マッシュル-MASHLE-

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マッシュル-MASHLE-

テレビアニメのロゴ
ジャンル 少年漫画
ファンタジー漫画ハイファンタジー
シュールギャグ漫画
バトル・アクション漫画
学園漫画
漫画
作者 甲本一
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ コミックス
発表号 2020年9号 - 2023年31号
発表期間 2020年1月27日[1] - 2023年7月3日[2]
巻数 全18巻
話数 全162話
アニメ
原作 甲本一
監督 田中智也
シリーズ構成 黒田洋介
キャラクターデザイン 東島久志
音楽 横山克
アニメーション制作 A-1 Pictures
製作 アニプレックス
集英社、ADK
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 第1期:2023年4月8日 - 7月1日
第2期:2024年1月6日 - 3月30日
話数 第1期:全12話
第2期:全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

マッシュル-MASHLE-』は、甲本一による日本漫画作品であり、甲本にとって初めての連載作品である。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2020年9号より2023年31号まで連載された[1][2]

本作は魔法が身分を左右する世界「魔法界」を舞台に、魔法を使えないながらも鍛えられた肉体を持つ主人公、マッシュ・バーンデッドが活躍する物語である[1]。本作は、サブタイトルに「●●と○○」(例:「マッシュ・バーンデッドと○○」)にするなど『ハリー・ポッターシリーズ』のオマージュが取り込まれている。その一方で、キャッチフレーズおよびコンセプトは「アブノーマル・ファンタジー」となっている。

個性的でバラエティーに富んだ登場人物たちによる切磋琢磨の様子や、戦闘とシュール・ギャグなどの落差の激しさなどで、日本だけでなく海外でも人気がある[3]。2024年3月時点で全世界累計発行部数が1000万部を突破している[4]

メディアミックスとして2023年にテレビアニメ化、および舞台化された[5][6]。また、2024年にはテレビアニメ版の第2期放送を記念して、番外編が『週刊少年ジャンプ』2024年6・7合併号に掲載された[7]

あらすじ

当たり前のように魔法が存在し、誰もが当たり前のように魔法が使える世界「魔法界」。卓越した魔法使いたちが所属する魔法局によって管理される社会では、魔法の能力が高ければ社会の上層になれる一方で、能力が低いと落ちこぼれ扱いを受け、さらに魔法が一切使えない魔法不全者は殺処分される厳しい社会でもあった。

魔法の使えない少年マッシュ・バーンデッドは、養父レグロ・バーンデッドに密かに育てられており、日々筋トレに励んでいた。ある日、マッシュの存在が魔法警察に露見し、警官のブラッド・コールマンに踏み込まれる。だが、マッシュは長年の鍛錬で培った圧倒的な筋力とパワーで、凄腕の魔法使いであるブラッドを返り討ちにする。降参したブラッドは、バーンデッド父子を見逃す代わりに、マッシュに魔法学校に入学して優秀生徒の称号である「神覚者」を獲得し、それに付属する莫大な助成金や権利を要求する。いずれにしても世界を変えなければ家族との平和な暮らしが得られないマッシュは、ブラッドの提案を飲み、魔法界の中枢を担うエリートを輩出してきた由緒ある名門魔法学校イーストン校への入学を決める。

魔法のエリート達が集まる魔法学校を舞台に、魔法が使えないマッシュは、その超人的な肉体のみを武器に「神覚者」を目指す。

世界観・用語解説

魔法
本作の重要節句で、作中世界において普遍的に存在する能力。神から与えられたとされ、魔法界においては魔法の巧拙によって身分が決まると説明される。魔法が使える=魔力を持つ者は、生まれながらに顔に線状のアザができるのが特徴であり、基本的にこの世界の者たちは1本線のアザがある(一線魔導師)。アザは魔力量を示しており、線の本数が簡単な魔法の資質を図るバロメーターになっている。稀にアザの本数が複数ある者たちがおり、2本線のアザの者(二線魔導師)は10万人に1人割合で存在し、1本線の者より先天的な魔力量に優れているとされる[8]が、2本線だからと言って必ずしも1本線より魔法が巧みに扱えることを意味せず、同じ本数であっても能力の巧拙に差がある。また、戦闘に長けた赤魔導師(あかまじゅつし)、学術やサポートに長けた白魔導師(しろまじゅつし)という分類もある[9]。逆にアザがない者は魔法が使えない者=魔法不全者(まほうふぜんしゃ)であり、社会から間引き(殺処分)される。
造体禁忌魔法(ぞうたいきんきまほう)
本作におけるキーワードであり、魔法界の禁忌の一つである闇魔法。
魔法界
本作の舞台の総称。格差社会が激しく、魔法の能力が高ければ社会の上層になれる一方で、能力が低いと落ちこぼれ扱いを受ける。魔法が一切使えない魔法不全者は殺処分されることが義務となっており、魔法不全者を匿った者も処罰の対象となる。
神覚者
年に一度、もっとも優秀な生徒に贈られる称号。神覚者となった者は「神に選ばれし者」として崇め奉られ、様々な特権を持つことになる。現時点で判明している主な権利は「貴族階級への昇格」「10億L(ロンド)の助成金」など。国の最高法定機関である魔法局には多くの神覚者たちが入局しており、国を支配している。
イーストン魔法学校
魔法界の中枢を担うべきエリート魔法使いを輩出してきた、名門魔法学校。神覚者となった人材を多数魔法局に送り出しており、実質的に政府職員機関の役割も果たしている。
志願者の多くは政府高官の子息や名門貴族の出自であり、編入試験は超難関を極める。また、学期ごとに一定の成績を修めなければ退学になるなど、生徒に要求されるレベルも非常に高い。
学内生活は全寮制で、内部進学組と編入組が二人一組となって共同生活を送るのがしきたり。寮は「アドラ」・「オルカ」・「レアン」の3寮が存在し、入学時点で生徒の特性をユニコーンが判定、配属寮が決定される仕組みとなっている。
過去100年の神覚者輩出数は11名。
アドラ(Adler)
選ばれる特性は「勇気と信念」。寮のシンボルは鷲。良くも悪くも気骨で我が強い気質があり、マイペースで叛骨心溢れる野心家が集まりやすい。マッシュ・レモン・フィン・ランス・ドットなどが属している。
オルカ(Orca)
選ばれる特性は「知性と勤勉」。寮のシンボルは鯱。基本的には内向きで研究に没頭する気質の者が多く級硬貨の争奪戦に積極的に参加する者は少数派で好戦的なものは珍しいとされるが、自己のに合致するものがあれば如何なる手段を辞さない獰猛で貪欲な探究心が旺盛な求道者達が潜んでいる。
レアン(Lang)
選ばれる特性は「才能と自尊心」。寮のシンボルは狼。貴族出身や関係者で構成され純血主義で結束力が強く排他的な気質を持つ。
級硬貨(コイン)
授業の課題や課外活動、行事の成績によって生徒に与えられる硬貨。金・銀・銅の3種類が存在する。
中でも金の級硬貨は神覚者に選ばれるためにもっとも重要であり、3学期終了時点で金の級硬貨を5枚以上所持していれば神覚者候補となる。
銀の級硬貨は5枚集めると金の級硬貨1枚に変化する。この硬貨を巡っての魔法対決は、生徒間でしばしば行われている。
ドゥエロ(Duelo)
魔法界の人気スポーツ。ホウキに乗った選手たちが空中でボールを取り合い、ゴールリングに通すことで得点を競い合う。1ゴールごとに10点加算される。
セント・アルズ聖魔学校
正しい道理・規範を破るものに厳格な制裁を与える絶対正義を掲げている。過去100年の神覚者輩出数は4名。
ヴァルキス魔学校
魔法を極めんがために過程を重視しない実力至上主義を掲げている。過去100年の神覚者輩出数は85名。
鉄の杖

登場人物

声の項は特記のない場合、テレビアニメ版における声優

主人公

マッシュは大好物のシュークリームが関わると頑固になり、レグロの言いつけを無視したり、突飛な行動を取ったりすることもある。
マッシュ・バーンデッド(Mash Burnedead)
声 - 小林千晃[10] / 花江夏樹(PV[11]
本作の主人公。無骨かつマイペース。端正な顔立ちと、黒髪のマッシュルームカットが特徴。
魔法がすべてを決める世界において一切の魔法が使えない稀有な少年[12]。しかし、一方で、長年の筋トレによって培った異常な筋力によるパワーと耐久力を備え、普通の人間ではできない荒業を可能とするほどの力を持つ。普段は自他ともに認める陰キャであるが、根は家族想いかつ友人想いで素直な性格の持ち主である。基本的に真面目な印象を見せるが、歯に衣着せぬ物言いや直情的な行動も目立つなど、周りを惑わすことが多々ある。また激情家でもあり、特に家族や友人に危害を加えたり、不条理な悪意を向けてきたりする存在に対しては、有無を言わさず容赦ない制裁をお見舞いする。「男女平等」を自負しており、善人ならばどのような人物でも差別もなく優しく接するが、悪人ならば例え女性でも容赦はしない。大抵の動物にはなつかれず、特にフクロウからは蛇蝎のごとく嫌われている。
シュークリームが大好物で、自分でも作るほど年中食する一方、シュークリームへのこだわりが原因でトラブルに発展することもある。
女性に対しては無関心であり、レモンの好意に気づかなかったこともあれば、ローレンが魔法を使って魅了しようとしても通用しない場面もあった。ただし、常に献身的な行動をするレモンには思うところがある節を見せている。
前述の体質により、生まれついてのアザなしで魔法が一切使えない。赤ん坊の時に捨てられていたところを、養父となるレグロに拾われて以来、森の奥深くで過ごしてきた。少しでも自衛のためにとレグロからは筋トレを課された結果、「箒を異常な速さで放り投げ、さらにそれに異常な速さで飛び乗る」など、常人離れした身体能力を持つに至る。普段は着痩せしているが、強靭な肉体を築いており、腹筋が割れている他、常人なら倒れてしまうほどの重傷を負っても平然としている。
第1話にて、限定スペシャルシュークリームを購入すべく街に勝手に出かけ、本来であれば間引きされるアザなしであることが市民にバレてしまう。通報を受けた魔法警察のブラッドに家に踏み込まれるも、逆にその身体能力で圧倒し、逆にブラッドより「神覚者」を目指す取引を持ちかけられる。いずれにしても社会を変える必要があるということで、これを承諾する。それ以来、養父レグロと平和に暮らすために、魔法の使えない者でも無事に暮らせる社会を作るべく「神覚者」を目指す。魔法は使えないながら筋力で誤魔化しつつ、イーストン魔法学校へと入学し、アドラ寮に所属した。ちなみに入学に際して、ブラッドによって偽のアザを一本左頬に入れられている。後に学友たちと休日を過ごした際、立ち寄った杖の店で床にめり込んでいる鉄の杖を発見し、それを取り出したことでエルフの水の間欠泉を出現させたため、無償で譲り受けた。以降は鉄の杖を使った攻撃を行うようになった。
実はその正体は、闇組織の頭目である無邪気な淵源イノセント・ゼロの実子の1人であった。セルとの対決やゼロとの対峙によって自身の出自(ゼロが自身の実父であり、その実父からは「不老不死の心臓を造り出す造体禁忌魔法のパーツ」としか思っていなかった事実)を知った時はショックを受けるが、それが皮肉にも「神覚者」を志す大きな要因となった。また、神覚者選定最終試験にて生き別れていた実兄の1人ドミナと再会しているが、本人はゼロの下で暮らしていた頃の記憶を無くしているため、「家族はじいちゃん(レグロ)しかいないから兄弟はいない」と公言している。
キャラクターの原型は作者の読み切りの2作目の主人公。この時は煩くて下品な性格であったが、担当から人気が出るわけがないと指摘され直した結果、二重にのんびりしたキャラクターになったという[13]
マッシュの能力
スパイン魔法 ヘル・フォール
相手を掴み、空中に跳ぶ、地面に飛び込む。

マッシュの学友たち

レモン・アーヴィン(Lemon Irvine)
声 - 上田麗奈[14]
本作のヒロイン。下流家庭の出身の少女。アドラ寮1年生。編入生。初登場は第2話。
セミロングの金髪に赤いリボンが特徴の可愛らしい容姿をしている。右眼の下に半円型のアザが1本あり、拘束系の魔法を得意とする。 普段は常に敬語で話すほど真面目な性格だが、自他もとに認めるほど思い込みが激しい上に惚れっぽいストーカー気質の重い性格の持ち主。後述の出来事を通じ、マッシュの優しさに一目惚れしており、「マッシュの未来のフィアンセ(嫁)」とまで勝手に名乗るようになっている。
編入試験で登場し、迷路の試験において試験担当官のルッチに唆されてマッシュの妨害を行う。しかし、マッシュの桁違いの筋力の前にあえなく失敗した挙句、逆に怪人に襲われピンチに陥ったところを彼に助けられる。さらにそのままでは時間切れで不合格確実のところを、マッシュが自らの筋力を駆使した作戦で迷路を突破して合格したことから、マッシュに心底惚れ込み、彼へのアプローチを積極的に行うようになる。以降、フィンを含むマッシュの学友たちと共に行動することが多い。
ネームを書いている時に、担当からヒロインがいるだろと言われて作ったキャラクター。女の子を描いたことがなく最初は抵抗したが、仕方なく作ったという[13]
フィン・エイムズ(Finn Ames)
声 - 川島零士[14] / 花江夏樹(PV[11]
良く言えば慎重な性格の常識人、悪く言えば卑屈な小心者の少年。アドラ寮1年生。内部進学生。マッシュのルームメイト。初登場は第4話。
黒髪だが左の前髪のみ金髪。顔にそばかすがあることからラブ・キュートからは「そばかす君」と呼ばれる。右眼の下にまっすぐなアザが1本あり、位置移動を固有魔法に持つ。内部進学生と編入生を同室にするというルールのためマッシュと相部屋となり、当初は感情や行動が読めない彼と距離を置こうとするが、逆にマッシュからは「いい人」と思われ、ロイドによるいじめ(嫌がらせ)の一件を通して、初めての友達となる。基本的に作中におけるツッコミ役で、マッシュを始めとして他の奇抜な仲間たちにもツッコミを入れていき、振り回されもする。ホウキによる競争を筋力ひとつで解決したマッシュのやり口を見抜いたり、ランスの面倒見の良さにいち早く気づいたりするなど、観察力が高い(本人は自覚していないが)。
マッシュのルームメイトとして登場し、上記の通り、最初は彼と距離を置こうとする。マッシュが問題人物であるロイドの不興を買ったことで、ロイドに命じられてマッシュいじめに加担するが、なおも彼が自分を友人扱いしてくれることに良心の呵責に堪えられず、勇気を出して拒絶する。そのためロイドからリンチを受けていたところに現れたマッシュに真実を告白し、理不尽な理由で虐げるロイドに怒りを燃やしたマッシュによって救われ、互いに親友となった。
神覚者になった兄レインがおり、自身が魔法使いとしては凡庸であることに強い劣等感を持つ。また、幼少の頃に両親を早くに亡くし、マッシュと出会うまでは孤独に苛まれた経験がトラウマになっており、彼との交流を得て築いた友好関係を大事にしている。
作者がツッコミ役として登場させたキャラクターであり、親近感が湧くキャラクターだという[13]
ランス・クラウン(Lance Crown)
声 - 石川界人[14] / 花江夏樹(PV[11]
水色がかった銀髪の、クールでイケメンな少年。トッド曰く、長身でもある。アドラ寮1年生。編入生。初登場は第7話。
右眼の下にまっすぐなアザが2本ある。「超名門」と評される名家であるクラウン家の長男。重力魔法を得意とし、アザ2本にふさわしく、編入試験1位合格、学業成績トップクラスという優等生。頭の回転が早く、学内の情報にも秀でる。一方、自他ともに認める重度のシスコンであり、妹アンナを溺愛しているため、「妹の写真を収めたペンダントを肌身離さず持つ」「妹のブロマイドを土産にする」などの奇行を見せる。本編開始前にアンナが魔力を失う不治の病を患い、このままでは処分されてしまうことを防ぐため、神覚者になり、魔法局に入って社会を変えることを目標としている。初登場時はマッシュの敵対者として登場し、レモンらを人質にとってマッシュに無理やり戦いを挑むなど悪役のように振る舞うが、上記の通り、すべては妹のためであり、本来は不器用ながらも人間味のある優しい性格の持ち主。同じ寮の仲間たちを「劣等生」「寮のイメージを下げる」などと言い放つ厳しい態度とは裏腹に、学業を手助けするなど、面倒見の良さを見せる。
級硬貨を集めるべく、レモン・フィン・トムの3人を人質にしてマッシュに戦いを挑む。しかし、その戦いの中でマッシュに事実上敗北した上に「悪い奴じゃない」と評され、「しらけた」という理由で負けを認める。その後、マッシュとは親友の間柄となり、「ライバル」と言いつつもマッシュ(およびフィン)を手助けをするようになった。また、マッシュの腐れ縁の友人ドットとも親交関係を築いている。
この作品のイケメンライバルとして創作したと言い、主人公と同じくらいの強さのキャラだと少年漫画っぽいと作者は述べている[15]
ドット・バレット(Dot Barrett)
声 - 江口拓也[14]、小山内怜央(幼少期[16]) / 花江夏樹(PV[11]
逆立った赤髪のバンダナの少年。アドラ寮1年生。編入生[17]。初登場は第10話。
左眼下に折れた直線的なアザが1本ある。爆発魔法の使い手。直情的で騒がしい性質の持ち主で、自分のことを「この世の主人公」と呼び、自分を中心に世界は回っていると公言するほど自己中心的な性格をしている。決して不細工な容姿ではないが、いわゆる喪男であるため、イケメンを敵視している。また、度を越えて彼女を欲しがるものの、女運が悪い。基本的に自分が馬鹿正直だと自覚している上で敵に挑もうとする傾向を見せる。その粗暴さに反してハーブティーを好物にしており、紅茶を淹れるのも上手く[18]、それを手土産とするなど、フィンから「実は育ちが良いのではないか」と推測されている。
郊外授業の森サソリ狩りで登場し、一方的にマッシュに敵愾心を抱く。しかし、偶然からマッシュと行動を共にしたところを、シルバの襲撃を受け、上記の性格もあってあえてシルバの挑発に乗ったために重傷を負うが、マッシュに助けられたことを機に彼の腐れ縁の友人になった。また、この際に自分の傷を心配してくれたレモンに惚れており、後に彼女への好意を告白するがフラれてしまったため、マッシュへの敵愾心を込めた嫌がらせを行う一方、心底では彼のことを認めている。
実は感情の高まりが一定ラインを超えると莫大な魔力を解放する「自戒人(イーラ・クロイツ)」という戦闘魔族の末裔で、その能力を発現すると額に十字のアザが浮かび上がる。この時は2本アザ相手でも圧倒するほどの魔力量を見せる。
原型は一番最初に書いた読み切りの主人公であり、当初はこのキャラクターで連載するつもりだったが、前担当者・現担当者双方から反対されたという[15]

イーストン魔法学校の生徒たち

アドラ寮

ワシのマークで「勇気と信念」を象徴する[19]

レイン・エイムズ(Rain Ames)
声 - 梶裕貴[20]
厳格な雰囲気を漂わす青年。アドラ寮監督生。戦の神杖(ソード・ケイン)の神覚者。魔法道具管理[21]。フィンの兄。本格的な登場は第24話(第1話でも1コマ登場)。
髪全体の右型と左側の色が異なる髪型をしている。両眼の下にそれぞれ1本ずつアザがある。更に史上最年少で3本目のアザを覚醒しており、本気で戦う際には左目にアザが増える。1話時点において新たな「神覚者」に選ばれた実力者であり、無数の剣を放つ魔法の使い手。第四魔牙を軽く撃破し、アベルからは「アビスを倒せるのはレインくらいしかいない」とまで言わしめる。また、レアン寮に潜り込んだ「無邪気な淵源」の調査を命じられるなど、ウォールバーグからの信頼も厚い。
幼少時に両親を早くに亡くし、自分と弟を疎んじる親戚からたらい回しを受けた挙句に浮浪児になった経験から、現状の魔法界に革命をもたらすべく神覚者になった。マッシュにシンパシーを向けており、ウォールバーグを通してマッシュが魔法不全者であることも知っている上で「(神覚者に)死んでもなれ」と発破をかけるなど、マッシュに目を掛けている。弟のフィンとは互いに距離を置くほどのすれ違いが生じていたが、無邪気な淵源の本拠地への進撃(デリザスタとの死闘)を通じて兄弟ともに和解した。
実は大のウサギ好き。おまけコーナーにて大量のウサギを世話しながら戯れる姿が描写されている。名前が判明しているウサギは「ウサオ」「ウサ吉」「ウサ子」「ウサ助」「ウサぞう」「ウサ太郎」「ウサノシン」「ウサ美」「ウサ山」。
魔力を計れるケイソクモを出せる。
トム・ノエルズ(Tom Noels)
声 - 駒田航[16]
「暑苦しい」を絵に描いたようなスポーツマンの青年。アドラ寮生。2年生。
左眼下に折れ曲がったアザが1本。去年の年間MVPに輝いたほどのドゥエロの選手で、女生徒から高い人気を得ている。ただし大の竹好きでもあり、何でも竹に例える癖があり、マッシュにすら「僕より話通じない」「薬やってる」と言わしめるレベルで人の話を聞かず、己の信念と情熱をまくし立てる。ホウキの授業で世界新記録を叩き出したマッシュを、ドゥエロのアドラ代表として強引に試合に参加させる。以降も、2年生であるにも関わらず1年生の中に混じっているなど、ちょくちょく登場する。
マックス・ランド(Max Land)
声 - 古川慎
温和な雰囲気の青年。アドラ寮生。3年生。神覚者候補。レインの親友。初登場は第47話。
アザは2本。固有魔法は物のサイズを変えること。遅咲きながらも金級硬貨3枚で神覚者候補選抜試験の資格者となり、一次予選の「死霊の狩り場」にてマッシュに声を掛け協力してクリアすることを目指す。そしてクリアに必要な鍵を手に入れるも、先輩としてマッシュにこれを譲る。単独で鍵の捜索をしていたところをカルパッチョの襲撃を受け、彼から必要以上に痛めつけられたあげく試験から脱落する。その後は容態が回復しており、マカロンとの対決に挑むマッシュを見届けている。

レアン寮

オオカミのマークで「才能と自尊心」を象徴する[19]。アベル率いる「七魔牙(マギア・ルプス)」を中心に構成される。

アベル・ウォーカー(Abel Walker)
声 - 梅原裕一郎[20]
機械的な言動を見せる青年。レアン寮監督生。第一魔牙。初登場は第10話。
「母さん」と呼ぶ顔の左側に縦のヒビが入った人形を常に抱きかかえている。左眼下に2本、顔の左側全体を通る1本の計3本のアザを持つ。無数の人形を操ったり、人を操り人形に変えたりするなど、学生の域を越えた人形魔法の使い手。今年の神覚者候補の一人とされ、「七魔牙」を使って貪欲に級硬貨をかき集め、また一方では「無邪気な淵源」と手を結び、魔力の濃縮液や人為的な3本目のアザの技術を教えてもらっていた。
その昔は魔力の少ない人々にも優しく接する母を尊敬していたが、食べ物を無理矢理全て奪おうとした男に母が殺された事で下の者を甘やかす必要はなく、底辺にいる人間は然るべくしているという考えに行き着く。そして底辺にいる人物は全て狩り尽くし切り捨てるという考えを持つ様になり、そのために「七魔牙」を結成する。
マッシュの持つ金貨を奪うために友人であるレモンを連れ去り彼らを誘き寄せる。アビスを倒したマッシュに対して人形と化したフィンと戦わせるも彼の機転により止められる。その後は自身の力でマッシュを人形にしようとするも彼の異常な脊髄反射や身体能力によって押されていき敗れる。敗北した際は負けを素直に認め人形にしていた生徒達を全員解放し、マッシュからも母親のために戦ったから悪者ではないと考えられ見逃される。直後に現れた「無邪気な淵源」の幹部セルに用済みとし殺されそうになり本人は大人しく受け入れようとしたが、自身を庇ったアビスやマッシュの姿を見て抵抗することを決め、マッシュと共同戦線を張った。
アビス・レイザー(Abyss Razor)
声 - 七海ひろき[20]、小山内怜央(少年期[16]) / 甲斐田ゆき(PV[22]
中性的なポニーテールの青年。レアン寮生。第二魔牙。本格的な登場は第20話。
美青年の容貌をしているが、充血したような真っ赤な左眼を持ち、目を隠すため白い仮面を被っていた。両眼の下に1本ずつ角ばって曲がったアザがある。ベクトル状に力の流れを自在に操る魔法の使い手であり、相手の動きを制限したり、自身が高速移動したりでき、杖を内蔵した剣[23]で攻撃する。
赤い左眼は相手の魔法を一時的に使えなくする「イヴル・アイ」と呼ばれるもので、これによって相手の魔法を封じる力を持つ。しかし、「イヴル・アイ」は魔法がすべての世界において非常に恐れられるものであり、アザのない子供と同様に実の親からも殺されかけるなどの迫害を受け、孤独な人生を歩んできた。そうした中でアベルから「自分の目的のために必要な人間」と評され、初めて他者から必要とされたために高い忠誠を誓う。他者と接した経験があまりないため、特に女性に免疫がなく、話しかけられるとあたふたしてしまう一面も持つ。
エイムスから級硬貨を奪うなど、作中にしばしば登場した後、アジト戦においてマッシュと戦う。そもそも「イヴル・アイ」の効果が関係ない相手ながらも、魔法の方で翻弄し、太刀傷を浴びせていくが、マッシュが床を割って移動先を絞られたことで隙を見せてしまい、打撃のラッシュを浴び敗北する。その後、マッシュから友達になることを提案され、一時はムダなことだと拒みつつも、最終的にマッシュの素直さを認め受け入れた。その後、アベルがセルに襲撃された際には彼を身を挺して守って重傷を負ってしまうが、マッシュによって救出される。
ワース・マドル(Worth Maddle)
声 - 伊東健人[24]
サングラス状の丸眼鏡の青年。レアン寮生。3年生。第三魔牙。オーターの弟。本格的な登場は第23話。
両眼の下にそれぞれ1本ずつアザがある。「価値」というものにこだわる。泥の魔法の使い手で、単純に球状の泥を飛ばして攻撃する以外にも地面や壁を泥状に液化させて相手を引き込んだり、自分が潜んで移動する、あるいは複数の分身体を造り出す、泥を固めて足止めさせるなどの豊富な戦術を用いる手練れ。両親や兄は魔法局に務めるエリートで、成績は常にトップという努力家でもあり、レアン寮生とみても特に出自や才能に対する自尊心が強い。一方でそれは優秀な兄と比較され、脅迫めいた親の言葉から生じた「価値ある人間になる」という半ば強迫観念でもあった。
アジト戦でランスと戦うことになり、アドラにいる彼を見下しつつも、その出自や才能から「七魔牙」に誘う。重力魔法に対する相性で優勢に戦っているかに見えたが容易く形勢を逆転され、切り札である「魔力の濃縮液」を使って最大魔法で挑むが、これも容易く破られてしまい自分は価値のない人間だと絶望する。しかし、出自こそ似ているランスから「人の価値」について諭され、自分を見つめ直すようになった。
マイロ・ジェーニアス
声 - 梅田修一朗[24]
好戦的な性格をした小柄な少年。レアン寮生。1年生。第四魔牙。本格的な登場は第23話。
とんがり帽子(エナン)を被り、髑髏の付いた大きな杖を持つ。両眼の下にそれぞれ1本ずつアザがある。1年生ながら、その実力を見込まれて「七魔牙」に入ったという実力者であり、石を操ったり、対象を遠隔的に石化させたりする魔法が使える。
アジト戦においてラブ戦後に現れ、フィンとドットを仕留めようとする。だが、そこに現れたレインに妨害された上に圧倒的な力量差で手も足も出ず、瞬く間に敗北する。
ラブ・キュート(Love Cute)
声 - 古賀葵[24]
ツインテールの小柄な美少女。レアン寮生。第五魔牙。本格的な登場は第23話。
両眼の下にそれぞれ1本ずつアザがある。小首をかしげながら「私のこと好き?」や「カワイイ?」と聞いてくるあざとい性格で、自分が望まない返答だと殺すと言って攻撃してくる情緒不安定さを持つ。竜巻など螺旋状の風魔法で攻撃する。
アジト戦においてフィンとドットを受け持ち、ドットと戦うことになる。もともとの力量差の上に、女性に弱く、直接は攻撃したくない彼を一方的に追い詰める展開となる。しかし、「自戒人(イーラ・クロイツ)」の能力を発現した彼に圧倒的な魔力量で逆転され、直接攻撃はされなかったものの負けを認める。このため、七魔牙では唯一無傷であり、この後のアベルとマッシュの戦いも観戦する。
ファミリーネームは作中には登場せず、第6巻の質問コーナー①で明かされた。
オロル・アンドリュー(Orol Andrew[注 1]
声 - 乃村健次[24]
レアン寮生で、大柄な体格にスキンヘッドとギョロ目が特徴である。第六魔牙。本格的な登場は第18話。
不気味な見た目に反して礼儀正しく、シンリの無意味な発言を「時間のムダ」と咎めるなど、冷静な思考を持ち合わせている。両眼の下にそれぞれ1本ずつアザがある。地面を液状に変え、自らはサメに変身して相手を襲う魔法を使う。
アンサーと共にマッシュの級硬貨を狙い、フクロウ小屋にてマッシュと戦うこととなる。マッシュを液状化した地面に引き込み、得意戦法に持ち込むが、すぐに場に順応して超高速で泳げるようになった彼に翻弄され、切り札を使おうとしたところを強烈な体当たりを浴びて敗北する。
アンサー・シンリ(Ansa Shinri)
声 - 河西健吾[24]
細身で無機質な青年。レアン寮生。第七魔牙。本格的な登場は第18話。
右眼下に2本のアザがある。自分の背丈の半分以上もある複数の刃が付いた大きな円盤状の投擲武器を用い、自由にコントロールしたり、複数化したりできる。
「時間というのは過ぎ去っていくものだ」など、当たり前のことをさも真理のように言う癖がある。
オロルと共にマッシュの級硬貨を狙い、フクロウ小屋にてランスと戦うこととなる。自身は無傷のまま、ランスに怪我を負わせるなど圧倒しているかのように見えたが、実際にはランスは妹アンナの言葉を思い出して攻撃時にフクロウを巻き込みたくなかっただけであり、機転を効かせてフクロウが誘導された後は一方的に敗北する。
名前は作中には登場せず、第4巻の質問コーナー①で明かされた。
シュエン・ゲツク(Shuen Getsuku)
声 - 葉山翔太[16]
イケメンでややキザな青年。レアン寮生。
左眼下に曲線状のアザが1本ある。大きな茨を操る植物魔法の使い手。アザは1本線だが、2本線のシルバより強いと自称し、「七魔牙」でこそないが、第三魔牙に頼まれたとしてアジトへの侵入者を排除する役目を司っている。
アジトに侵入してきたマッシュらを迎え撃つために現れる。自他ともに認めるイケメンであるため、対抗意識を持ったドットに挑まれ直情的な彼を軽んじるが、見た目に反した彼の頭脳プレーで5倍の威力の爆破魔法を8連続で浴び敗北する。
ファミリーネームは作中には登場せず、第4巻の質問コーナー①で明かされた。
シルバ・アイアン(Silva Iron)
声 - 増田俊樹[16]
顔面や耳にピアスをつけた粗暴な男性。レアン寮の2年生ないし1年生[注 2]
両眼の下に直角に曲がる1本のアザがそれぞれある。非常に好戦的な性格で、素行の悪さで有名とされ、気に食わない生徒や教師に怪我を負わせるなどしたが、昨年の1年生時に金の級硬貨を2枚集めたなど、その魔法能力の高さから退学は差し止められ留年になったという経緯を持つ。地面などから結晶状の大きな金属を生やす魔法を使い、攻撃にも防御にも用いる。女生徒のローレンと組んでおり、「自分の攻撃に5回耐えられるか?」というゲームに仕立てて、相手をいたぶるようなやり口を好む。
郊外授業の森サソリ狩りで登場し、級硬貨を持つマッシュを狙う。成り行きから最初にドットと戦うこととなり、ドットの提案からマッシュが叩かれる分をドットが肩代わりして2人分10回の攻撃をドットに行う。これに激怒したマッシュによって、防御を無視した強力な一撃を受けた後、さらに追撃を受ける。絶望に陥る中で、マッシュから淡々と「10回耐えるんでしょ?(中略)あと8回残ってる」と言われ、さらに目の前で突如現れた巨大な森サソリが彼に一瞬で倒され、完全に戦意を喪失した。
ファミリーネームは作中には登場せず、第2巻の質問コーナー②で明かされた。
ローレン・キャバス(Lauren Cabas)
声 - 長谷川育美[16]
口元のほくろを持つ美人。レアン寮生。
右眼下にアザが1本ある。魅了魔法の使い手で、一瞬でも自分に魅了された相手を恋に落とすことができる。これによってシルバと手を組み、自身に魅了させて標的の行動を制限した後、シルバが攻撃して級硬貨を奪うことを繰り返していた。
郊外授業の森サソリ狩りで登場し、マッシュとバレットの前に現れる。ドットに魔法をかけ、手はず通りシルバとの戦いに巻き込むが、シルバがマッシュに負けてしまう。その後、泣き真似をして見逃してもらおうとするが、「男女平等に扱う」と主張するマッシュには通用しなかった。
名前は作中には登場せず、第2巻の質問コーナー②で明かされた。

オルカ寮

シャチのマークで「勤勉と知性」を象徴する[19]

マーガレット・マカロン (Margarett Macaron)
声 - 子安武人[25]
オルカ寮の監督生で、神覚者候補でもある。
顔の左右に音符状のアザが2本。スポーツ刈りが特徴の大柄な体格をしているが、魔力を開放したときは本来の姿である小柄な美少年の姿に戻る。
女性的な趣旨を持ち、オカマ口調で話したり、口紅を付けたりしている。タルタルソース好きで、「タルタルソースを食べるためにエビフライを食べる」と豪語するほどのこだわりを持つ。純粋な魔法力や戦闘力はレインに匹敵すると言われ、神覚者候補の最有力者だったが、本人は純粋な勝負にしか興味がなく、級硬貨集めなどもしていなかった。
音の魔法の使い手であり、攻撃自体に実体がないため、マッシュにとっては相性が悪い。さらに魔力を解放することによって、音に乗ることができ、文字通り音速で動ける。
マッシュを排除したい旧知のオーターの頼みを受け、表舞台に登場するようになる。マッシュを自分が望んでいた好敵手と知ると、彼を倒すことに強い興味を持ち、例年拒んでいた神覚者候補選抜試験に参加する。
カルパッチョ・ローヤン(Carpaccio Luo-Yang / Carpaccio Royan)
声 - 内山昂輝[25]
マッシュ以上に無骨かつ冷血な赤髪の少年。オルカ寮生。1年生。神覚者候補。初登場は第47話。
右頬に渦を巻いたアザが1本。内部進学生で1位の優等生。能力は高い一方で、容赦のないまでの能力差別主義者であり、自分が「ザコ」とみなした相手には容赦がない。「最古の十三杖(マスターケイン)」に選ばれた天才で、自身に与えられたダメージを相手に移す魔法を用いる。これによって自傷して相手に回避不可能なダメージを与えることも可能。一方で自身の受けたダメージは「最古の十三杖(マスターケイン)」の祝福の力により背後に立つ女神像に全てオートで吸収されるため痛みは一切感じることはない。
神覚者選抜試験では水晶を奪い取るため、フィンの素性を知っていた上で罵倒し瀕死の重傷に追い込んだ際、マッシュとの闘争を開始。当初はマッシュを圧倒するも、フィンを虐げた怒りに燃えるマッシュの連打攻撃(ラッシュ)を受け、女神像の吸収できるダメージの許容量がオーバーし、マッシュの鉄の杖による渾身の一撃を喰らい倒された。その後、フィンとマッシュの強い友情の力を目の当たりにしたことにより二人に心の底から敗北を認める。
ローデス・エイムス(Rhodes Amez)
声 - 坂泰斗[16]
「オルカでは珍しい好戦的なタイプ」と評された青年。オルカ寮生。第20話に登場。
オルカで唯一のマグマの魔法使い。金の級硬貨を持っていたためにアビスに挑まれ、何も出来ず敗北し級硬貨を奪われる。
チェロの学生 & トロンボーンの学生(Cello & Trombone)
マカロンの後輩にあたる双子の青年たち。オルカ寮生。第44話に登場。
マカロン同様、顔の左右に音符状のアザが2本あり、音の魔法を駆使する。両者ともマカロンを尊敬している。
両者の名前(名称)は「『マッシュル-MASHLE-』人気投票」で付けられたものであり、本名は不明。

所属不明

ロイド・キャベル(Lloyd Cabell)
声 - 白井悠介[16]
狐を想起させる風貌の細目の少年。1年生。内部進学生。
表向きは涼やかな笑顔が絶えない好青年だが、本性は腹黒かつ悪辣な人物。右眼の下に1本のアザがあり、糸を召喚して操る魔法を得意とする。親が魔法局の高官というエリート一家の出身で、その地位を悪用しており、裏で繋がっているクレゴス教頭とも癒着している。悪質ないじめ(嫌がらせ)の常習犯であり、自分に逆らえば退学処分にするように手を回すなど、内部進学の学友たちからは傍若無人な性格の悪人として知られると同時に恐れられている。
入学直後のマッシュに目をつけ呼び出しを行うが、忘れられて反故にされたことで憤慨しマッシュいじめを実行。マッシュのルームメイトになったフィンを脅迫して教科書を破かせるなど、陰惨なやり方でマッシュをいじめ抜こうとしたが、やがてそれに耐えられず拒否してきたフィンにリンチを受けさせる。たまたま現場に居合わせたマッシュによって有無を言わさず即座に床に頭を叩きつけられ気絶した。その後、魔法局を通してマッシュに対する退学処分を行わせようとしたが、これはウォールバーグによって握りつぶされてしまい、自ら墓穴を掘る結果となった。

イーストン魔法学校の教師

ウォールバーグ・バイガン(Wahlberg Baigan)
声 - 麦人[16]羽多野渉(青年期)
イーストン魔法学校の校長。威厳のある眼鏡を掛けた白髭の老人。初登場は第3話。
空間魔法の使い手である元神覚者で、ライオからは「生きるレジェンド」と評され、若い頃に無邪気な淵源イノセント・ゼロと唯一渡り合った過去を持つ。「強き者としての資質(ノブレス・オブリージュ)」を重んじ、それにゆえに魔法の能力の強さを絶対視し、利己的な人間が支配する現在の人間社会に危機意識を持つ。数年前にイーストン魔法学校に赴任してきたのも、教育者としてこれを是正するため。
編入試験の折に自分を犠牲にしても利他的な行動をとるマッシュを知り、面接を経て編入を認める。以降、ロイドの一件では魔法局の要求を拒絶するなど、マッシュに目を掛けている。
ファルマン・クレゴス(Farman Cregos)
声 - 青山穣[16]
イーストン魔法学校の教頭。長いカイゼル髭の中年男性。
顔を横断するようなアザが1本。魔法局高官の息子であるロイドとは裏で通じていた上で彼に買収されていた教師で、ロイドの悪事を見逃すために後援および癒着していた。ロイドがマッシュから制裁を受けた現場に現れ、マッシュとフィンを処分するために凄むが、まったく意に介さないマッシュから顔面に膝蹴りを喰らった上に、床下の土の中に首だけ残して生き埋めにされ、「(懲りずに)次やったら今度は本当に生き埋めにする」と脅迫された。
クロード・ルッチ(Claude Lucci)
声 - 立花慎之介[16]
イーストン魔法学校の教師。セミロングの青年。編入試験の担当官。白魔導師[26]
左眼の下にアザが1本。今年度の「次に来る魔法使い」の7位に選ばれたという実力者。若くして様々な高度な魔法を取得したとされ、杖の一振りで試験場や迷路を造り出し、それらによる実力を他者から羨望されたり、称えられたりすることを好む。一方でエリート意識が強いがゆえに傲慢な性格をしており、内心では下流出身者を落とそうと企むなど、底意地の悪い一面を見せる。
自分の魔法に関心しないばかりか「無駄だ」とケチを付けるマッシュを恨み、迷路の試験にて落とすつもりのレモンに指示して彼の妨害を試みるが失敗する。悪あがきとしてマッシュとレモンを罵倒しつつ2人への攻撃を仕掛けようとしたが、彼に杖をへし折られた。最終的にウォールバーグに譴責される。

セント・アルズ聖魔学校の関係者

キングルス(King Ruth / Kingruss)
前年の神覚者選定最終試験の出場者の一人。レイン・エイムズと渡り合った実力がある。今年は出場前にドミナ・ブローライブと戦い敗れる。
ラーヴァ・アリシャ(Rava Alisha)
前年の神覚者選定最終試験の出場者の一人。サファイア寮監督生である。今年は出場前にドミナ・ブローライブと戦い敗れる。
マーボル・エタン(Marbol Ethane)
前年の神覚者選定最終試験の出場者の一人。トパーズ寮監督生である。今年は出場前にドミナ・ブローライブと戦い敗れる。

ヴァルキス魔学校の関係者

ドミナ・ブローライブ(Domina Blowlive)
神覚者候補。「無邪気な淵源」の一員。その他の詳細は他項目「無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の一味」を参照。
レヴィ・ローズクォーツ(Levi Rosequartz)
神覚者候補。金髪のロングヘアの青年。魔法局長の息子。
両目から下向きにギザギザした形のアザを持ち、右眼に眼帯をしている。元々はイーストンの学生であったが、当時の教師との口論の末に暴力事件を起こし退学、退学後はヴァルキスに編入し現在に至った。イーストンにいた頃は「神童」とも呼ばれるほどの実力者であったが、好戦的かつ残忍な性格をしている。
シャルル・コンティーニ(Charles Contini)
神覚者候補。クールかつ物静かな風貌の青年。
右眼から下にまっすぐ伸びた2本のアザを持ち、空間を操る魔法を得意とする。普段は紳士的だが、本性は狡猾。また、重度のマザコンであり、常に連絡用の子機代わりの魔ウサギを所持している。
ガルフ(Gulf)
神覚者候補。常に舌を出しているくせ毛の青年。ファミリーネームは不明。
両目から下向きに波のようなアザを持ち、溶解液を操る魔法を得意とする。元々は神覚者候補ではなかったが、ドミナがセント・アルズの神覚者候補たちを倒したことで神覚者選定最終試験の出場者となった。レヴィとは利害の一致で手を組む仲間にあたり、互いにそれなりの親交関係を築いていたが、試験の最中にマッシュの攻撃を防御する盾として利用されたあげく裏切られた。
ダジャレのヴァルキス神覚者候補
神覚者候補。ニット帽と耳当てを身に着けている青年。
アザは両目から下にまっすぐ伸びている。ダジャレを言う趣味を持ち、ダジャレで場の空気を凍らせた上で氷の魔法を操る戦法をとる。元々は神覚者候補ではなかったが、ドミナがセント・アルズの神覚者候補たちを倒したことで神覚者選定最終試験の出場者となった。
名前(名称)は「『マッシュル-MASHLE-』人気投票」で付けられたものであり、本名は不明。
虫使いのヴァルキス神覚者候補
神覚者候補。むき出しの歯茎に触手が付いた異様な容姿の青年。
レヴィ同様、両目から下向きにギザギザした形のアザを持ち、虫の魔法を用いる。元々は神覚者候補ではなかったが、ドミナがセント・アルズの神覚者候補たちを倒したことで神覚者選定最終試験の出場者となった。
名前(名称)は「『マッシュル-MASHLE-』人気投票」で付けられたものであり、本名は不明。

魔法局の関係者

ブレス・ミニスター(Bless Minister)
声 - 中博史[16]
禿頭に顎髭の中年男性。魔法局副局長。初登場は第23話。
アザは両眼の下に曲線状のものが2本。副局長という地位だが、神覚者を様付けで呼ぶなど、格は彼らより低い。他の神覚者たちと同じくルールに厳格であり、無礼講なマッシュに難色を示していた。
アベル戦を経て魔法が使えないことが発覚したマッシュの査問を行う。オーターと同様にこの世界のルールに従い処刑するつもりであったが、査問の場で無邪気な淵源イノセント・ゼロの放った寄生生物に襲われ、それをマッシュに助けられたことや、ウォールバーグとレインの懇願を受け、経過観察という処置に留める。
レイン・エイムズ(Rain Ames)
#レイン・エイムズの項を参照。
ライオ・グランツ(Rio Grants)
声 - 諏訪部順一[27]
長髪の美青年。魔法警備隊隊長。光の神杖(ライトケイン)の神覚者。
左眼の下にハの字状のアザが2本。自称「魔法界次期No1」の伊達男で、精神性などを含めた「男前」という基準で人を評価したがる。他の神覚者たちがルールに厳格なのに対し、柔軟な素振りも見せる。魔法が使えないにも関わらず高い実力を持つマッシュに強い関心を持つ。
ミニスターによるマッシュへの査問に勝手に参加し、マッシュの態度を気に入って手を使わずにろうそくに火を点けるよう命じる。これにマッシュが杖と床の摩擦で火を点けて応じたことを男前として気に入り、処刑しようとする強硬派のオーターを牽制する。そのため、マッシュともに信頼関係を築くようになっている。
オーター・マドル(Orter Maddle)
声 - 小野友樹[27]
ワースの兄。魔法魔力管理。砂の神杖(デザトケイン)の神覚者。
両眼に角張ったアザが2本で、砂を操る魔法を駆使する。神覚者の中でも特にルールに厳格であり、マッシュの処刑を強く進言するほか、本人の意志を無視してまで殺そうとするなど過激な一面を見せている。また、マッシュに強い関心を持つライオやカルドに敵意を向けている。
「無邪気な淵源」の介入やウォールバーグの登場で、処刑は見送られるも、内心はまったく納得しておらず、旧知のオルカ寮監督生のマカロンにマッシュが神覚者候補の選抜試験に落ちるように依頼する。マカロンによる妨害が失敗した後、マッシュに使役魔物008番を仕向けるも、それも失敗に終わったため、自らマッシュの元に赴き、008番への制裁を兼ねてマッシュの抹殺を実行しようとするが、レナトスに阻止された。
レナトス・リボル(Renatus Revol)
声 - 谷山紀章[27]
褐色肌に左頬に大きな傷のある青年。魔法墓地管理。不死の神杖(イモータルケイン)の神覚者。
右頬に十字状のアザが2本で、契約した魔族を召喚する魔法を駆使する。普段はものぐさな性格をしているが、根は誠実で、ライオと同じく柔軟な素振りも見せる。
ツララ・ヘイルストーン(Tsurara Halestone)
声 - 楠木ともり[27]
右目に雪の結晶のマークが入った眼帯をした小柄な人物。魔法研究管理。氷の神杖(アイスルケイン)の神覚者。
左眼下に並行する角張った2本のアザ。「寒っ」を口癖にするほどの寒がりで、常に厚着を身に着けている。
カルド・ゲヘナ(Kaldo Gehena)
声 - 島﨑信長[27]
細目の青年。魔法人材管理。炎の神杖(フレイムケイン)の神覚者。
右眼下にエックス状のアザが2本で、黒い炎の魔法を駆使する。人材管理の専門家として神覚者候補を把握しており、神覚者候補選抜試験に観覧者として参加している。
マカロンを推す一方で、ウォールバーグやライオが高く評価するマッシュにも興味を持ち、3次予選直前に直接マッシュを試すことにする。魔法および剣による攻撃で無理やり指示した方向を向かせようとする「あっち向いてホイ」にてマッシュの実力を把握し、なおもマカロンを有力候補としつつ、マッシュが勝ち進んで神覚者になった場合に自分の味方になる可能性に笑みを浮かべる。
アギト・タイロン(Agito Tyrone)
背が高く寡黙な四白眼の青年。魔法動物管理。竜の神杖(ドラゴンケイン)の神覚者。
左眼を通過するような長いアザと左眼したのアザの計2本。常に使役魔物のドラゴンを連れている。
ソフィナ・ブリビア(Sofina Biblia)
声 - 早見沙織[27]
ロングヘアの美女。魔法禁書管理。知の神杖(ノレッジケイン)の神覚者。
左眼下に知恵の輪のような2本のアザ。他の神覚者たちと同じくルールに厳格であり、「世間は特例を許さない」とマッシュの存在を危険視した。
カイセ・ツッコミー(Kaise Tsukkomi)
声 - 花守ゆみり
アフロの髪型をした団子鼻の小柄な青年。魔法局局員。
右眼下に渦巻のような一本のアザ。ミニスターによるマッシュへの査問の際に、ミニスターが「無邪気な淵源」の放った寄生生物に襲われたシーンで突如登場し、寄生生物について解説する。また、その後のマッシュの対応にツッコミを入れる。

魔法警察の警察官

ブラッド・コールマン(Brad Coleman)
声 - 小西克幸[16]
魔法警察に所属する警察官。元魔法局直属の警備隊所属。喫煙者かつオールバックに無精髭の中年男。
左眼の目頭から下に伸びた1本のアザを持つ。街の警官ながらドラゴンを追い払った経歴も持つという魔法の手練であり、この世界の人間らしく魔法の不得手な者には容赦がない。
アザのないマッシュの存在を知り、出世のチャンスと見て彼を捕まえに現れ、レグロに拷問を受けさせた。これにより姿を見せたマッシュと対決するが、自慢の攻撃魔法がその鍛え抜かれた肉体の前に一切効かず、最終的に杖による物理攻撃によって傷を負うという屈辱的な返り討ちに遭い、戦意を喪失する。しかし、逆にマッシュに「神覚者」を目指すように促し、「神覚者」が得られる金品や権利を目標に変更し、それに必要な援助も申し出た上で交渉した。その後、編入試験ではレグロと共にマッシュを見守ったり、レグロへの後援も行ったりしている。
テリー(Terry)
声 - 武虎[16]
マッシュに服を破かれた。

無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の一味

幹部格

無邪気な淵源イノセント・ゼロ(Innocent Zero)<通り名> / お父様(おとうさま)<呼称>
声 - 三木眞一郎[16]
本作の黒幕。同名の闇組織の頭目。初登場は第39話。
人造人間セルの生みの親にあたる人物で、「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」の実父でもあり、組織内では父親として振る舞っているため、セル、ドミナ、エピデム、デリザスタからは「お父様」、ドゥウムからは「父さん」と呼ばれている。また、マッシュの実父にあたる人物であるが、彼を道具程度にしか思っておらず、魔法不全者として生まれたマッシュを出来損ないとみなしつつも固執している。
セル・ウォー(Cell War)
声 - 花江夏樹[28]
闇組織「無邪気な淵源」の一員。有刺鉄線のような茨の冠をつけたボブカットに、目の下の濃いクマが特徴の青年。
両眼に角張ったアザが2本。炭素(カーボン)物質を自在に操り、攻防に用いる。神覚者になるべく力を欲したアベルと協力関係を持ち、魔力濃縮液の作成法や3本目の人工のアザの技術などを教えていた。しかし、マッシュらがアベルに挑んだ頃には、既に用済みと判断しており、アベルを殺そうとするが、そこでマッシュ衝突する。「無邪気な淵源」に所属する魔法使いとして圧倒的な強さを見せるが、アベルと共闘したマッシュから顔面に一発を受ける。その直後にマッシュが「お父様が長年探していたモノ」と気づき、撤退する。
その正体は、イノセント・ゼロが死体に自分の血を入れて造ったクローン体であり、ゼロのために命を使うべく生まれてきた人造人間。そのことについて本人は「神(ゼロ)のために命を使えることは史上の誉れ」と捉えている。ゼロの目的(造体禁忌魔法による不老不死の心臓の錬成)を知っており、彼の本当の息子では無いために心臓を育てる器にはなれないことから、魔法が使えない劣等種にあたるマッシュに激しい嫉妬と敵愾心を向けていた。
マッシュに出自の事実を伝えた上で「絶望の中での死」を与えようとしたが、彼の反骨精神と実力によって敗退した。その後、「無邪気な淵源」の本拠地にてドミナから「処罰」を受けた。
ドミナ・ブローライブ(Domina Blowlive)
闇組織「無邪気な淵源」の一員および「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」の一員。ゼロの実子の1人(五男)で、マッシュの実兄の1人にあたる人物。中性的な容貌の青年。
アザは右側の頬に円を描くように2本の矢印の形をしている。本編開始前からヴァルキス魔学校の生徒(神覚者候補)として潜伏しており、神覚者と同等かそれ以上の力を持つ。生後間もなく「自分自身の命はお父様(ゼロ)のためにある」と悟るほど実父を深く尊敬している。また、赤子の頃に実弟マッシュと対面しており、ゼロからの承認を我が物にしたい思いから、実弟に激しい嫉妬と敵愾心を抱く。そのため、マッシュからは「ファザコン」と痛罵されている。
ドゥウム
闇組織「無邪気な淵源」の一員および「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」の一員。ゼロの実子の1人(長男)で、マッシュの実兄の1人にあたる人物。生まれつき目が見えないことがわかっている
髪を逆立てた長身の青年で、顔を覆う仮面を付けている。ゼロの実子たちの中では唯一理性的な性格をしている。
ファーミン
闇組織「無邪気な淵源」の一員および「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」の一員。ゼロの実子の1人(次男)で、マッシュの実兄の1人にあたる人物。
ゼロの実子たちの中ではもっとも残忍非道な性格をした狂人。ピエロに酷似した服装をしている。アザは両目の周りにあり、一種のメイクのような形をしている。
エピデム
闇組織「無邪気な淵源」の一員および「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」の一員。ゼロの実子の1人(三男)で、マッシュの実兄の1人にあたる人物。
一見すれば眼鏡をかけたサラリーマン風の青年だが、相当な変人であり、プリンに病的なまでの愛着を持つ。アザは口の下に×印の形をしている。
デリザスタ
闇組織「無邪気な淵源」の一員および「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」の一員。ゼロの実子の1人(四男)で、マッシュの実兄の1人にあたる人物。
自他ともに認める派手好きな刹那主義者。アザは左右の眼の下に直角にまがった2本の矢印の形をしている。

配下

ジョン・ピエール(John Pierre)
声 - いとうさとる[16]
自称連続殺人鬼兼カニバリスト
シッター・ベイビー(Sitter Baby)
声 - 橘龍丸
ネクロス・マンス(Necros Mance)
声 - 水中雅章

サブキャラクター

レグロ・バーンデッド(Regro Burnedead)
声 - チョー、沖胡玲奈(少年期)、半田空(青年期)[16]
マッシュの養父。禿頭に真っ白な髭を蓄えた老人。
左眼下にアザが1本。人里離れた森の中でマッシュと共に暮らしていた。「大概のことにはイライラしないシックでエレガントな75歳」を自称しているが、我儘な言動を見せるマッシュに対し激しくキレ散らかすなど、感情表現は豊かで人間味のある性格をしている。「(反抗期の)息子との年齢相応な熱いやり取り」に期待しながら養育していた故、非常に素直に育ったマッシュに物足りなさを感じている。魔法警察に乗り込まれた際もマッシュを守ることを第一に考え、自らの命も顧みず警察官ブラッドに抵抗し続けるなど、血のつながりこそないものの息子(養子)への愛情は深い。そのため、マッシュからは「じいちゃん」と呼び慕われている。
元々は魔法使いとしては最底辺にあたる人物であり、実の親をはじめとする周囲から罵倒され続けてきた。孤独と絶望感に耐えかねて投身自殺を図ろうとした時に、捨てられた赤子のマッシュに気づき、アザがないというの彼の境遇に自分と同じ「必要とされていない人間」の悲哀を感じ、マッシュを拾って森の奥で育て上げた。マッシュが物心を持つようになる前後に「自衛のために」と筋トレを課し続けたが、現在ほどになるとはまったく予想していなかった。
アンナ・クラウン(Anna Crown)
声 - 今泉りおな[16]
ランスの妹。主にランスの回想シーンで登場する。
家柄のせいもあって周囲の人々に疎んじられていた兄ランスを家族として慕っており、互いに良好な兄妹関係を築いていた。本編開始前に魔力を失う不治の病を患ってしまっており、ランスが神覚者を志す大きな要因となっている。
アダム・ジョブズ(Adam Jobs)
声 - 関俊彦
本作におけるキーパーソン。
使役魔物008番(しえきまもの ぜろぜろはちばん)
オーターに使役されていたドワーフ。両耳に鎖が付いており、額に「008」の数字が刻まれている。
普段は小さな体躯であるが、本気を出すと狼に似た巨大な怪物の姿に変身し、鋭利な爪での攻撃を行うことができる。オーターとの契約を結ばれる前、魔物であることから差別と迫害を受けた過去を持つ。
オーターにマッシュの抹殺を命じられ襲撃するが、マッシュから本心を見抜かれ、彼の優しさに触れたことで戦意を喪失する。
メリアドール
オチョア

作品背景

作者の甲本は小学生時代、『ボボボーボ・ボーボボ』と『銀魂』にハマり、中高生時は「ギャグ・コメディ漫画家」を目指したというが、挫折し一度大学を出て社会人となる。その後、「2年以内に連載できなかったら諦める」と述べて親を説得して再び漫画家を目指し、本作でデビューできたという[29]

表現技法

キャラクター造形

甲本はマッシュ役の小林とフィン役の川島との鼎談の中で、マッシュのキャラクターについて、理想の主人公像と説明している[30]テレビアニメ版の監督を務めた田中智也は、ニュースサイト「Febri」とのインタビューの中で、主人公のマッシュの魅力について「主人公のマッシュが魔法を使えない孤独な存在であるにもかかわらず、まったく劣等感を抱いておらず、マイペースに筋肉で問題を解決していくところですね。」と語っており、普通なら修行を通じて強くなり、周囲を認めさせるという流れだが、本作の場合はそのようなことをしていなくてもいつの間にか認められていくところが、従来のジャンプ作品と違って面白いと話している[31]。テレビアニメ版でレインを演じた梶裕貴も、マッシュ役の小林千晃との対談の中で、マッシュはジャンプの主人公らしくないキャラクター性を持つがゆえに仲間たちが影響を受けるところが熱いと語っており、読む中で「自分の中に絶対的な『己』があり、周囲に忖度することなく自分らしくいられる」というキャラクター性が今の時代(2024年時点)に響く主人公像だと感じたと話している[32]。小林もそれに同意しており、自分の中のマッシュも演じる前からそのような存在であり、演じていて気持ちがよく、それが彼の強みだと改めて感じたと振り返っている[32]

一方、ドットについて、甲本は声が大きい点などから等身大の自分に似ていると述べている[30]

甲本によると、アベルのモデルは『ボボボーボ・ボーボボ』のギガだという。またマッシュ・アベル戦の回は読者から好評であり、アベルがいなければ連載が終わってたかもしれないため、個人的にはすごくお気に入りだという[33]

書誌情報

漫画

  • 甲本一 『マッシュル-MASHLE-』 集英社ジャンプ コミックス〉、全18巻
    1. 「マッシュ・バーンデッドと鍛え抜かれた筋肉」2020年6月9日発行(6月4日発売[34][35])、ISBN 978-4-08-882329-4
    2. 「マッシュ・バーンデッドと鉄の魔法」2020年8月9日発行(8月4日発売[36])、ISBN 978-4-08-882377-5
    3. 「マッシュ・バーンデッドと仮面の魔法使い」2020年10月7日発行(10月2日発売[37])、ISBN 978-4-08-882425-3
    4. 「マッシュ・バーンデットと弱肉強食」2021年1月9日発行(1月4日発売[11][38])、ISBN 978-4-08-882526-7
    5. 「マッシュ・バーンデットと魔法の鏡」2021年3月9日発行(3月4日発売[39][40])、ISBN 978-4-08-882575-5
    6. 「フィン・エイムズと友達」2021年5月5日発行(4月30日発売[41])、ISBN 978-4-08-882639-4
    7. 「マッシュ・バーンデッドと暴走の庭球」2021年8月9日発行(8月4日発売[42])、ISBN 978-4-08-882728-5
    8. 「マッシュ・バーンデッドと4枚の金剛刃」2021年8月9日発行(8月4日発売[43])、ISBN 978-4-08-882787-2
    9. 「マッシュ・バーンデッドと三魔対争神覚者最終試験」2021年12月8日発行(12月3日発売[44])、ISBN 978-4-08-882844-2
    10. 「マッシュ・バーンデッドと磁石の鎧」2022年3月9日発行(3月4日発売[45])、ISBN 978-4-08-883036-0
    11. 「マッシュ・バーンデッドと水の神」2022年5月7日発行(5月2日発売[46][47])、ISBN 978-4-08-883097-1
    12. 「マッシュ・バーンデッドと5人の兄弟」2022年7月9日発行(7月4日発売[48])、ISBN 978-4-08-883159-6
    13. 「レイン・エイムズと最強の鉾使い」2022年10月9日発行(10月4日発売[49])、ISBN 978-4-08-883258-6
    14. 「ランス・クラウンとドット・バレット」2022年12月7日発行(12月2日発売[50])、ISBN 978-4-08-883403-0
    15. 「ライオ・グランツと男前」2023年2月8日発行(2月3日発売[51])、ISBN 978-4-08-883426-9
    16. 「マッシュ・バーンデッドと鏡の魔法」2023年4月9日発行(4月4日発売[52][53])、ISBN 978-4-08-883447-4
    17. 「マッシュ・バーンデッドと時を遅くする魔法」2023年7月9日発行(7月4日発売[54])、ISBN 978-4-08-883568-6
    18. 「マッシュ・バーンデッドと恒久の幸せ」2023年10月9日発行(10月4日発売[55][56])、ISBN 978-4-08-883668-3

小説

本作の外伝を収録したノベライズ兼ゲームブックとして制作されている[46]

ファンブック

  • 甲本一 『マッシュル-MASHLE- 公式ファンブック マッシュ・バーンデッドと記録の書』、集英社〈ジャンプ コミックス〉、2023年10月4日発売[55][60]ISBN 978-4-08-883710-9

評価

ライターの向原康太はテレビアニメ版第1期初回放送前にニュースサイト「リアルサウンド」に寄せた記事の中で、本作を「『ハリー・ポッター』×『ワンパンマン』」と例えつつも、シュールなギャグと少年漫画的な熱さの絶妙なバランス感覚が人気を得たとしている[61]。向原は、つかみどころがなく周囲を振り回しがちで、「マッシュルームカットに無表情」という没個性的なビジュアルでありながらも、やるべきことやいうべきことをなすところが主人公らしくて好感が持てるとしている[61]

受賞・ノミネート

テレビアニメ

第1期は2023年4月から7月までTOKYO MXほかにて放送された。ナレーションは平田広明[20][65]

第2期『神覚者候補選抜試験編』は、2024年1月から3月まで放送された[66]

制作(テレビアニメ)

経緯・スタッフィング
本作のアニメの話が原作者である甲本に寄せられたのは単行本6巻前後のことであり、アニメを作るのには時間がかかると思ったと、マッシュ役の小林とフィン役の川島との鼎談で振り返っている[30]
本作のアニメーションはA-1 Picturesが手掛けた。アニメーションプロデューサーは同社の『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ-』シリーズの制作デスクだった中村将太が担当した。また、同作に参加していた東島久志は中村からの推薦で、本作のキャラクターデザインを担当したほか、オープニングの作画監督や一部の話の総作画監督も兼任した。東島はキャラクターデザインが初めてだからかあまり実感がなく、自分が描いた後に様々な人々の協力でキャラクターを完成させていくと感じたとニュースサイト「Febri」とのインタビューの中で話している。[67]
シナリオ・セッティング
シリーズ構成および全話を手掛けた脚本黒田洋介は原作を読む中でマッシュの痛快さを気に入り、テレビアニメ版の脚本の依頼を受けた際は素直にうれしく即答で引き受けたとニュースサイト「Febri」とのインタビューの中で明かしている[68]
まず黒田は最終回までの道筋を示した構成案を提示し、スタッフの総意を受けて脚本を書き始めたのであまり苦労はなかったと話しており、自分一人で脚本を書いていた分、各話の修正も迅速にできたと話している。また、プロデューサーからの意向もあって、執筆に当たっては原作へ最大限の敬意を払っていたため、脚本打ち合わせの際には大きないざこざはなかったという。なお、執筆に当たり、キャラクターの移動線や立ち位置の明確化を意識したという。[68]また、黒田は原作におけるマッシュとアビスの戦いが好きであり、それをもとにした第1期第9話の執筆にも気合が入ったという。
黒田は脚本を構築する上でありがたい存在としてフィンを挙げており、その理由として自分が付け足したギャグであってもフィンが突っ込みを入れれば『マッシュル-MASHLE-』らしくなると説明している[68]。フィン役の川島も、視聴者に近い視点を持つフィンが繰り出す常識的なツッコミによって作品内の異常性があぶりだされるため、本作にとって重要な存在だとキャストによる座談会の中で語っている[68]
映像・作画
テレビアニメ版の監督を務めた田中智也は、ニュースサイト「Febri」とのインタビューの中で、アニメ化に際しては独特な雰囲気を持つマッシュを表現するのに試行錯誤を重ねたと話しており、会話を普通よりもワンテンポ遅らせたり、瞬きを見せないといった細やかな表現を通じてつかみどころのなさを表現したりすることを意識したと語っている[31]
田中は楽しかったエピソードとして、第5話でマンドラゴラを調理する場面と、ドットがマッシュたちと出会う場面を挙げており、いずれキャストには楽しく演技してもらったので、それに負けないように作画も頑張らなければならないのが大変な分面白かったと振り返っている[31]。また、第9話は2組の戦いが展開されるだけでなく、戦う相手の過去も絡むため、いかにして20分に収めようか悩んだと振り返っている[31]
キャラクターデザイン
キャラクターデザインにあたり、東島はとにかくかっこよくするという目標を立てたと「Febri」とのインタビューの中で話しており、とりわけ立ち姿のシルエットがかっこよく見えるようにしたという。甲本や田中から細かい注文はなかった一方、甲本からはマッシュの筋肉に関する資料として複数の写真が送られており、こだわりを感じたと東島は振り返っている。東島は印象に残った人物としてマッシュを挙げており、シンプルな分バランスが難しく、何かを足したり引いたりするだけでマッシュらしさが失われてしまうため、調整に苦労したと振り返っている。[67]
音響
音響監督を務めた本山哲は、音響周りの方針として、幅広い層がみることを想定し、なるべく見ていて理解しやすいようにしたと「Febri」とのインタビューの中で話している。また、収録においては多くの視聴者に笑いをもたらせるように意識しているとしつつも、本作は大爆笑というよりくすっと笑わせる方が向いているため、加減が難しいと話している。本山は演出において苦労した点として、傍目に見るとギャグだが、当の本人たちは真剣に戦っているという場面を挙げており、BGMをどちらに合わせるべきか悩んでしまうと話している。[69]
なお、第1期はコロナウイルスの感染防止の観点から分散収録が行われていたが、第2期では従来の方法による収録が行われた[70]。一方、マッシュ役の小林が2024年の座談会の中で語ったところによると、分散収録期間中でも掛け合えるようにしてもらったという[71][注 3]
キャスティング
キャスティングにおいても、キャラクターの特徴を明確に表現できる者が選定された[69]
主人公のマッシュ役にはオーディションで小林千晃が選ばれた。小林はもともと原作を読み込んでいたことに加え、普段の話す際のテンション間で演技したらしっくりきたため、オーディションではあまり考えずに演じたと振り返っている[73]。当初は感情を出さない演技をするつもりだったが、監督の田中から「戦闘シーンをかっこよく演出したいので、マッシュらしさに収まる範囲でかっこよく演じてほしい」という注文があり、バランスを見極めながら演じるのが楽しかったと小林は語っている[73][74]。小林は第1期の第1話において、マッシュの一投足に細かなニュアンスがついており、作品に対する愛を感じたと話している[73]。また、アフレコ時はレグロ役のチョーとの掛け合いでセリフが被る場面が多かったため、一部は個別収録となったが、完成した映像を見てテンポの良さに笑ってしまったと振り返っている[73]
レイン役の梶裕貴は小林の演技を「引き算の芝居」と表現し、緩急を大切にし、決めるところを決める繊細な技術が見事だと評価している[72]
また、小林は梶との対談の中で、ウォールバーグ校長役の麦人と無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)役の三木眞一郎というベテラン声優と共演した際も新鮮で楽しかったと振り返っている[75]
ヒロインであるレモン役にはオーディションで上田麗奈が選ばれた。テープオーディションの時点では一度スイッチが入ると暴走するタイプだと思っていたが、アフレコの際に「常にスイッチが入っている」ことを知って驚いたと上田は「Febri」とのインタビューの中で振り返っている。また、アフレコ中に頻繁に出されていた「より盲目的に」といったディレクションから、レモンは自分以上にマイペースな人物だと知ることができたと上田は「Febri」とのインタビューの中で話している。他方で、「よりかわいく」というディレクションも多く出されており、清楚な時と暴走しているときのギャップが明確になるように導かれたと感じていると上田は振り返っている。[76]
フィン役の川島零士は、原作の時点でも顔芸がすごかったので、オーディションで彼が困っている場面の突込みは、ひたすらに全力で彼の嘆きを代弁することを意識していたと「Febri」とのインタビューの中で話している。その際、音響監督の本山から、フィンがそこまで成績が良くないのでそこを意識してほしいと言われ、フィンのキャラクターを理解できたという。[77]また、川島は甲本と小林との鼎談の中で、地声に近い演技だったためやりやすかったと話している[30]
ランス役の石川界人は、現場でキャラクターに関するディレクションがあまりなかったため、かなり自由に演じたと「Febri」とのインタビューの中で話している。一方、妹への愛を語る場面では、もっとはっちゃけてくれというディレクションを4度もらった。実際の放送では適切なものが採用されたが、没テイクの中にはより振り切ったものもあったという。[78]
ドット役の江口拓也は、彼の表情にどんな感情を乗せられるのかか投げるのが楽しいと「Febri」とのインタビューの中で話しており、演じる際には「いかにフルマックスでボールを投げ続けられるか」ということを意識していると語っている[79]
原作4巻発売PVでマッシュを演じた花江夏樹は、テレビアニメ版においてセル・ウォーを演じた[28]。小林は花江の演技について、様々な芝居の引き出しを駆使して見事にセル・ウォーを演じていたと梶との対談の中で話している[75]
アベル役の梅原裕一郎はもともと別の役でオーディションを受けていたため、オーディションに向けて原作を読んだ際はアベルを全く意識していなかったとアビス役の七海ひろきとの対談の中で明かしている。梅原はもともと読者としても演じる立場としても敵役が好きだったため、アベル役に決まった際はうれしかったと振り返っている。アベルは過去の出来事から弱肉強食を掲げるようになったという設定であり、自らの信念に沿って行動している分、演技に当たっては堂々とした様子を意識したと梅原は対談の中で語っている。前述の経緯からキャラクターの方向性をつかみかねていたため、最初、梅原はより頑固で会話もままならなさそうなキャラクターを想定して演じていたところ、より会話ができる感じで演じてほしいというディレクションをもらったという。なお、大きく方向性を変えるようなディレクションはなかった。[80][81]
一方、七海はもともとジャンプ作品に出たいという思いがあり、最初からアビス役のオーディションを受けていた。七海は演技で意識したことについて、ミステリアスな部分や、悲しい生い立ちによる寂しさや切なさをにじませることを挙げている。初登場回は顔見せ程度であり、2度目のアフレコで悪役をイメージして演じたところ、「そこまで悪いイメージを出さないで」というディレクションをもらい納得したという。マッシュとの出会いにより固くなっていた心が解きほぐされるところもあるため、悪役とは違う方向性であることを理解してからは、自分でもイメージを変えるようになったと七海は振り返っている。[80]
レイン役を演じた梶裕貴は、これまで様々な経験を通じて成長するタイプのキャラクターを演じてきた中で、「主人公の憧れの存在」という立ち位置にいるレインを演じたことが感慨深くてうれしかったと小林との対談の中で振り返っている。一方で、登場人物や視聴者に、レインが圧倒的存在であることを示す必要があるため、責任やプレッシャーを感じたとも話しており、特に本格的な登場を果たした第1期第10話はかなりのインパクトがあったと梶は話している。他方、梶はレインが学校や魔法界について真剣に考えるなどおちゃめな一面もあり、どこかマッシュに近いところがあると思いながら演じてきたとも対談の中で話している。最初のテストの際、梶はそこまで低くしないようにという指示を受け、制作チームのイメージをすり合わせながら調整を重ねたものの、以降は大きな改善点もなくスムーズに進んだと振り返っている[32]。マッシュ役の小林は梶との対談の中で、この配役で正解だったと話している[82]
第1期から登場するサブキャラクターのうち、マッシュの養父レグロ役はチョーが演じた。演技に当たり、チョーは「モノローグをシックでエレガントに、ツッコミは思い切りやる」という方針を立て、一度とっつきやすいおじいちゃんというイメージで演じたこともあったが、最終的には最初の方針で進められた。また、小林がイベントで語ったところによると、第1話でマッシュと初めて出会う場面では、15、6歳ほど若返った声を出していたという。また、ブラッドがマッシュの家を訪ねてくる以降の場面の裏で聞こえるセリフは台本にはないチョーのアドリブだと小林は話している。[83]
マッシュが魔法学園に入るきっかけを作った警官ブラッドは小西克幸が演じた。アフレコの際、小西は「ナルコムパス」を唱える際のアクセントについて悩んでおり、最初は技らしさを出すために力のこもったアクセントで演じた。その後、普段から唱えている呪文であればもう少し力を抜いているだろうと考え、今の形になったという。[83]
演技においては変わったアプローチが求められることもあった[74]。原作のとある場面においては、歯をかち合わせながらしゃべる場面があり、テレビアニメ版でこの場面を演じたドット役の江口は非常に難しかったと座談会の中で振り返っており、同時に2つの音を出すのは自分の声優人生の中でも初めてだったと語っている[74]。また、マッシュ役の小林も、マッシュが泳ぐ場面の台本のセリフには「ブクブクブク……」とだけある一方、その横のト書きにセリフがかかれていたことに気づき、「ブクブクしながら喋る」と解釈して演技をしたと話している[84]
第2期では、さらなる神覚者役として、諏訪部順一(ライオ・グランツ役)や、小野友樹(オーター・マドル役)らが起用された[85]
また、第2期に神覚者候補生役で出演していたキャストのうち、オルカ寮の監督生でもあるマーガレット役の子安武人は、放送前に寄せたキャストコメントの中で、このようなキャラクターを演じられることは光栄だとしつつも、非常にバランスをとるのが難しい役だが、ごく自然に当たり前に存在しているよう演じていこうと思うと話している[25]。また、カルパッチョ役の内山昂輝は、放送前のキャストコメントの中で、原作で受けた印象をもとに自由に演じたり、スタッフから違うパターンを提案されて試したりと、試行錯誤を重ねたこと明かしている[25]
音楽
音楽を手掛けた横山克は、田中から「ただの魔法世界だけの音楽にしたくない」「ギャグもしっかり表現したい」という要望があったと、「Febri」とのインタビューの中で明かしている。横山はラッパーには筋肉質な者が多いという印象から、本作の音楽にヒップホップラップの要素を持ち込んだと話しており、ギャグシーンにヒップホップを用いる手法はお笑い番組などでも採用されていたためわりとすんなり受け入れられたと振り返っている。また、テレビアニメ版第1期の音楽はノリ優先で作ることも多かったが、ラップの表現が好評だったことから、楽しく作ることができたと話している。一方、横山は、ラップに使う言語が作品の世界を壊したり、歌の表現がセリフを妨害しないように計算したりする必要があって大変だったとも話している。[86]

スタッフ

  • 原作 - 甲本一[10]
  • 監督 - 田中智也[10]
  • シリーズ構成・脚本 - 黒田洋介[10]
  • キャラクターデザイン - 東島久志[10]
  • アクションディレクター・モンスターデザイン - 松田剛吏[87]
  • アクションディレクター - 斎藤亮太(第2期)[27]
  • エフェクト監修 - 徳丸輝明
  • プロップデザイン - 高瀬さやか、三腰航平(第2期)、吉川由華(第2期)[27]
  • 美術設定 - 成田偉保[87]
  • 美術監督 - 伊藤友沙[87]
  • 色彩設計 - 武田仁基[87]
  • 撮影監督 - 鈴木彬人[87]
  • CG監督 - 福田大輔[87]
  • 編集 - 吉武将人[87]
  • 音響監督 - 本山哲[87]
  • 音響効果 - 安藤由衣(第2期)[27]
  • 音響制作 - INSPIONエッジ[27]
  • 音楽 - 横山克[10]
  • 音楽制作 - アニプレックス
  • 音楽プロデューサー - 山内真治
  • プロデューサー - 古橋宗太、呂夏娜、嶋崎崇夫(第1期)
  • アニメーションプロデューサー - 中村将太
  • 制作 - A-1 Pictures[10]
  • 製作 - アニプレックス、集英社ADK

主題歌

「Knock Out」[20][88]
岡崎体育による第1期オープニングテーマ。作詞・作曲は岡崎体育、編曲はDAIDAI from Paledusk
「シュークリーム・ファンク」[20][88]
フィロソフィーのダンスによる第1期エンディングテーマ。作詞はCOMiNUM, Kaz Kuwamura, Kentaro、作曲はKaz Kuwamura, Kentaro、編曲はKentaro。
Bling-Bang-Bang-Born[27]
Creepy Nutsによる第2期オープニングテーマ。作詞はR-指定、作曲・編曲はDJ松永
「トーキョーズ・ウェイ!」[89]
私立恵比寿中学による第2期エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は細井涼介と林武蔵。

評価(テレビアニメ)

クランチロール・アニメアワード2024において、最優秀コメディ作品賞、最優秀ファンタジー作品賞にノミネートされた[90]

各話リスト

話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督総作画監督初放送日
第1期
第1話マッシュ・バーンデッドと鍛えぬかれた筋肉 田中智也池田愛彩合田浩章東島久志2023年
4月8日
第2話マッシュ・バーンデッドと不思議な迷路 小原正和
  • 萩尾圭太
  • 山本祐子
  • 高瀬さやか
石川智美4月15日
第3話マッシュ・バーンデッドと怒らせちゃいけない人 飛田剛
  • 市橋雄一
  • 斉藤亮
  • 齋藤悠
久松沙紀4月22日
第4話マッシュ・バーンデッドと強めの魔法使い 臼井篤史
  • 板垣彰子
  • 南りりこ
  • 佐藤綾香
  • 西川真人
  • 山下聖美
  • 上月庸右
  • 楊彤琤
東島久志4月29日
第5話マッシュ・バーンデッドとモテない同級生 渡辺有紀渡辺浩二久松沙紀5月6日
第6話マッシュ・バーンデッドと鉄の魔法 池田愛彩
  • 合田浩章
  • 市橋雄一
  • 萩尾圭太
  • 臼井篤史
  • 斉藤亮
  • 北村友幸
  • 北島勇樹
5月13日
第7話マッシュ・バーンデッドと人形の魔法使い 古田丈司渋田直彰
東島久志5月27日
第8話マッシュ・バーンデッドと狼の魔法使いたち 仲野良
  • 齋藤悠
  • 南りりこ
  • 佐藤綾香
  • 合田浩章
  • 上月庸右
  • 西川真人
  • 山下聖美
  • ズイショウ
  • YU Minzi
  • No Seung-who
久松沙紀6月3日
第9話マッシュ・バーンデッドと加速の魔法使い 田中智也渡邊敬介
  • 小沢久美子
  • 北島勇樹
  • 滝口弘喜
  • 萩尾圭太
  • さのえり
  • 戸谷賢都
  • 山本祐子
石川智美6月10日
第10話マッシュ・バーンデッドと神覚者の男 小原正和
  • 市橋雄一
  • 合田浩章
  • 北村友幸
  • 小松真梨子
  • 斉藤亮
  • No Seung-who
  • 西川真人
  • 上月庸右
  • 曽根拓人
  • 堀光明
  • 桜井このみ
  • 宇良今日子
東島久志6月17日
第11話マッシュ・バーンデッドと弱肉強食 大橋一輝小坂春女
  • 臼井篤史
  • 渡辺浩二
  • 西川真人
  • 上月庸右
  • 萩尾圭太
  • 斎藤悠
  • 南りりこ
  • 佐藤綾香
  • 久松沙紀
  • 東島久志
6月24日
第12話マッシュ・バーンデッドと魔法の鏡 古田丈司飛田剛
  • 小沢久美子
  • 山本祐子
  • 合田浩章
  • 錦見楽
  • 萩尾圭太
  • 大野泰江
  • 曽根拓人
  • 高瀬さやか
  • 古阪美津妃
  • 北村友幸
  • 市橋雄一
  • 滝口弘喜
  • 小松真梨子
  • 臼井篤史
  • 斉藤亮
  • 戸谷賢都
  • No Seung-who
  • Jang Han-byeol
東島久志7月1日
第2期『神覚者候補選抜試験編』
第13話マッシュ・バーンデッドと神覚者たち 田中智也白石佳祐
  • 小松真梨子
  • 齋藤悠
  • 佐藤綾香
  • 南りりこ
東島久志2024年
1月6日
第14話マッシュ・バーンデッドと実家 古田丈司宮本幸裕
  • 伊藤良明
  • 高野晃久
  • 岩本里奈
  • 清水勝祐
  • 鮫島寿志
  • 高橋みき
久松沙紀1月13日
第15話レイン・エイムズと神に選ばれた力 成田歳法飛田剛
  • 高瀨さやか
  • 山本祐子
  • 渡邊敬介
  • 萩尾圭太
  • 臼井篤史
  • さのえり
石川智美1月20日
第16話マッシュ・バーンデッドと強固な風船 渡辺有紀
  • 斉藤亮
  • 臼井篤史
  • 渡辺浩二
  • 成松義人
戸谷賢都1月27日
第17話フィン・エイムズと友達 仲野良
  • 錦見楽
  • 小沢久美子
  • 茂木眞一
  • 斉藤亮
  • 曽根拓人
  • 滝口弘喜
  • 斎藤亮太
  • 合田圭祐
  • 中岡響香
  • 安岡幸恵
  • 大貫巧
  • 内田百香
  • 原田ゆうか
  • 三宅舞子
  • 岡遼子
東島久志2月3日
第18話マッシュ・バーンデッドと危ないアッチ向いてホイ Marr小坂春女
  • 齋藤悠
  • 佐藤綾香
  • 南りりこ
  • 廣瀬あかね
  • 小松真梨子
  • 市橋雄一
  • 二瓶令暁
  • ズイショウ
  • 原田ゆうか
  • Cha Myeong Jun
齋藤悠2月17日
第19話マッシュ・バーンデッドと音の魔法使い 西澤晋髙橋順
  • 久松沙紀
  • 山本祐子
  • 渡邊敬介
  • 萩尾圭太
  • さのえり
  • 高瀨さやか
  • 斉藤亮
  • 原田ゆうか
  • 錦見楽
  • 市橋雄一
  • 大貫巧
  • 中尾彩香
  • Vann Oba
久松沙紀2月24日
第20話マッシュ・バーンデッドと大きな塔 古田丈司白石佳祐
  • 渡辺浩二
  • 臼井篤史
  • 成松義人
  • 三腰航平
  • 三宅舞子
  • カオンヌリ
  • 齋藤悠
  • 東島久志
戸谷賢都3月2日
第21話ウォールバーグ・バイガンと闇の魔法 持丸タカユキ向山鶴美
  • 砂山拓也
  • 岩崎令奈
  • 内田百香
  • 小沢久美子
  • 錦見楽
  • 市橋雄一
  • 安岡幸恵
  • 北島勇樹
  • 小松真梨子
  • さのえり
  • 萩尾圭太
  • 斉藤亮
砂山拓也3月9日
第22話ウォールバーグ・バイガンと最大の危機 成田歳法飛田剛
  • 神本兼利
  • 合田浩章
  • 三腰航平
  • 八角彩香
  • 中岡響香
  • 山田俊太郎
  • 原田ゆうか
  • 前田達之
  • 吉田肇
  • 佐藤綾香
東島久志3月16日
第23話マッシュ・バーンデッドと最強の魔法使いの始まり 山本寛康蛍美
  • 岸寛毅
  • 林由香
  • 高橋尚千
  • 浜平蒼生
  • 鈴木ファルコ
  • 中島大智
  • 中村真由美
  • 馮含露
  • WHITE LINE
  • KWON HYEON AE
齋藤悠3月23日
第24話マッシュ・バーンデッドと良い友達 田中智也
  • 南りりこ
  • 廣瀬あかね
  • 山本祐子
  • 渡邊敬介
  • 小松真梨子
  • 松田剛吏
  • 臼井篤史
  • 東島久志
  • 石川智美
3月30日

放送局・配信元

日本国内 テレビ / 第1期 放送期間および放送時間[65]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域[91] 備考
2023年4月8日 - 7月1日 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) TOKYO MX 東京都
とちぎテレビ 栃木県
群馬テレビ 群馬県
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2023年4月9日 - 7月2日 日曜 1:55 - 2:25(土曜深夜) テレビ新潟 新潟県
中京テレビ 中京広域圏
日曜 2:08 - 2:38(土曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 アニメシャワー』第1部
2023年4月10日 - 7月3日 月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜) 福岡放送 福岡県
2023年4月12日 - 7月5日 水曜 1:20 - 1:50(火曜深夜) 長野朝日放送 長野県
水曜 1:25 - 1:55(火曜深夜) 静岡放送 静岡県 スーパーアニメ6区』枠
2023年4月13日 - 7月6日 木曜 1:15 - 1:45(水曜深夜) 岡山放送 岡山県・香川県
2023年4月14日 - 5月19日
2023年5月26日 - 7月7日
金曜 2:29 - 2:59(木曜深夜)
金曜 1:59 - 2:29(木曜深夜)
札幌テレビ 北海道
2023年4月15日 - 7月8日 土曜 2:08 - 2:38(金曜深夜) 中国放送 広島県
土曜 2:29 - 2:59(金曜深夜) ミヤギテレビ 宮城県
2023年6月6日 - 火曜 19:00 - 19:30 アニマックス 日本全域 BS/CS放送 / リピート放送あり[92]
日本国内 インターネット / 第1期 配信期間および配信時間[65]
配信開始日 配信時間 配信サイト
2023年4月8日 土曜 0:00(金曜深夜) 更新 dアニメストア(本店・for Prime Video)
土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) ABEMA
2023年4月10日 月曜 12:00 更新
月曜 22:30 - 23:00 ニコニコ生放送
日本国内 テレビ / 第2期 放送期間および放送時間[93]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域[91] 備考
2024年1月6日 - 3月30日 土曜 23:30 - 日曜 0:00 TOKYO MX 東京都
とちぎテレビ 栃木県
群馬テレビ 群馬県
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2024年1月7日 - 3月31日 日曜 1:55 - 2:25(土曜深夜) 中京テレビ 中京広域圏
日曜 2:05 - 2:35(土曜深夜) テレビ新潟 新潟県
日曜 2:08 - 2:38(土曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏
2024年1月8日 - 4月1日 月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜) 福岡放送 福岡県
2024年1月10日 - 4月3日 水曜 1:20 - 1:50(火曜深夜) 長野朝日放送 長野県
水曜 1:40 - 2:10(火曜深夜) 静岡放送 静岡県 『スーパーアニメ6区』枠
2024年1月11日 - 4月4日 木曜 1:15 - 1:45(水曜深夜) 岡山放送 岡山県・香川県
2024年1月12日 - 4月5日 金曜 1:59 - 2:29(木曜深夜) 札幌テレビ 北海道
2024年1月13日 - 4月6日 土曜 2:08 - 2:38(金曜深夜) 中国放送 広島県
土曜 2:29 - 2:59(金曜深夜) ミヤギテレビ 宮城県
日本国内 インターネット / 第2期 配信期間および配信時間[93]
配信開始日 配信時間 配信サイト
2024年1月6日 土曜 23:30更新
  • ABEMA
  • dアニメストア(本店・for Prime Video)
2024年1月9日 火曜 12:00 更新
  • バンダイチャンネル
  • DMM TV
  • FOD
  • Hulu
  • Amazon Prime Video
  • U-NEXT
  • アニメ放題
  • TELASA
  • J:COMオンデマンド
  • auスマートパスプレミアム
  • milplus見放題パックプライム
  • Netflix
  • ニコニコチャンネル

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
第1期[94]
1 2023年7月26日 第1話 - 第3話 ANZX-15451/2 ANZB-15451/2
2 2023年8月23日 第4話 - 第6話 ANZX-15453/4 ANZB-15453/4
3 2023年9月27日 第7話 - 第9話 ANZB-15455/6 ANZB-15455/6
4 2023年10月25日 第10話 - 第12話 ANZX-15457/8 ANZB-15457/8
第2期[95]
1 2024年3月27日 第13話 - 第15話 ANZX-16661/2 ANZB-16661/2
2 2024年4月24日予定 第16話 - 第18話 ANZX-16663/4 ANZB-16663/4
3 2024年5月29日予定 第19話 - 第21話 ANZB-16665/6 ANZB-16665/6
4 2024年6月26日予定 第22話 - 第24話 ANZX-16667/8 ANZB-16667/8

反響(テレビアニメ)

BBBBダンス

第2期のオープニングテーマ『Bling-Bang-Bang-Born』は日本国内外で大きな反響を呼んだ。また、オープニング映像でキャラクターが踊る様子は「BBBBダンス」と呼ばれ、YoutubeやTiktokでは「踊ってみた」動画の投稿が相次いだほか、アニプレックスの公式Youtubeでも出演声優による「踊ってみた」動画が投稿された。[96][97]

放送前の評価
ライターの向原康太はテレビアニメ版第1期初回放送前に「リアルサウンド」に寄せた記事の中で、第1期のPVを通じてマッシュの魅力がきちんと引き出されていると評している[61]。また、PVでは笑える場面と迫真のバトルが原作から強調されており、実際に見ると想像以上にアニメ映えする作品であると述べている[61]
放送後の評価
ライターのすなくじらは「リアルサウンド」に寄せた記事の中でマッシュ役に小林が起用された背景として、近年(2023年時点)のアニメにおいて「癖のある主人公」が人気を集めていることを挙げており、小林がキャラクターの気持ちを細かく拾うことを得意とすることに由来していると述べている[98]。ギャグ作品故マッシュの心の動きはわかりにくいものの、小林の演技により彼が家族思いな人物であることがわかるとすなくじらは評している[99]

Webラジオ

WEBラジオ『MASH RADIO』が音泉およびYouTube「アニプレックス チャンネル」にて、2023年3月22日より毎週水曜に配信中。パーソナリティはマッシュ・バーンデッド役の小林千晃[100][101][102]

舞台

マッシュル-MASHLE- THE STAGE」のタイトルで2023年7月4日から11日に東京国際フォーラム ホールCにて、同年7月15日から17日にAiiA 2.5 Theater Kobeにてそれぞれ上演された[5][103]

2024年8月2日から8月12日に天王洲 銀河劇場にて、同年8月17日から8月19日にAiiA 2.5 Theater Kobeにて続編が上演予定[104]

キャスト

マッスルズ

スタッフ(舞台)

脚注

注釈

  1. ^ 英語圏ではアンドリューはファーストネームのため、英語版では「アンドリュー・オロル (Andrew Orol) 」と逆の表記になっている。なお、ファミリーネームは作中には登場せず、第4巻の質問コーナー①で明かされた。
  2. ^ 作中では2年生と紹介される一方で、ランスの説明や第2巻のあとがきなどでは留年したとなっており、1年なのか2年なのか曖昧になっている。
  3. ^ 例:第1期第10話においてマッシュとレインが対峙する場面[72]

出典

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外部リンク

漫画
テレビアニメ
舞台