阿武隈急行

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阿武隈急行株式会社
AbukumaExpress.,ltd
阿武隈急行の電車 8100系
種類 株式会社
略称 阿武急
本社所在地 日本の旗 日本
960-0773
福島県伊達市梁川町五反田100-1
設立 1984年4月5日
業種 陸運業
法人番号 8380001003238 ウィキデータを編集
事業内容 旅客鉄道事業
不動産業、旅行業他
代表者 代表取締役社長 曽根 幹夫
資本金 15億円(2013年3月31日時点)
発行済株式総数 30,000株(2013年3月31日時点)
売上高 7億8百万円(2013年3月期)
営業利益 △88百万円(2013年3月期)
純利益 12百万円(2013年3月期)
純資産 5億64百万円(2013年3月31日時点)
総資産 8億6百万円(2013年3月31日時点)
従業員数 87名(2012年1月1日時点)
決算期 3月31日
主要株主 福島県 8,400株(28.0%)
宮城県 7,680株(25.6%)
福島交通 6,000株(20.0%)
福島市 1,836株(6.1%)
伊達市 1,568株(5.2%)
角田市 1,504株(5.0%)
丸森町 1,062株(3.6%)
仙台市 398株(1.3%)
柴田町 221株(0.7%)
名取市 221株(0.7%)
岩沼市 221株(0.7%)
白石市 150株(0.5%)
他9人 739株(2.5%)
外部リンク www.abukyu.co.jp/
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阿武隈急行株式会社(あぶくまきゅうこう)は、福島県伊達市に本社を置き、福島県および宮城県で旧日本国有鉄道(国鉄)の特定地方交通線および日本鉄道建設公団の建設線(丸森線)を引き継いだ阿武隈急行線を運営する第三セクター鉄道会社である。阿武急(あぶきゅう)とも呼ばれている。

現在は宮城・福島両県および沿線自治体で過半数の株式を保有するが、設立当初は地元の鉄道・バス会社福島交通が株式の51%を保有していた。現在も福島駅において福島交通飯坂線と駅舎・プラットホームを共同使用している。

歴史

路線

車両

現用車両

A417系
(2011年8月 富野駅
  • 8100系電車 - AM8100+AT8100の2両で固定編成を組む。9編成が在籍[2]
  • A417系電車 - 2008年10月30日に運行開始。3両1編成が在籍[2]。JR東日本より東北本線で使用されていた417系を譲受。しばらくは平日朝夕の特定の運用につく。

過去の車両

  • キハ22形気動車 - 1986年の暫定開業に際して、国鉄から5両(148, 152, 159, 160, 162)が借り入れられたもの。1988年の全線開業により、8100系電車が導入されたのにともない、国鉄を継承したJR東日本に返還された。

記念乗車券・フリー乗車券

  • フリー乗車券
    • 阿武隈急行線が1日乗り放題。
    • 毎月第一日曜日、元日鉄道の日(10月14日)の年14回発売。
    • 値段は600円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅または列車内で車掌が発売。
  • こどもフリー乗車券
    • 阿武隈急行線が1日乗り放題。
    • 毎月第一日曜日、元日、こどもの日、鉄道の日(10月14日)の年15回発売。
    • 値段は300円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅または列車内で車掌が発売。
  • 飯坂温泉日帰りきっぷ
    • 阿武隈急行線と福島交通飯坂線のフリー切符で、飯坂温泉の協賛旅館・ホテルに1回限り入浴が可能である。
    • 福島片岡鶴太郎美術庭園、飯坂明治大正ガラス美術館の入場料が割引になるサービスもある。
    • 値段は大人1500円、小人750円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅で発売。
  • 福島ターフチケット
    • 阿武隈急行福島駅着発往復券・福島交通バス往復券・福島競馬場入場券がセットになっている。
    • 発売期間は平成20年度福島競馬開催日(4月12・13・19・20・26・27日/6月21・ 22・28・29日/7月5・6・12・13日/10月25・26日/11月1・2・8・9・15・16・22・24日)
    • 値段は大人1000円、小人500円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅で発売。
  • あぶくまの里1日周遊切符
    • 阿武隈急行線が1日乗り放題。
    • 2008年10月 - 12月の土休日発売。
    • 値段は大人1000円、小人500円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅または列車内で車掌が発売。
  • GO!かくだきっぷ
    • 縁起物のきっぷで受験シーズンはじまりの12月ごろから枚数限定で発売される。絵馬の形に切り取って沿線の「天神社」で絵馬として使用することも出来る。
    • 値段は角田駅-やながわ希望の森公園前駅間運賃と同一額の590円。各有人駅で発売される。
    • 2008年の新発売時には日本全国各地の受験生から多くの注文があり、新聞等でも取り上げられた。
    • 2011年からは、お守りの形をしたものも発売している。
  • 中高生なつ割ワンコインきっぷ
    • 中高生の夏季休暇期間に合わせて発売される。
    • 阿武隈急行線が1日乗り放題。
    • 値段は500円。各有人駅で発売される。購入の際に「学生証」の提示が条件となっている。
  • 中高生ふゆ割ワンコインきっぷ
    • 中高生の冬季休暇期間に合わせて発売される。
    • 阿武隈急行線が1日乗り放題。
    • 値段は500円。各有人駅で発売される。購入の際に「学生証」の提示が条件となっている。

脚注

  1. ^ 会社概要 - 阿武隈急行
  2. ^ a b c d e f g h 会社案内 (PDF) - 阿武隈急行(2013年12月30日閲覧)
  3. ^ a b c 阿武隈急行株式会社 - 国土交通省東北運輸局
  4. ^ a b c d e 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳』東日本大震災の記録、新潮社、2011年、p.9

外部リンク