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[[Image:Seborrhoeic dermatitis.jpg|thumb|250px|鼻口周辺に生じた例]]
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'''脂漏性湿疹'''(しろうせいしっしん、Seborrheic Dermatitis)とは、頭部や顔面に[[フケ]]様の付着物を伴う[[湿疹]]で乳児・成人に多発する。'''脂漏性皮膚炎'''(しろうせいひふえん)と同義である。なお、乳児に出現するものは'''[[乳児脂漏性湿疹]]'''と区別される。脱毛の原因とはならない<ref name=melck>[http://merckmanual.jp/mmpej/sec10/ch114/ch114h.html 脂漏性皮膚炎] メルクマニュアル18版</ref>
'''脂漏性湿疹'''(しろうせいしっしん、Seborrheic Dermatitis)とは、頭部や顔面に[[フケ]]様の付着物を伴う[[湿疹]]で成人に多。'''脂漏性皮膚炎'''(しろうせいひふえん)とも。鼻の脇、耳の裏、胸前部、脇、陰部など脂質の分泌のある部分に炎症を起こす原因は皮膚常在菌のマラセチアだが特定の人々で炎症を起こす原因は明確には特定されていない。乳児に出現するものは[[乳児脂漏性湿疹]]として区別され自然軽快する。

脱毛の原因とはならない<ref name=melck>[http://merckmanual.jp/mmpej/sec10/ch114/ch114h.html 脂漏性皮膚炎] メルクマニュアル18版</ref>。難治性でしばしば再発し、寒い時期やストレスがきっかけとなりやすい。完治させる薬はないが、症状軽減の治療として急性症状は[[ステロイド]]軟膏によく反応し、症状の鎮静を維持するために[[抗真菌薬]]やその含有シャンプーを用いる。代替治療には、[[局所カルシニューリン阻害剤]](免疫抑制剤)や[[ティートゥリー]]が使われる。その他、角質軟化、毎日の洗顔と保湿。


== 定義 ==
== 定義 ==
[[File:Seborrhoeic dermatitis head.jpg|thumb|頭部に生じた湿疹の例]]
[[File:Seborrhoeic dermatitis head.jpg|thumb|頭部に生じた湿疹の例]]
当該疾患は1887年 P.G.Unna によって尋常性湿疹 (Eczema vulgare) とは異なる独立疾患-Dasseborrhoische Eczemaとして提唱された。その特徴は、「常に乾燥している」「発疹の辺縁が円形ないし多環状で境界鮮明である」「病像が不変性であること治療にかなり抵抗性を示す」としていた。現在では P.G.Unna による提唱を拡大解釈し、皮脂分泌の多い部位に好発する炎症性病変を脂漏性湿疹とするものもある<ref name=skinresearch1959.4.138>藤浪得二、蔭山亮市、三木吉治 ほか、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/skinresearch1959/4/2/4_2_138/_article/-char/ja/ 脂漏性湿疹について]」 皮膚 Vol.4 (1962) No.2 P.138-144, {{DOI|10.11340/skinresearch1959.4.138}}</ref>。境界が比較的明確な紅斑で表面に油性で黄色調の鱗屑を有するものとする解釈もある<ref name=mmj.53.97>清佳浩、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/mmj/53/2/53_97/_article/-char/ja/ マラセチア関連疾患]」Medical Mycology Journal. Vol.53 (2012) No.2 p.97-102, {{DOI|10.3314/mmj.53.97}}</ref>。湿性あるいは油性の[[頭垢]](フケ症)は本症の軽症型または先行症状と定義される。
当該疾患は1887年 P.G.Unna によって尋常性湿疹 (Eczema vulgare) とは異なる独立疾患-Dasseborrhoische Eczemaとして提唱された。その特徴は、「常に乾燥している」「発疹の辺縁が円形ないし多環状で境界鮮明である」「病像が不変性であること治療にかなり抵抗性を示す」としていた。後に P.G.Unna による提唱を拡大解釈し、皮脂分泌の多い部位に好発する炎症性病変を脂漏性湿疹とするものもある<ref name=skinresearch1959.4.138>藤浪得二、蔭山亮市、三木吉治 ほか、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/skinresearch1959/4/2/4_2_138/_article/-char/ja/ 脂漏性湿疹について]」 皮膚 Vol.4 (1962) No.2 P.138-144, {{DOI|10.11340/skinresearch1959.4.138}}</ref>。境界が比較的明確な紅斑で表面に油性で黄色調の鱗屑を有するものとする解釈もある<ref name=mmj.53.97>清佳浩、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/mmj/53/2/53_97/_article/-char/ja/ マラセチア関連疾患]」Medical Mycology Journal. Vol.53 (2012) No.2 p.97-102, {{DOI|10.3314/mmj.53.97}}</ref>。湿性あるいは油性の[[頭垢]](フケ症)は本症の軽症型または先行症状と定義される。


=== 分類 ===
=== 分類 ===
# 乳児型 - 生後 2〜3週から出現して 4〜8ヶ月後まに自然に消退する
* 成人型 - 思春期以降に出現し長期間持続する。難治性しばしば再発する
* 乳児型 - 生後 2-3週から出現。頭皮のみでも頭皮以外の脂漏性皮膚炎でも6か月から1歳までに完全に消失する<ref name="aadtr"/>。[[乳痂]]を参照。
# 成人型 - 思春期以降に出現し長期間持続する


== 原因 ==
== 原因 ==
皮脂の分泌量との正の相関関係にあるが報告されている<ref name=mmj.53.97 />が、皮脂分泌量は思春期が最大であるが脂漏性湿疹は、10年程度遅れて発症してくる<ref name=mmj.53.97 />。さらに、[[中性脂肪]]の一種である[[トリアシルグリセロール]]が表皮常在菌のマラセチア属真菌<ref>清佳浩、[http://doi.org/10.3314/jjmm.47.75 ''Malassezia'' 関連疾患] 日本医真菌学会雑誌 Vol.47 (2006) No.2 P75-80, {{DOI|10.3314/jjmm.47.75}}</ref><ref>
皮脂の分泌量との正の相関関係にあることが報告されているが、皮脂分泌量は思春期が最大であるが脂漏性湿疹は、10年程度遅れて発症してくる<ref name=mmj.53.97 />。
金子孝昌、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/mmj/52/4/52_4_297/_article/-char/ja/ ''Malassezia'' 属真菌の簡易同定法に関する研究]」 Medical Mycology Journal., Vol.52 (2011) No.4 P.297-303, {{DOI|10.3314/mmj.52.297}}</ref>のリパーゼにより分解されて刺激性の遊離脂肪酸になり<ref name=kampomed.60.155>桜井みち代、石川由香子、大塚吉則 ほか、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/60/2/60_2_155/_article/-char/ja/ 漢方薬が奏効した脂漏性皮膚炎の5症例]」 日本東洋医学雑誌 Vol.60 (2009) No.2 P.155-159, {{DOI|10.3937/kampomed.60.155}}</ref>、炎症を生じたり症状の悪化に関与しているとの報告もある。特に、マラセチア属真菌( ''Malassez furfur'' と ''Malassez globasa'' )が病巣から多く検出されることから関与が強く疑われているが、病原性の詳細は未解明である<ref name=jjmm.40.73 />。


抗真菌剤に反応することからマラセチア種の菌に因果関係があると考えられる<ref name="pmid12451368"/>。さらに、[[中性脂肪]]の一種である[[トリアシルグリセロール]]が表皮常在菌のマラセチア属真菌<ref>清佳浩、[http://doi.org/10.3314/jjmm.47.75 ''Malassezia'' 関連疾患] 日本医真菌学会雑誌 Vol.47 (2006) No.2 P75-80, {{DOI|10.3314/jjmm.47.75}}</ref><ref>
パーキンソン病などの神経疾患、アルコール依存症、肥満につながる内分泌疾患でも高率に発症する<ref>清佳浩、末木博彦、「脂漏性湿疹」 糖尿病診療マスター, 2016/3/15, 14巻 3号, p.217-219, {{DOI|10.11477/mf.1415200375}}</ref>。
金子孝昌、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/mmj/52/4/52_4_297/_article/-char/ja/ ''Malassezia'' 属真菌の簡易同定法に関する研究]」 Medical Mycology Journal., Vol.52 (2011) No.4 P.297-303, {{DOI|10.3314/mmj.52.297}}</ref>のリパーゼにより分解されて刺激性の遊離脂肪酸になり<ref name=kampomed.60.155>桜井みち代、石川由香子、大塚吉則 ほか、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/60/2/60_2_155/_article/-char/ja/ 漢方薬が奏効した脂漏性皮膚炎の5症例]」 日本東洋医学雑誌 Vol.60 (2009) No.2 P.155-159, {{DOI|10.3937/kampomed.60.155}}</ref>、炎症を生じたり症状の悪化に関与しているとの報告もある。特に、マラセチア属真菌( ''Malassez furfur'' と ''Malassez globasa'' )が病巣から多く検出されることから関与が強く疑われているが、病原性の詳細は未解明である<ref name=jjmm.40.73>清佳浩、中林淳浩、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjmm1990/40/2/40_2_73/_article/-char/ja/ 脂漏性皮膚炎]」 日本医真菌学会雑誌 Vol.40 (1999) No.2 P.73-77, {{DOI|10.3314/jjmm.40.73}}</ref>。。また一方でマラセチアの多さは症状に関連しない<ref name="medscape1108312">{{cite web |author=Marc Zachary Handler, William D James et al. |title=Seborrheic Dermatitis Treatment & Management |url=https://emedicine.medscape.com/article/1108312-treatment |date=2018-05-05 |publisher=Medscape |accessdate=2018-12-10}}</ref>。マラセチアに対する免疫系の過剰反応とも考えられる<ref name="baduk"/>。


パーキンソン病などの神経疾患、アルコール依存症、肥満につながる内分泌疾患でも高率に発症する<ref>清佳浩、末木博彦、「脂漏性湿疹」 糖尿病診療マスター, 2016/3/15, 14巻 3号p.217-219, {{DOI|10.11477/mf.1415200375}}</ref>。
発症には様々な因子が関与しているとされ、例えば「皮脂の異常」「内分泌異常」「ビタミン代謝異常」「癜風菌(マラセチア属真菌)」などがある<ref name=jjmm.40.73>清佳浩、中林淳浩、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjmm1990/40/2/40_2_73/_article/-char/ja/ 脂漏性皮膚炎]」 日本医真菌学会雑誌 Vol.40 (1999) No.2 P.73-77, {{DOI|10.3314/jjmm.40.73}}</ref>。


*乾燥、低温、疲労、ストレス<ref name="baduk"/>
=== 悪化させる因子 ===
表皮の血流が乾燥、低温、紫外線、ストレス<ref name=jjmm.40.73 />


== 症状 ==
== 症状 ==
[[ファイル:Seborrhoeic eczema.svg|サムネイル|脂質が分泌しやすい部位に症状が出る。]]
皮疹は皮脂分泌が多い部位(いわゆる脂漏部位)である頭部、眉間、鼻周囲、前胸正中部、上背部、頭髪の生えぎわに沿った部、耳介後方、外耳道内、頭部、顔面に落屑を伴う紅斑で、左右対称性はない。掻痒の程度は様々である。乳児と成人では、出現の仕方が異なる。
皮脂の分泌が多い部分に症状が生じる<ref name="pmid12451368"/>。鼻の周囲や頭皮がカサカサして剥がれることから始まることが多い<ref name="pmid12451368"/>。脂性肌と同時に症状が出ることも多く、耳周囲、ヒゲ、眉、胸に生じる<ref name="pmid12451368"/>。また、皮脂産生が多い、ひだとなっているような部分<ref name="pmid12451368"/>。兆候なく再発しまた消失する<ref name="aadtr"/>。


(いわゆる脂漏部位)である頭部、眉間、鼻周囲、前胸正中部、上背部、頭髪の生えぎわに沿った部、耳介後方、外耳道内、頭部、顔面に落屑を伴う紅斑で、左右対称性はない。掻痒の程度は様々である。
=== 乳児脂漏性湿疹 ===
{{See also|乳痂}}
前額部から頭部に強い発疹が出現する。乳児を過ぎると自然に軽快することがほとんどであるが、一部では[[アトピー性皮膚炎]]に移行するものもある。

=== 成人の脂漏性湿疹 ===
眉毛部・鼻翼部・口囲に発疹が出現し、冬に悪化しやすいのが特徴といえる。一般的には根本的な治癒は望めないため、常に外用剤などでコントロールが必要となる場合が多い。


== 検査 ==
== 検査 ==
[[尋常性乾癬]]との鑑別診断が必要で、癜風菌がKOH検査(皮膚真菌検査)で検出されるが必要であるが定量的な方法は確立されていない。
[[尋常性乾癬]]との鑑別診断が必要で、癜風菌がKOH検査(皮膚真菌検査)で検出されることが必要であるが定量的な方法は確立されていない。

[[アトピー性皮膚炎]]、[[白癬]]、[[酒さ]]などと鑑別される<ref name="pmid12451368"/>。単なる角質層の自然な脱落、整髪剤、化粧品の過剰な使用も鑑別される<ref name="pmid22281892">{{cite journal|author=Sampaio AL, Mameri AC, Vargas TJ, Ramos-e-Silva M, Nunes AP, Carneiro SC|title=Seborrheic dermatitis|journal=An Bras Dermatol|issue=6|pages=1061–71; quiz 1072–4|date=2011|pmid=22281892|url=https://doi.org/10.1590/S0365-05962011000600002 }}</ref>。


== 治療 ==
== 治療 ==
2006年のアメリカ皮膚学会誌に掲載されたレビューでは、多くは、シャンプーと1日1-2回の低力価の[[ステロイド外用薬]]を使用<ref name="pmid12451368"/>。使用された薬剤の2007年の調査では、ステロイド約6割、イミダゾール系抗真菌薬約35%、保湿剤約30%、局所カルシニューリン阻害剤27%<ref name="pmid22281892"/>。2018年のMedscapeのレビューは抗真菌薬が第一選択としている<ref name="medscape1108312"/>。ヘアスプレーやポマードは中止する<ref name="medscape1108312"/>。薬は使用上の注意を守らず、頻繁に使用したり長く使用すると思わぬ副作用となることがある<ref name="aadtr">{{cite web |author= |title=Seborrheic Dermatitis: Diagnosis and Treatment |url=https://www.aad.org/public/diseases/scaly-skin/seborrheic-dermatitis#treatment |date= |publisher=American Academy of Dermatology |accessdate=2018-12-10}}</ref>。
外用剤として[[ステロイド外用薬]]、[[イミダゾール]]系[[抗真菌薬]]が使われる<ref name=jjmm.40.73 />その、補助的に抗アレルギー薬・ビタミン剤の内服を行う。また、抗真菌薬のシャンプーが奏功する場合もある。[[ジンクピリチオン]]含有シャンプー、[[硫化セレニウム]]([[二硫化セレン]])含有シャンプー、[[サリチル酸]]含有シャンプーも使用される<ref name=melck />。[[漢方薬]]の十味敗毒湯、抑肝散加陳皮半夏、荊芥連翹湯などが有効であったとする報告もある<ref name=kampomed.60.155 />。


多くの場合、併用によって一番良い結果となる<ref name="aadtr"/>。
== 脚注 ==
*ふけ防止シャンプー(頭皮だけでなく皮膚にも有効<ref name="aadtr"/><ref name="baduk"/>)、説明を読み一部の製品では頭皮についたまま数分間の放置が必要となる<ref name="aadtip">{{cite web |author= |title=Seborrheic Dermatitis: Tips for Managing
{{Reflist|2}}
|url=https://www.aad.org/public/diseases/scaly-skin/seborrheic-dermatitis#tips |date= |publisher=American Academy of Dermatology |accessdate=2018-12-10}}</ref>。2日おきに使用し、改善につれ1週間に1-2度の使用まで減らす<ref name="aadtip"/>。
*短期間の外用薬<ref name="aadtr"/>
*バリア修復用のクリーム<ref name="aadtr"/>

毎日肌を洗い、無香料の保湿剤を使用<ref name="aadtip"/>。ワセリンは推奨できず悪化する傾向がある<ref name="aadtip"/>。

*抗炎症薬
:ステロイド外用薬
:局所カルシニューリン阻害剤には、[[タクロリムス]]や{{仮リンク|ピメクロリムス|en|Pimecrolimus}}がある<ref name="pmid12451368"/>。タクロリムスとステロイドとを比較すると、特にステロイドの長期使用は皮膚萎縮や毛細血管拡張を生じ、中止時に激しい[[反跳作用|症状再燃]]が生じることがあり、皮膚のバリア機能も低下させる<ref name="naid110007337990">{{Cite journal |和書|author=大槻マミ太郎 |date=2009 |title=トピックス1 タクロリムス軟膏の使い方 : コツと落とし穴(V.アレルギー疾患におけるステロイドの使い方,専門医のためのアレルギー学講座) |journal=アレルギー |volume=58 |issue=5 |pages=499-506 |naid=110007337990 |doi=10.15036/arerugi.58.499 |url=https://doi.org/10.15036/arerugi.58.499}}</ref>。

*抗真菌薬
:ケトコナゾールシャンプー<ref name="pmid12451368"/>、ケトコナゾール、ナフチフイン、シクロピロックスのクリーム
<ref name="medscape1108312"/>。

*角質溶解
:サリチル酸シャンプー<ref name="pmid12451368"/>。
:サリチル酸、硫黄やコールタールのクリームは角質を軟化させる<ref name="aadtip"/>。

まぶたでは、ケトコナゾールの使用は議論があり、ベビシャンプーとコットンでまつ毛を拭く<ref name="medscape1108312"/>。耳は綿棒で綺麗にしすぎると痒みがひどくなることがある<ref name="baduk">{{cite web |author= |title=Seborrheic Dermatitis (Update:April 2018) / Registered Charity No. 258474 |url=http://www.bad.org.uk/for-the-public/patient-information-leaflets/seborrhoeic-dermatitis/?showmore=1&returnlink=http%3a%2f%2fwww.bad.org.uk%2ffor-the-public%2fpatient-information-leaflets |date=2018-4 |publisher=British Association of Dermatologists |accessdate=2018-12-10}}</ref>。

===レビュー===
外用剤として[[ステロイド外用薬]]、[[イミダゾール]]系[[抗真菌薬]]が使われる<ref name=jjmm.40.73 />そのほか、補助的に抗アレルギー薬・ビタミン剤の内服を行う。また、抗真菌薬のシャンプーが奏功する場合もある。[[ジンクピリチオン]]含有シャンプー、[[硫化セレニウム]]([[二硫化セレン]])含有シャンプー、[[サリチル酸]]含有シャンプーも使用される<ref name=melck />。[[漢方薬]]の十味敗毒湯、抑肝散加陳皮半夏、荊芥連翹湯などが有効であったとする報告もある<ref name=kampomed.60.155 />。

外用の抗炎症薬のシステマティックレビューでは、全体的に4週間以下の研究が多く、症状の改善にステロイドの効力の強弱で差は生じておらず、さらなる比較には、他に効果のあったカルシニューリン阻害剤、リチウム塩、アゾール系抗真菌薬を1年以上追跡する研究が必要である<ref name="pmid24838779">{{cite journal|author=Kastarinen H, Oksanen T, Okokon EO, et al.|title=Topical anti-inflammatory agents for seborrhoeic dermatitis of the face or scalp|journal=Cochrane Database Syst Re|issue=5|pages=CD009446|date=May 2014|pmid=24838779|doi=10.1002/14651858.CD009446.pub2}}</ref>。外用の抗真菌薬のシステマティックレビューでは、4週間までの試験が多く、ケトコナゾールおよびシクロピロックスが他の薬剤より有効とする限定的な証拠があり、質の高い試験が必要とされる<ref name="pmid25933684">{{cite journal|author=Okokon EO, Verbeek JH, Ruotsalainen JH, Ojo OA, Bakhoya VN|title=Topical antifungals for seborrhoeic dermatitis|journal=Cochrane Database Syst Re|issue=5|pages=CD008138|date=May 2015|pmid=25933684|pmc=4448221|doi=10.1002/14651858.CD008138.pub3|url=https://doi.org/10.1002/14651858.CD008138.pub3}}</ref>。

ふけに対しては(成分含有シャンプー)、シクロピロックス、ケトコナゾール、ピリチオン亜鉛、硫化セレン、タール、テルビナフィン、局所コルチコステロイドで証拠があるが、タールはほとんど使われておらず、ステロイドではランダム化比較試験はなくコンセンサスで有効とされる<ref name="pmid26016669">{{cite journal |authors=Naldi L, Diphoorn J |title=Seborrhoeic dermatitis of the scalp |journal=BMJ Clin Evid |volume=2015 |issue= |pages= |date=May 2015 |pmid=26016669 |doi= |url=https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4445675/}}</ref>。顔の外用薬では、シクロピロクス、ケトコナゾール、リチウム、タクロリムスに強く推奨できる証拠がある<ref name="pmid27804089">{{cite journal|author=Gupta AK, Versteeg SG|title=Topical Treatment of Facial Seborrheic Dermatitis: A Systematic Review|journal=Am J Clin Dermatol|issue=2|pages=193–213|date=April 2017|pmid=27804089|doi=10.1007/s40257-016-0232-2}}</ref>。

内服薬のシステマティックレビューでは、全体として証拠の質が低いが、内服のケトコナゾールは他の内服薬より再発しやすい傾向が見られた<ref name="pmid23802806">{{cite journal|author=Gupta AK, Richardson M, Paquet M|title=Systematic review of oral treatments for seborrheic dermatitis|journal=J Eur Acad Dermatol Venereol|issue=1|pages=16–26|date=January 2014|pmid=23802806|doi=10.1111/jdv.12197}}</ref>。

===代替療法===
アメリカ皮膚学会誌に掲載されたレビューでは、ティートゥリーオイルの忍容性は高いと思われるとされ以下の研究を紹介している<ref name="pmid16848386">{{cite journal |authors=Schwartz RA, Janusz CA, Janniger CK |title=Seborrheic dermatitis: an overview |journal=Am Fam Physician |volume=74 |issue=1 |pages=125–30 |date=July 2006 |pmid=16848386 |doi= |url=https://www.aafp.org/afp/2006/0701/p125.html}}</ref>。ふけの治療への5%ティートゥリーシャンプーでは、ランダム化比較試験で、シャンプーでは面積・重症などのスコアが41%減少し偽薬では11%減少し有効であった<ref name="pmid12451368">{{cite journal|author=Satchell AC, Saurajen A, Bell C, Barnetson RS|title=Treatment of dandruff with 5% tea tree oil shampoo|journal=J. Am. Acad. Dermatol.|issue=6|pages=852–5|date=December 2002|pmid=12451368|doi=10.1067/mjd.2002.122734}}</ref>。

ビタミンD外用薬では脂漏性皮膚炎に効果がないことを示す証拠がある<ref name="pmid24636434">{{cite journal|author=Wat H, Dytoc M|title=Off-label uses of topical vitamin D in dermatology: a systematic review|journal=J Cutan Med Surg|issue=2|pages=91–108|date=2014|pmid=24636434|doi=10.2310/7750.2013.13109}}</ref>。


== 出典 ==
== 出典 ==
{{Reflist|2}}

== 参考文献 ==
* 藤浪得二、蔭山亮市、三木吉治 ほか、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/skinresearch1959/4/2/4_2_138/_article/-char/ja/ 脂漏性湿疹について]」 皮膚 Vol.4 (1962) No.2 P.138-144, {{DOI|10.11340/skinresearch1959.4.138}}
* 藤浪得二、蔭山亮市、三木吉治 ほか、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/skinresearch1959/4/2/4_2_138/_article/-char/ja/ 脂漏性湿疹について]」 皮膚 Vol.4 (1962) No.2 P.138-144, {{DOI|10.11340/skinresearch1959.4.138}}
* [http://merckmanual.jp/mmpej/sec10/ch114/ch114h.html 脂漏性皮膚炎] メルクマニュアル18版
* [http://merckmanual.jp/mmpej/sec10/ch114/ch114h.html 脂漏性皮膚炎] メルクマニュアル18版


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[皮膚科学]]
* [[湿疹]]
* [[湿疹]]
* [[癜風]]
* [[癜風]]
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Commons category}}
* 安野洋一、前田基彰、佐藤みち子、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishinihonhifu/37/4/37_4_573/_article/-char/ja/ 脂漏性皮膚炎の統計的観察 -とくに全身性疾患との関係-]」 西日本皮膚科 Vol.37 (1975) No.4 P.573-578, {{DOI|10.2336/nishinihonhifu.37.573}}
* 安野洋一、前田基彰、佐藤みち子、「[https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishinihonhifu/37/4/37_4_573/_article/-char/ja/ 脂漏性皮膚炎の統計的観察 -とくに全身性疾患との関係-]」 西日本皮膚科 Vol.37 (1975) No.4 P.573-578, {{DOI|10.2336/nishinihonhifu.37.573}}



2018年12月14日 (金) 07:02時点における版

鼻口周辺に生じた例

脂漏性湿疹(しろうせいしっしん、Seborrheic Dermatitis)とは、頭部や顔面にフケ様の付着物を伴う湿疹で成人に多い。脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とも。鼻の脇、耳の裏、胸前部、脇、陰部など脂質の分泌のある部分に炎症を起こす。原因は皮膚常在菌のマラセチアだが、特定の人々で炎症を起こす原因は明確には特定されていない。乳児に出現するものは乳児脂漏性湿疹として区別され自然軽快する。

脱毛の原因とはならない[1]。難治性でしばしば再発し、寒い時期やストレスがきっかけとなりやすい。完治させる薬はないが、症状軽減の治療として急性症状はステロイド軟膏によく反応し、症状の鎮静を維持するために抗真菌薬やその含有シャンプーを用いる。代替治療には、局所カルシニューリン阻害剤(免疫抑制剤)やティートゥリーが使われる。その他、角質軟化、毎日の洗顔と保湿。

定義

頭部に生じた湿疹の例

当該疾患は1887年 P.G.Unna によって尋常性湿疹 (Eczema vulgare) とは異なる独立疾患-Dasseborrhoische Eczemaとして提唱された。その特徴は、「常に乾燥している」「発疹の辺縁が円形ないし多環状で境界鮮明である」「病像が不変性であること治療にかなり抵抗性を示す」としていた。後に P.G.Unna による提唱を拡大解釈し、皮脂分泌の多い部位に好発する炎症性病変を脂漏性湿疹とするものもある[2]。境界が比較的明確な紅斑で表面に油性で黄色調の鱗屑を有するものとする解釈もある[3]。湿性あるいは油性の頭垢(フケ症)は本症の軽症型または先行症状と定義される。

分類

  • 成人型 - 思春期以降に出現し長期間持続する。難治性でしばしば再発する。
  • 乳児型 - 生後 2-3週から出現。頭皮のみでも頭皮以外の脂漏性皮膚炎でも6か月から1歳までに完全に消失する[4]乳痂を参照。

原因

皮脂の分泌量との正の相関関係にあることが報告されているが、皮脂分泌量は思春期が最大であるが脂漏性湿疹は、10年程度遅れて発症してくる[3]

抗真菌剤に反応することからマラセチア種の菌に因果関係があると考えられる[5]。さらに、中性脂肪の一種であるトリアシルグリセロールが表皮常在菌のマラセチア属真菌[6][7]のリパーゼにより分解されて刺激性の遊離脂肪酸になり[8]、炎症を生じたり症状の悪化に関与しているとの報告もある。特に、マラセチア属真菌( Malassez furfurMalassez globasa )が病巣から多く検出されることから関与が強く疑われているが、病原性の詳細は未解明である[9]。。また一方でマラセチアの多さは症状に関連しない[10]。マラセチアに対する免疫系の過剰反応とも考えられる[11]

パーキンソン病などの神経疾患、アルコール依存症、肥満につながる内分泌疾患でも高率に発症する[12]

  • 乾燥、低温、疲労、ストレス[11]

症状

脂質が分泌しやすい部位に症状が出る。

皮脂の分泌が多い部分に症状が生じる[5]。鼻の周囲や頭皮がカサカサして剥がれることから始まることが多い[5]。脂性肌と同時に症状が出ることも多く、耳周囲、ヒゲ、眉、胸に生じる[5]。また、皮脂産生が多い、ひだとなっているような部分[5]。兆候なく再発しまた消失する[4]

(いわゆる脂漏部位)である頭部、眉間、鼻周囲、前胸正中部、上背部、頭髪の生えぎわに沿った部、耳介後方、外耳道内、頭部、顔面に落屑を伴う紅斑で、左右対称性はない。掻痒の程度は様々である。

検査

尋常性乾癬との鑑別診断が必要で、癜風菌がKOH検査(皮膚真菌検査)で検出されることが必要であるが定量的な方法は確立されていない。

アトピー性皮膚炎白癬酒さなどと鑑別される[5]。単なる角質層の自然な脱落、整髪剤、化粧品の過剰な使用も鑑別される[13]

治療

2006年のアメリカ皮膚学会誌に掲載されたレビューでは、多くは、シャンプーと1日1-2回の低力価のステロイド外用薬を使用[5]。使用された薬剤の2007年の調査では、ステロイド約6割、イミダゾール系抗真菌薬約35%、保湿剤約30%、局所カルシニューリン阻害剤27%[13]。2018年のMedscapeのレビューは抗真菌薬が第一選択としている[10]。ヘアスプレーやポマードは中止する[10]。薬は使用上の注意を守らず、頻繁に使用したり長く使用すると思わぬ副作用となることがある[4]

多くの場合、併用によって一番良い結果となる[4]

  • ふけ防止シャンプー(頭皮だけでなく皮膚にも有効[4][11])、説明を読み一部の製品では頭皮についたまま数分間の放置が必要となる[14]。2日おきに使用し、改善につれ1週間に1-2度の使用まで減らす[14]
  • 短期間の外用薬[4]
  • バリア修復用のクリーム[4]

毎日肌を洗い、無香料の保湿剤を使用[14]。ワセリンは推奨できず悪化する傾向がある[14]

  • 抗炎症薬
ステロイド外用薬
局所カルシニューリン阻害剤には、タクロリムスピメクロリムス英語版がある[5]。タクロリムスとステロイドとを比較すると、特にステロイドの長期使用は皮膚萎縮や毛細血管拡張を生じ、中止時に激しい症状再燃が生じることがあり、皮膚のバリア機能も低下させる[15]
  • 抗真菌薬
ケトコナゾールシャンプー[5]、ケトコナゾール、ナフチフイン、シクロピロックスのクリーム

[10]

  • 角質溶解
サリチル酸シャンプー[5]
サリチル酸、硫黄やコールタールのクリームは角質を軟化させる[14]

まぶたでは、ケトコナゾールの使用は議論があり、ベビシャンプーとコットンでまつ毛を拭く[10]。耳は綿棒で綺麗にしすぎると痒みがひどくなることがある[11]

レビュー

外用剤としてステロイド外用薬イミダゾール抗真菌薬が使われる[9]そのほか、補助的に抗アレルギー薬・ビタミン剤の内服を行う。また、抗真菌薬のシャンプーが奏功する場合もある。ジンクピリチオン含有シャンプー、硫化セレニウム二硫化セレン)含有シャンプー、サリチル酸含有シャンプーも使用される[1]漢方薬の十味敗毒湯、抑肝散加陳皮半夏、荊芥連翹湯などが有効であったとする報告もある[8]

外用の抗炎症薬のシステマティックレビューでは、全体的に4週間以下の研究が多く、症状の改善にステロイドの効力の強弱で差は生じておらず、さらなる比較には、他に効果のあったカルシニューリン阻害剤、リチウム塩、アゾール系抗真菌薬を1年以上追跡する研究が必要である[16]。外用の抗真菌薬のシステマティックレビューでは、4週間までの試験が多く、ケトコナゾールおよびシクロピロックスが他の薬剤より有効とする限定的な証拠があり、質の高い試験が必要とされる[17]

ふけに対しては(成分含有シャンプー)、シクロピロックス、ケトコナゾール、ピリチオン亜鉛、硫化セレン、タール、テルビナフィン、局所コルチコステロイドで証拠があるが、タールはほとんど使われておらず、ステロイドではランダム化比較試験はなくコンセンサスで有効とされる[18]。顔の外用薬では、シクロピロクス、ケトコナゾール、リチウム、タクロリムスに強く推奨できる証拠がある[19]

内服薬のシステマティックレビューでは、全体として証拠の質が低いが、内服のケトコナゾールは他の内服薬より再発しやすい傾向が見られた[20]

代替療法

アメリカ皮膚学会誌に掲載されたレビューでは、ティートゥリーオイルの忍容性は高いと思われるとされ以下の研究を紹介している[21]。ふけの治療への5%ティートゥリーシャンプーでは、ランダム化比較試験で、シャンプーでは面積・重症などのスコアが41%減少し偽薬では11%減少し有効であった[5]

ビタミンD外用薬では脂漏性皮膚炎に効果がないことを示す証拠がある[22]

出典

  1. ^ a b 脂漏性皮膚炎 メルクマニュアル18版
  2. ^ 藤浪得二、蔭山亮市、三木吉治 ほか、「脂漏性湿疹について」 皮膚 Vol.4 (1962) No.2 P.138-144, doi:10.11340/skinresearch1959.4.138
  3. ^ a b 清佳浩、「マラセチア関連疾患」Medical Mycology Journal. Vol.53 (2012) No.2 p.97-102, doi:10.3314/mmj.53.97
  4. ^ a b c d e f g Seborrheic Dermatitis: Diagnosis and Treatment”. American Academy of Dermatology. 2018年12月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k Satchell AC, Saurajen A, Bell C, Barnetson RS (December 2002). “Treatment of dandruff with 5% tea tree oil shampoo”. J. Am. Acad. Dermatol. (6): 852–5. doi:10.1067/mjd.2002.122734. PMID 12451368. 
  6. ^ 清佳浩、Malassezia 関連疾患 日本医真菌学会雑誌 Vol.47 (2006) No.2 P75-80, doi:10.3314/jjmm.47.75
  7. ^ 金子孝昌、「Malassezia 属真菌の簡易同定法に関する研究」 Medical Mycology Journal., Vol.52 (2011) No.4 P.297-303, doi:10.3314/mmj.52.297
  8. ^ a b 桜井みち代、石川由香子、大塚吉則 ほか、「漢方薬が奏効した脂漏性皮膚炎の5症例」 日本東洋医学雑誌 Vol.60 (2009) No.2 P.155-159, doi:10.3937/kampomed.60.155
  9. ^ a b 清佳浩、中林淳浩、「脂漏性皮膚炎」 日本医真菌学会雑誌 Vol.40 (1999) No.2 P.73-77, doi:10.3314/jjmm.40.73
  10. ^ a b c d e Marc Zachary Handler, William D James et al. (2018年5月5日). “Seborrheic Dermatitis Treatment & Management”. Medscape. 2018年12月10日閲覧。
  11. ^ a b c d Seborrheic Dermatitis (Update:April 2018) / Registered Charity No. 258474”. British Association of Dermatologists (2018年4月). 2018年12月10日閲覧。
  12. ^ 清佳浩、末木博彦、「脂漏性湿疹」 糖尿病診療マスター, 2016/3/15, 14巻 3号、p.217-219, doi:10.11477/mf.1415200375
  13. ^ a b Sampaio AL, Mameri AC, Vargas TJ, Ramos-e-Silva M, Nunes AP, Carneiro SC (2011). “Seborrheic dermatitis”. An Bras Dermatol (6): 1061–71; quiz 1072–4. PMID 22281892. https://doi.org/10.1590/S0365-05962011000600002. 
  14. ^ a b c d e Seborrheic Dermatitis: Tips for Managing”. American Academy of Dermatology. 2018年12月10日閲覧。
  15. ^ 大槻マミ太郎「トピックス1 タクロリムス軟膏の使い方 : コツと落とし穴(V.アレルギー疾患におけるステロイドの使い方,専門医のためのアレルギー学講座)」『アレルギー』第58巻第5号、2009年、 499-506頁、 doi:10.15036/arerugi.58.499NAID 110007337990
  16. ^ Kastarinen H, Oksanen T, Okokon EO, et al. (May 2014). “Topical anti-inflammatory agents for seborrhoeic dermatitis of the face or scalp”. Cochrane Database Syst Re (5): CD009446. doi:10.1002/14651858.CD009446.pub2. PMID 24838779. 
  17. ^ Okokon EO, Verbeek JH, Ruotsalainen JH, Ojo OA, Bakhoya VN (May 2015). “Topical antifungals for seborrhoeic dermatitis”. Cochrane Database Syst Re (5): CD008138. doi:10.1002/14651858.CD008138.pub3. PMC 4448221. PMID 25933684. https://doi.org/10.1002/14651858.CD008138.pub3. 
  18. ^ Naldi L, Diphoorn J (May 2015). “Seborrhoeic dermatitis of the scalp”. BMJ Clin Evid 2015. PMID 26016669. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4445675/. 
  19. ^ Gupta AK, Versteeg SG (April 2017). “Topical Treatment of Facial Seborrheic Dermatitis: A Systematic Review”. Am J Clin Dermatol (2): 193–213. doi:10.1007/s40257-016-0232-2. PMID 27804089. 
  20. ^ Gupta AK, Richardson M, Paquet M (January 2014). “Systematic review of oral treatments for seborrheic dermatitis”. J Eur Acad Dermatol Venereol (1): 16–26. doi:10.1111/jdv.12197. PMID 23802806. 
  21. ^ Schwartz RA, Janusz CA, Janniger CK (July 2006). “Seborrheic dermatitis: an overview”. Am Fam Physician 74 (1): 125–30. PMID 16848386. https://www.aafp.org/afp/2006/0701/p125.html. 
  22. ^ Wat H, Dytoc M (2014). “Off-label uses of topical vitamin D in dermatology: a systematic review”. J Cutan Med Surg (2): 91–108. doi:10.2310/7750.2013.13109. PMID 24636434. 

参考文献

関連項目

外部リンク