鬼首地熱発電所

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鬼首地熱発電所
鬼首地熱発電所の位置(宮城県内)
鬼首地熱発電所
宮城県における鬼首地熱発電所の位置
正式名称 電源開発株式会社鬼首地熱発電所
日本の旗 日本
所在地 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字荒雄岳2-5
座標 北緯38度48分35.5秒 東経140度42分30.2秒 / 北緯38.809861度 東経140.708389度 / 38.809861; 140.708389 (鬼首地熱発電所)座標: 北緯38度48分35.5秒 東経140度42分30.2秒 / 北緯38.809861度 東経140.708389度 / 38.809861; 140.708389 (鬼首地熱発電所)
現況 運転中
運転開始 1975年昭和50年)3月19日
事業主体 電源開発
運営者 電源開発
開発者 電源開発
発電量
最大出力 15MW
2011-08-29現在
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鬼首地熱発電所(おにこうべちねつはつでんしょ)は、電源開発が管理運営する地熱発電所。東北電力を介して地域に電気を供給している。

概要

宮城県大崎市鳴子温泉郷の北側にあり、奥羽山脈鬼首カルデラの南東部、外輪山の内側の標高530mに位置する。ここは片山地獄と言われ、火山ガス温泉蒸気が各所で噴出している。また、北上川水系江合川水源の1つであり、ここから大深沢を介して鳴子ダムに流入し、大崎平野を貫いて太平洋に流れ下る。片山地獄は当発電所の敷地となっているため、当地で新たに地獄が発生すると、下流の水質への影響を考慮して当発電所が状況報告をしている[1]

片山地獄には、1885年明治18年)から1953年昭和28年)まで硫黄鉱山があり、最盛期には800名が硫黄の精錬にたずさわっていた。

1975年(昭和50年)3月19日に地熱発電所の営業運転が開始された。当初は出力12,500kWであったが、2010年平成22年)2月5日に15,000kWに増強された[2]

2010年10月17日に高温の水蒸気が高さ30メートルまで噴出し、作業員1人が死亡、1人が全身に火傷を負う重症で病院に搬送される事故が起きた。

発電所に隣接して「鬼首展示館 "地熱の小さな博物館"」が併設されている。

発電設備

  • 定格出力:15,000kW[3]
  • 営業運転開始:1975年(昭和50年)3月19日

脚注

関連項目

外部リンク