飯嶋和一

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飯嶋 和一(いいじま かずいち、1952年12月20日 - )は、日本の小説家。ジャンルは主に歴史小説

来歴・人物

山形県生まれ。法政大学文学部卒業。中学校教諭、予備校講師などを経て執筆活動に専念。これまで刊行された長編作品は文芸誌の連載ではなく、全て書き下ろしの小説である。2009年8月から刊行されている小学館の「STORYBOX」に、初めての連載となる『狗賓童子の島』を執筆している。2012年5月に連載終了後、翌月号より新連載『灯守り』が始まる。さらに、新潮社発行の月刊小説誌「小説新潮」の2009年10月号より『星夜航行』が連載中である。 「史料を読み込むと書き手の視点に引っ張られるため、視点を変えることが大事」との姿勢を持ち[1]、権力者ではなく民衆や在野の主人公からの視点で描いた作品が多い。

受賞歴

著書

  • 『汝ふたたび故郷へ帰れず』(1989.01)河出書房新社 のち小学館文庫
  • 『雷電本紀』(1994.06)河出書房新社 のち文庫、小学館文庫
  • 『神無き月十番目の夜』(1997.06)河出書房新社 のち文庫、小学館文庫
  • 『始祖鳥記』(2000.01)小学館 のち文庫
  • 『黄金旅風』(2004.03)小学館 のち文庫
  • 『出星前夜』(2008.08)小学館 のち文庫
  • 『狗賓童子の島』(2015.01)小学館

脚注 

  1. ^ 全島蜂起、民衆の心は 大塩平八郎の乱問い直す 飯嶋和一さん「狗賓童子の島」』朝日新聞デジタル 4月21日