長崎国際大学

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長崎国際大学
キャンパス遠望
大学設置/創立 2000年
学校種別 私立
設置者 学校法人九州文化学園
本部所在地 長崎県佐世保市ハウステンボス町2825-7
学部 人間社会学部
健康管理学部
薬学部
研究科 人間社会学研究科
健康管理学研究科
薬学研究科
ウェブサイト https://www1.niu.ac.jp/
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長崎国際大学(ながさきこくさいだいがく、英語: Nagasaki International University)は、長崎県佐世保市ハウステンボス町2825-7に本部を置く日本私立大学2000年創立、2000年大学設置。大学の略称は国際大、長国大、NIU。

概観[編集]

大学全体[編集]

学校法人九州文化学園長崎県及び佐世保市の公私協力方式で設置されている。ハウステンボスをキャンパスの一部としており、学生証で入場が可能である。2007年度の大学認証評価は、2009年度に再評価を受審し、基準を満たしていると財団法人日本高等教育評価機構は評価した。

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

建学の理念[編集]

長崎国際大学は「建学の理念」として3つの要素が備わった人材の育成を掲げている。全文は『長崎国際大学ホームページ』を参照。

教育の目標[編集]

長崎国際大学は、「教育の目標」として3つの項目を挙げている。全文は『長崎国際大学ホームページ』を参照。

モットー[編集]

長崎国際大学は「モットー」を定めている。全文は『長崎国際大学ホームページ』を参照。

入学者受入方針[編集]

長崎国際大学は各学部・各学科ごとに「入学者受入方針(アドミッションポリシー)」を定めている。全文は『長崎国際大学ホームページ』を参照。

新学部構想[編集]

近年続く長崎県内や九州地方への半導体関連企業の進出を踏まえ、同大学では関連人材の育成及び地域活性化を目的に、新たに情報系学部を設置することを検討している。新学部の開設時期は早くて2020年代後半としており、校舎は県内に新設する方針である。[1]

沿革[編集]

年表[編集]

  • 1945年(昭和20年)
    • 11月 - 九州文化学院設立認可
    • 12月 - 九州文化学院創立
  • 1947年(昭和22年)2月 - 九州女子専門学校昇格認可
  • 1951年(昭和26年)2月 - 学校法人九州文化学園へ組織変更
  • 1999年(平成11年)12月 - 長崎国際大学設置認可(人間社会学部国際観光学科・社会福祉学科)
  • 2000年(平成12年)4月 - 長崎国際大学開学(人間社会学部国際観光学科・社会福祉学科)
  • 2002年(平成14年)4月 - 健康管理学部健康栄養学科を開設
  • 2004年(平成16年)4月 - 長崎国際大学大学院人間社会学研究科(修士課程)を開設
  • 2006年(平成18年)4月 - 薬学部薬学科を開設。大学院健康管理学研究科(修士課程)、人間社会学研究科(博士後期課程)を開設
  • 2014年(平成26年)4月 - 大学院薬学研究科(博士課程)を開設
  • 2021年(令和3年)8月 - アーチェリー場横にNIU利休庵診療所を新築移転

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • キャンパス(長崎県佐世保市ハウステンボス町2825-7)

象徴[編集]

特色[編集]

  • 平戸鎮信流の初歩伝、初伝の取得が可能である。
    • 初歩伝、初伝を取得する場合は、別途申請料が必要となる。各学期の全学共通科目の人間理解の科目として、それぞれ1単位ずつ認められる。
    • 茶道文化ⅠA、ⅠB、ⅡB、ⅢA、ⅢB、ⅣA、ⅣBと最大8単位取得可能である。
  • スポーツ実習の科目として、夏期集中コースに愛媛県国立大洲青年の家にて4泊5日でキャンプに参加すると全学共通科目の人間理解の科目として1単位認められる。
  • 先述した通り学生は在学期間中に限り無料でハウステンボスへ入場することができる。(但し、入場前に窓口で所定の手続きが必要)
  • 九州・長崎IR(統合型リゾート)を申請中(2023年に不認定)だった長崎県の要請により、長崎国際大学では、国際観光学科にIR関連を学問領域とした「IRマネジメントコース」の2022年度新設を目指していた。これに先立ち、同学科では2020年度よりIR論、MICE論、MICE研修などIR関連を専門とした講義を独自に開講している。

教育および研究[編集]

組織[編集]

学部[編集]

大学院[編集]

  • 人間社会学研究科
    • 地域マネジメント専攻(博士後期課程)
    • 観光学専攻(修士課程)
    • 社会福祉学専攻(修士課程)
  • 健康管理学研究科
    • 健康栄養学専攻(修士課程)
  • 薬学研究科
    • 医療薬学専攻(博士課程)

附属機関[編集]

  • 薬学部付属薬用植物園
  • 図書館
  • NIU利休庵診療所

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

施設[編集]

  • 大学本部棟
  • キャリアセンター
  • 附属図書館(ピロティ:ローソン、十八親和銀行ATM)
  • 食堂棟(カフェテリアコクサイ)
  • 人間社会学研究棟
  • 教室棟1号館 
  • 教室棟2号館
  • 教室棟3号館
  • 教室棟4号館
  • 教室棟5号館(健康管理学研究棟)
  • 薬学研究棟
  • 教室棟6号館
  • 教室棟7号館
  • 薬用植物園
  • PCR検査センター(NIU疾患検査センター)
  • NIU利休庵診療所
  • 茶道文化研修棟(自明堂)
  • 体育館
  • 野球場
  • テニスコート
  • 運動場・ゴルフ練習場
  • 多目的グラウンド(人工芝)
  • アーチェリー場
  • 駐車場

交通アクセス[編集]

JR大村線 ハウステンボス駅下車徒歩15分

JR佐世保駅早岐駅などより、西肥バス長崎国際大学下車

  • 西肥バス 「長崎国際大学」「長崎国際大学入口(旧 塔の崎)」「佐世保情報産業プラザ」各停留所

学生会館[編集]

ハウステンボス園内に長崎国際大学専用の学生ラウンジを設置している。

[編集]

  • 女子寮として「チューリップハウス」が設置されている。ハウステンボスへの来場客向けに造られていたビジネスホテルを長崎国際大学が買収し、女子寮として使用している。また、指定寮として「ブルーメンダールマンション」が用意されている。
  • 男子寮は硬式野球部専門寮が2016年に設立

診療所[編集]

  • キャンパス内に学生や近隣住民が利用できる医療機関「NIU利休庵診療所」を設置している。2020年(令和2年)8月3日開業。診察内容は内科一般診療としており、一部オンライン診察も行っている。当初はコンテナハウス2棟からなる簡易的な施設だったが、待合室やトイレ設備が無く手狭であったことから、これを改善する為に翌年8月に学内アーチェリー場横へ診療所を新築移転した。

学生生活[編集]

クラブ・サークル活動[編集]

運動系・文化系・薬学部専門サークルなど約30個以上のサークルや同好会がある。

学園祭[編集]

  • 学園祭は開国祭と呼ばれている。

その他[編集]

  • 長崎県と佐世保市は現在、佐世保市ハウステンボス町へのIR(統合型リゾート)の誘致活動を行っているが、これに伴い県から要請があった事より同大学では国際観光学科にIR関連の人材育成を目的とした「IRマネジメントコース」の新設を検討していた。[2]
  • 新型コロナウイルス感染症が世界的に流行した2020年には医学部や大学病院を持たない大学としては初めて感染の有無を診断するPCR検査センター(NIU疾患検査センター)及び診療所(NIU利休庵診療所)を学内に設置した。PCR検査や診察は医師免許を持つ薬学部の教員が行う。[3]
  • TSMC京セラなど九州各県に近年相次いで半導体関連企業が進出している状況を踏まえ、同大学は2020年代後半にも新たに情報系学部を新設し、関連人材を育成する方針を示している。新学部全体の定員は約700人~800人を想定しており、校舎は長崎県内に新設する予定である。当計画が実現した場合、同大の学生数は約3000人規模にまで拡大する見込みである。[1]

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

脚注[編集]

公式サイト[編集]

座標: 北緯33度6分8.9秒 東経129度47分27.5秒 / 北緯33.102472度 東経129.790972度 / 33.102472; 129.790972