銀河元老院
銀河元老院(ぎんがげんろういん、Galactic Senate)は、映画『スター・ウォーズ・シリーズ』の世界に登場する、架空の議会である。
銀河共和国の最高統治機関であり、銀河中から代議員が集い、共和国の施政について協議する。
概要
議会は各惑星やセクターを代表する議員が808、その他有力な企業や同盟国の代表者が216で、計1024の代表団からなる。この中から最高議長が選出され、議事の進行役となる。
元老院の議場は惑星コルサントにある。議場は、中央の議長席を囲むようなドーム状になっており、各議員が発言する際は、それぞれのプラットフォームが中央へと移動し、全体を見渡せる位置から行う。プラットフォームには、代議員の他にも護衛や補佐・側近等が搭乗出来る。
『エピソード2』で、メイス・ウィンドゥやヨーダが自由に議場に出入りしているところを見ると、議員でない者でも会議の傍聴は可能のようである(もっとも、彼らは高位のジェダイ・マスターなので、特別に出入りを許されているだけという可能性もある)。
歴史
銀河元老院は、銀河共和国の誕生と共にその歴史をスタートさせた。
共和国末期、通商連合による惑星ナブーの封鎖を巡って、フィニーズ・ヴァローラム最高議長に対し、不信任案が提出された。これが可決されると、代わってナブー選出のパルパティーン議員が最高議長の座に就く。しかし、彼の正体はシスの暗黒卿ダース・シディアスであった。
以後、ジェダイも感知せぬところで元老院は徐々にパルパティーンの魔の手に染まっていった。共和国と分離主義者との間にクローン大戦が勃発すると、ナブーのジャー・ジャー・ビンクス代議員によって提出された議長への非常事態権譲渡案が満場一致で可決され、パルパティーン最高議長の権限は強力なものになった。
パルパティーンの正体が判明しメイス・ウィンドゥらジェダイ4名がこれを逮捕しに向かうが、これを撃退したパルパティーンは、この事件をジェダイの共和国への反乱行為だとして、「オーダー66」を発動し、ジェダイの討伐を命令した。同時に、銀河帝国の誕生を宣言し、自らが皇帝となった。
この直後、ヨーダが皇帝となったパルパティーンの暗殺を謀って元老院議会で死闘を演じる。
なお、皇帝専制に抵抗した元老院議員たちは、後に反乱同盟軍に結集する。元老院は皇帝の即位後も存続したが、帝国と反乱同盟軍との銀河内乱の過程で、銀河元老院はデス・スターの完成と共に永久に解散されることとなり、その歴史に幕を閉じる。
銀河帝国が反乱同盟軍によって打倒され、新共和国が設立すると元老院も再建される事となるが、最高議長の役職は廃止されており新共和国の国家元首がその役割を引き継いでいる。
主な議員
議員
- パドメ・アミダラ(ナブー選出)
- ジャー・ジャー・ビンクス(パドメ不在時の代理)
- ベイル・プレスター・オーガナ(オルデラン選出)
- レイア・オーガナ(オルデラン選出)
- モン・モスマ(チャンドリラ選出)
- ガーム・ベル・イブリス(コレリア選出)
議長
- パルパティーン(最高議長 32-19BBY)
- フィニーズ・ヴァローラム(最高議長 40-32BBY)
- マス・アメダ(副議長)