集産主義的無政府主義

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集産主義的無政府主義:collectivist anarchism)、または無政府集産主義あるいはアナルコ・コレクティビズム:anarcho-collectivism)は、集産主義的な無政府主義の総称であり、国家生産手段私的所有の廃止を主張する革命ドクトリンである[1]。そして生産手段を集約し、生産者(経営者および労働者)自身によって管理運営を行う事を想定する。

概要

生産手段の集産主義は当初、労働者の反感や強制を予想した[1]。生産手段の集約が開始されると、民主的な組織の中で彼らの生産に貢献した時間の合計をベースとした賃金は減少した。彼らの賃金は市場で商品を購入するために使われた[2]。 この対比を無政府共産主義は、賃金を廃止し、個人は商品の倉庫から彼らが「それぞれの必要に応じて」自由に得られるべきと主張した。ミハイル・バクーニンの「集産主義的無政府主義」は、その題名にもかかわらず、個人主義集産主義の混合であった[3]

集産主義的無政府主義は、ミハイル・バクーニンや、第一インターナショナルの「反権威主義(反専制主義)」各派や、スペインの初期の無政府主義運動などが、広く知られている。

参照

  1. ^ a b Patsouras, Louis. 2005. Marx in Context. iUniverse. p. 54
  2. ^ Bakunin Mikail. Bakunin on Anarchism. Black Rose Books. 1980. p. 369
  3. ^ Morriss, Brian. Bakukunin: The Philosophy of Freedom. Black Rose Books Ltd., 1993. p. 115

関連項目

外部リンク