か月以内に赤ちゃんに固形食を与え始めました。彼らは食べ物をよく噛んで、最初の数ヶ月は口から口へと食べさせます。これは、母親が一時的に不在の場合に、空腹の赤ちゃんに食事を与えるための一般的な方法でもありました.  スクル(キリスト教徒の入植者に関連する伝統) の母親は通常、生後 6 か月から 9 か月の間に固形食品を与え始めました。赤ちゃんに口から口へと与えた人もいました。他の人は、食べ物を事前に噛んだり、茹でたり、つぶしたりして、スプーンまたは赤ちゃんの手で赤ちゃんに与えました。
オセアニア トロブリアンド諸島 スープ、マッシュした、または事前に噛んだヤムイモまたはタロイモ   1 1970 年代と 1980 年代には、火のある暗い建物に母親と赤ちゃんを隔離するという伝統的な産後の慣習に従った女性もいました。食物は、カヌア(例えば、サトイモまたは母乳)およびカウェヌ(例えば、山菜または市販の乳児用調整乳)と見なされた。カヌアと見なされた食品は、赤ちゃんに好まれました。
北米 アメリカ 乳児用シリアル、次にピューレ状の果物または野菜 2~6 シリアルは乳児用調合乳と混ぜて哺乳瓶で与えるか、スプーンで赤ちゃんに与えました。貧しい女性は、裕福な女性よりもはるかに早く固形食品を食べ始めました。

幼児用食品

一部の商用ベビーフード会社は、生後約 12 か月から 2 歳半までの幼児向けの特別な食品を生産するために製品ラインを拡大しています。[14] これらには、ジュース、シリアル、電子レンジ対応の少量の食事、焼き菓子、および幼児向けに処方および販売されているその他の食品が含まれます。

高齢者の使用

1940 年代後半、Gerber Products CompanyとBeech-Nutは、高齢者、病人、障害者が使用する市販の離乳食の販売を促進するために、特別な料理本を作成しました。[15]

好き嫌い

詳細情報:食品ネオフォビア(英語)

親や介護者は、幼児の最大半数を「うるさい」または「おかしな」と感じる可能性があり、ピークは 24 か月前後です。[16][17] この意見を持つ大人は、子供が8回から15回味わうまで食べ物を与え続けるよりも、3回から5回試しただけで新しい食べ物を子供に与えるのをやめることが多い. また、代わりに食欲を抑える牛乳やその他の好きな食べ物を提供したり、子供に強制的に食べさせたり賄賂を贈ったりするなど、逆効果的な行動を取ることもあります。[18]

歴史的および文化的

アンナプラシャナと呼ばれる宗教的な儀式で、ヒンズー教の子供が最初の固形食を受け取る

離乳食は文化によって異なります。多くの文化では、穀物と液体のペーストが最初の離乳食です。人類の歴史上、そして現在世界中の多くの文化において、赤ちゃんは、赤ちゃんの世話をする人によって、食物を粉砕して消化プロセスを開始するために、事前に咀嚼された食物を与えられています. [19]乳児が固形物を最初に噛むことは儀式的なものであり、多くの文化において宗教的な重要性を持っています。この一例は、ヒンズー教の儀式であるアンナプラシャンで、通常は年配の家族によって祝福された甘いおかゆが乳児に与えられます。同様の通過儀礼は、ベンガル地域、ベトナム、タイを含むアジア全域で実践されています。[要出典]

1900 年代半ばまでの欧米では、離乳食は一般的に家庭で作られていました。産業革命により、市販の離乳食を便利なアイテムとして宣伝する離乳食市場が始まりました。[20]先進国では、赤ちゃんは現在、商業的に製造された鉄分強化された乳児用シリアルから始められることが多く[2] 、その後、果物や野菜のマッシュポテトに移行します. 市販の離乳食は、乾燥した、すぐに食べられる、冷凍された形で広く入手でき、多くの場合、準備の便宜上、小さなバッチ (小さな瓶など) で提供されます。それどころか、発展途上国では、母乳育児はより広く受け入れられ、公の場で社会的に許容されているため、社会的な対照を生み出しています. エイミー・ベントレー、Inventing Baby Foodの著者、先進国では家族が加工ベビーフードを購入して子供に食べさせることができるのに対し、発展途上国では自然な母乳育児がより一般的であるため、乳児の授乳が「アメリカの世紀の戦後時代における自分の立場」をどのように反映しているかについて語っています. [21]

オランダで商業的に準備された離乳食は、1901年にマルティヌス ファン デル ハーゲンが彼のNV ニュートリシア社を通じて最初に準備した[22]米国では、1920 年代にクラップズ ベビー フードを販売したハロルド クラップによって最初に準備されました。[23] 現在Gerber Products Companyと呼ばれているFremont Canning Companyは 1927 年に始まりました 。[14] Beech-Nut company は 1931 年に米国のベビーフード市場に参入しました。[24] 1930年代に病気の子供たちのために作られました。他の市販のベビーフードメーカーには、HJ ハインツ カンパニー、ネスレ、ニュートリシア、Organix、ユニリーバ。ハインツは 1980 年代に脱水ベビーフードを製造しました。[25] 1960 年代に親からの有機食品の需要が高まり始めた。[要出典]それ以来、多くの大規模な商業メーカーが幼児食のオーガニックラインを導入しています.

20 世紀初頭のアメリカでは、ほとんどの赤ちゃんが生後 7 か月頃から離乳食を食べ始めました。[15] 第二次世界大戦中と戦後まもなく、固形食品が最初に導入された年齢はわずか6週間に低下しました.[15] その後、この年齢は 4 か月から 6 か月に増えました。[15] 20 世紀半ばまでに、製造された離乳食が容易に使用され、以前の乳児の摂食方法が補完されました。Inventing Baby Foodの著者であるAmy Bentleyは、過度に使用された製造された離乳食に含まれる砂糖、塩、および MSG の過剰な添加物により、乳児が加工食品を好むようになると主張しています。晩年に。また、幼児期に固形食品に触れさせることは、後の人生で食品に慣れるのに役立つと考えられています.[21] その後の塩と砂糖の誤用は、体重と栄養に基づく病気の問題に影響を与えることも恐れられていました.[15]

中国やその他の東アジア諸国では、手作りの離乳食が一般的であり、赤ちゃんはxifanと呼ばれるおかゆから始め、その後、つぶした果物、柔らかい野菜、豆腐、魚に移ります. [26]スウェーデンでは、バナナなどの潰した果物、オートミール、潰した野菜から始めるのが一般的です. アフリカ西部では、トウモロコシのお粥が幼児に与えられる最初の固形食品であることがよくあります。[27]

論争

一部の市販の離乳食は、その内容とコストについて批判されています。[28]

何十年にもわたって、汚染や腐敗の懸念から、離乳食のリコールが何度も行われてきました。1984 年と 1986 年に、Gerber はガラス製のベビーフードの瓶が輸送中に壊れたというスキャンダルに巻き込まれ、売上と収益性に劇的な影響を与えましたが、米国食品医薬品局は後に会社に過失はないと結論付けました。[14] 1987 年、Beechnut は1980 年代初頭に混入したリンゴ ジュース を販売した罪を解決するために 2,500 万ドルを支払いました。[14] 2011 年、ネスレフランスはプティット ポットのリコールを決定しました。顧客が瓶の 1 つにガラスの破片を見つけたと伝えられた後、予防措置として離乳食を提供しました。インシデントの範囲を調査した結果、会社は、それが孤立した出来事であり、バッチの残りの部分は影響を受けていないと結論付けました。[29]

市場

Zion Market Research によると、米国のベビーフードの市場規模は 2018 年に 530 億ドル、2021 年までに 760 億ドルに成長すると推定されています。[30]

米国の市販のベビーフードは、1996年米国市場シェアの約70%を占めていたガーバーが独占し ている. 有機ベビーフードの最大のブランドである Heinz's Earth's Best は、アメリカの市場シェアの約 2% を占めていました。[14]

オーストラリア、カナダ、ニュージーランドでは、ハインツは 1996年の市場シェアの約 90% を占めていました。[14]

日本の離乳食

詳細情報:日本の離乳食

離乳食を食べている赤ちゃん

離乳とは成長に伴い母乳育児用ミルクの乳汁だけでは不足するエネルギー栄養素を補完するために幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食という。[21]

日本の離乳食概要

離乳の支援に関する基本的考え方

離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。[21]

離乳食はWHOでは「Complementary Feeding」といい、いわゆる「補完食」と訳されることがある。[21]

乳汁から幼児食に移行する過程で子どもの摂食機能は、乳汁を吸うことから、食物をかみつぶして飲み込むことへと発達する。摂取する食品の量や種類が徐々に増え、献立や調理の形態も変化していく。また摂食行動は次第に自立へと向かっていく。 離乳については、子どもの食欲、摂食行動、成長・発達パターン等、子どもにはそれぞ れ個性があるので、画一的な進め方にならないよう留意しなければならない。また、地域の食文化、家庭の食習慣等を考慮した無理のない離乳の進め方、離乳食の内容や量を、 それぞれの子どもの状況にあわせて進めていくことが重要である。[21]

補完食

世界保健機関(WHO)では乳児の食事を「Complementary feeding」(補完食)といい、生後 6 か月頃になると、乳児のエネルギーと栄養素の必要量は母乳で提供される量を上回り始めるため母乳の栄養量と子供の栄養必要量の差を満たすために補完食が必要であるとしている。この年齢の乳児は、他の食品に対する発達の準備も整っており、補完食品はタイムリー・適切・安全・適切な給餌の条件が満たされている必要がある。[31][32][33]

日本の離乳食歴史

米国のガイドラインが定める乳児に離乳食を導入する最適な時期は大幅に変わってきており、1958年のガイドラインでは3か月から固形食、1970年代には4か月後半から、1990年代になって6か月からの導入に落ち着いた[34]

日本では1966年(昭和41年)に出版されたベンジャミン・スポックの『スポック博士の育児書』の翻訳書で生後3か月からオートミールの離乳食を与えることが推奨されていた。1980年(昭和55年)に厚生省が離乳ガイドラインを作り、母子健康手帳に5~6か月から離乳食を与えるよう記述された。2019年3月の厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では「いつまで乳汁を継続することが適切かに関しては、母親等の考えを尊重して支援を進める。」とされている[35]

日本の離乳食離乳の支援の方法

離乳の開始

離乳の開始はなめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時をいう。時期は個人差もあるが生後5か月〜6か月頃が適当である。開 始時期の子どもの発達状況の目安としては、首のすわりがしっかりして寝返りができ、 5秒以上座れる、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)、食べ物に興味を示すなどがあげられる。ただし、子どもの発育及び発達には個人差があるので、月齢はあくまでも目安であり、子どもの様子をよく観察しながら、親が子どもの「食べたがっているサイン」に気がつくように進める。 [21]

離乳の進行

離乳の進行は子どもの発育及び発達の状況に応じて食品の量や種類及び形態を調 整しながら、食べる経験を通じて摂食機能を獲得し、成長していく過程である。乳幼児の月齢や食物の状態により、離乳初期離乳中期離乳後期離乳の完了と分類される。[21]

・離乳初期(生後5か月~6か月頃)

離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れることが主目的である。離乳食は1日1回与える。母乳又は育児用ミルクは、授乳のリズムに沿って子どもの欲するままに与える。 食べ方は、口唇を閉じて、捕食や嚥下ができるようになり、口に入ったものを舌で前 から後ろへ送り込むことができる。[21]

・離乳中期(生後7か月~8か月頃)

生後7~8か月頃からは舌でつぶせる固さのものを与える。離乳食は1日2回にして生活リズムを確立していく。母乳又は育児用ミルクは離乳食の後に与え、このほかに授乳のリズムに沿って母乳は子どもの欲するままに、ミルクは1日に3回程度与え る。 食べ方は、舌、顎の動きは前後から上下運動へ移行し、それに伴って口唇は左右対称 に引かれるようになる。食べさせ方は、平らな離乳食用のスプーンを下唇にのせ、上唇 が閉じるのを待つ。[21]

・離乳後期(生後9か月~11 か月頃)

歯ぐきでつぶせる固さのものを与える。離乳食は1日3回にし、食欲に応じて、離乳 食の量を増やす。離乳食の後に母乳又は育児用ミルクを与える。このほかに、授乳のリズムに沿って母乳は子どもの欲するままに、育児用ミルクは1日2回程度与える。 食べ方は、舌で食べ物を歯ぐきの上に乗せられるようになるため、歯や歯ぐきで潰すことが出来るようになる。口唇は左右非対称の動きとなり、噛んでいる方向に依っていく動きがみられる。食べさせ方は、丸み(くぼみ)のある離乳食用のスプーンを下唇に のせ、上唇が閉じるのを待つ。 手づかみ食べも積極的にさせたい行動である。[21]

・離乳の完了(生後12か月~18 か月頃)

離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状態をいう。その時期は生後12 か月から 18 か月頃である。食事は1日3回となり、そ の他に1日1~2回の補食を必要に応じて与える。母乳又は育児用ミルクは、子ども の離乳の進行及び完了の状況に応じて与える。なお、離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。 食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。[21]

日本の離乳食手づかみ食べ

手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育及び発達にとって、積極的にさせたい行動である。食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さ や触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につな がる。子どもが手づかみ食べをすると、周りが汚れて片付けが大変、食事に時間がかか る等の理由から、手づかみ食べをさせたくないと考える親もいる。そのような場合、手 づかみ食べが子どもの発育及び発達に必要である理由について情報提供することで、親が納得して子どもに手づかみ食べを働きかけることが大切である。[21]

手づかみ食べは赤ちゃんが食べ物を、目で確かめて、手指でつかみ、口まで運び口に入れるという目と手と口の協調運動であり、摂食機能の発達の上で重要な役割を担う。

  1. 目で食べ物の大きさや形を確かめる。
  2. 手でつかむ事によって、食べ物の温度や固さを確かめるとともにどの程度で握れば適当かという体験をつみ重ねる。 
  3. 口まで運ぶ段階では指しゃぶりやおもちゃをなめたりして、口と手を協調させてきた経験がいかされる。

日本の離乳食市販品

数多くのメーカーからベビーフードと呼ばれるレトルト食品瓶詰の離乳食が発売されている。主にスーパードラッグストアコンビニなどで販売されており、離乳期別に固さや適切な栄養バランスが整えられている。食器が付属するものもあり、外出の際に便利である。

また、一部のファミリーレストランでは、離乳食をメニューとして供している所もある。

日本の離乳食与えてはいけない食品

離乳の開始前の子どもにとって、最適な栄養源は乳汁(母乳又は育児用ミル ク)であり、離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることの栄養学的な意義は認められていない。また、蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1 歳を過ぎるまでは与えない。[21]

食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はないことから、生後5~ 6か月頃から離乳を始めるように情報提供を行う。[21]

離乳を進めるに当たり、食物アレルギーが疑われる症状がみられた場合、自己判断で対応せずに、必ず医師の診断に基づいて進めることが必要である。なお、食物アレルギーの診断がされている子どもについては、必要な栄養素等を過不足なく摂取できるよう、具体的な離乳食の提案が必要である。[21]

  • 蜂蜜…乳児ボツリヌス症の予防のため満1歳まで使用しない[21]。ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死なない。[21]
  • 卵…卵黄から全卵へと進め ていく。[21]
  • 牛乳…鉄欠乏性貧血予防の観点から1歳経過後が望ましい。[21]
  • …アレルギー食品ではないが大人でも窒息のリスクがある。後期以降でも細かく刻んで与える。

万が一の事故アレルギー疾患を予防するためにも、子供の状態を見極め、医師保健所などの適切な指導を受けることが肝要である。

出典

  1. ^ World Health Organization. Online Q&A: What is the recommended food for children in their very early years? Accessed 2 August 2011.
  2. ^ a b c Transition to Solid Foods”. canada.gc.ca (7 June 2008). 7 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。7 June 2011閲覧。
  3. ^ Australian Breastfeeding Association.”. 26 January 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。7 May 2021閲覧。
  4. ^ Branch, Legislative Services. “Consolidated federal laws of canada, Food and Drug Regulations” (英語). laws.justice.gc.ca. 2017年7月14日閲覧。
  5. ^ a b c Arikpo, Dachi; Edet, Ededet Sewanu; Chibuzor, Moriam T.; Odey, Friday; Caldwell, Deborah M. (2018-05-18). “Educational interventions for improving primary caregiver complementary feeding practices for children aged 24 months and under”. The Cochrane Database of Systematic Reviews 2018 (5): CD011768. doi:10.1002/14651858.CD011768.pub2. ISSN 1469-493X. PMC 6494551. PMID 29775501. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6494551/. 
  6. ^ “The role and requirements of digestible dietary carbohydrates in infants and toddlers”. Eur J Clin Nutr 66 (7): 765–79. (July 2012). doi:10.1038/ejcn.2012.27. PMC 3390559. PMID 22473042. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3390559/. 
  7. ^ a b c d “Nutrient intakes of US infants, toddlers, and preschoolers meet or exceed dietary reference intakes”. J Am Diet Assoc 110 (12 Suppl): S27–37. (December 2010). doi:10.1016/j.jada.2010.09.004. PMID 21092766. http://www.journals.elsevierhealth.com/periodicals/yjada/article/S0002-8223%2810%2901480-X/fulltext. 
  8. ^ a b c Samour, Patricia; King, Kathy (2011-01-07). Pediatric Nutrition. Jones & Bartlett Publishers. p. 92. ISBN 9780763784508. https://books.google.com/books?id=i296siNjm8MC&pg=PA92 25 January 2013閲覧。 
  9. ^ “Bright Futures Health Promotion Themes”, Bright Futures Pocket Guide, 4th Ed (American Academy of Pediatrics): pp. 6, (2017-02-17), doi:10.1542/9781610020831-themes, ISBN 978-1-61002-083-1, http://dx.doi.org/10.1542/9781610020831-themes 2022年9月26日閲覧。 
  10. ^ al.], editorial team, Laurette Dubé ... [et (2010). Obesity prevention the role of brain and society on individual behavior (1st ed.). Amsterdam: Elsevier/Academic Press. p. 211. ISBN 978-0080922096 
  11. ^ Kiddo Feedo”. 10 May 2015閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i “Food consumption patterns of infants and toddlers: where are we now?”. J Am Diet Assoc 110 (12): S38–51. (December 2010). doi:10.1016/j.jada.2010.09.001. PMID 21092767. http://www.journals.elsevierhealth.com/periodicals/yjada/article/S0002-8223(10)01477-X/fulltext. 
  13. ^ Pelto, Gretel H.; Levitt, Emily; Thairu, Lucy (January 2003). “Improving Feeding Practices: Current Patterns, Common Constraints, and the Design of Interventions” (英語). Food and Nutrition Bulletin 24 (1): 45–82. doi:10.1177/156482650302400104. ISSN 0379-5721. PMID 12664527. http://journals.sagepub.com/doi/10.1177/156482650302400104. 
  14. ^ a b c d e f Mazze, Edward M.; Michman, Ronald D. (1998). The food industry wars: marketing triumphs and blunders. New York: Quorum. pp. 131–152. ISBN 1-56720-111-3. https://archive.org/details/foodindustrywars00mich/page/131 
  15. ^ a b c d e Bentley, Amy (2006). “Booming Baby Food: Infant Food and Feeding in Post-WWII America”. Michigan Historical Review 32 (2): 63–87. doi:10.1353/mhr.2006.0026. オリジナルの2012-12-06時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121206205426/http://steinhardt.nyu.edu/scmsAdmin/uploads/005/529/MHR%20article.pdf 2012年12月8日閲覧。. 
  16. ^ “Prevalence of picky eaters among infants and toddlers and their caregivers' decisions about offering a new food”. J Am Diet Assoc 104 (1 Suppl 1): s57–64. (January 2004). doi:10.1016/j.jada.2003.10.024. PMID 14702019. 
  17. ^ “How do toddler eating problems relate to their eating behavior, food preferences, and growth?”. Pediatrics 120 (4): e1069–75. (October 2007). doi:10.1542/peds.2006-2961. PMID 17908727. 
  18. ^ “Determinants of children's eating behavior”. Am. J. Clin. Nutr. 94 (6 Suppl): 2006S–2011S. (December 2011). doi:10.3945/ajcn.110.001685. PMID 22089441. 
  19. ^ Holmes, Wendy; Hoy, D; Lockley, A; Thammavongxay, K; Bounnaphol, S; Xeuatvongsa, A; Toole, M (2007), “Influences on maternal and child nutrition in the highlands of the northern Lao PDR”, Asia Pac J Clin Nutr 16 (3): 537–545, PMID 17704036 
  20. ^ Olver, Lynne. “Baby food history notes”. The Food Timeline. 7 May 2021閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t Bentley, Amy (2014). Inventing Baby Food: Taste, Health, and the Industrialization of the American Diet. University of California Press. pp. Chapter 2. ISBN 978-0520283459  引用エラー: 無効な <ref> タグ; name ":0"が異なる内容で複数回定義されています
  22. ^ Nutricia”. Nutricia.nl. 7 May 2021閲覧。
  23. ^ Beck, Julie (24 November 2014). “How Canned Baby Food Became King”. The Atlantic (Atlantic Media Company). https://www.theatlantic.com/health/archive/2014/11/how-canned-baby-food-became-king/383089/ 24 November 2014閲覧。 
  24. ^ Our Company Archived 2008-12-11 at the Wayback Machine., Beech-Nut website, accessed November 30, 2008
  25. ^ Kanner, Bernice (November 1986). Into the Mouths of Babes. New York Media, LLC. p. 30. https://books.google.com/books?id=w-cCAAAAMBAJ&pg=PA30 May 23, 2017閲覧。 
  26. ^ FW-91 -- Homemade Baby Food: Fast, Frugal, and Fun”. Japaninc.com (28 March 2006). 7 May 2021閲覧。
  27. ^ Barrett, J. R. (2011-10-03). “Aflatoxin Exposure after Weaning: Solid Food Contaminant Impairs Growth”. Environmental Health Perspectives 112 (13): A759. doi:10.1289/ehp.112-a759. PMC 1247538. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1247538/. 
  28. ^ Cheating Babies: Nutritional Quality and Cost of Commercial Baby Food” (英語). Center for Science in the Public Interest. 2021年2月3日閲覧。
  29. ^ Pillay, Ravi. "Recall of Nestlé P’tit Pot Recette Banana baby food by Nestlé France." Archived 2011-10-13 at the Wayback Machine.. October 5, 2011. Retrieved October 24, 2011.
  30. ^ Hirsch, Jesse (2018年8月16日). “Heavy Metals in Baby Food: What You Need to Know”. Consumer Reports. https://www.consumerreports.org/food-safety/heavy-metals-in-baby-food/ 2018年8月20日閲覧。 
  31. ^ 「補完食:母乳で育っている子どもの家庭の食事」2006”. 日本ラクテーション・コンサルタント協会. 2020年3月20日閲覧。
  32. ^ Complementary feeding” (英語). www.who.int. 2022年12月29日閲覧。
  33. ^ (英語) Complementary feeding. World Health Organization. (2009). https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK148957/ 
  34. ^ いつから離乳食をはじめますか?”. 医薬基盤・健康・栄養研究所. 2020年3月20日閲覧。
  35. ^ 授乳・離乳の支援ガイド 「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会”. 厚生労働省. 2020年3月20日閲覧。