階段昇降機

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階段昇降機(かいだんしょうこうき)は、階段昇降機が走行するためのガイドレールを設置し、そのガイドレールに沿って、椅子駆動装置が付いたものや(いす式階段昇降機)、車椅子が乗れるテーブルに駆動装置が付いたもの(車椅子用階段昇降機)が人を乗せ階段を昇降するものである。

利用者は、主に足が不自由で階段の昇り降りが困難な人や、階段の昇り降りで心臓に負担が掛かる人などである。近年では、階段からの転倒で骨折し、入院~寝たきり、となることを考え(危機管理意識の向上)事前に設置を検討する者も増えつつある。いす式斜行型段差解消機(いすしきしゃこうがただんさしょうこうき)とも言う。

使用していないときには椅子部分が折りたたまれる方式のものも多い。

いす式階段昇降機の種類

  • 直線階段用(一直線上の真直ぐな階段)
    1. 屋内仕様
    2. 屋外仕様
  • 曲がり階段用(直線階段でも中間に踊場があるものや、途中で90度や180度に曲がっている階段)
    1. 屋内仕様
    2. 屋外仕様

いす式階段昇降機の価格

  • 直線階段用
    • 60万円 - 75万円(工事費込み)
  • 曲がり階段用
    • 80万円 - 120万円(1F - 2F、工事費込み、屋外仕様 : 直線・曲り共に屋内仕様の約1.3 - 1.5倍)

いす式階段昇降機の日本の主なメーカー(製造元)

階段昇降機の法規制

階段昇降機は建築基準法により規制されており、エレベーターの一部に位置づけられている。よって安全基準はエレベーターと同様で、型式適合認定又は構造認定国土交通大臣認定)を取得している機種に限って設置が認められている。設置する場合、昇降機の確認申請が必要となり、設置完了後は昇降機検査資格者(国土交通大臣認定)による完了検査を行わなければならない。また、年一度の定期検査も義務づけられている。

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