雪組 (宝塚歌劇)

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雪組(ゆきぐみ)は、宝塚歌劇団第3番目の組である。イメージカラーは緑。組長梨花ますみ、副組長は奏乃はると

組の特色

1924年宝塚大劇場の開場に合わせて新設された。組名称は『雪月花』にちなんでいる。

戦後、春日野八千代を中心に、特に日本舞踊や所作の美しさを評価されていたスターを多く輩出。端正な芸を持ち味に、日本物の芝居を得意としてきたため、「日本物の雪組」と呼ばれ、日本物の芝居の上演が多い傾向がある。また、今日の宝塚において人気の演目のひとつである『エリザベート』の初演が上演された組でもある。

組の体制

在籍中の雪組生徒一覧

男役


娘役


歴代主演男役

歴代主演娘役

  • 御垣悦子(1930年退団)
  • 初代紅千鶴(1933年退団)
  • 櫻町公子(1944年退団)
  • 深緑夏代(1955年退団)
  • 乙羽信子(1950年退団。戦後春日野主演時代雪組の主演娘役)
  • 東郷晴子(1951年ころ) 主演した公演もあったがしばらく固定しなかった
  • 新珠三千代(1952年ころ)
  • 浜木綿子(1956年~1960年の雪組公演の主演娘役は主に浜、1961年退団)
  • 加茂さくら(1961年~1968年専科へ異動)
  • 大原ますみ(1968年9月28日?~1970年5月8日?[2]。退任後、星組トップ娘役に異動)
  • 摩耶明美(1970年5月9日?~1974年3月30日?[3])- 高宮沙千とダブルトップ娘役
  • 高宮沙千(1970年5月9日?~1976年9月27日?[4]。その後、専科へ異動)- 1970年5月9日?~1974年3月30日?は摩耶明美とダブルトップ娘役、1974年3月31日?~1976年9月27日?は単独体制
  • 東千晃(1976年9月28日?~1979年12月27日?。1979年12月28日、星組に異動)
  • 遥くらら(1979年12月28日?~1984年7月30日)
    • 固定スター不在(1984年7月31日~1985年4月30日)
  • 神奈美帆(1985年5月1日~1988年11月29日)
  • 鮎ゆうき(1988年11月30日~1991年12月26日)
  • 紫とも(1991年12月27日~1994年3月28日)
  • 花總まり(1994年3月29日~1997年12月31日。1998年1月1日より宙組トップ娘役に異動)
  • 月影瞳(1998年1月1日~2002年2月11日)
  • 紺野まひる(2002年2月12日~2002年9月23日)
  • 舞風りら(2002年9月24日~2006年12月24日)
  • 白羽ゆり(2006年12月25日~2009年5月31日)
  • 愛原実花(2009年6月1日~2010年9月12日)
    • 固定スター不在(2010年9月13日~2011年3月23日)
  • 舞羽美海(2011年3月24日~2012年12月24日)
  • 愛加あゆ(2012年12月25日~2014年8月31日)
  • 咲妃みゆ(2014年9月1日~)

歴代組長

歴代副組長

参考文献[5]

その他

男役

娘役

雪組出身者

雪組出身のトップスター

男役

  • 大滝子(元月組トップスター、1976年退団)
  • 安奈淳(元星組・花組トップスター、1978年退団)※星組出身
  • 順みつき(元花組トップスター、1983年退団)
  • 高汐巴(元花組トップスター、1987年退団)※星組出身
  • 大浦みずき(元花組トップスター、1991年退団)
  • 香寿たつき(元星組トップスター、2003年退団)※花組出身
  • 和央ようか(元宙組トップスター、2006年退団)
  • 安蘭けい (元星組トップスター、2009年退団)
  • 貴城けい(元宙組トップスター、2007年退団)
  • 凰稀かなめ(元宙組トップスター、2015年退団)

娘役

  • 五條愛川(元月組トップ娘役、1982年退団)
  • 渚あき(元星組トップ娘役、2003年退団)
  • 純名里沙(元花組トップ娘役、1996年退団)
  • 星奈優里(元星組トップ娘役、2001年退団)※星組出身
  • 檀れい(元月組・星組トップ娘役、2005年退団)※月組出身

その他

男役

娘役

脚注

  1. ^ 『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』(宝塚歌劇団)のp.92に真帆志ぶきが5月9日に専科異動のため
  2. ^ 『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』(宝塚歌劇団)のp.92に雪組から星組に異動となっている
  3. ^ 『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』(宝塚歌劇団)のp.152に退団となっている
  4. ^ 星影の人』の新宿コマ劇場の千秋楽は9月27日であるため
  5. ^ 100年史 2014, p. 162.

参考文献

  • 編集:山本久美子西村房代須藤晃代、編集補助:松岡幸子浜田聖子松本恵美加藤貴子、執筆:三宅顕人(出版物・CD類解説)『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 9784484146010 

外部リンク