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'''Sony Tablet''' (ソニー・タブレット)とは、[[ソニー]]が販売する[[Android OS|Android]]を搭載した[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]のシリーズ名である。
'''Sony Tablet'''ソニー・タブレットは、[[ソニー]]がかつて製造していた[[Android]]を搭載した[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]端末のシリーズ名である。キャッチコピーは「'''みんなのタブレット'''」<ref name="itmedia110901">[http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/01/news117.html “ソニーらしい4つの特徴”でみんなのTabletに──「Sony Tablet」製品発表会 (1/3)] - ITmedia 2011年9月1日</ref>

その後、2012年8月に後継機種の『[[Xperia Tablet S]]』が発表され、同モデルよりソニー本体が出す[[タブレット端末]]はスマートフォンと共通のブランドを冠した「[[Xperia Tablet]]」(エクスペリア・タブレット)に変更された<ref>[http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120830_556268.html 【IFA 2012】ソニー、NFC対応Xperiaや4K BRAVIAを披露-無線LAN搭載のNEX、新HMD。"Kando"を世界に] - AV Watch 2012年 8月 30日AV Watch</ref>。

個別の機種の特徴は『[[Sony Tablet S]]』および『[[Sony Tablet P]]』を参照のこと。


== 概要 ==
== 概要 ==
2011年4月26日に初公開。のちに『[[Sony Tablet S]]』になる「S1』と、『[[Sony Tablet P]]』になる『S2』が公開された。同年秋頃を販売予定とし、端末仕様については「[[オペレーティングシステム|OS]]にAndroid 3.0を採用」・「[[CPU]]に[[NVIDIA Tegra|Tegra 2]]を提供」程度の情報が提供された。また、他のソニー商品との連携も発表され、記者会見には[[Android]]社を創業し、[[Google]]の副社長を務める[[アンディ・ルービン]]が出席した<ref name="K-tai20110426">[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110426_442356.html ソニー、Androidタブレット2製品を発表] - ケータイWatch 2011年4月26日</ref><ref name ="sony20110426">[http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201104/11-055/ 様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表 ~伸長を続けるPC市場に向けてはVAIOを強化~] - SONY 2011年4月26日</ref>。
{{Main|Sony Tablet S|Sony Tablet P}}
メディアコンテンツの機能を重視した「[[Sony Tablet S]]」と、モバイル性とコミュニケーション性を重視した「[[Sony Tablet P]]」の2機種がある。両機種ともに、2011年10月以降に順次、今年末に全世界で発売を開始する。


2011年9月1日、メディアコンテンツの機能を重視した『Sony Tablet S』と、モバイル性とコミュニケーション性を重視した『Sony Tablet P』の[[タブレット]]端末2機種を発表し、タブレット事業に本格参入した<ref name="K-tai20110901">[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110901_474076.html ソニー、Androidタブレット2シリーズ4製品を発表] - ケータイWatch 2011年9月1日</ref><ref name="sony20110901">[http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201109/11-0901/ 持ちやすさや携帯のしやすさを追求した独自のデザインを採用 サクサクとした快適な操作感でネットワークサービスやアプリケーションを楽しめる Android™搭載タブレット端末“Sony Tablet”2機種 発売] - SONY 2011年9月1日</ref>。日本市場では、『Sony Tablet S』(Wi-Fiモデル)が9月17日に販売開始されたのを皮切りに、順次、全世界で発売された<ref>[http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/01/news045.html ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売 (1/3)] - ITmedia 2011年9月1日</ref>。
基本ソフトには、[[Android]]3.xを採用。WiFiやWAN機能を搭載しており、ウェブブラウジングやメール、インターネットブラウザー上でビデオ、[[プレイステーション スイート]]のゲーム、電子書籍など様々な機能がある。<ref>[http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201104/11-055/ 様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表]</ref>


初期搭載OSに、[[Android]]3.1(『Sony Tablet S』(Wi-Fi))およびAndroid3.2(『Sony Tablet S』(Wi-Fi+3G)・『Sony Tablet P』)を採用。両機種とも、CPUにはデュアルコアの「Tegra 2 (1GHz)」を採用<ref name="K-tai20110901"/>。
大きな特徴は、'''アップル社の“[[iPad]]”と同様に製造メーカー主導'''となっていることである。このため、日本でこの商品を扱う[[NTTドコモ]]でも、自社のタブレットシリーズとは別個のラインナップとして位置づけられている。

Sony Tabletは販売時の説明会で、それ以外のタブレットとの差別化ポイントとして『デザイン』・『操作感・操作性』・『他のソニーデバイスとの連携』・『複数のエンターテイメントサービス』をあげた<ref name="itmedia110901"/>。

『デザイン』は、これまでのタブレットとは異なる形状を採用し、『Sony Tablet S』では側面がくさび型で、横持ち時に上から下に向かって細くなる「偏重心デザイン」を採用<ref>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110831/1037501/ iPadに勝てるか?使い勝手が秀逸 、「Sony Tablet S」の実力] - 日経トレンディ 2011年8月31日</ref>。『Sony Tablet P』では、横持ち時に上下2画面で折りたたみ出来るデザインを採用した<ref>[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20110909_476038.html ソニー「Sony Tablet P」~折りたたみボディと2画面液晶を採用したAndroidタブレット] - PC Watch 2011年9月9日</ref>。

『操作感・操作性』は、動作が軽快になる『サクサク・エクスペリエンス』技術を採用。ソニーの各種サービス、AV機器との連携も行われた<ref>[http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/01/news045_2.html ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売 (2/3)] - ITmedia 2011年9月1日</ref>。

『他のソニーデバイスとの連携』は、ソニータブレット内の動画を[[ブラビア]]と[[DLNA]]で接続して再生する機能や、リモコン機能の搭載<ref name="itmedia110901"/>。

『複数のエンターテイメントサービス』は、[[Video Unlimited]]・Personal Space・PlayStation Certified・Reader Storeの連携が発表された<ref name="itmedia110901"/>。

Wi-FiやWAN機能を搭載しており、ウェブブラウジングやメール、インターネットブラウザー上でビデオ、[[プレイステーション スイート]]のゲーム、電子書籍など様々な機能がある<ref>[http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201104/11-055/ 様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表]</ref>。

Sony Tabletの開発発表および発売発表時点では、先行商品の[[iPad]]対抗の本命商品と報じる会社も存在した<ref>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110426/1035356/ iPad対抗の本命? ソニーがAndroidタブレット,5.5型デュアルディスプレイタイプも今秋投入] - 日経トレンディ 2011年4月26日</ref><ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0102H_R00C11A9000000/ iPad2対抗の本命か 写真で見るSony Tablet] - 日本経済新聞 2011年9月2日</ref>。

[[2012年]][[3月22日]]にAndroid 4.0.3へのアップデートを発表<ref name="sony20120322">[http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201203/12-0322/ “Sony Tablet”Android™4.0.3対応やブルーレイディスクレコーダー※1連携によるテレビ視聴など システムソフトウェアアップデートによる機能追加] - SONY 2012年3月22日</ref>。同年5月24日より、[[Android]]4.0.3へのアップデートを提供開始し<ref>[http://www.sony.jp/support/tablet/info2/20120524.html Android 4.0.3を含むシステムソフトウェア(Release1a)アップデートのお知らせ] - SONY</ref>、独自機能拡張として2つのアプリを同時に利用できる『スモールアプリ』の対応と、ソニー製ブルーレイレコーダーの運用が出来る『RECOPLAアプリ』に対応した<ref name="itmedia">[http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1203/27/news074.html Android 4.0.3搭載の「Sony Tablet」で“スモールアプリ”を試す (1/2)] - ITmedia 2012年03月27日</ref>。

大きな特徴は、'''主要他社の場合と同様に製造メーカー主導'''となっていたことである。このため、日本でこの商品を扱う[[NTTドコモ]]でも、自社のタブレットシリーズ「[[ドコモ タブレット]]」とは別個のラインナップとして位置づけられていた。販売時にはドコモのSIMロックがかけられている。SIMロックについては所定の手続きをしたら解除できる<ref>[http://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/compatible_model/#p05 SIMロック解除対応機種] - NTTドコモ</ref>。

2012年8月29日、ドイツのベルリンで開催されている「IFA 2012」にて、9.4型Androidタブレット「Xperia Tablet S」が発表された。米国では2012年9月7日に発売される予定で、ソニーのスマートフォンと同じXperiaブランドに統合されることとなり、「Sony Tablet」としての商品展開を終了した<!--。従来機の偏重心デザインを継承しながら、スリムなアルミボディを新たに採用し、本体サイズは241.2(幅)×174.4(幅)×8.8~11.85(高さ)ミリと、大幅な薄型化を果たしている--><ref>[http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1208/30/news025.html ソニー、Sony Tablet Sから薄型化した「Xperia Tablet S」を欧州で発表] - ITmedia 2012年08月30日</ref>。

1年間の販売実績は芳しい物ではなかった。理由として、採用したCPUの[[NVIDIA Tegra|Tegra 2]]の動画再生時の性能不足、デザイン上の都合による厚み、ソニー商品との連携の悪さなどが上げられてる<ref>[http://ascii.jp/elem/000/000/723/723746/ Xperia Tablet Sは「ソニーらしい」タブレットになったか?] - ASCII.jp×デジタル 2012年9月5日</ref>。

== ラインアップ ==
Sony Tabletシリーズ終了までに、日本国内では2シリーズ・5機種が販売された。
{{Main|Sony Tablet S|Sony Tablet P}}

{|class="wikitable"
! シリーズ名 || 日本販売モデル || 液晶方式 || 通信方式 || 端末形状 || カメラ画素数 || ストレージ容量 || 初期搭載OS || 備考
|-
| Sony Tablet S ||SGPT111JP/S<br />(Wi-Fi 16GB)<br />SGPT112JP/S<br />(Wi-Fi 32GB)<br />SGPT113JP/S<br />(Wi-Fi+3G 16GB)||カラーTFT液晶<br />9.4インチ<br />WXGA (1280×800 px) || IEEE802.11 b/g/n<br />(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)<br />HSDPA・HSUPA<br />(Wi-Fi+3Gモデルのみ)|| スレート型 || 511万画素[[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />(リア)<br />30万画素CMOS<br />(フロント) || 16GB<br />(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)<br />32GB<br />(Wi-Fiモデルのみ)|| Android 3.1<br />(Wi-Fiモデル)<br />Android 3.2<br />(Wi-Fi+3Gモデル) || Android 4.0.3へのアップデート可<br />2012年9月に後継の[[Xperia Tablet S]]発売
|-
| Sony Tablet P ||SGPT211JP/S<br />(Wi-Fi+3G)<br />SGPT213JP/H<br />(Wi-Fi)||カラーTFT液晶<br />5.5インチ×2<br />(1024×480 px)|| IEEE802.11 b/g/n<br />(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)<br />HSDPA・HSUPA<br />(Wi-Fi+3Gモデルのみ)|| 折りたたみ型 || 500万画素CMOS<br />(リア)<br />30万画素CMOS<br />(フロント) || 4GB<br />(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)|| Android 3.2<br />(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル) || Android 4.0.3へのアップデート可
|}


==ラインアップ==
<gallery>
<gallery>
ファイル:Sony Tablet S.jpg|[[Sony Tablet S]]
ファイル:Sony Tablet S.jpg|[[Sony Tablet S]]
28行目: 64行目:
</gallery>
</gallery>



==脚注==
== スモールアプリ ==
'''スモールアプリ'''は、Android4.0.3対応以降に追加された機能。アプリケーションを起動中でも、スモールアプリであればマルチタスクで利用できる<ref name="itmedia"/>。

「計算機」・「Webブラウザ」は『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』に共通で搭載。「リモコン」は赤外線ポートを搭載する『Sony Tablet S』のみで提供される<ref name="itmedia"/>。

== ソニー商品・サービスとの連携 ==
{|class="wikitable"
!サービス名<br />商品名 || 目的 || 備考
|-
|[[Media Go]] || メディア管理・転送・再生ソフトウエア || [[プレイステーション・ポータブル|PSP]]・[[Xperia]]・[[ウォークマン]]などでも利用可能

|-
|[[プレイステーション スイート|PlayStation Mobile]] || [[Android]]上で提供されるゲーム[[プラットフォーム_(コンピューティング)|プラットフォーム]] || [[プレイステーション・ヴィータ|PlayStation Vita]]向けにも提供<br />ソニーおよびその関連製[[Android]]端末以外では一部の[[HTC_(企業)|HTC]]製端末にも提供
|-
|[[リーダーストア|Reader Store]] || 電子書籍オンラインストアー || ソニーが提供する電子書籍オンラインストアー<br />[[ソニー・リーダー]]・[[Xperia]]・パソコンでも利用可能
|-
|[[Sony Entertainment Network]] || コンテンツのオンライン配信サービス || [[プレイステーション3|PlayStation 3]]・[[プレイステーション・ヴィータ|PlayStation Vita]]・[[BRAVIA]]・[[ウォークマン]]などでも利用可能
|-
|[[Video Unlimited]] || 動画配信サービス || [[プレイステーション・ポータブル|PSP]]・[[プレイステーション3|PlayStation 3]]・[[プレイステーション・ヴィータ|PlayStation Vita]]・[[Xperia]]・[[ウォークマン]]・[[BRAVIA]]などでも利用可能
|-
|[[BDZ|ソニー製ブルーレイレコーダー]] || ブルーレイレコーダー ||レコーダーとWi-Fiで接続すれば、別の場所から録画番組の視聴が出来る<br />利用時には『RECOPLAアプリ』のインストールが必要
|-
|[[nasne]] || [[ハードディスク・レコーダー]] || レコーダーとWi-Fiで接続すれば、別の場所から録画番組の視聴が出来る<br />利用時には『RECOPLAアプリ』のインストールが必要<br />[[プレイステーション3|PlayStation 3]]・[[プレイステーション・ヴィータ|PlayStation Vita]]などでも利用可能
|}

== 歴史 ==
* [[2011年]][[4月26日]] - ソニーより開発中のタブレットを公開。のちに『Sony Tablet S』になる『S1』、『Sony Tablet P』になる『S2』が公開された<ref name="K-tai20110426"/><ref name ="sony20110426"/>
* 2011年[[9月1日]] - 『Sony Tablet』シリーズの販売を発表。販売当初は『Sony Tablet S』3機種、『Sony Tablet P』1機種の計4機種を発表した<ref name="K-tai20110901"/><ref name="sony20110901"/>
** 同日、[[東京都]]原宿で発表会を開催する<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110901_474455.html ソニー、東京・原宿で「Sony Tablet」をお披露目] - ケータイWatch 2011年9月1日</ref>
** 同日、[[NTTドコモ]]より、『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』(共にWi-Fi+3Gモデル)の販売を行う事を発表<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110901_474413.html ドコモ、ソニーのAndroidタブレットを販売へ] - ケータイWatch 2011年9月1日</ref>
* 2011年[[9月17日]] - 日本市場で『Sony Tablet S』(Wi-Fiモデル)販売開始
* 2011年[[10月13日]] - ドコモより販売される『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』(共にWi-Fi+3Gモデル)の発売日が同月28日になったことを発表<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20111013_483433.html ドコモ、「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」を28日発売] - ケータイWatch 2011年10月13日</ref><ref>[http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/10/13_00.html 「Sony TabletTM S」および「Sony TabletTM P」を発売] - NTTドコモ 2011年10月13日</ref>
* 2011年[[10月28日]] - ドコモ向け『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』(共にWi-Fi+3Gモデル)販売開始
* 2011年[[12月15日]] - Android 3.2.1(release2)へのアップデート発表。「DUALSHOCK 3」などに対応<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20111215_498993.html 「Sony Tablet」がバージョンアップ、「DUALSHOCK 3」など対応] - ケータイWatch 2011年12月15日</ref><ref>[http://www.sony.jp/support/tablet/info2/20111215.html SGPT111JP/S・SGPT112JP/S・SGPT113JP/S・SGPT211JP/S Android 3.2.1(release2)アップデートのお知らせ] - SONY</ref>
* [[2012年]][[3月22日]] - Android 4.0.3へのアップデートを行うことを発表<ref name="sony20120322"/>
** 同日 - 『Sony Tablet P』にWi-Fiモデルを追加することを発表<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120322_520216.html ソニー、Sony Tablet PシリーズにWi-Fiのみの新モデル] - ケータイWatch 2012年3月22日</ref>
* 2012年[[4月21日]] - 日本市場で『Sony Tablet P』(Wi-Fiモデル)販売開始
* 2012年[[4月26日]] - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]でAndroid 4.0へのアップデート開始<ref>[http://japanese.engadget.com/2012/04/26/s-android-4-0/ 動画:ソニータブレットS のAndroid 4.0 更新、米国で提供開始] - engadget日本語版 2012年4月26日</ref>
* 2012年[[4月27日]] - 当初予定していた、Android 4.0アップデートを延期することを発表<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120427_529895.html Sony Tablet、Android 4.0へのアップデート延期] - ケータイWatch 2012年4月27日</ref><ref name="sony20120322"/>
* 2012年[[5月18日]] - Android 4.0アップデートを5月24日から開始することを発表<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120518_533818.html Sony TabletのAndroid 4.0バージョンアップ、5月24日に開始] - ケータイWatch 2012年5月18日</ref><ref name="sony20120322"/>
* 2012年[[5月24日]] - 日本でのAndroid 4.0へのアップデート開始

== 脚注 ==
<references/>
<references/>

==関連項目==
== 関連項目 ==
*[[Media Go]]
* [[ドコモ タブレット]]
==外部リンク==
* [[Xperia]]
*[http://www.sony.jp/tablet/ ソニータブレット]
** [[Xperia Tablet S]] - Sony Tablet Sの後継
*[http://www.sony.co.jp/united/simm/index.html Sony IT Movile Meeting] - オフィシャルサイト

*[http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201109/11-0901/ ソニータブレットプレスリリース]
== 外部リンク ==
* [http://www.sony.jp/tablet/ Sony Tablet | ソニー]
* [http://www.sony.co.jp/united/simm/index.html Sony IT Movile Meeting] - オフィシャルサイト
* [http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201109/11-0901/ ソニータブレットプレスリリース]
* [http://www.nttdocomo.co.jp/product/sonytablet/index.html Sony Tablet(TM) | 製品 | NTTドコモ]

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2012年10月6日 (土) 00:05時点における版

Sony Tablet
製造元 ソニー
種別 タブレット
発売日 Sシリーズ(Wi-Fi):
2011年9月17日
Sシリーズ(Wi-Fi+3G):
2011年10月28日
Pシリーズ(Wi-Fi+3G):
2011年10月28日
Pシリーズ(Wi-Fi):
2012年4月21日
オンラインサービス ソニーエンターテイメントネットワーク, プレイステーションスイート, リーダーストア
関連商品 Sony Tablet S, Sony Tablet P

Sony Tablet(ソニー・タブレット)は、ソニーがかつて製造していたAndroidを搭載したタブレット端末のシリーズ名である。キャッチコピーは「みんなのタブレット[1]

その後、2012年8月に後継機種の『Xperia Tablet S』が発表され、同モデルよりソニー本体が出すタブレット端末はスマートフォンと共通のブランドを冠した「Xperia Tablet」(エクスペリア・タブレット)に変更された[2]

個別の機種の特徴は『Sony Tablet S』および『Sony Tablet P』を参照のこと。

概要

2011年4月26日に初公開。のちに『Sony Tablet S』になる「S1』と、『Sony Tablet P』になる『S2』が公開された。同年秋頃を販売予定とし、端末仕様については「OSにAndroid 3.0を採用」・「CPUTegra 2を提供」程度の情報が提供された。また、他のソニー商品との連携も発表され、記者会見にはAndroid社を創業し、Googleの副社長を務めるアンディ・ルービンが出席した[3][4]

2011年9月1日、メディアコンテンツの機能を重視した『Sony Tablet S』と、モバイル性とコミュニケーション性を重視した『Sony Tablet P』のタブレット端末2機種を発表し、タブレット事業に本格参入した[5][6]。日本市場では、『Sony Tablet S』(Wi-Fiモデル)が9月17日に販売開始されたのを皮切りに、順次、全世界で発売された[7]

初期搭載OSに、Android3.1(『Sony Tablet S』(Wi-Fi))およびAndroid3.2(『Sony Tablet S』(Wi-Fi+3G)・『Sony Tablet P』)を採用。両機種とも、CPUにはデュアルコアの「Tegra 2 (1GHz)」を採用[5]

Sony Tabletは販売時の説明会で、それ以外のタブレットとの差別化ポイントとして『デザイン』・『操作感・操作性』・『他のソニーデバイスとの連携』・『複数のエンターテイメントサービス』をあげた[1]

『デザイン』は、これまでのタブレットとは異なる形状を採用し、『Sony Tablet S』では側面がくさび型で、横持ち時に上から下に向かって細くなる「偏重心デザイン」を採用[8]。『Sony Tablet P』では、横持ち時に上下2画面で折りたたみ出来るデザインを採用した[9]

『操作感・操作性』は、動作が軽快になる『サクサク・エクスペリエンス』技術を採用。ソニーの各種サービス、AV機器との連携も行われた[10]

『他のソニーデバイスとの連携』は、ソニータブレット内の動画をブラビアDLNAで接続して再生する機能や、リモコン機能の搭載[1]

『複数のエンターテイメントサービス』は、Video Unlimited・Personal Space・PlayStation Certified・Reader Storeの連携が発表された[1]

Wi-FiやWAN機能を搭載しており、ウェブブラウジングやメール、インターネットブラウザー上でビデオ、プレイステーション スイートのゲーム、電子書籍など様々な機能がある[11]

Sony Tabletの開発発表および発売発表時点では、先行商品のiPad対抗の本命商品と報じる会社も存在した[12][13]

2012年3月22日にAndroid 4.0.3へのアップデートを発表[14]。同年5月24日より、Android4.0.3へのアップデートを提供開始し[15]、独自機能拡張として2つのアプリを同時に利用できる『スモールアプリ』の対応と、ソニー製ブルーレイレコーダーの運用が出来る『RECOPLAアプリ』に対応した[16]

大きな特徴は、主要他社の場合と同様に製造メーカー主導となっていたことである。このため、日本でこの商品を扱うNTTドコモでも、自社のタブレットシリーズ「ドコモ タブレット」とは別個のラインナップとして位置づけられていた。販売時にはドコモのSIMロックがかけられている。SIMロックについては所定の手続きをしたら解除できる[17]

2012年8月29日、ドイツのベルリンで開催されている「IFA 2012」にて、9.4型Androidタブレット「Xperia Tablet S」が発表された。米国では2012年9月7日に発売される予定で、ソニーのスマートフォンと同じXperiaブランドに統合されることとなり、「Sony Tablet」としての商品展開を終了した[18]

1年間の販売実績は芳しい物ではなかった。理由として、採用したCPUのTegra 2の動画再生時の性能不足、デザイン上の都合による厚み、ソニー商品との連携の悪さなどが上げられてる[19]

ラインアップ

Sony Tabletシリーズ終了までに、日本国内では2シリーズ・5機種が販売された。

シリーズ名 日本販売モデル 液晶方式 通信方式 端末形状 カメラ画素数 ストレージ容量 初期搭載OS 備考
Sony Tablet S SGPT111JP/S
(Wi-Fi 16GB)
SGPT112JP/S
(Wi-Fi 32GB)
SGPT113JP/S
(Wi-Fi+3G 16GB)
カラーTFT液晶
9.4インチ
WXGA (1280×800 px)
IEEE802.11 b/g/n
(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)
HSDPA・HSUPA
(Wi-Fi+3Gモデルのみ)
スレート型 511万画素CMOS
(リア)
30万画素CMOS
(フロント)
16GB
(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)
32GB
(Wi-Fiモデルのみ)
Android 3.1
(Wi-Fiモデル)
Android 3.2
(Wi-Fi+3Gモデル)
Android 4.0.3へのアップデート可
2012年9月に後継のXperia Tablet S発売
Sony Tablet P SGPT211JP/S
(Wi-Fi+3G)
SGPT213JP/H
(Wi-Fi)
カラーTFT液晶
5.5インチ×2
(1024×480 px)
IEEE802.11 b/g/n
(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)
HSDPA・HSUPA
(Wi-Fi+3Gモデルのみ)
折りたたみ型 500万画素CMOS
(リア)
30万画素CMOS
(フロント)
4GB
(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)
Android 3.2
(Wi-Fiモデル・Wi-Fi+3Gモデル)
Android 4.0.3へのアップデート可


スモールアプリ

スモールアプリは、Android4.0.3対応以降に追加された機能。アプリケーションを起動中でも、スモールアプリであればマルチタスクで利用できる[16]

「計算機」・「Webブラウザ」は『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』に共通で搭載。「リモコン」は赤外線ポートを搭載する『Sony Tablet S』のみで提供される[16]

ソニー商品・サービスとの連携

サービス名
商品名
目的 備考
Media Go メディア管理・転送・再生ソフトウエア PSPXperiaウォークマンなどでも利用可能
PlayStation Mobile Android上で提供されるゲームプラットフォーム PlayStation Vita向けにも提供
ソニーおよびその関連製Android端末以外では一部のHTC製端末にも提供
Reader Store 電子書籍オンラインストアー ソニーが提供する電子書籍オンラインストアー
ソニー・リーダーXperia・パソコンでも利用可能
Sony Entertainment Network コンテンツのオンライン配信サービス PlayStation 3PlayStation VitaBRAVIAウォークマンなどでも利用可能
Video Unlimited 動画配信サービス PSPPlayStation 3PlayStation VitaXperiaウォークマンBRAVIAなどでも利用可能
ソニー製ブルーレイレコーダー ブルーレイレコーダー レコーダーとWi-Fiで接続すれば、別の場所から録画番組の視聴が出来る
利用時には『RECOPLAアプリ』のインストールが必要
nasne ハードディスク・レコーダー レコーダーとWi-Fiで接続すれば、別の場所から録画番組の視聴が出来る
利用時には『RECOPLAアプリ』のインストールが必要
PlayStation 3PlayStation Vitaなどでも利用可能

歴史

  • 2011年4月26日 - ソニーより開発中のタブレットを公開。のちに『Sony Tablet S』になる『S1』、『Sony Tablet P』になる『S2』が公開された[3][4]
  • 2011年9月1日 - 『Sony Tablet』シリーズの販売を発表。販売当初は『Sony Tablet S』3機種、『Sony Tablet P』1機種の計4機種を発表した[5][6]
    • 同日、東京都原宿で発表会を開催する[20]
    • 同日、NTTドコモより、『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』(共にWi-Fi+3Gモデル)の販売を行う事を発表[21]
  • 2011年9月17日 - 日本市場で『Sony Tablet S』(Wi-Fiモデル)販売開始
  • 2011年10月13日 - ドコモより販売される『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』(共にWi-Fi+3Gモデル)の発売日が同月28日になったことを発表[22][23]
  • 2011年10月28日 - ドコモ向け『Sony Tablet S』・『Sony Tablet P』(共にWi-Fi+3Gモデル)販売開始
  • 2011年12月15日 - Android 3.2.1(release2)へのアップデート発表。「DUALSHOCK 3」などに対応[24][25]
  • 2012年3月22日 - Android 4.0.3へのアップデートを行うことを発表[14]
    • 同日 - 『Sony Tablet P』にWi-Fiモデルを追加することを発表[26]
  • 2012年4月21日 - 日本市場で『Sony Tablet P』(Wi-Fiモデル)販売開始
  • 2012年4月26日 - アメリカでAndroid 4.0へのアップデート開始[27]
  • 2012年4月27日 - 当初予定していた、Android 4.0アップデートを延期することを発表[28][14]
  • 2012年5月18日 - Android 4.0アップデートを5月24日から開始することを発表[29][14]
  • 2012年5月24日 - 日本でのAndroid 4.0へのアップデート開始

脚注

  1. ^ a b c d “ソニーらしい4つの特徴”でみんなのTabletに──「Sony Tablet」製品発表会 (1/3) - ITmedia 2011年9月1日
  2. ^ 【IFA 2012】ソニー、NFC対応Xperiaや4K BRAVIAを披露-無線LAN搭載のNEX、新HMD。"Kando"を世界に - AV Watch 2012年 8月 30日AV Watch
  3. ^ a b ソニー、Androidタブレット2製品を発表 - ケータイWatch 2011年4月26日
  4. ^ a b 様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表 ~伸長を続けるPC市場に向けてはVAIOを強化~ - SONY 2011年4月26日
  5. ^ a b c ソニー、Androidタブレット2シリーズ4製品を発表 - ケータイWatch 2011年9月1日
  6. ^ a b 持ちやすさや携帯のしやすさを追求した独自のデザインを採用 サクサクとした快適な操作感でネットワークサービスやアプリケーションを楽しめる Android™搭載タブレット端末“Sony Tablet”2機種 発売 - SONY 2011年9月1日
  7. ^ ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売 (1/3) - ITmedia 2011年9月1日
  8. ^ iPadに勝てるか?使い勝手が秀逸 、「Sony Tablet S」の実力 - 日経トレンディ 2011年8月31日
  9. ^ ソニー「Sony Tablet P」~折りたたみボディと2画面液晶を採用したAndroidタブレット - PC Watch 2011年9月9日
  10. ^ ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売 (2/3) - ITmedia 2011年9月1日
  11. ^ 様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表
  12. ^ iPad対抗の本命? ソニーがAndroidタブレット,5.5型デュアルディスプレイタイプも今秋投入 - 日経トレンディ 2011年4月26日
  13. ^ iPad2対抗の本命か 写真で見るSony Tablet - 日本経済新聞 2011年9月2日
  14. ^ a b c d “Sony Tablet”Android™4.0.3対応やブルーレイディスクレコーダー※1連携によるテレビ視聴など システムソフトウェアアップデートによる機能追加 - SONY 2012年3月22日
  15. ^ Android 4.0.3を含むシステムソフトウェア(Release1a)アップデートのお知らせ - SONY
  16. ^ a b c Android 4.0.3搭載の「Sony Tablet」で“スモールアプリ”を試す (1/2) - ITmedia 2012年03月27日
  17. ^ SIMロック解除対応機種 - NTTドコモ
  18. ^ ソニー、Sony Tablet Sから薄型化した「Xperia Tablet S」を欧州で発表 - ITmedia 2012年08月30日
  19. ^ Xperia Tablet Sは「ソニーらしい」タブレットになったか? - ASCII.jp×デジタル 2012年9月5日
  20. ^ ソニー、東京・原宿で「Sony Tablet」をお披露目 - ケータイWatch 2011年9月1日
  21. ^ ドコモ、ソニーのAndroidタブレットを販売へ - ケータイWatch 2011年9月1日
  22. ^ ドコモ、「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」を28日発売 - ケータイWatch 2011年10月13日
  23. ^ 「Sony TabletTM S」および「Sony TabletTM P」を発売 - NTTドコモ 2011年10月13日
  24. ^ 「Sony Tablet」がバージョンアップ、「DUALSHOCK 3」など対応 - ケータイWatch 2011年12月15日
  25. ^ SGPT111JP/S・SGPT112JP/S・SGPT113JP/S・SGPT211JP/S Android 3.2.1(release2)アップデートのお知らせ - SONY
  26. ^ ソニー、Sony Tablet PシリーズにWi-Fiのみの新モデル - ケータイWatch 2012年3月22日
  27. ^ 動画:ソニータブレットS のAndroid 4.0 更新、米国で提供開始 - engadget日本語版 2012年4月26日
  28. ^ Sony Tablet、Android 4.0へのアップデート延期 - ケータイWatch 2012年4月27日
  29. ^ Sony TabletのAndroid 4.0バージョンアップ、5月24日に開始 - ケータイWatch 2012年5月18日

関連項目

外部リンク