大黒天物産
![]() 大黒天物産株式会社本社(ディオ本店) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | 大黒天 |
本社所在地 |
![]() 〒710-0841 岡山県倉敷市堀南704番地5 |
設立 | 1986年(昭和61年)6月1日(倉敷きのしん) |
業種 | 小売業 |
法人番号 |
8260001013868 ![]() |
事業内容 |
ディスカウントストア(ラ・ムー、ディオなど)の運営 総合食品卸売業 |
代表者 | 代表取締役社長 大賀昭司 |
資本金 | 16億6,100万円(2021年5月31日現在) |
売上高 |
連結:2,215億5,100万円 (2021年5月31日現在)[1] |
営業利益 |
連結:85億9,900万円 (2021年5月31日現在)[1] |
純利益 |
連結:55億1,800万円 (2021年5月31日現在)[1] |
純資産 |
連結:415億3,700万円 (2021年5月31日現在)[1] |
総資産 |
連結:756億3,500万円 (2021年5月31日現在)[1] |
従業員数 |
正社員 1,632人 パートタイマー・アルバイト6,624人(2021年5月31日現在) |
支店舗数 | 186店舗(2020年5月31日現在) |
決算期 | 5月31日 |
主要子会社 |
ディープライス 恵比寿天 バリュー100 サイリン・クリエイト アイ・メンテナンス Dブレッド 大黒天ファーム笠岡 西源[2] マミーズ |
外部リンク | https://www.e-dkt.co.jp/ |
大黒天物産株式会社(だいこくてんぶっさん)は、岡山県倉敷市に本社を置く小売業、総合食品卸売業である。小売業としてはディスカウントストア(ラ・ムー、ディオ、ディオマート、ザ・大黒天)、100円ショップ(バリュー100)、ディスカウントコンビニ(ら・む~マート)を展開する、2012年に東京証券取引所市場第1部に上場[3]。
概要[編集]
一部の店舗を除き24時間営業である。元々は食品の卸売をしていた企業だったが、小売業が中心となっている。
沿革[編集]
1986年(昭和61年)6月1日 に岡山県倉敷市玉島一丁目13番18号を本社とする有限会社倉敷きのしんとして設立。1993年(平成5年)6月28日 に 大黒天物産株式会社に改組し、2001年(平成13年)7月に本社を倉敷市堀南704番地へ移転し、現在に至る。
年表[編集]
- 1990年(平成2年)11月 : 倉敷市連島に幸福の商店を開店。
- 1997年(平成9年)7月 : 倉敷市玉島乙島4411番地へ本社移転。同位置にディオ1号店を開店。
- 1998年(平成10年)11月 : 倉敷市に幸福の商店を開店(2000年7月にハッピィ本店へ業態転換)。
- 2000年(平成12年)6月 : 倉敷市に水島店を開店(当社初の新築店舗、本格的小売業への参入)。
- 2001年(平成13年)7月 : 倉敷市堀南704番地へ本社移転。
- 2003年(平成15年)12月16日 : ジャスダックに株式を上場。
- 2006年(平成18年)
- 2012年(平成24年)
- 2018年(平成30年)
店内イメージソング[編集]
店舗[編集]
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画像提供依頼:兵庫チルドセンターの画像提供をお願いします。(2022年7月) |
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画像提供依頼:関西RMセンターの画像提供をお願いします。(2022年7月) |
現行店舗については、店舗一覧を参照
2022年8月現在、出店地域は本社がある中国地方の他、東海3県・北陸(富山県を除く)・信越・近畿・四国(高知県を除く)・福岡県・熊本県の全21府県。
物流センター
- 店舗(業態)の特徴
- ら・む~マート以外の全ての形態の店舗に共通していることは、取り扱う商品は食品と日用品、および若干の衣類・ペット用品のみで文房具[注釈 1]や化粧品は取り扱っていない。激安日用品類(洗剤や芳香剤等)は100円ショップでの販売品と同じ製造元のものや全く同じものであったりする。
- 出入り口付近の天井(出入り口が複数ある場合は一番大きな出入り口だけに設置)やレジの客用通路頭上に大型モニターが複数台設置されており、パソコンでウィンドウズメディアプレイヤーを使用して契約企業(通常のNBメーカー)のCMや大黒天物産が協賛したイベントなどのお知らせや従業員が出演するレシピ紹介やおすすめ自社開発商品(ディープライス商品)の紹介や総菜コーナーのおすすめ品が放映されている。以前には、テーマソングの歌をうたっている歌手のMVが放映されていた。モニターで放映しているコマーシャルの商品には、値札のPOPにテレビCM放映中商品であることが以前は書いてあったが今はない。
- 商品の陳列や棚卸しの際も店舗・売り場を閉鎖せず、営業を継続したまま行われる。深夜・早朝の時間帯は陳列作業を集中的に行うため、一時的にレジが無人になることも多い。この際は作業中の店員に声を掛ければレジに入ってくれる。
- 数ヶ月おきの深夜の数時間に休業して行う大掃除の時間帯以外は24時間営業である。(一部24時間営業でない店舗も存在する。)
- 昔は年末年始も含めて年中無休の24時間営業だったが、正月休みを設定してからは正月以外が無休の24時間営業である。
- 大黒天物産の会社自体が店舗の看板の電球や蛍光灯、駐車場内を照らす照明が切れてつかなくなっても放置して点灯させようとする気が無いらしくて、テナントが入居している所ではテナントの看板は切れる度に交換するが、ディオやラ・ムーの看板は、新規オープン時や改装時に取り付けたのが切れるとそのまま交換しないで何年も放置している店舗がたくさんある。[注釈 2]
- ディオ (Dio)
- 24時間営業のディスカウントストア(一部店舗を除く)。ラ・ムーよりも古くからある業態である。外観は派手な緑色をしており、青の縁と赤の半円を組みあわせたマークが特徴。店舗によっては大黒天神の像が建物に設置されている。店内は簡素な設計であり、商品のアイテム数も一般的なSM・GMSに比べて少なく絞り込んでいる。大量に入荷した商品はダンボールの直積みで陳列されている。店によっても異なるが売り場の約半分が直積み陳列である。店内にはTokushimaが歌うオリジナルソングとナレーションが流れている。
- ラ・ムー (LAMU)
- ディオを複合商業施設(SC)向けに発展させた業態とHPでは説明されている。岡山県下の出店はディオが中心だが、県外での出店ではラ・ムー業態で出店しているケースが多い。また、ラ・ムーの場合は居抜き型店舗などディオでは見られない形態の出店がみられる。外観はピンク色をしており、ディオよりも店舗面積が大きい。太陽と月を表したようなマークに「LAMU」に英字ロゴが特徴である。店内の作りは、ディオと同じである。流れているBGMがラ・ムー専用のmiznaが歌うオリジナルソングとナレーション。ディオでも複合型の店舗である場合やラ・ムーの平均サイズよりも面積の大きいディオが存在するなど、ラ・ムーとディオの違いはやや曖昧でもある。なお、長野県と新潟県の全店舗と和歌山東店は子会社の西源による運営である。また福岡県大牟田市には羽山台店があるが子会社のマミーズによる運営であり上記のラ・ムー店舗一覧のページには掲載されていない。
- ディオマート (DM)
- ディオをベースに、営業時間短縮などさらなる低コストを追求した業態。現在岡山県でのみ展開。
- ザ・大黒天
- ディオマートをベースに、営業時間短縮などさらなる低コストを追求した業態。現在岡山県と鳥取県でのみ展開。酒類とお惣菜を含む食料品しか取り扱っておらず日用品は一切無い。店内で放送されるBGMはディオで放送されている曲のカラオケバージョン(インストゥルメンタル)である。何曲か繰り返して再生する度に、飲酒と喫煙は未成年には法律で禁止の為未成年にはお酒を売らないこと、盲導犬や介助犬、聴導犬以外の犬連れでの入店をおことわりするナレーションが入る。
- パクパク(PAKU-PAKU)
- ディオやラ・ムーに設置されている100円ファーストフード店。メインのメニューは100円のたこ焼きと100円のソフトクリーム。季節によって焼きいもやかき氷などが販売される。自動券売機で食券を購入し、窓口で提出する。HPでは店舗として扱われているが、大黒天物産系の店舗以外には出店されていない。たこ焼きは、総菜売場での販売用も製造している。
- バリュー100
- ワッツとの共同出資。いわゆる100円ショップの業態。現在1店舗(バリュー茨木太田)のみ。
- ら・む~マート
- コンビニ並の店舗面積の小型スーパー。小商圏型で都市中心部への出店が中心。野田店が1店舗目。鮮魚・精肉・総菜は、総社市の自社工場で加工や製造したものが置いてある。自社工場を建設するまでは、一番近いラ・ムーとディオの店舗から配達されていた。
過去に存在した業態[編集]
- 幸福の商店
- 小売参入当初の店舗ブランド。後に「生鮮市場ハッピー」に店舗ブランド変更。
- 生鮮市場ハッピィ
- 「幸福の商店」を引き継いでいる業態。ディオやラ・ムーに比べ建物も旧く面積が狭く取り扱い点数が圧倒的に少ない。BGMはオリジナルでなく有線放送を流している。ディオ倉敷西店の開店に伴い中島店が閉店し、最後は本店1店舗のみであった。後にもんげぇ〜市場に店舗ブランド変更。
- もんげぇ〜市場
- 「幸福の商店」「生鮮市場ハッピィ」を引き継いでいる業態。最後は1店舗のみであった
POSシステム[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e “令和2年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2016年7月14日) 2017年2月13日閲覧。
- ^ a b “株式会社西源の株式取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2012年4月24日) 2012年6月30日閲覧。
- ^ a b “東京証券取引所における上場市場第一部指定承認に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2012年6月1日) 2012年6月30日閲覧。
- ^ 「マツサカの事業を譲受 地場密着生かし展開模索」『VISION OKAYAMA』、株式会社瀬戸内海経済レポート、2018年6月11日、 10頁、2018年12月27日閲覧。
- ^ 「大黒天物産グループに小田商店加わる」『びんご経済リポート』、有限会社備後レポート社、2018年7月20日、2018年12月27日閲覧。
- ^ 株式会社マミーズの事業の一部譲受に関するお知らせ大黒天物産 2018年10月31日
- ^ 大黒天物産<2791>、九州地場スーパーのマミーズから22店舗を取得M&Aonline 2018年10月31日
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 大黒天物産株式会社
- 大黒天物産 Official Channel! - Youtube