鳥井信一郎

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鳥井 信一郎(とりい しんいちろう、1938年1月22日 - 2004年7月5日)は、日本の実業家サントリー(現サントリーホールディングス)元社長・元会長。元関西経済連合会副会長。大阪府出身。

来歴・人物[編集]

1956年大阪府立池田高等学校卒業。1960年ノースウェスタン大学卒。1963年神戸大学法学部卒業。住友銀行(現・三井住友銀行)を経て、1967年にサントリーに入社。国際本部長を経て1972年取締役となり、1990年3代目の創業家社長に就任する。「サントリーホップス」「マグナムドライ」といった発泡酒のジャンルを切り開くキーパーソンとなった。

その後2001年に会長に退き、2004年3月からは相談役になっていたが、同年7月5日、肺炎のため死去[1]。66歳没。

親族[編集]

サントリー(壽屋)を創業した鳥井信治郎は祖父。父はサントリー副社長の鳥井吉太郎(1940年に早世)。母は阪急阪神東宝グループ創業者・小林一三の娘で、サントリーの親会社寿不動産の大株主であった春子(2011年に99歳で没)。実息はサントリー食品インターナショナル社長の鳥井信宏。サントリーホールディングス会長佐治信忠は従弟に当たり、同時に元テニス選手の松岡修造の従叔父(松岡の父の東宝会長松岡功の従弟)にあたる。

役職[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 鳥井信一郎氏が死去 サントリー創業者の孫 共同通信47NEWS 2004年7月6日閲覧


先代
佐治敬三
サントリー社長
1990年 - 2001年
次代
佐治信忠
先代
山野大
関西経済同友会代表幹事
1996年度 - 1997年度
次代
小林幹司
先代
三野重和
大阪日米協会会長
1997年 - 1999年
次代
鴻池一季