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『風鈴捕物帳』(ふうりんとりものちょう)は、石森章太郎の劇画作品、またそれを映像化した連続テレビ時代劇である。
概要
- 江戸で評判の御用聞き、その名も“風の新吉”と、新吉が住む長屋にころがりこんできた服部半蔵を祖父にもつ娘・おりんが力を合わせて事件を解決する(風の新吉の)風・(おりんの)鈴コンビの活躍を描く。
テレビ
概要
- テレビ化に際し、「ナショナル劇場」の時代劇作品でお馴染みの葉村彰子が原案として参加。主演の西郷輝彦をはじめ、同枠の常連俳優陣がレギュラーとして多数登場している。また、「ナショナル劇場」側で西郷が遠山金四郎役で主演した『江戸を斬る』のII - VIと同じく、音楽をいずみたくが、ナレーターを芥川隆行を担当した。本作以前に放送された、『江戸を斬る』のII、IIIのBGMがほとんど流用されている。以上のことから、本作は同作に近い作風となっている。
- 本作の後番組は杉良太郎主演の『遠山の金さん』第2シリーズとなった。
放映期間
スタッフ
キャスト
- 南町奉行所配下の御用聞き。真面目で女が苦手なため、お千と居候として住み着いたおりんに悩まされている。刀をへし折るほどの長十手と風鈴がついた紐が武器。
- 八代目服部半蔵の孫。勝手に縁談を進められ、家柄や流儀を嫌って屋敷を飛び出し、新吉の居候になる。忍び装束で陰ながら新吉に協力する。
- お千:山口いづみ(第1話 - 第4話、第10話 - )
- ひさごの女将。新吉に惚れているため、居候として住み着いたおりんをライバル視している。
- 服部半蔵配下の忍び。屋敷を飛び出したおりんを連れ戻すところを、新吉に誘拐犯と勘違いされて邪魔される。仕方なく新吉の隣人だった駕籠かきの七と虎を金で立ち退かせ、代わりに駕籠かきの熊と八と名乗って住み着く。忍びのため、俊足なので駕籠に客を乗せて走るとあまりの速さに周囲を唖然とさせる。おりんの命令で新吉に協力する。
- 南町同心。妻(演:磯村みどり)帯者。妻に頭が上がらない。
- 松:正司歌江(第1話、第2話、第4話、第6話)
- 竹:正司照江(第1話 - 第4話、第6話、第7話)
- 梅:正司花江(第1話 - 第6話)
- 長屋の住人。
- 北町奉行所配下の御用聞き。
- 北町同心。
- 番組内のオープニングでは「レッツゴーじゅん」と表記された。
- 長屋の大家。新吉の父親とは友人。
- 万蔵の下っ引き。
- ひさごの板前。
- 南町奉行。
- 八代目服部半蔵。おりんを屋敷に連れ戻すように熊と八を命令する。
- 神坂左近:片岡千恵蔵(特別出演 第1話、第2話、第7話、第8話、第12話、第13話)
- 引退した元南町奉行。「ご隠居」と呼ばれている。
放映リスト
主題歌
映像ソフト化
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎70周年記念DVD-BOX」第1話が収録され、初のソフト化となった。
出演俳優らの関連作品
- 西郷輝彦主演の「ナショナル劇場」の『江戸を斬るIV』のIVは奇しくも本作の放送終了の翌週2月12日からであり、そのシリーズから谷幹一の方が岡っ引き役でレギュラーとなり、さらにその後後の同枠でも同様の役をレギュラーとして長く演じた。また、山口いづみは江戸を斬るVにおいて、谷が従う岡っ引き役でレギュラー出演している。
- 西郷がレギュラー出演した「ナショナル劇場」「大岡越前」第6部第9話には、谷幹一と磯村みどりが町人役ながら本作同様夫婦役で出演した。なお、同話には西郷と片岡も出演している。
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22時台 |
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20時台 |
1967年(NET・第1期) |
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1973年(NET・第2期) |
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1975年 - 1977年3月 (NET・第3期) |
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1977年4月 - 1985年 (テレビ朝日・第1期) |
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1987年 - 1998年 (テレビ朝日・第2期) |
1987年 | |
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1988年 | |
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1989年 | |
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1990年 | |
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1991年 | |
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1992年 | |
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1994年 | |
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1996年 | |
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1997年 | |
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1998年 | |
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2014年(テレビ朝日・第6期) |
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19時台 |
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関連項目 |
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