開田裕治

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開田 裕治かいだ ゆうじ1953年昭和28年〉3月26日 - )は、日本イラストレーター。「怪獣絵師」の異名を取る[1]

兵庫県生まれ。大阪府立千里高等学校卒業[2]京都市立芸術大学卒業。東京都在住。

日本SF作家クラブ会員だったが[3]、2023年4月現在は、会員名簿に名前がない。と学会会員。

妻は官能小説家である開田あや。彼女もと学会の会員であり、またコスプレイヤーの顔を持つ。

人物[編集]

フリーのイラストレーターとして、怪獣やロボットなどのイラストを、プラモデルや映像ソフト、音楽ソフトのパッケージ、雑誌、単行本、ポスター、ゲームソフトなどのために制作。1997年平成9年)に第28回星雲賞(アート部門)を受賞。

キャラクターデザイナーの久保宗雄や漫画家の板橋しゅうほう(SYUFO)は大学時代の同級生であった[4]。また、1976年から数年間、阿木譲が創刊した『ロック・マガジン』誌の編集スタッフとして、カメラマンなどを務めていた[5]

作品[編集]

イラスト[編集]

画集[編集]

著書[編集]

映像作品[編集]

作品展[編集]

  • ファンタシックス展(グループ展)
    • 1986年3月~4月、WATARUN
    • 1988年、グループ展
  • 怪獣画廊 開田裕治展
  • ファンタスティックアート・開田裕治展 (1997年1月~3月、GoFa) - ギャラリーGoFa開幕記念
  • 怪獣ミュージアム 開田裕治の世界展
  • 怪獣アートの世界 開田裕治展
  • シガ・アニュアル'99 現代空想絵師展 (1999年2月~3月、滋賀県立近代美術館、グループ展)
  • 怪獣回廊展 (1999年7月~8月、足柄サービスエリア 足柄ホール)
  • BEAST展 (2000年4月、ギャラリー ロイヤル サロン ギンザ、グループ展)
  • 怪獣ギャラリー・開田裕治展 (2000年8月 名古屋セントラルギャラリー)
  • FANTA X(ファンタテン) (2001年8月、ギャラリー ロイヤル サロン ギンザ、グループ展)
  • Gの原点と進化展 (2004年9月、神戸ファッション美術館、グループ展)
  • ボックスアートの巨星展 2005 (2005年4月~5月、巡回(青山(GoFa)、名古屋、宮城、大阪、秋葉原)、グループ展)
  • 東京ジオサイトプロジェクト4 Tribute to Geo-site 開田裕治絵画展 (2005年8月、日比谷共同溝工事現場)
  • 3人の角度展 (2006年7月、GoFa、グループ展)
  • 怪獣と20世紀の夢 開田裕治展~21世紀につなぐ幻想とロマンの系譜~ (2007年2月~4月、金沢21世紀美術館

同人活動[編集]

同人誌『特撮が来た』を主宰。サークル「ガメラが来た」として、コミックマーケットに参加。

脚注[編集]

  1. ^ 【装丁魂】『怪獣文藝』装丁=坂野公一 装画=開田裕治 東雅夫編 - 産経新聞2013年平成25年)4月6日
  2. ^ 大阪府立千里高校飛翔会 Facebook
  3. ^ 日本SF作家クラブ編『SF入門』(早川書房、2001年)巻末名簿
  4. ^ 全怪獣怪人』 上巻、勁文社、1990年、433頁。ISBN 4-7669-0962-3 
  5. ^ https://twitter.com/neuschnee_/status/1509720266087182354”. Twitter. 2023年1月29日閲覧。
  6. ^ a b 宇宙船』 VOL.12、朝日ソノラマ、1982年、77頁。
  7. ^ 『宇宙船 』VOL.13、朝日ソノラマ、1983年。
  8. ^ 『続・怪獣玩具 ゴジラTOY博物館』 1993年、バンダイ、76頁。

外部リンク[編集]