オイシックス・ラ・大地
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒141-0032 東京都品川区大崎一丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー5F |
設立 | 2000年6月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6010701012329 |
事業内容 | ウェブサイトやカタログによる一般消費者への有野菜、特別栽培農産物、無添加加工食品等、安全性に配慮した食品・食材の販売 |
代表者 | 高島宏平(代表取締役社長) |
資本金 |
39億9,400万円 (2022年3月末現在) |
発行済株式総数 | 38,014,892株 |
売上高 |
連結1,134億7,600万円 (2022年3月期) |
営業利益 | 連結41億7,100万円(2022年3月期) |
純利益 | 連結27億2,700万円(2022年3月期) |
純資産 |
連結238億7,200万円 (2022年3月) |
総資産 |
連結526億3,400万円 (2022年3月) |
従業員数 | 連結986名(2022年3月末時点) |
決算期 | 3月 |
主要株主 |
高島宏平 13.26% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.07% 株式会社リクルート 7.25% GOLDMAN,SACHS&CO.REG(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.91% 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 3.95% (2022年3月末時点) |
外部リンク | オイシックス・ラ・大地株式会社 |
オイシックス・ラ・大地株式会社(英称:Oisix ra daichi Inc.)は、有機・無添加食品、ミールキットの通信販売を行う会社。本社は東京都品川区。
有機野菜などの食品宅配専門スーパー「Oisix」および、有機野菜などのカタログ食品宅配「大地を守る会」、有機野菜などの個別宅配「らでぃっしゅぼーや」を運営している。また、2010年11月からは、初の店舗事業[1]を開始した。2017年10月、「株式会社大地を守る会」と経営統合し[2]、2018年10月には「らでぃっしゅぼーや株式会社」とも経営統合をした[3]。自然派食品宅配業界の最大手[4]。
また食品ロス撲滅に向けての取り組みにも参加し、契約企業・団体、農家などで本来捨てられてきた食材を再利用し、乾物などの加工食品や、宅配給食・弁当のメニューなどに利用されている[5]。
子会社には、移動スーパー事業を手掛ける「とくし丸」、米国のヴィーガン食のミールキット宅配「Purple Carrot」などが存在する。
概要[編集]
2000年6月、マッキンゼー・アンド・カンパニーに在籍していた高島宏平が代表となりオイシックス株式会社を設立。2017年7月、「大地を守る会」との経営統合に先駆けオイシックスドット大地株式会社へ商号変更[6]。2017年10月、代表取締役会長に藤田和芳、代表取締役社長に高島宏平が就任。2018年1月、株式会社NTTドコモとの業務資本提携および「らでぃっしゅぼーや」のグループ化を発表。2018年7月、経営統合に先駆けオイシックス・ラ・大地株式会社」へ商号変更。同年10月、らでぃっしゅぼーや株式会社との経営統合を実施。
- 社名
自然食品を事業とする業界では、社名そのものが、生産者の主義・主張を感じるネーミングであることが多い中、消費者視点の言葉から社名を決定した。候補の中から、30代の女性にヒアリングを行い、最も支持されたものが選択された。また、インターネットで検索されることを考え、音で聞いた言葉をそのまま言うことのできるネーミングが良いということも考慮された[7]。
2017年秋、有機野菜販売のパイオニア「大地を守る会」との経営統合に向け、2017年7月、商号を「オイシックスドット大地(株)」へ変更。由来は、「大地というドメインのうえに、おいしい食卓は成り立つ」[8]という考えから。同年10月、「大地を守る会」と合併による経営統合をし、本社を大崎へ移転。また、2018年10月の「らでぃっしゅぼーや」との経営統合に先駆け、同年7月、商号を「オイシックス・ラ・大地(株)」へ変更。ラ・大地は被合併会社(らでぃっしゅぼーやと大地を守る会)の一部の引用でもある。
沿革[編集]
- 6月 - オイシックス株式会社を設立。「Oisix」をオープン。
- 日商岩井株式会社と資本提携。
- 日本ヒューレット・パッカード社のベンチャー企業支援プログラムに、日本で初めて選出される。
- 8月 - 給食事業最大手のシダックスフードサービス株式会社と提携。
- 9月 - 食の安全を監査する第三者機関「食質監査委員会」を設立。
- 6月 - オイシックス株式会社を設立。「Oisix」をオープン。
- 2001年7月 - 乳販店等を通じた店舗宅配事業を本格的に展開。
- 2004年7月 - インターネット通信販売事業でニッセンと業務提携。
- 2007年10月 - レシピブログポータルサイト「Oixi(オイシィ)」をオープン。
- 2009年12月 -「Oisix香港」をオープン。
- 2010年
- 3月 - 「Yahoo!ショッピング」と連携開始。
- 6月 - 株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)と資本提携。
- 11月 - 初の実店舗を恵比寿三越に出店。
- 4月 - 東京証券取引所第一部へ市場変更。
- 8月 - 大戸屋ホールディングスと業務提携[20]。
- 2022年
- 2月 - 元V6の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人で構成される20th Centuryを起用したTVCMを関東エリアで放送開始[23]。元V6の3人が「オイシックス」と間違えて呼ばれるCM内容[24]にあわせて、20th CenturyやV6のファンを中心に、「V6の曲や歌詞をオイシックスっぽくしよう」と Twitter上で「#オイシックスgroove」のハッシュタグを使った大喜利投稿が行われた。
- 4月 - 東京証券取引所「プライム市場」へ市場移行
- 6月 - 料理家の栗原はるみ氏が創業した株式会社ゆとりの空間を資本提携により関連会社化[25]
- 8月29日 - シダックスに対して株式公開買い付け(TOB)を行うことを発表[26]。詳細は「シダックス#経営権争奪戦」を参照
- 10月31日 - 同月25日にシダックスに対してのTOBが成立したことに伴い、同社の筆頭株主になると共に持分法適用関連会社にした[27]。
- 2023年
- 5月 - 旬八青果店を運営するアグリゲート株式会社を関連会社化。[28]
トラブル[編集]
- 2022年1月24日、オイシックス・ラ・大地は配送トラブルが頻発していることを謝罪する発表を行った[29]。空箱が届く、メイン食材が欠品などのトラブルが発生しているという[29]。1月18日に既存の物流センター「ORD海老名物流センター」から新たな物流センター「ORD新海老名ステーション」への移転を進める際に庫内作業の遅れが発生し、食材宅配サービスの発送遅れや欠品、中止が相次いだ[29]。新物流センターへの移転は2024年に行う予定だったが、コロナ禍における需要拡大によって前倒しで移転作業を進めていた[29]。
脚注[編集]
- ^ オイシックス/恵比寿三越に初の実店舗オープン
- ^ “大地を守る会、オイシックスとの経営統合へ向けた新社名決定「オイシックスドット大地(株)」へ”. PR TIMES. 2017年5月29日閲覧。
- ^ https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/180628oisixradaichi/
- ^ https://www.bci.co.jp/netkeizai/news/2907
- ^ フードロス削減アクション
- ^ “大地を守る会、オイシックスとの経営統合へ向けた新社名決定「オイシックスドット大地(株)」へ”. PR TIMES. 2017年5月29日閲覧。
- ^ オイシックス 高島宏平社長/モテる社長の法則 20Works
- ^ オイシックスのプレスリリース[1]
- ^ オイシックス、関東野菜の応援コーナー 風評被害に対抗 - ITmedia
- ^ オイシックス株式会社と株式会社大地を守る会の経営統合(合併)に向けた株式交換に関するお知らせ
- ^ 当社連結子会社の吸収合併及び商号の変更並びに定款の一部変更に関するお知らせ
- ^ らでぃっしゅぼーや株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
- ^ 「茨城県、オイシックスと連携協定 農産物の競争力強化」『日本経済新聞』朝刊2018年5月31日(茨城経済面)2018年6月21日閲覧
- ^ a b 当社連結子会社の吸収合併及び商号の変更並びに定款の一部変更に関するお知らせオイシックスドット大地 2018年5月24日
- ^ オイシックスドット大地、らでぃっしゅぼーやを吸収合併 「オイシックス・ラ・大地」に商号変更ITmedia 2018年5月24日
- ^ “【オイシックス】ケータリング事業のクレイジーキッチンを買収”. 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン. 2020年8月17日閲覧。
- ^ “新生活でも献立に悩まない!「Oisix」テレビCM放送開始”. オイシックス・ラ・大地株式会社コーポレートサイト. 2020年8月17日閲覧。
- ^ “オイシックス、米国のミールキット宅配会社を買収、ビーガン食に特化 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】”. 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン (2019年4月29日). 2020年8月17日閲覧。
- ^ “DEAN & DELUCAを運営するウェルカム社とオイシックス・ラ・大地が資本業務提携契約を締結”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年8月17日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年8月13日). “大戸屋HD オイシックスと業務提携へ 筆頭株主コロワイドと対立”. NHKニュース. 2020年8月13日閲覧。
- ^ “受賞者・受賞企業発表! 第3回『国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2021 for SDGs』〜3月8日の国際女性デーにウェスティンホテル東京にて開催〜|HAPPY WOMAN ONLINE|ハッピーウーマンオンライン”. happywoman.online. 2022年2月15日閲覧。
- ^ 日経クロストレンド. “オイシックスの廃棄食材活用 アップサイクル商品が想定外の人気”. 日経クロストレンド. 2022年2月15日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年2月13日). “トニセンがV6解散後CMで初仕事 呼び名がオイシックスに⁉”. サンスポ. 2022年2月15日閲覧。
- ^ “20th Century、オイシックスCMに喜び トニセンでのCM出演は16年ぶり”. マイナビニュース (2022年2月13日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ “料理家 栗原はるみ氏創業、栗原心平氏が代表を務める「ゆとりの空間」 オイシックス・ラ・大地と資本業務提携契約を締結へ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “給食大手シダックスにTOB オイシックス、最大33%目指す”. 共同通信 (2022年8月29日). 2022年9月9日閲覧。
- ^ “オイシックス、シダックスへのTOB成立 筆頭株主に”. ロイター通信. (2022年10月25日) 2022年10月25日閲覧。
- ^ “オイシックス・ラ・大地、「旬八青果店」運営のアグリゲートを子会社化へ 青果流通を通じてシナジー”. 日本ネット経済新聞. 2023年5月16日閲覧。
- ^ a b c d “オイシックス「大量欠品」騒動、運営会社が謝罪 空箱が届いた人も...「判断の甘さがあった」”. J-CAST ニュース (2022年1月25日). 2022年1月25日閲覧。
関連項目[編集]
- 食材宅配サービス
- らでぃっしゅぼーや
- ネットスーパー
- まんが日本昔ばなし(毎日放送) - 2011年4月10日に放送された1日限りの復活特番のスポンサーになり、CMを放送。
- トニセンのおいしくロスめし食堂(TBSテレビ) - 一社提供。
外部リンク[編集]
- Oisix
- オイシックス・ラ・大地
- 大地を守る会
- らでぃっしゅぼーや
- オイシックス・ラ・大地 (oisixradaichi) - note
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